2003年10月30日(木) |
劇場入り〜飲むか飲まれるか |
前回に引き続き、仕込み、です。
今回は仕込みに2日取りました。 これは劇場側がサービスしてくれたもので、装置等が厄介なわけではありません。 むしろ、ほとんど素舞台のまま使うので、照明の灯体と暗幕吊ればもうお終い。 あっという間です。 さて余った時間をどうするか。
そんなわけで役者さんたちは実際の舞台上での稽古を、それはたっぷりとやれたのです。 とても贅沢なことです。
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役者と劇場って相性があるんですね。 稽古場で活き活きしてたのに劇場入った途端に小さくなっちゃう役者がいます。 もちろんその逆もいます。 劇場の魔力ですかね。
劇場で元気になる役者さんは良いんですが、ダメになっちゃう役者さんの場合はその劇場の空気にひたすら慣れることが大切です。 舞台に立って台詞を通して読んでみたりして。 要するに自分のフィールドにしてしまうのです。 今回のように劇場での稽古をたっぷり取れるってのはこの点で非常に大きい。
まして今回、初舞台の役者さんがいましたからね。 有意義な時間をすごせたでしょうかね。
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役者が舞台で稽古している間、稲葉は音響ブースに入って音を流してました。 ときどき演技に対する感想を求められたりしながら。 邪魔になららない程度に役者の好きな曲をかけたりします。 このときの役者さんの反応がそれぞれで面白いのです。
今回の公演では芝居途中にダンスが2つ入っていました。 その練習中はダンス演出の女の子の指示に従って曲をかけてました。 曲をかけながらも稲葉、ブースの中で振りを真似てました。 狭いから手の振りしかできないんだけれど。
稽古上の曲の指示が無い場合はいろいろな曲をかけて遊んでました。 遊んでたっていうと、まあナンですが、ようするにブースと機材に慣れる作業です。
前回の公演は音響に詳しい後輩の助言をいろいろもらってこなしました。 そのおかげで今回はひとり立ち。 これといったトラブルも悩みもなく大いに結構でした。
ほぼ丸1日、役者も裏方も、劇場と仲良くなる時間を作れたのはとても良かった。 ブースは狭いし暑いし、とても恵まれた環境じゃないんだけれど、でも徐々に居心地が良くなっていく。 良くなっていくのを実感するときの快感があるから劇場は楽しいのです。
ああ、ただ腰の弱い稲葉にはブースは少々辛い。 居心地が良くなっていくのとは別に、現実問題としてキツイものがあったりします。
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【関連記事リンク】 2003年10月29日『劇場入り〜余裕ある仕込み』
2003年10月29日(水) |
劇場入り〜余裕ある仕込み |
この週末、稲葉の所属する劇団の本番がありました。 今回の作品には参加するつもりはなかったのですが、音響スタッフがいないということで急遽参加となりました。
ということで準備が追いつかず大変でした。 プラン(選曲や曲を流すタイミングなど)は演出が決めていて、稲葉はオペレーション(操作)のみの担当でした。 ですから本来の「音響」スタッフと比べたら負担は軽かったはずなんですけどね。
稽古場にもほとんど足を運べず、芝居の流れを頭に叩き込むのに苦労しました。 台本の流れは把握しても、実際の演技ではいろいろな付加要素が加わっていたりして。 1週間ぶりに稽古場行くと、前回とまったく異なった芝居見せられたりして。 いやはや。 追い込まれた状況での踏ん張りって嫌いではないんですが、でも仕事は余裕を持ってするにしかず、ですね。
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で、この日は仕込み。 仕込みというのは素の状態の劇場を、その芝居に合わせて飾りつける作業のことです。 暗幕を吊ったり、照明の灯体吊ったりしてね。 いよいよ本番なんだ…って感じで自然とテンションが盛り上がってくる瞬間です。
仕込みは、まあ芝居の規模にもよりますが、小劇場クラスでは普通は1日しか取りません。 丸1日仕込みして、翌日の昼までに仕上げをしてその夜に開演ってのが普通のスケジュール。 できることなら2日とってゆっくり作業したいところですが、劇場を1日余計に借りるとそれだけ料金が高くつく。 だから仕込みはスピード命の勝負なのです。
