4年に1度の2月29日。
墓参りと確定申告という、なんとも地味な過ごし方。
墓参りの方はね、春を感じさせる空で気持ちが良かったです。 紅梅も咲いていたし、桜のつぼみも膨らんでいたし。
稲葉は、墓地がけっこう好きなのです。
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問題は確定申告です。 何度かやっているけれど、何回やっても難しいです。
しかも今年は係員の勧めもあって、パソコンを使っての申告です。
同時スタートのはずなのに隣の人と画面が違うんですけれど。 どっちかは確実に間違ってますよね。 たいへん。
広い特設プレハブの中、アッチでもコッチでも職員にヘルプを求める手が上がっています。 一歩引いて見てみれば、モグラ叩きのようで面白い光景です。 でも、稲葉もヘルプを要する当事者なんですね。
面白がってる場合じゃない。 一時の恥とばかりにモグラにならねば。
一生懸命駆け回る職員をなんとかキャッチして質問。 ↓ 「あーなるほど、ありがとーございました」 職員リリース。 ↓ で、次の画面へ進む。 「ん? なんじゃこりゃ?」 ↓ 一生懸命駆け回る職員をなんとかキャッチして質問。 ↓ 「あーなるほど、ありがとーございました」 職員リリース。 ↓ で、次の画面へ進む。 「ん? なんじゃ……
こんなループ。
税務署にお願い。 もう少し分かりやすくするか、担当職員をあのプレハブの中に500人用意して。
なに? 経費(つまりは税金)がかかる?
うーん。
確定申告も4年に1度なら良いのにねえ。
コンビニでもレストランでも。 レジでお金のやり取りをする所ならどこでも。
カウンターに「不要レシート入れ」が常設されるようになりました。 10年前、いやいや、5年前はほとんど無かったですよね?
稲葉もレシートをそこに捨てているわけですが。
たまーに、やけに丁寧な接客してくれる店員さんがいますね。 マニュアル通り、必要以上にマニュアル通りな接客。
言葉遣いとかお辞儀の角度とか。 そして、レシートの渡し方。
小っちゃい紙切れをですね、仰々しく手渡してくれるわけですよ。 たった105円のレシートをですね、100万円の小切手かのように両手で差し出してくれるわけですよ。
そんなことされた日にゃ。
その店員さんの見ている前でレシート捨てられません。
不要このうえない紙くずでしかないんですが、財布の中、或いは左のポッケにねじ込むことになります。
1週間くらいして。 たまったレシートをほじくり出してポイポイ。
マニュアルも大切だとは思いますが、レシートは捨てやすく渡してほしいものです。
給与明細を開く瞬間ってのは、ちょっと嬉しいものですね。 先月の頑張りが数字として記されて、それに対して一喜一憂。
今回も青い紙をいただきました。 どんなんかなあー。 わくわく。 びりびり。
あー。
評価してもらえませんでした。 先月の頑張りは数字になりませんでした。
稲葉は1月をまるまる布団で過ごしました。
そりゃーお金は入ってこないですわ。
ゼロ明細です。
いや正確にはゼロじゃないのですね。
引くもんは引かれていますから、むしろマイナスでした。
給与明細はいただきました。 しかしなにも給与されていません。
こりゃあ2月はシャカリキにならないと大変そうです。 病はほぼ完治したものの、数字で見ると辛さが思い起こされます。
がんばるぞ。 とマイナスの明細を見て拳をグッ。
バレンタインの日付なのにこんな話題。
長いこと、ほんとーに長いこと休んでしまいました。 なんとか仕事にも復帰してぼちぼちやっています。
いや、本当は身体がまだぜんぜん言うこときかないんですけれど。 体力が落ちきっていて、いつまた倒れるかという不安定な状態ですけれど。 でも2月になってまだ「大・寝正月」なんてタイトルで日記書きたくないし。
というわけで、床上げを宣言します。
多くの方との約束やお誘いを断ってしまいました。 心苦しく思っております。
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久しぶりの職場は楽しいですね。 もう自分の動きがド新人みたいで。 毎日せっせと働いている人には申し訳ないけれど、楽しいですね。
体力が抜けきっていて空っぽですから、後輩の女の子達に「しばらく稲葉の面倒を見ろ、見て」宣言。 本当にいろいろお世話してくれるあたり、嬉しいですね。
稲葉が動こうとすると「稲葉さんは休んでいてください → 休んでなさい」と言って椅子とお茶が出てきました。 遠慮なく座らせていただきました。
まだ慣れなくて大人しかった女の子が、久しぶりに見たらよく笑うようになっていました。
良いね、そういうのって、良いね。
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