白月亭通信別記
老い先短い残照の日々、
おりふしの所懐を、
とりとめもなく書き留めて…

2008年01月16日(水) 説明責任

 テロ特措法の採決に際して小沢民主党代表が欠席したというニュースには驚いた。小沢氏はかねてからよく国会をサボると聞いていたが問題法案の採決に反対党の党首が欠席するという行動が議員として許されるはずもない
 国会議員の本務は議会に出席して討論議論を尽くして提出された法案にたいして態度を示すいうことがその基本的な責務であるはずなのにこの義務を放棄した行為を氏はどう説明するのか。ことの重大さに民主党は鳩山幹事長が陳謝のメッセージをとりあえずだしたがまず小沢氏本人の釈明をぜひ聞きたいところだ。このところ小沢氏の常軌を逸したように見える行動にはあきれることが多い。昨年11月の突然の辞任騒ぎ、12月の大連立構想など理解に苦しむことばかり。しかも氏はこれらのことにたいして説明責任を放棄して不機嫌さをむき出しにして語ろうとしない。その結果、政局や国家の経営を一存で動かそうとている独裁的な傾向が露骨に示されているように思われてならない。
 民主党が自民党にかわって政権を握ろうとしているいま党首にこのような独裁的傾向が見られるのは困ったことだ。


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