本屋だ、るるる〜♪長文注意。

「おきらくにっき」にあるとおり、おこちゃま用の「読書感想文
用の課題図書」を購入するという名目で、本屋に行った。
(名目で、というところがミソだ)
おこちゃまはほったらかしで、自分の本を捜索。
本をいっぱい持って歩くのは重いので(買い物カゴに抵抗あり)、
最初にひととおりぐるりと回って、
「あれとあれとあれとあれ」
目星をつけておいて、最後に到着するコミックのコーナーから
今度は逆に目星本を手に取りながら戻ってくる。
最近はすぐに目星本がなんだったか、とかどこだったか、とか
すっかり忘れてしまうという現象が起き、頭が痛いところではある。
そろそろ買い物カゴか・・・・。

本屋を入ったところにある「新刊図書のコーナー」に、かねてから
欲しかった東野圭吾「トキオ」があるのをチェックしていた。
が、新刊コーナーは逆にたどると一番最後になる。
あとは、「トキオ」だけだ・・・・と立ち寄ると、
ない!どこにもないではないか!
本が置いてあったところには、別の本が平積みされている。
1冊だけ置いておくなんて・・・詐欺ちゃうんか←言ってる事がヘン
誰かがお金が足りなくてあきらめてそこに置いたのか?
それとも強烈なファンか親戚がそこに目立つように置いたのか・・・
まさかこんな有名な著者の本をそんなんするわけないし。
ああーそれにしても、アンビリーバブル!
「トキオ」が欲しくて来たのに・・・・うっうっうっ。
(といいつつ、他にもコミックとか新書を持っている)
その後、作者別棚や別の平積みコーナーを探すが、どうしても
見つからない。早くも売りきれか?
いや、出たばかりではない。そんなはずはないのだ。
レジのお姉さんに聞いてみる。
ワタシ「あのう・・・「トキオ」という本を探しているんですけど」
店員「ときお?(首をかしげる)」
ワタシ「(し、しらんのかっ)わりと最近出た本なんですが」
店員「(ますます首をかしげる)時って時空の時ですか?」
ワタシ「・・・・カタカナです」
店員「書籍、ですよね?」
ワタシ「(それ以外に何があるというのか???)ハードカバーです」
お姉さん、別のお姉さんに聞く。「ときお、だそうです」
別のお姉さんも首をかしげる。あんたら新刊チェックしてへんのか〜
パソコンで調べてようやく発見した。さらに別の店員サンを呼ぶ。
「ヨッコヤ〜マさあ〜〜ん」
・・・・こんな広い店内で、聞こえんやろって。
しかし、ヨコヤマさんはえらい。お姉さんはヨコヤマさんから受け取った
本をワタシに見せて言った。
「これですよね」「ハイ」
こうして、やっと「トキオ」はワタシの元にやってきたのである。

今回は長文失礼をば。
というわけで、今回購入した本は以下の通り。少なめ。
『トキオ』←ふっふっふ、いつ読もうかな〜
『綺羅の柩』←久々建築探偵うれしい
『レディミッドナイト2』←完結してしまった
2002年08月22日(木)
★高野和明。 『13階段』

なかなかに重々しいテーマ、「死刑制度」。
死刑があるべきか、ないべきかは賛否両論様々な考え方があると
思うが、その極めて間近にいる職業「刑務官」の立場を垣間見るのは
初めてだった。驚いたけれどそうなるのだろうなと納得した彼らの
思いはあまりにも苦しい。
そして、犯罪には必ず存在する「被害者と加害者」。
世間の中で、事件は犯人が逮捕されたところで終わっているが
当事者にとってはその後の方がずっとずっと長いのだ・・・。
そして、どんな人間にも、本人が気づかないところに殺意のスイッチが
ある、そんな表現には心底ぞーっとした。きっと衝動殺人は
みな、そういうことなのだろうから。

なかなか読み応えがあって、最後まで一気に読めた。
見事にぎょっとさせられたところもあったし。
最後がちょっと気分的にはあまり受け入れられなかったけども、
それは読者のわがままというやつか。
映画化されるという話を聞いたが、見てみたい気もする。