学生時代に稲葉が企画長を務めた芝居では、スタッフの大半が芝居初心者の1年生だったために仕込みに2日取ったことがありました。 時間的な余裕からダレてしまったところもありましたが、それでも1日余計にあることは大きいと思いました。 お財布はきつかったな、でも。
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さあ、仕込から本番へ。
稲葉は幼稚園の3年間は愛知県の名古屋に住んでいました。
通っていた幼稚園の名前が上社幼稚園。 「かみやしろ」と読みます。 年中のときが「だいだい組」で年長が「しろ組」でした。 よこい(横井…かな?)先生や、かなだ(金田…かな?)先生にはとてもお世話になりました。
まあ急に昔の話してますけどね。 机を整理してたらこの幼稚園の入園パンフレットが出てきまして。 幼稚園の全景の写真見ながら懐かしさにひたってました。
で、まじまじと見ててはじめて知った。 幼稚園を経営してる法人の名前。 「学校法人 熊男学園」だって。 学校法人熊男学園・上社幼稚園 が稲葉の通っていた幼稚園の正式名称だったのです。
くまおとこ? なんなんだこの法人名は? ふざけてるのかしら。 つーことは稲葉は熊男学園生だったのか。 卒園後17年経って知った真実。
ああ…知らなかった…。 法人名の語源を知りたい。 とても知りたい。
名古屋の熊男、まさかの奇襲。
さて稲葉、今月末から来月頭にかけてお芝居の本番を迎えます。 劇場は高田馬場。 学生時代に立ったことがある劇場で懐かしい。
今回稲葉は役者としての参加ではありません。 というか、初めは不参加の予定でした。 ただ、音響さんがいないとのことで急遽、音響として参加することになりました。
音響といってもオペ(当日の操作)のみでプランニングなどはすべて演出家まかせ。 プランからオペまですべてを担当した前回と比べると稲葉個人は楽。
とはいえ本番も近いので、稽古場に足を運んで雰囲気を掴んだりするわけです。
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フリーターである稲葉はお芝居の本番が近づくと、予定帳を眺めながらシフトとの睨めっこをするわけです。 お芝居のほうに力を注ぎたいんだけれど、注ぎすぎると来月の生活が成り立たない。 かといって「お芝居 < バイト」というのは稲葉的に本末転倒なわけで。
「お芝居 ≧ バイト」あたりを探して手を打つのです。
さっさとフリーターを脱却してお芝居に力を注げる身になりたいのは確かです。 でも、このバランス調整をちょっと楽しんじゃってるのもまた確かなのね。 バイトの日程と稽古場の日程とを見比べて、実際に労働時間を計算してみたりして。
ここで満足していちゃダメなのは百も承知な上で、一生懸命考えてるのが楽しい。
ああ、でもやっぱりダメね。
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【関連記事リンク】 2003年10月21日『情けない理由』
阪神タイガース、甲子園で3連勝。 甲子園に入れば勢いが出るだろうとは思いましたが、まさか3連勝するとは。 しかも連夜のサヨナラ。
さあ最後に勝つのはどっちだ。
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さて、稲葉は役者になろうと思っています。 思っていますが今はフリーターです。 切ないですね。
先日、大学のサークルの後輩から電話をもらいました。 放送学科の授業で番組制作をする際の出演依頼でした。 依頼を頂いたものの、都合が付かず断らざるを得ませんでした。
その理由がね、バイトだって。 もうね、イヤになりました。
今月末から来月頭にかけて本番を迎えるお芝居で音響をやることになってて、そっちに時間を割かねばならないという事情もあるにはあります。 しかし直接の理由はやっぱりバイトなのね。
ん、自分は何のために働いてるんだ。 電話を切った後で自己嫌悪。 電話をくれた後輩にも申し訳ないです。 すまん、美穂。
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放送学科の授業は大学3年生のときに参加したことがあります。 あ、因みに稲葉は映画学科でした。
