2005年03月28日(月) |
三度目の喧嘩と女の戦い。 |
こんばんは、ぼむでございます。
彼と付き合いだして10ヶ月、ようやく喧嘩ネタが出てきてこの日記もらしくなってきた今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
いえね、最近友達と喋る時でも、そういう不満とか揉めた話が無いから、延々彼のいい所の話ばっかりになってしまって…。 普段恋愛の話をする時は、例え二人の仲が良くてもちょっと彼への不満とか混ぜて話を「落とす」ようにしているんですが、今回の恋愛ではそれすら不可能で。(←っていうか前の恋愛が可能過ぎたのか)
不満があっても、言ったらすぐに直してくれたり、あと自分がその不満を許せるぐらいに惚れたりとかで(以前の不満「考えが甘い」とかでも、言ったら一応考えて、甘く考えないようにしてくれたり、「甘くないよ!!」と変に反発したりしないので凄く楽なのです)、どれも結構簡単に消えてしまっておりまして…。
しかし、ちょっと最近喧嘩(まがい)がいくつか。
これから更に増えるのか減るのかわかりませんが、まあ今の所はちゃんと収まっているのでいいかとあまり考えずにいます。
で、今回の喧嘩でございます。
そもそも、日曜に私たちは逢う約束をしておりました。
というのも、結婚式を挙げる教会を見に行く予定だったからです。
実家に帰っていて、新幹線でこちらに来てくれた彼に、私は会うのをとっても楽しみにしておりました。
が、しかし。
改札口で会った彼は、どことなく疲れていて、そしてちょっと苛々しているみたいなのです。
なんとなーくそういう風な雰囲気に気付いてはいましたが、まあ鈍感な私のことです。あまり深く考えず、彼と一緒に教会に行きました。
そこで話を聞くこと3時間。
ふっと隣を見ると、もう彼が息も絶え絶えな様子で疲れているのです。
「疲れた?」とか聞いたり、いろいろ言ったのですが、もう疲れている時の彼はほとんど無反応というか、疲れに呑まれている感じなので、あまり何も言ってくれず。
何度か聞くと、「疲れた」とぼそっと。「正直凄く長かった」と。
ごめん、私あっという間だった。
…と思いつつ(あのブライダルグッズの数々!! オプションイベントの数々!! さすがぼったくり教会なだけあって、値段も凄いですがね…)、そうなんだ、という私。
だけど、疲れにもいろいろあるじゃないですか。ちょっと休めば大丈夫とか、今日はもう帰って休みたいとか。 でも彼はそういうこと、全然言わないのです。
正直、疲れている時の彼は、こっちのことお構いなしというか、せめて「疲れてるからあんまり喋れない、相手できないよ、ごめん」とか言ってくれればいいのに、ホント無言で疲れているんですよ。で、反応が凄く薄くなるのです。でも、こっちは疲れていてそうなっているとか気付かない訳で、「何!?」ってびっくりして、結構反応の無い態度に苛々するのですよ。
そりゃ、引越しとかで疲れてるのは分かるよ。
けど、せめて「疲れてるからあんまり相手出来なくてごめん」と、一言あってもいいんじゃない。いきなり反応が鈍くなって、全然人の話を聞いてくれない態度取られても困るよ。
何言っても反応なくて、それじゃ一緒にいても虚しいよ。これからどうするっていうのも私が決められないから何か言って欲しいのに、何も言われないんじゃ本当嫌だよ。
そうやって、私は主張したのですが、彼は全然聞いてくれなくて。
いろんな予定が詰まって、書類とかもいっぱい出さなきゃいけない、というのはちょっと聞いていたのですが、それがどれだけ大変か、とか、それによってどれだけ彼が疲れているかはやっぱり私には伝わらなくて。
前日は普通に電話で話していて、そんなに大変だなんて聞いてなかったから、いきなり「そんなこと言われても今大変なんだよ」みたいなことを言われても「そんなこといきなり言われても、こっちだってそれ聞いてないし」という気分で、話は進みませんでした。
そうして帰りの車の中で。
やっぱり、同じ主張を私がしていたら。(せめてどのくらい疲れているか言って欲しい、等)
「ごめん」
と彼がふいに言って、なんと泣いているようなのです。
私はびっくりしましたが、けれどそれまでの彼の態度は結構頑なだったので、「ごめん」と一言だけ言われても何がごめんなのかそれを言わなきゃ分からない、と思い、その言葉の後を待ったのですが。
何も彼は言わなくて、だから私はやっぱり怒りが収まらなくて、言ってよ、と彼を責めていたのです。
するとついに、彼が
「何で疲れてるのにそんなに責められなきゃいけないんだよ。何だよそれ」
と怒ったのです(涙)
私は本当に怖かったのですが、でも今回は私、悪くない。と思い、意を決して
「だってあたしは、逢うのすごく楽しみにしてたのに、何言っても反応薄くて、上の空で、それであたしがすごく寂しい思いをしたのに、貴方はそれでいいの」
と泣いた所。(←やっぱり下手)
「良くないよ(怒)そういうんじゃないってもう…」
と彼はやっぱり怒っていたのですが、それでも彼を見ていると。突然、
「ごめん、後で悪かったところはちゃんと謝るから、ちょっとそっとしておいてくれるかな…」
と、涙を流しながら彼が言うのです。
びっくりして、とりあえず黙って家まで帰り、それから彼に促すと。
「ごめんな…」
と、抱きしめて謝ってくれました。
「本当は俺が悪いって分かってたのに、疲れてて、苛々しててあんな態度やった。謝ろうって思ってたのに、一度ああするとタイミングがはかれんで…。いっぱい嫌な思いしただろ。ごめんな…」
そう言って、私をぎゅーっと抱きしめて泣いてくれたから、最初は怒って頑なだった私も、彼が自分の非を認めきちんと謝罪してくれたことで、辛かったことも思い出しながらも「いいよ、いいよ」と言えました。
泣くのは何年かぶりだという彼。
人に辛い思いをさせることを、本当に辛く思う人なんだな、と思いました。
私が一生懸命、押し付けないように気をつけながら自分の気持ちを伝えていたから、それをはねつけるような態度をとってしまったことをとても悔やんでいるというのが伝わってきました。
そんな彼の気持ちを受けて私も泣きながら、この人しかいない、この人と一緒にいようと強く思いました。
大体そもそもの原因は、教会に行きたいと言った私の我儘なのですがね…。
私が行きたいって言ったから、彼は無理してスケジュールを調整して、新生活の準備で忙しい中わざわざこっちまで来てくれたのに。
私と会うのを楽しみにしていて、だからあまり疲れたとか言いたくなかったという彼を、私の方も大事にしようと思った喧嘩(?)でした。
そして喧嘩は喧嘩でも、次回は女同士の喧嘩でございます。
っていうかバトルです。がっつんがっつんバトってきましたよ。
女のバトルって本当怖いですよね…。(←お前が言うな)
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