2002年08月21日(水)
★宮部みゆき。 『ドリームバスター』

ミステリ読みたちの間ではあまり芳しくない評を聞いたこともあり
ちょっと二の足を踏んでいた。
しかし、思い出せ。昔はSF好きだったぞ!(笑)
なんだかんだといいながら、最初の登場人物が自分と同年代(と思う)
の「ウレウレマダム」だったので(爆)、感情移入出来た。

全体的には、昔読んだSF「クラッシャージョウ」を思い出した。
そう、下町のクラッシャージョウに、宮崎アニメの乗り物が
出てくるという雰囲気。悪くない。
シチュエーションの説明がちょっと鼻についたが(2度もいらないと
思う)、人間の意識のほころび、弱み、記憶のあいまいさ、などは
なかなかうまいし、ゴーストバスターズほどコメディでないのは
それだけ夢の中味を真実味をもって捉えているからだろう。

それにしても、まったくの第1章という感じで終わってるよ・・・
(泣)
早く続き出ないの??
2002年08月20日(火)
★高田崇史。 『QED 百人一首の呪』

百人一首は、子どもの頃からなじみがある。
お正月の我が家の恒例行事だった。
子どもたちの誰かが出してきて、そのまま百人一首大会に突入。
だんだん取れるお気に入りの札が増えてくるのはうれしかったし、
それをほかの兄弟に取られるともめたりもした。
そのくせ、それがいったいどんな意味を持つかなんて、全然知らな
かったな。激しい恋の歌もたくさんあったのにね。
今は・・・・もうほとんど上の句ではとれないだろうな。

本題。
実は何度も寝そうになった・・・・ごめん。
その解答には「おおっ」と思ったが、そのための説明が長くて、
もしまったく百人一首に興味がなければ、まったく物足りないだろう。
単に百人一首の謎を突き詰めるというタイプの話の方がわかりやすかった
かもだが、謎解きはかなり長いのでどうかなー。
でも、久しぶりに触れた百人一首。懐かしかったな。
2002年08月19日(月)
おしらせちょびっと。

晴れの国から大和国へ帰省するため、しばらく更新が
できません。
でも、図書館本をごっそり持って帰るつもり。
・・・こういうのに限って、読まずに持ちかえったりするのが
オチなんだけど。
というわけで、1週間後にまた。

2002年08月11日(日)
★有栖川有栖。 『幽霊刑事』

あちこちで「いいよ〜」と聞いた気がする。
そして、読み終わった今、それがわかる気がする。

本格なのね。
でも、どうしても恋の行方、幽霊の物語の方が気になって。
最初から幽霊って思うと、最後の結末が見えるような、でも
本当はもう少し報われたらいいのにとか、ごちゃごちゃ
思っているうちに、どんどん謎が解かれて行き、事態は
急転直下。ちょっとドラマっぽかったけれども。

物語を通して、コンビのコミカルなやりとりが
切なさを包み込んでくれたけど、やっぱり最後は・・・
じいん、と熱くなった。哀しい。2度までもこんな思いを
するのはワタシは嫌だ。
大切なひとに置いて行かれるのも、大切なひとを置いて行くのも嫌。

それにしても、すまちゃん、いい女すぎないか〜??

2002年08月08日(木)
図書館たりらりら〜ん。

暑い。
夏休みは図書館で勉強、なんてしていたのは、受験の時だっけ。
早くから並んで、整理券をもらって、自習室で勉強。
その頃は図書館で本を借りる、なんて感覚はまったくなかったな。
今思えばもったいない話だよ。
でも・・・・家は暑いし、はかどらないんだもんね。
だからといって、図書館ではかどるって訳でもなく、友達と
休憩と称してお茶するのが楽しみだったりした、おこちゃまだった夏。

今回の借りた本は以下の通り。
『幽霊刑事』←やっと探し当てた♪
『ドリームバスター』←おおっラッキー♪
『13階段』←たまには話題の本も
『スクランブル』『火天風神』←若竹強化月間続く
『どーなつ』←また借りてしまった・・・北野SF
『QED百人一首の呪』←ついに手をつけた
2002年08月07日(水)
By ちゃいむ

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