秋の気配な図書館にいく。

別にタイトルに深い意味ナシ。
3連休だったので、やっぱし人が多いかな。
本屋で見かけて、買おうか迷った本が図書館にあるのをふぃっと
見つけたときには、ニヤニヤ笑いを押さえるのに苦労する。
・・・たまに読み終わってそれがとても好きになったりすると
「ああ、やっぱり図書館で借りずに買えばよかったなあ」
なんて思ったりする勝手なやつ。
もちろんその逆もあり。「ああー図書館にあるやんか!きぃぃっ」
・・・ほんまに勝手なやつ。

1冊前回延長している本をうっかり返し忘れて優しく突っ込まれた。
ごめんなさい〜〜ああー、ドキドキして別の本のこと聞くのを忘れた。
小心者はつらい。

というわけで、今回借りた本は以下の通り。
(前回からの延長本別にあり)
「ねこはしる」←お友達おすすめのくどうなおこさん
「劫尽童女」←恩田月間
「恐竜大図鑑」←重い・・・・・
「あらしのよるに」「あるはれたひに」←やっとみつけた
「カメに100%喜んでもらう飼い方遊ばせ方」←ははははは・・・
2002年09月23日(月)
★若竹七海。 『依頼人は死んだ』

引き続き若竹強化月間と息巻いていたわりには、なかなか
読書がすすまない。
読書がどんどん出来るときは、心身ともに調子がいいとき
なんだなー、と実感できるのはこういうときである。

「依頼人は死んだ」は連作短編集で、主人公は探偵葉村晶。
アンソロジーでも何度かお目にかかっているが、なかなか
特異なキャラだと思う。
女性なのに女性っぽくなくて、どちらかといえば男性の探偵もの
の雰囲気に近い・・・地味だけどハードな。
かっこよくはないんだけど。

最後の章を見る限りは、まだこれからどんどん続くのだろうか。
何度も「うっ・・・・」とやられてしまっただけに、ぜひ
続きを読んでみたいが、この最後の章だけがちょっと性に
あわないかな、という気がした。晶さんごめん。
2002年09月22日(日)
★アンソロジー。 『七人の安倍晴明』

「王都妖奇譚」(コミック)から安倍晴明に入ったので、
イメージがかなり出来あがってしまっているのがマズイ。
やはり、いろいろな晴明像を知らなければっ・・・・と
借りたのがこの本。
あー、なかなか殊勝な心がけではないか。
夢枕獏さんが編んでいて、夢枕さん以外の人は
高橋克彦、田辺聖子、荒俣宏、岡野玲子、加門七海、
小松和彦、内藤正敏の各氏。(最後の二人は対談)
これで、初めて岡野玲子さんのコミック「陰陽師」を
読んだ。
・・・ちょっち絵も話も怖いかも;^^)
でも先日ダ・ヴィンチで「泣かせる本」特集に
「陰陽師」が出ていた。買いか?
他にも加門七海さんの分は、物語の一部をぽんと
抜き出した形で、これは気になるでしょ・・・。

うーん。
2002年09月20日(金)
★今邑彩。 『双頭の蛇』

うーむ・・・文庫だからわからなかった。
実はこれ、前に「蛇シリーズ」?2作品があるのだった。
一応裏のストーリー要約を見て借りたんだけど・・・・
そーゆーのは書いておいてくれるとありがたい。
しかも、『双頭の蛇』自体も、まだ途中で終わっており、
続編がまだあるように思わせる。
登場人物たちがそれぞれハラに一物を持って、その思いが
渦を巻きかけた・・・というまさにそこで「続く」なんである。
だから消化不良である。続きは??一体今まで何があった??

古い土地にからむホラーモノは、それでもやっぱり恐ろしい。
まだまだそんなところがたくさんあるに違いない・・・・
劇画で見てみたいかも。
2002年09月19日(木)
★アンソロジー。 『絆』

最近アンソロジーついているかも。
若い頃読まなかったその反動かのように・・・・
今回の作者は、小池真理子、小林泰三、篠田節子、鈴木光司、
瀬名秀明、坂東眞砂子の各氏。
どっちかといえばホラー系。スプラッタや幽霊とかではなく
日常に潜む狂気、日常と非日常のはざ間のような。
・・・個人的には血や霊は苦手なので、そういうのは読まない。
ホラーであるから登場人物に感情移入をすることはまずなく、
出来のいい映画を見ている感じだが、小説は目に見えない分
その展開は恐ろしいかも。
その中でちょっと異色なSFっぽい篠田節子さんの「子羊」。
きっといつかこんなところにまで人は行きつくのかもしれない。
唯一初めて読んだ作家、小林泰三さんの「兆」はちと
怖かった・・・・クラクラきた。
坂東眞砂子さんの「白い過去」は、ちょっとそのシチュエーションが
つらすぎた。
瀬名さんのはちとヒトゲノムが難解で・・・←根性なし
やっぱり理系は苦手なのだ・・・・
2002年09月17日(火)
★乃南アサ。 『涙』

少し時代をさかのぼるから、時代小説なのかな。
東京オリンピックに始まって、高度経済成長とそれを彩る
様々な時代背景はとてもリアルだった。
ただ次々と移り変わる時代と、その中で翻弄される主人公萄子の
あてもなく先の見えない日々があまりにも早くつらく、
ちょっと読み急ぎに走ったかも。
結末のシチュエーションはやはり二人が会えること、というのが
読めるにしても、悲劇は悲劇を呼び、救いようもない。
最後にタイトル通り、ちょっとだけ目がうるんだ。
うーん、ここまで徹底的にひっぱる人探しは初めて。

宮古島。美しいのだろうな・・・・
行って見たい。この目でその海を見たい。
2002年09月16日(月)
◇コミック。 『王都妖奇譚』岩崎陽子

うっかり以前感想を書いてしまったが、この文庫第7巻
(コミックでは12巻)が本当の完結編。
今日この日を待ちにまって、うっかり発売日前日に本屋に行って
しまったぐらいだ。←地方は1日遅い
といっても、前巻で影連との戦いは決着をみていたので、
この最終巻はどちらかというと番外編の短編集の色合い。
(本編も少しあるのだけど)
だが、脇役たちのストーリーつまり番外編はとっても好きだし
ぜひ読みたかったので、うれしかった。

欲を言えば、いつのまにか・・・・の晴明のラブストーリーが
もそっと読みたかったな。
それに、本当はもっともっと1話完結の話続くような気がした
けど・・・・

あと気になるのが、文庫と普通のコミックとの差。
別に差はないよねえ?;^^)
2002年09月13日(金)
By ちゃいむ

My追加

*back *next *Menu *First *New!! *Mail *Home* 

Edit by オレンジミルク。