気付けば年末だったりします。
それも大晦日だったりします。 これを書いている現在、あと5時間だったりします。 稲葉の背中では高田統括本部長の暴れ太鼓が熱かったりします。
この年末、年の瀬というのは稲葉は大好きな時期であります。
そわそわした雰囲気とか、振り返るという行為とか。 「今年最後の〜」とか「締め〜」「〜納め」としてみるだけで、いつも当たり前のようにやっている行動がちょっとしたイベントになります。 あとは「終わっちゃう」という抗いようの無い焦燥感とその向こうにある新しい年への期待感。
いろいろ書きましたけど、とにかく「年の瀬」が好き。
好きなのに、年の瀬が迫っているのは意外と忘れます。 夏休みなら(もう夏休みって歳でもないけど)、「あと2週間♪」とかニヤニヤするのに、年の瀬はそうはならない。 そりゃ「もう12月だね」といった会話はします。 でもそれは単に挨拶のつなぎであって、「あ、そういえばさ…」を言った瞬間に忘れてます。
クリスマスで思い切り浮ついて、それが過ぎれば仕事やら何やら片付けて。 忘年会もあったりして。 ふと気付けばもう30日、大晦日。 うわ、いつの間に。
そんな不意打ち感があるところなんかも含めて、やっぱり稲葉は年の瀬が好き。
そんなわけで 2005年 『馨絵詞』これまで。 よいお年をお迎えください。
2005年12月25日(日) |
行かないでサンタクロース |
メリークリスマス。 丸の内の東京ミレナリオの初日を覗いてきました。 人がすごすぎる。
幻想的なイルミネーションは確かに素晴らしいです。 今年が最後なんだそうですね。
素敵な時間は経つのが早いものですけれど、今年のクリスマスはより早く終わってしまった感が個人的にあります。 いよいよ年の瀬。 何かやり残してはいませんか?
◆
来年の2月4日(土)の1日限りですがライブハウスのイベントに参加することになりました。 多くのグループが出る中で30分弱のお芝居をします。 詳しいことは年が明けてからまた書くとします。
これに出演するわけですが、台本まで担当することになりました。
というわけでクリスマスだというのにパソコンに向かってカタカタやっているわけです。 締め切りは明後日。 いや、これを書いているのは日付変わって26日になっちまっているから実質的に明日!
時間が足りん。 おいサンタクロース、助けてください。
◆
いや、おとなしく家に篭って台本書いてりゃ問題無かったんですけどね。 忘年会だったりクリスマスだったりするわけですよ、今は。 稲葉にも声がかかったりしてね。 そうすると楽しそうな方へいってしまうのは仕方がないですよね。
丸ビルでスイーツを食したりもしました。 お上品ね。
ただね、お財布が激しく寒くなっています。 なんとも心細い年末年始。 おいサンタクロース、助けてください。
いや、ほんと、引っ込むのはまだ早いですよ。 だからサンタクロース、助けてよ。
2005年12月19日(月) |
こんにちはサンタクロース |
なにかクリスマスっぽいイベントをってんで、バイトの同僚達とミュージカルを観てきました。
『ブロードウェイ・ミュージカル 34丁目の奇跡 Here's Love』
劇場は天王洲アイルのアートスフィア。 別所哲也さんや愛華みれさんなどに加え、クリス・クリングル(サンタクロース)役として宝田明さんの出演。
◆
別所さんは『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』などに出演され、稲葉の職場でも縁の深い方。 そんなわけで一方的にですけど、親近感を抱かせてもらっています。 今回も良かったし、何より面白く歌ってくれてました。
宝田明さんは、稲葉にとっては『ゴジラ』をはじめとする東宝特撮のスター、という印象が圧倒的。 もちろん日本を代表するミュージカル俳優であるってのも知ってはいるけどさ。 特撮のスターってのは、稲葉は問答無用で好きです。 そんな人を生で観られるというのは嬉しいものです。 現役でいるって素晴らしい。