1年生の実習でラジオ朗読劇を創るときに、サークルは違うんですが仲良くさせてもらっていた後輩から声をかけられました。 小泉八雲の『雪おんな』を読みました。
先輩として後輩の実習に傷を付けるわけにゃいかんってんでむちゃくちゃ緊張したものです。 あの緊張感は忘れられません。 せまい収録スタジオの中でどきどきしてました。 いつもふにゃふにゃしてた後輩ですが、スタジオのガラス越しに見たその顔は締まっててかっこ良かったな。 教授もね、ゲスト扱いなんかしてくれないで言うべきことをずけずけ言ってくれました。 変に遠慮されるよりもずっとありがたいですね。
みんなけっこう本気だから楽しいんです。 だから今回もらった話もぜひ参加したかったのにね。 ひさしぶりに学生の空気も吸ってみたかったしね。
稲葉の馬鹿馬鹿。 イナバカ。
2003年10月17日(金) |
お客として劇場に行くと… |
この3週間、週末に後輩・知人のやっているお芝居を観てきました。
3劇団のうち2つが純粋な学生劇団。 1つは半・社会人劇団です。 3劇団のジャンル・作風はみごとにバラバラでなかなかバラエティーに富んだ観劇でございました。
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知り合いがやっている劇団を観にいく場合、終演後の関係者とのお喋りってのがかなり大切な要素となります。 しかし稲葉はこれができない。 普段はどんなに親しくしている友人でも、気の置けない後輩であっても、終演後はダメ。 なんでしょうね、やっぱり客と俳優という風に分けてしまってるんですかね。 まともに口も利けなくて俯いたまま足早に劇場を後にします。 本当に面白かったお芝居を観せられた後なんかは口惜しさも混じってたりしてね。
でもせっかくだから何かお話したくて、少し離れたところから劇場を振り返ることが多い。 そうして見ると皆楽しそうにお喋りしててさ。 加わりたいなとも思うんだけれど、でもやっぱりダメなのですわ。
結局帰りの電車の中でお疲れメールをカタカタ打っている。 ふと友人の満足げな顔が浮かんで、少し寂しい、申し訳ない気分で送信。 お芝居を観た帰りの電車の中の稲葉は決まって軽く鬱々としてる。
稲葉に公演の案内をくださいました劇団関係のお歴々。 無愛想なのは許してやってください。 つまらなかったわけじゃないんです。 むしろ、面白かった時ほど稲葉は愛想悪くなります。 なんとかしたいんです。 なんともならないんです。
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劇団関係者とは話せなくても、お客さん同士として出会った友人とは普通にお喋りできます。 大学卒業しても、学生の頃の付き合いからの公演案内が届きます。 そういう劇団を観にいくとかなりの確立で、学生時代の友人と出会えます。 これがね、嬉しいんですね。
後輩の芝居は、芝居そのものは当然ですが、懐かしい友人という副賞も楽しみの一つなんですね。
今観た芝居を肴に1杯やりあうわけですよ。
今年の秋は野球が熱くて良いですね。 日本シリーズもワールドシリーズも目が離せません。 松井も星野も王貞治も。 スポーツニュースが楽しみですわ。
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上の帯にもあるように稲葉の予想はダイエーの勝ち。 4勝2敗。 阪神は実力ももちろんあるんですが、それ以上に勢いに上手く乗った感じが強いです。 ダイエーは勢いこそ微妙でしたが、堅実な一歩で乗り越えた感じがします。
阪神はテンション勝負の熱い役者さん。 ダイエーは物静かだけど確かな役作りと技術のある役者。 芝居やってる稲葉としてはこんな風に見えるのよ。
レギュラーシーズン終わって日本シリーズまで間が空きましたからね。 このブランクはダイエーより阪神に大きく影響するはずです。 初戦が甲子園なら阪神もすぐにまた波に乗れるんでしょうけどね。 今年、死のロードを終えた後のように。 でもね、福岡ドームからなのね。
稲葉は野球解説者のように個々の選手の力量などからの比較ができません。 だからどうしてもニュアンス重視の分析になっちゃう。
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ダイエー優勝と予想していますが、でも阪神に勝ってもらいたいと思ってます。 星野さん勇退。 なんでシリーズ前に漏れちゃうんですか。
