馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2007年04月22日(日) オペラなアイツ

大学の後輩が出演するオペラのコンサートに行ってきました。
横浜市内のYMCA施設。

100人くらい収容のホール。
しかし稲葉の回りはおじいちゃん・おばあちゃんがほとんど。
イベント間違ってないか不安になりました。

「老後の資産運用のポイント」とか
「悪質な詐欺にだまされないために」とか
そのテのセミナーが始まりそうな雰囲気。
イベント間違ってないか不安になりました。

その不安が払拭されたのは出演者の中に後輩の姿を見つけたときでした。

彼のタキシード姿は見慣れなくて、どこか面白かったけれど
歌はまっすぐで力強くて、すぐにタキシードの違和感は消えていきました。

   ◆

テノール歌手として稲葉の前に立っている彼は、ちょっと前までロックバンドのヴォーカルをやっていました。
その頃から力強かったね。
歌うのが大好きなんだね。

さらに彼は劇団で役者をやっていたこともあります。
だからオペラ歌いながらお芝居もするんですけれど、彼はとても自然に動きながら歌ってました。

正統派ながらも器用なオペラ歌手になりそうな予感。
今後が楽しみな後輩の1人です。

   ◆

歌うのが大好きな彼は、女も大好き。
パンフレットの出演者同士の他己紹介を読んだら…
あ、そこでも女好きは変わらず発揮してるんですね。

なんか安心したのは何でだろう。



2007年04月21日(土) ミュージカルなカノジョ

声楽を学んでいるお友達の発表会に行ってきました。

ホールとかではなく、先生のおうちでやるんだって。
マンションの一室だから10人くらいの小さなリサイタル。
呼んでいただけて光栄でした。

ミュージカル大好きな彼女。
ソプラノの歌声がとてもよく伸びていきます。
大きなホールだったらどう聞こえたかな。

そんなのを、手を出せば触れてしまうようなところで歌ってくれました。
春の土曜日のお昼下がりに、なんて優雅で贅沢なひとときかしら。

   ◆

コンサートがハネて、稲葉は彼女と銀座へ出ました。
美味しい美味しい鮪茶漬けをいただいて、カラオケボックスへ流れます。

友達の結婚式で歌を披露するのでその練習がしたいんだって。
一青窈の『ハナミズキ』を歌うんだって。

で、歌うんだけど、やっぱり上手いね。

でも次に入れたのは大塚愛だったね。
あ、ベルバラも入れたね。

練習、もう飽きちゃったのかな?
まだ1回しか歌ってないね。
ま、上手いから良いか。

それにしても、さっきまでリサイタルでしっかり歌ってたんですよ。
で、今もカラオケで歌ってるんですよ。

その小っちゃな身体のどこにスタミナをしまっているんだろうね。

彼女には今後もぜひとも頑張ってもらいたい。
NHKの朝ドラのオーディションでは貫地谷しほりに負けちゃったけれど、それでも頑張ってもらいたい。

カラオケでは稲葉と彼女と交互に歌ったんですけれど、本当に上手い人の前で下手な歌を披露するのは、なんかきまりが悪いですね。



2007年04月16日(月) 肉まん・稲葉・肉まん

JR中央線に乗って座ったら、左隣の男性が中華まんを食べていました。
美味しそうだね、と思いながら稲葉は本を開きました。

それから少し遅れて乗ってきた女性が稲葉の右隣に着席しました。

そして彼女は持っていたカバンからおもむろに中華まんを取り出して食べ始めました。

つまり稲葉の両側で中華まんをモグモグやられたわけです。
いたたまれません。

なんですか、よく知りませんけれど、お茶の水はホームで中華まん売ってるんですか?
2人ともすぐに食べ終えてしまうわけですが、稲葉の鼻には匂いは強く残りました。

電車内で両側で中華まん喰われるとね、何か妙な恥ずかしさに襲われます。

しかし、ハンドバッグからホカホカの中華まんを取り出した女。
彼女はいったい何者なんでしょうね。
カバンの中身、ベタベタだったんじゃないかと思うんだけれど。

女のカバンの中は不思議でいっぱい。



2007年04月11日(水) まだまだ『あるある』

上野のアメ横をぶらぶら。
大勢の人で賑わってるね。

食品店なんだか薬品店なんだか雑貨店なんだか…結局、何屋さん?
といった風情のお店で。

ダイエット効果のあるというサプリだか薬だかを売ってました。

このダイエット商品を取り上げたテレビ番組を、店頭で繰り返し流していました。
うん、テレビの影響力ってすごいからね。

でもさ、スタジオで喋ってるのが堺正章志村けんなんだよ。
良いの?

マチャアキたちはまったく悪くないんだけれども、なんだか説得力が全然無い。

商品の魅力を訴えたいなら、まずこのテレビを撤去することから始めるべきだと思いました。
いや、捏造の無かった回だったとしてもさ。

でも、商品の魅力は二の次で、「とにかく道を行く人の目を引きたい」という点で言うならとても成功してますね。
ダイエット商品なんて絶対必要ない稲葉も足を止めてしまったわけですから。

思わぬところで、発掘! してしまいました。

やはりアメ横は奥が深いなあ。



2007年04月02日(月) 満開の下

桜が咲きました。
満開です。

稲葉にとっちゃ例年のことなんですが、桜の時期は上野公園の売店のお手伝いをしています。
押し寄せる花見客にビールやら何やらを売りつけまくるわけです。

   ◆

外国人と酔っ払いが多い。
だからコミュニケーションが取れません。

敬語なんか使わないでタメグチ接客です。
その方が意思の疎通ができるんですよ。

外国人でも欧米系の人たちだと助かるんです。
彼らはなるべく簡単な英単語を使ってくれる。
「クダサイ」とか「フタツ」とか知ってる範囲の日本語も使う努力を惜しまない。
だからこっちも知ってる英語を使ってみたくなります。

それに比べて中国・朝鮮系の人たちは絶対に自国の言葉しか使おうとしないんですね。
わかんねって。
しかも常に怒ってるような口調で話すんですよ。
…本当に怒ってんのかもしんないけれど。

   ◆

朝早くから夜遅くまで、屋外で立ちっぱなしのノンストップ。
体力に自信の無い稲葉には正直キツイですわ。

だから帰ったらその瞬間に寝ちゃいます。
録画した『ウルトラマンメビウス』の最終回も見ることも無く。
コンタクトを外すことも無く。
この日記を書くことも無く。

だから久しぶりの更新です。

   ◆

そんな中、元同僚たちが上野の売店に遊びに来ました。
もちろんお花見をしに。

稲葉も仕事を終えて、10時になってからそれに合流。
ラムネの栓を開けて乾杯して、ようやく花見客の側にまわれました。

もう提灯の灯りも消されちゃってる時間だったけれど、仕事を忘れて見上げる桜はやっぱり良いものです。
疲れているから布団が恋しいところですが、あれはあれで癒されますね。

もうしばらく、桜のそばで働きます。


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稲葉 馨

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