2004年08月03日(火)
行田市の忍城址(おしじょうし)を訪問した。尤も 当初の目的は古代・蓮の里であった。最盛期は過ぎて いたものの、蓮の花は流石に綺麗。カメラマンが三脚 片手に大勢来ていた。ほほう、、デジカメ一眼ですか と老夫婦に声をかけられた。その方はニコンの銀鉛を 使用していた。そうなんですよ、もうフイルムカメラ は止めたものですからと 仲の良い、品の良さそうな老夫婦と暫く談笑をした。 根っから仲の良さそうな夫婦で、双方がニコンの銀鉛 を持っている。趣味が同じと言うのは微笑ましい。 いい夫婦だなと正直思った。 それから、地図を見て忍城址に出かけた。言わばこの 城址はフロック的な訪問とも言える。都市景観の賞を 受けているだけあって概観は兎も角いい。 だが、、、作られた感が否めないのは残念であった。 古城なら古城らしくあって欲しいものの、市としては 寂れるままには放置できないのだろう。歴史の、ある 時点で解体され、その後、復興される城は多いが、この 城は古城には見えない。作られた建築物の悲哀があち こちに感じられる。 一人城址に立って、もう二度と訪問することはないだ ろう、、そう思えた城址であった。
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