王さんも辞めちゃうとはいえ、まだ来年がある。 だから気持ちとしては阪神に勝ってもらいたいのです。 でも星野さん辞めちゃうから、阪神に勝ってほしいな。 で、王さんには来年容赦なく勝っていただきましょう。
あー、阪神勝つのは良いけど阪神ファン(当然、にわかファンも含む)が調子に乗るのは面白くない。
ま、稲葉のような素人の筋書きなんかいいんですよ、結局のところ。 面白いゲームやって盛り上がれば。 楽しまないと損ですね。 稲葉は巨人ファンです。 だから今回はどっちが勝っても稲葉は盛り上がれます楽しめます。
今年の日本シリーズは自分の好きな巨人が出ていないのに、例年にないくらいに面白い。
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しかし松井は良いですね。 羨ましいですね。 夢追っかけてアメリカ行ったら地区でリーグで優勝しちゃったんですから。 来年以降はまた大変なんだろうけど、今はそんなことどうでも良いくらいに楽しいんだろうな。 ワールドシリーズ、勝てるかな。
松井が抜けた巨人は寂しいですね。 原監督辞任ですか。 なんかいただけないよ。
稲葉は野球に関する深い戦術眼なんかは持っちゃいません。 が、原采配は悪くないです。
経営陣と馬が合わない? なんだかなあ。 器量の小さい話をすんなよー。 野球はでっかくあるべきです。
先日、ネズミとオジサンのバトルがなんとなくレトロで好きって話をしましたっけ。 はい確かにしました、下のリンク参照です。 そんなちょっと古風な光景に軽く心が踊ります。
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JR有楽町駅の高架下。 ビックカメラの方面じゃなくて銀座方面の高架下。 狭くて暗くてちっこい飲食店が立ち並んでいます。 むりやり詰め込みましたって具合に。 高架下のきっちきちのスペースでどこも頑張っています。 駅の反対側のオフィスビルや国際フォーラムなんかの小奇麗な佇まいと対照的で面白いです。 いちおうツーカーショップはあるんですが、これもどこか古くさい。
でね、その高架下に靴磨きのオジサンがいるのです。 いつも並んで2人、たまに3人。 道の端っこに道具並べて、うす汚れた小さな看板立てて座っています。 「スリコミ式靴磨き 五百円」とあります。 磨き方にナニ式があるのか、相場はいくらくらいなのかよく分からないんですが、そぉか、スリコミ式で5百円か、うーむ…などと勝手に唸りながら脇を通っています。 靴磨きって古い映画なんかでけっこう見ている印象が強い。 「おぉブンヤの兄ちゃん、今日はデイトかい。よっしゃ負けといてやるよ」みたいな。 ブンヤって表現も近頃めっきり聞きませんね。
でね、この靴磨き屋さん、あなどれないことにけっこう繁盛しているのです。 毎朝、前を通っているんですが、いつもお客さんが座っているの。 靴磨きなんて今じゃ手軽におうちでできるでしょうに。 びしっとスーツ決めた丸の内サラリーマンがいつもしっかり座っている。 なんですかね、やっぱりプロの業ってのは違うんですかね。
綺麗なスーツ姿の足元で職人が手を真っ黒にして仕事している。 21世紀にはちょっと似合わない光景です。 有楽町の高架下には靴磨きと周りの商店と合わせて、いまも昭和が残ってます。 あの一画がとても大好きです。
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貨物列車も味があって良いですね。 常磐線のホームなんかに立っていると、たまに1本向こうの線路を走る貨物列車を見られます。 長ーい車列にコンテナ載せて、ガッタンゴットンガッタンゴットン。 あのコンテナのデザインといったらもう。 ただ四角いだけで色も単色で褪せててね。 ださいの。 ださいんだけど味はあるんだなあ。
しかし交通機関も整って、航空輸送もあるこの現代にあってなお貨物列車が走ってるってのは嬉しいものです。 実際不便そうだけどな。
あのコンテナの中って具体的にどんなモノが入ってるんですかね。 電車で運ぶ荷物となると、なんとなく牧草ってイメージがあるんですが。 でもさすがに牧草は東京は走りませんかね。 牧草と一緒に牛も運んでて、見習い魔女が紛れ込んだりするの。
