矛盾スルニモ程ガアル
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2003年08月30日(土) 傷は、癒えないこともない。(かも知れない)

一時期は「絶対に良くはならないだろう。決して消えないだろう」と思っていた私の、深い深い傷。


割と(一時期より比べて)、よくなってきました。



この一年、ぶつかりあったり逃げられたり、傷つけたり傷つけられたりいろいろしてきましたが。

彼の(一時期より比べて)、誠意ある態度が少しずつ。

私を楽にしていっている気がします。


まあ、前がよっぽど酷かったって話もあるのですがそれはさておき。



フラバも随分減りました。


これも皆様のおかげです。
いろんなアドバイス、叱咤激励に支えられてここまでやってこれました。

本当にありがとうございます。




何が変わったかって、とりあえず私は彼を責める言葉は控えるようにしている…つもりなのですが、それ以上に。

彼が、それでも私が耐え切れず「彼女とはこうこうだったんでしょ?」と聞いてしまっても。
「覚えてない」
と言ってくれる事です。

もしかしたら、それは嘘なのかも知れません。
けれども、そう言ってくれた方が確かに私は楽なのです。





話は少しそれますが、知らない方がいい、ということが、世の中には絶対にあります。

ただ、「知らない方がいいこと」というのは人それぞれかも知れず、私は未だに「浮気したら言って欲しい」という気持ちは変わっていないのですが(時々くじけそうになりますが)、こういう彼の嘘は、ありがたく頂戴したいと考えています。

このような思いやりのある嘘(かも知れないもの)を感じる度に、真実だけが本当ではない、と思うようになりました。



ですので。

ぶっちゃけ彼が浮気をした場合に「自分に言って欲しい」とは思うのですが、多分自分がしても言わないだろうと。←おい。

彼にこんな地獄を、味あわせたくはありません。
彼が望むのなら別ですが…いえ、望んでも、私はきっと言うかどうか迷うだろうと思います。


だって本当に辛いもん。←もんじゃねえ。



私の立場から言うのもなんですが、浮気して後悔してる人は、それでいいんじゃないかなって、思います。

後悔しているなら、これから絶対二度と裏切らなければいい。

後悔しないより絶対いい。浮気して苦しまないより苦しむ人の方が、私は好きです。←お前の好みは聞いていない。


何故なら後悔している人もまた、一生の傷をおっているのですから。








…ということを、どうして彼には言えないんでしょう…。




多分、一度裏切られてしまうと「二度としない」という言葉が信じられないから、だとは思うのですが。


それでも信じようとする私と、信じさせてくれようとする彼。


こうやっていつか、新たな信頼関係を築けたらなあ、と思います。







傷は消えません。完全に癒えることもないでしょう。


でもきっと、楽にはなれます。

また彼を、全てじゃなくても信じることが出来るような気が、今はします。



浮気されて一年目の、まだまだ経過段階の結論でした。


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ぼむ [MAIL]