ジジイのくせに派手で女好きなイメージがあるけれど(…そしてたぶん間違ってないけど)、舞台上の宝田サンタにゃとても惹きつけられます。 この人のミュージカルを観るのは2回目ですけど、前回も今回も、この人のいる舞台は、なんか暖かい。 ほんと、現役でいるって素晴らしい。
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3人分のチケットをまとめて管理してた同僚が開演時間を間違えたせいで、およそ10分遅れて客席に着きました。 お客様の前を、すいませんと心の中で叫びつつ通るのは恥ずかしかったっす。 さらに別所さんから「いま遅れて入ってこられたお客様、大丈夫ですか?」とかアドリブの餌食にされてちょっと注目されちゃうし。 ほんと、恥ずかしかったっす。
とはいえ、お話にはするすると入っていけました。 映画で見たことあるから筋書きは知ってるんですね。 それでも最後は充分にほんわかできました。 クリスマスのイベントとしては大正解でした。
今回初めて東京モノレールに乗りました。 想像以上にはしゃげました。 ビルのすぐ隣を飛ぶようにして走る。 船やトラックでごった返す港を見下ろして走る。 ありゃあ素敵だぁ。 東京って世界に誇れる街だなあって本気で思えるとき。
職場の近くに国際フォーラムという、でっかいイベント会場があります。 ガラス張りの素敵なデザインの建物。
ジャニーズのイベントがあれば、女子高生があふれます。 韓国スターが来りゃ、おばさまがあふれます。 こないだもグォン・サンウが来るとかで大変なことになってました。
ソ連の大統領だったゴルバチョフさんも先日講演を行ったそうです。 それはちょっと聴きたかったぞ。
◆
まあ、近くにあるというだけで、ちゃんと行ったことは無いです。 抜け道として使ったりね。 お昼時に屋台ワゴンがたくさん出るんですけど、それもたまに使いますけど。
でね。 抜け道として通っている時にもよおしたのですよ。 ウンチさんを。 お昼ごはんを喰った帰り道でした。
同僚と別れて、国際フォーラムのトイレへ。
綺麗なのは外観だけじゃないんですね。 おトイレだって立派。
ここで新兵器を発見。 男の小便器には標準装備としてついてるんですけれど、センサーで人を感知して水を流すやつ。 あれがね、大便器にも付いてるの。
大便器の脇に付いていて、手をかざせば水が流れてウンチを持ってってくれる。 これはスグレモノ。 近未来な感じ。
◆
しかもこいつ、「そのまま退出しても自動で洗浄を行います」とある。 「そのまま」……つまり、「ウンチを流さずに出ても良いですよ。僕のほうで流しときますから、ええ。」って言ってるんです。 これはスグレモノ!
……でもね。 機械はスグレモノなんですけどね。 人間はその便利さについていけませんね。
だって自分のウンチ残して個室出られますか? いくら機械が流してくれるといっても、水が流れるのを確認しないでその場を立ち去れるヤツってそうはいませんよ。 それは猛者ってもんです。
外でウンチして、水が流れなくてドキドキして、周囲を察して誰もいないのを確かめてから個室に置き土産を残して逃げる……なんて経験、一度はあるでしょう(あってくれよ)。 あれはトラウマとして残るんですよね。
だから、いくら機械がスグレてても、水は自分で流しますよ。 ちょっと手をかざすだけじゃない。
自分のウンチは自分で流す。 犬のウンチは飼い主が処分。
そんな感じでよろしく。
お友達のサミー殿からバトンが回ってきました。
サミー殿、こないだの17歳バトン受けてくれてありがとうございます。
◆
ブラインドタッチバトン
=ルール= キーボードを見ず、携帯の人は親指を見ずに答えを入力してください! 誤字・脱字はそのまま、「BackSpace」や「クリア」はご法度です。
稲葉は携帯ではなく、パソコンキーボードでの挑戦です。 赤字が質問、青字が稲葉のブラインドタッチによる回答です。 行ってみましょー。
Q1:生年月日を教えてください。
昭和55るん6月1日
Q2:TV番組と言えば何?
