時々、近藤さんのHPをのぞいて見ることがあるのだけれど、 『ガーデン』は「これが近藤」とあったように思う。 うん、なんだかわかるような気がする。 イメージ的には何となく、『凍える島』のように もやもやしたけだるい空気の中で、エキセントリックな登場人物が 動き回るところが似ているか。 よその書評サイトをのぞくと「退廃的」とある。そうかもしれない。 いなさそうでいるかもしれない、ダイヤの原石のような女の子たち。 そしてたぶん、ワタシと対極にいる人間。 以前のワタシなら、きっと拒否反応があったかもだ。
先に『ねむりねずみ』を読んでしまったので、今泉&山本コンビの イメージがちょっと違った。 しかし、こっちが先なのだ・・・。 やはり、謎解きに終始しない、近藤作品らしさを持っていると思う。
近藤さんの作品には、本当にきらきらする言葉、はっとする言葉が多い。 「げんきのもと」にも何度も引用させてもらっている。 近藤強化月間は続く(笑)。
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2002年01月10日(木) |
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