図書館の日。

ついにおじさんは下巻を返してくれたらしく、ようやく
今回上下巻そろった。
やっぱりいっぺんに読まなきゃね。

最近は図書館には新作がすぐ入るし(もちろんとても待たないと
いけないが)、オークションや古買いでも結構手に入る。
やっぱり読まれている割りに定価で本が売れないと、
作家さんの懐にも影響するだろうな・・・・
著作権の価値とかにも問題あるやろうし。
ああっでもお金ないんだよう・・・・・

今回はこんな感じ。
『天国への階段』←すでに感想もどきもどきをあげたが
『洗脳試験』←もう図書館にあるとは!
『ウェディング・ドレス』←メフィスト賞もたまには
『紫の悲劇』←霞田さん・・・・
『ダリの繭』←深い意味ないがトリックを見たい
『お見合い』←やっぱり怖いサイコホラー
『猫弾きのオルオラネ』←懐かしさのあまり思わず・・・・
『HPビルダー基本操作早分かり』←あっはっは。ビルダー初心者
『Dino Press』←図書館にあった!感動・・・・・
2002年02月18日(月)
★白川道。 『天国への階段』

一番最後にちょっと泣いてしまったよ。←すぐ泣く
まあドラマだから・・・・ミステリではなく、うーん・・・
ラブ・サスペンス・復讐もの?
これってあの「本パラ」仕掛けだったらしい。
本の折り返しにさりげなく書かれている著名人のメッセージには
ちょっと惑わされたかな。
これを書く前に他のサイトを回ってみたが、けっこう酷評も多い。
「生ぬるい」というのがその多数か。
しかし、ストーリーは血縁と人脈が複雑に絡み合っていて、
いったいこの人たちをどう結末づけるのか、最後まで気を抜けずに
楽しめたと思う。
それにしても・・・・
柏木さんは、にくめないひとなのになんであんなにクールなのかしら。
クールと思わせてすごくロマンチストだったり。
これは・・・・女性には受けない話かも。

関係ないけど、ヒロインの娘の名前が、自分のムスメの名に似ていて、
感情移入しまくり(汗)
あんな美しく澄んだ心をもった、聡明な女性になったらいいのに〜
(しかも「あんな美しい人はみたことがない」女性だし!)
あっでもそんな美人になったら、早くムシがつくかも。
やっぱり前言撤回(爆)
2002年02月17日(日)
★恩田陸。 『月の裏側』

もう本を返してしまい、ちょっと手元にないのだが・・・
びっくり。ミステリじゃなかった。
というのも、ワタシはまだ恩田さんの作品は2〜3作くらいしか
読んでいなくて、一番最近読んだのがミステリの短編だったので、
ついそのイメージで読み始めたのだ。←ありがち
特に図書館本はハードが多く、しかも帯がない。
内容はまったく、その題名から想像するしかないのである。
そしてこのタイトル「月の裏側」。
・・・・うまい。
ストーリーはSFといったら一番近いか。それともホラー?
読み進んでいて、思わず昔夢中になって読んだ、眉村卓を思い出した。
あんな雰囲気で、もう少し文学っぽく、湿度と色がある。
・・・・そして、怖い。
主人公の年齢が、設定よりかなり若く感じるのがちょっとおしいが
そう気にもならない。

むむむむ。「六番目の小夜子」でちょっとひいたのだが、もう少し
他のも読んでみようか。
2002年02月16日(土)
★泡坂妻夫。 『しあわせの書』

正式名称は『しあわせの書 迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術』。
泡坂作品は、あんまり数は読んでいないが、煙に巻くようなその
独特の雰囲気は結構好き。
「亜愛一郎シリーズ」とか。
それはさておき、この「しあわせの書」はけっこう売れているのでは?
あるテレビ番組で、これが登場したのだ。
詳細は述べないが、それでどうしても手にとってみたくなった。
あー・・・・
読後感は、「やっぱり見なければよかった」。
意味不明で申し訳ないが、ネタばれをふせぐため。
ストーリー中のトリックには、ちゃんとびっくらこいた;^^)。


2002年02月15日(金)
☆東野圭吾。 『サンタのおばさん』

絵本と聞いていたので、もっと文字が少ない子供向けのものかと
思ったら、そうでもなかった。つぼにはまった。
ちょっとオトナのための絵本、という感じかな。
杉田比呂美さんの絵も、とってもキュート。

とても説得力アリ(笑)。
子どもに読んであげても面白いかも。
だって、アフリカのサンタが緑のマントを着ているのはなぜか、
なんて面白い。
サンタを題材に、女性についてだけでなくさりげない「色々」に
ついて語ってくれるのは、なかなか痛快。
そして、物語のラストがなんだか素敵。

うーん、恐るべし東野圭吾。
2002年02月14日(木)
★岡嶋二人。 『チョコレートゲーム』

少し前に『おかしな二人』を読んだところだったので、ちょっとは
印象が変わるかと思ったら、結構楽しめた。
(というかもうどっちも忘れている)
奥付を見ると、昭和60年とあるが、今でも全然遜色ない。
まあ今の時代、おこちゃま方もケータイを携帯するようになって
きているので、「長電話」とかは時代にそぐわないのかもしれないが。
しかし、ストーリーは読ませる。
入り組んでもつれた糸は、きっちり最後に解かれていく。

登場人物たちは中学生だが、いつか自分の子どももその年になる。
昔読んだときにはきっと感じなかったであろう、主人公がたどる
親としての心境が、この本の読後感をたぶん以前と違ったものにしている。
2002年02月13日(水)
★鯨統一郎。 『金閣寺に密室』

正式名称は、『とんち探偵一休さん 金閣寺に密室』である。
書店で見かけても食指が動かなかったのは、このベタなタイトル
のせい・・・・というのはあくまでも個人的な見解である。
悪いとか面白そうじゃないとかではない。
ただワタシが恥ずかしいのである・・・・とんち探偵一休さん、というのが。

鯨統一郎さんといえば、『邪馬台国はどこですか?』では
楽しませてもらった。
この作品でも、一休さんの有名なエピソードが随所に出てきて、
しかもそれが鯨流解釈でこれでもかと後半押してくるのには驚き。
「邪馬台国〜」の方が短編だけに切れ味はあるけれども。
しかし一休さん、といえばやっぱり自分的にはアニメのイメージが
強いので、そういうのがない人、あるいは歴史に明るい人はもっと
楽しめたかも。
室町幕府という時代、将軍の名前くらいしか知らない・・・

ところで、新右衛門さんて、本当にいたのね。←無知
で、桔梗屋さんは??←厚顔
2002年02月12日(火)
By ちゃいむ

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