梨木さん作品、非常に好きだった『西の魔女が死んだ』以来 2作目。ええ、ずっと積んでたんですのよ。 「おきらくにっき」の方で、半身浴と共に持ち込んだ文庫本が これだったのだが……
読んでみて…これは、難しい。どう表現すればいいのだ? 難しい、読んでいて疲労困憊したと思うのはワタシだけなのか? ちなみに感想を書いているサイトを回ってみたが、どこも 評価が高い。 しかし、これはファンタジーという言葉を借りながらも 人の心の奥深くのしくみについていろんな問題を投げて、 投げて、投げまくっているのではないのか、とふと思った。 主人公のテルミィは中学生だが、彼女の裏庭での冒険の ひとつひとつのエピソードにたぶん、ワタシは意味を求めて それをわかろうとしながら読んでいたのだ。 だから、本当に疲れ、なんだか知らない間に終わっていた。 ああ、もったいない。 もっと理解できたら、深い深い話なのだということだけは わかるのだ。 それとも……ワタシがこんなに疲れてしまうのは、 世間一般的にいう温室育ちのせいなのかもしれない?
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2004年02月23日(月) |
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