読書すすまず。

あんまり年末に入る前に、とばしすぎたかしらん?
年末年始は移動日なので、読書は出来ない。
また、連休だったりすると、出来ない。
なーんて言い訳をしておりますが。
ただいまの読書中は、乃南アサさん『引金の履歴』
もうすぐ終わりそう・・・・・
でもやっぱり家事しながらの読書はあかんわ。
入り込めないから、たぶん正当な読後感?が得られないと思う。
でも、時間は惜しいしなあ・・・・
主婦としては難しいところですわ。
・・・って。夜もう少しパソコン減らしたら?←墓穴
2002年01月14日(月)
★近藤史恵。 『ガーデン』

時々、近藤さんのHPをのぞいて見ることがあるのだけれど、
『ガーデン』は「これが近藤」とあったように思う。
うん、なんだかわかるような気がする。
イメージ的には何となく、『凍える島』のように
もやもやしたけだるい空気の中で、エキセントリックな登場人物が
動き回るところが似ているか。
よその書評サイトをのぞくと「退廃的」とある。そうかもしれない。
いなさそうでいるかもしれない、ダイヤの原石のような女の子たち。
そしてたぶん、ワタシと対極にいる人間。
以前のワタシなら、きっと拒否反応があったかもだ。

先に『ねむりねずみ』を読んでしまったので、今泉&山本コンビの
イメージがちょっと違った。
しかし、こっちが先なのだ・・・。
やはり、謎解きに終始しない、近藤作品らしさを持っていると思う。

近藤さんの作品には、本当にきらきらする言葉、はっとする言葉が多い。
「げんきのもと」にも何度も引用させてもらっている。
近藤強化月間は続く(笑)。
2002年01月10日(木)
★島田荘司。 『出雲伝説7/8の殺人』

吉敷刑事もの。
最初怖くて、かなり飛ばした(笑)。
だって、スプラッタ苦手なんだもの。すごくリアルだった。
あー、でもこんなこと言ってたら、ミステリなんて読めないのだけど。
だが出雲の伝説の部分はかなり興味を持って読んだ。

うーむ・・・・・時刻表はやっぱり苦手だ。
だが単に二時間ドラマでやるトラベルミステリーとはひと味もふた味も
違っていた。
もちろんもうこれをテレビ化は出来ないだろうけれど。
なにせ、もう岡山から鳥取に吉敷さんが乗ってきた、「急行砂丘」は
廃止されてしまったのだから。
はい、地元です;^^)
2002年01月09日(水)
★今邑彩。 『つきまとわれて』

面白いな、と思ったのは、その連作短編集の形。
その話の中の主人公でない登場人物が、次の話の主人公になる、と
いう形が繰り返し続いていくのだ。
ほとんどの連作短編は、一人の主人公を中心として書かれることが
多いが、そうではないところが妙にリアルだ。
脇役もそれぞれの人生を生きていて、様々な人生の局面を迎えて
いるに違いないから。

この人は本当に短編がうまいと思う。
しかも最後にさくっとやられる;;^^)
そうじゃないかなーと思うその上を行かれることも多い。
好きなのは『六月の花嫁』『逢ふを待つ間に』。
後者は電子ペットを話題にしていたが、ウチにもポスペがいるから
ヒトゴトではないかも・・・・



2002年01月08日(火)
まずは、新春図書館から。

タイトルなんのこっちゃ(笑)
つまり、冬休み前にどっぷり借りた本を返して、代わりのを借りた
それだけなんだが・・・これだけの長い休みなのに、なんと
「延長本」あり(爆)
こ、今度こそ・・・・・←かなりむなしい

というわけで、今年初めての図書館本は以下の通り。

「つきまとわれて」←去年に引き続き今邑彩強化月間?
「ガーデン」←そして近藤史恵強化月間も?
「引金の履歴」←さらに乃南アサ強化月間も?
「出雲伝説7/8の殺人」←順番がようわからんぞ
「コミック将棋入門」←・・・・ムスコに負けてくやしい
「ああ言えばこう行く」←話題の本のトコにあった
あと、延長本が三冊アリ。「ドラゴンの眼・上下」
「イグアナくんのおじゃまな毎日」

2002年01月07日(月)
あけましておめでとうございます。

正月休み、ゆっくり読書した人も多かろう。
我が家は実家巡りの旅、本を読むヒマは皆無。
かといって働きづめというわけではなく、食ってばかりだったので
誉められたものでもないのだが。

昨日、大量に借りた本を返しに、子どもと一緒に図書館へ。
新年の休みあけで、図書館は大混雑。
返却カウンターには、係の人の顔が見えないほど本が積まれて、
まるで城壁のようだ。
ああー、ここであの本を元に戻すアルバイト、時給いくらくらいだろう?
図書館で本に囲まれたアルバイト、なんて素敵な!
そうぶつぶつつぶやいていたら、ダンナが
「本を読めるわけじゃないじゃん」
ほっほっほ!そういう問題ではないのだよ、明智君。←古すぎ
本を整然と並べる作業もまた、本好きにはたまらなくいいのである。
むっとしたダンナが
「・・・・じゃあウチの本もちゃんと整理して並べてよ」
うっ・・・・・墓穴を掘った。
2002年01月06日(日)
★今邑彩。 『盗まれて』

短編集の二作目ということだ。
今回は、モチーフがすべて、手紙や電話などの通信手段になっていて
なかなか面白い。
どれも趣向が凝らされていて、最後にどんで〜んとやられる。
けっこう得した気分に。
表題作は、そのタイトルに深い意味があった。

時代とともに、手紙はどんどん少なくなり、電話はケータイで
どこでもかけられ、そしてたわいもないやりとりはメールで
やりとりされる時代になった。
著者のあとがきにもちょっと触れてあったが、通信手段の変化と
ともに、ミステリのトリックや小道具も変わってきている。
そういう意味では、ちょっとしたレトロ気分を味わえた。

ふむ。手紙も悪くないな。
でも、パソコンばかりして、漢字忘れてるよ・・・・
2001年12月28日(金)
By ちゃいむ

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Edit by オレンジミルク。