貨物列車を間近で見たいなら、西日暮里がお勧めです。 西日暮里駅から少し歩いたところに貨物列車用の線路の踏切があります。 まあ滅多に走ってるものじゃないんでなかなか閉まらない踏み切りなんですが。 でも遭遇するとすごいですよ。 ださいだけのコンテナ、意外と大きくてびっくりします。
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鉄道がらみでついでに書くと、電車でたまに大きな葛籠(つづら)を背負ったおばあさんを見かけることがあります。 あれも稲葉の心をくすぐってくれます。 朝の早い時間の品川駅、山手線の外回りの電車から葛籠バアサンが大挙して降りてくるのが見られます。 なかなか壮観なものがあります。
葛籠バアサンたちは元気です。 自分たちの身体より確実に大きい葛籠を苦しい顔することなくヒョイっと背負います。 そりゃあ中身は空っぽなんでしょうが、にしても見た目的にものすごくアンバランス。 でもさ、あれ、いつも空っぽってわけじゃないんでしょ? 中身(…って具体的に何なんでしょうか。ここでもコンテナのときと同じ疑問が…)が入ってるときもあるはずで、それでもおばあさん方は軽々と背負って見せるものなんですかね。
このおばあさん達が見られなくなるのは絶対に寂しい。 身体(特に足腰)を大切にしていただきたいものです。
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【関連記事リンク】 2003年10月11日『大ネズミがあらわれた!』
2003年10月11日(土) |
大ネズミがあらわれた! |
先日有楽町の地下構内を歩いていると、掃除のオジサンがやたらとモップをフルスイングしてる。 クワで畑を耕すような感じで、側溝の水をバシャバシャやっている。 遊んでんのかなー…って思ったら違いました。
ネズミ。
ネズミを殺そうとしてたの、そのオジサン。
オジサン必死にモップを振り下ろす振り下ろす。 何発か確実にヒットしているのに、ネズミ意外としぶとく逃げる逃げる。 ヒットするたびに「ちゅーッ!」って泣き声が響く。 小さな身体のわりに泣き声がとても大きくて驚きました。 これが断末魔ってやつですかね。
もうね、思わず足を止めて見入ってしまいました。 やがてネズミは動かなくなりました。 そしてとどめの一振り……。 戦いに勝利したオジサン、ちょっとしたギャラリー(つっても稲葉含めて2、3人ですが)にやっと気付いて、笑顔で会釈してきました。
残酷かもしれないけれど、でもオジサンの仕事上、ネズミを見逃すわけにはいきませんな。 そんなことよりね、東京の地下ってずいぶん綺麗ですけど、いまでもネズミっているんですね。 そっちの方に驚いたというか。 そりゃあネズミなんて探せばいっくらでもいるんでしょうけどね。 実際見ちゃったらまた違う感慨があります。
ネズミと掃除のオジサンのバトルなんてちょっとレトロな光景ですね。 ネズミはあまり好きじゃないけれど、ネズミがいるような雰囲気は決して嫌いじゃないですね。
半年くらい前からでしょうか、電車から降りるとトイレに行きたくなるようになりました。 電車にゆらゆら揺られてて、座っていたり立っていたりしながらですが、電車を降りるととりあえずトイレに行きたい。 降りてから行きたくなるんじゃなくて、車掌さんのアナウンスが目的の駅を告げた頃にふと尿意を催すのです。 なんかいやだなあ。 おうちで用を済ませていてもたまにそうなる。 むう。
しかしね、駅のトイレって大抵は改札内にあるんですね。 あれ、どうにかなりませんかね。 中にあるのは別にいいんです。 ただね、改札の外にも設置してほしいの。
誰かと駅前で待ち合わせしたりします。 稲葉は先に着いて相手を待っていることが多いんですが、このときにトイレに行きたくなる。 そんな時にトイレが改札内にしかないと困るんですよ。 定期券の範囲なら問題は無いんですがね。
大学のあった西武線江古田駅もトイレは改札の中。 数ヶ月前までは定期券があったから、するする出入りできたのにね。 たまに江古田行っておしっこしたくなると、定期券無いのが本当に悔しい。
そんなわけでですね、JRさんも私鉄各社も、トイレは改札内外2ヶ所に作っていただきたい。 改札の外にいる人はお客様じゃないのかもしれないけれど、でも駅の持つ公共性はデカイっす。 たまに駅の外にもあるところがあって、それはとてもけっこう。
