金曜午後5時。例え途中でも仕事を片付け始める。
午後5時15分。新人のくせに「お先に失礼します」と職場を後にする。
午後6時20分。車に乗り込み、彼に「今から行くね」とメールする。
午後7時30分。大量の荷物を抱え、彼の家のドアをノックする。
午後7時31分。彼がドアを開けてくれる。その瞬間、「好みじゃない」と思う何故だかほっとする。
顔を見るとほっとして、そばにいると安心する。
そういう存在。
時々、思いも寄らない所でこっちをドキドキさせてくれて、普段はお日様みたいな暖かさをくれて、そのくせ自分の意志ははっきりしている。
面白い人だなあ、と思う。
兎にも角にも、今まで、顔を見てほっとする人なんていなかった。
そばにいると落ち着く。安心する。そんなのも初めて。
気付いてないかも知れないけれど、相当、私は彼に惚れている。
隠せなくて困るぐらいに、惚れている。(←本当に困るんです…)
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