おかあさんといっしょ
Q3:カッコイイ(かわいい)有名人といえば誰?
真鍋かほれ
Q4:辛い食べ物と言えば何?
キムチチゲ
Q5:あなたのチャームポイントを教えてください。
お顔かなあ
Q6:あなたの虫に対する思いを教えてください。
小さい頃か世代嫌い。絶滅しても良いち臣ってね
Q7:カラオケの十八番は何?歌手も教えてください。
得意というわ無でなくて好きという意味で。『feabwllnf』かな。宇多田ヒカルの
Q8:5秒で「ブラインドタッチなんか余裕だぜ!」と入力して。
無頼などタッチなんか湯ゆえだぜ!
Q9:バトンを回す人を教えてください。 黒ねがみ殿、やってみ?
◆
難しいなー。
勘の鋭い方は気付かれたと思いますが、稲葉は「かな打ち」で打っているんです。 だから「ローマ字打ち」をしている人とは違う混乱ぶりになっています。 文中に意味の無い「t」とか「y」とか出てきてないでしょ?
あまりにひどいのは翻訳します。
Q6 「良いち臣ってね」→「良いと思ってる」 その前の一文は分かるよね?
Q7 「feabwllnf」→「travelling」 だからローマ字は慣れてないんだってば。 それでもたまに打つ機会はあるから、その経験を頼りに戦ったけど玉砕。 「lln」の所は頑張ってるでしょ? でも字数からして合ってないあたりは、もうどうしよーもないですね。
Q9 「黒ねがみ」→「???」 ここは訂正しないでそのままにしときます。 「もしかして俺(あたし)?」と思ったらやってみてください。
2005年12月03日(土) |
近頃めっきり足腰がねぇ… |
電車に乗っているときの稲葉は、イヤホンで音楽を聴きつつ手には本というスタイル。 本は小説だったり、パズル本でシャーペン動かしてたり。 あ、座っているときの話ですよ。
そんなだから、周囲への注意が無いのです。 目の前にデカイ荷物を持って立っているおばあちゃんがいても気付かない。 席を譲ってあげないひどい奴です。
◆
この日は稲葉の向かいに座っているオバちゃんが、席を譲るために立ち上がりました。 「すみませんねぇ」と笑顔で座るおばあちゃん。 なんて微笑ましい光景かしら。
それをきっかけに、2人はおしゃべりを始めました。
稲葉の祖母もそうですけれど、まったくの他人といきなり世間話が出来てしまうオバちゃんていますね。 オバちゃんに限りませんけど。 そういうのって、なんかすごい、と思うのよ。 一昔前は当たり前だったのかもしれないけどさ。
◆
で、ある程度年齢がいった方たちが世間話を始めると、やがて「持病自慢」になるのはお約束。 「リウマチがひどい」など具体的な症状を競ったり、「週に3日は…」など通院ペースを誇ったり。 「物忘れがひどい」もやや趣が違うけれど、ベクトルは同じ。
こうなると、相手よりも重い症状をほじくり返してでも探して誇らしげに語りたくなる…ものなんですかね。 稲葉はあまり経験が無いんでよく分からないんですけど。 でもこの手の会話って、食堂の伝票争い並みに譲らないんだよね、みんな。
上の2人もやがて持病について触れだしました。 しばらくすると席を譲った方のオバちゃんが「足腰が悪い」と言い出しました。 「立ち上がるときとか階段とかねぇ……」と続く続く。
さっきはあんなに颯爽と席を譲ってたのにぃ。 この告白、どこまで本当だろう? お年寄りに席を譲るっていうのは大切なことだけど、オバちゃん、本当に辛いなら無理はしないで。 隣なら動けるんですけど、向いだから稲葉が席を譲るのも変だし。 ちなみに向かいの隣の男性は爆睡してました。
席を譲ってもらったおばあちゃんは気付いてないのか、普通に聞き流して座ってました。 2人並んで座るようなことにはならないまま、席を立って3つ目の駅でオバちゃんは降りていかれました。
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