前回の続きです。 ディズニーシーへ行ってきました。
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アトラクションもさることながら、イベントというかショーというかの力の入れようが凄いですね、ディズニーは。
「ディズニーシー・シンフォニー」を観ました。 夜空と水上を舞台にした光と音の壮大なページェントの中、ディズニークラシックの音楽に命が吹き込まれます(パンフレットより引用)。 まあこういうの。
水上ステージにミッキーが立って、その指揮に合わせてオーケストラが演奏し、レーザーが飛び交い、花火と火山がドッカンドッカン。 スケールのでかさはさすがです。 女の子たちはキャーキャーしてました。 稲葉も、キャーキャーはしませんが、圧巻感に飲み込まれてしまいました。 壮大なショーなんですがね、でもすごーく緻密な計算がされてる。 ディズニーシー(ランド)が今なお国内最大のテーマパークである所以がよく分かります。
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この手のものは、観衆もショーの構成上、大切な要因になってますね。
ミッキーの周りは海。 その周りの港をお客さんが埋めるわけです。 このお客さんの形が大切。
ショーの行われるメディテレーニアンハーバーはほぼ円形の港になっています。 水の向こうのミッキーの向こうの水の向こうにもお客さんがいる。 遠いから、それに夜だから顔とかは全然判別できないんだけど、みんなミッキーを観ていることは分かる。 すごいなーって思ってるのを感じる。
遠くのほうにもミッキーを観てるお客さんが見える。 今回のショーではこれがスケールの大きさを表すのに一役買ってます。
お客さんもショーの要素の一部であることは当たり前なんですが、ディズニーの場合は、要素としてのお客さんの「使い方」が上手い。 他のテーマパークやイベントなんかと比べて段違いに上手い。
魔法をかけられながら、自分もささやかながら誰かに魔法をかけてるってのが良いです。 稲葉も貴方も魔法使い。
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閉園ぎりぎりまで粘ってシーをあとにしました。 舞浜駅、ずいぶん久しぶりに見た気がしました。
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【関連記事リンク】 2003年10月5日『シー』
ディズニーシーへ行ってきました。 ランドはかなり行ってますが、シーは今回がはじめて。
働いている劇場の束の間の休館日で空いた時間を利用して、バイトの同僚たちと行ってきました。 男2人・女も2人。 夏休み中にも豊島園行こうとか富士急行こうとか言ってたんですが、やはり公演中に時間を合わせるのは難しく、お流れになってました。 今回、念願かなってのディズニーシー。
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魔法はどうやら女の子のほうに効き目があるようで、舞浜駅から浮かれ気味。 ミッキーの形をした窓や吊り革があしらわれた電車、リゾートラインで海が見えるときゃっきゃ言い出し、エントランスでいきなり登場のドナルドダックで早くも興奮最高潮。 都合よく続いてミッキーも現れてくれました。
ミッキーもドナルドも大勢に囲まれていて、劇場楽屋口で囲まれている役者さんが思い出されました。 だけど大舞台の主役クラスの役者より人気者のミッキーとドナルド。 すっかり満足した女の子たち、遅れて現れたグーフィーには関心を示さず奥へ進んでいきました。 稲葉は好きです、グーフィー。 ドナルドほどじゃないけど、でも好きなんだ、グーフィー。 頑張れ、グーフィー。
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平日ということで空いていました。 ランドの方でハロウィンのイベントがあり、お客さんがそっちへ流れてたんですね。 アトラクションの待ち時間も最長で55分。 陽が落ちてきた頃には5分待ちです。
空いていたことに加えて天気が最高。 雲ひとつ無い青空。 水の反射が眩しくてね。 ディズニーシーはランド以上に青空に映えます。 晴れてるから強い海風も爽快です。
夕方はメディテレーニアンハーバーに尽きます。 ここのの欧風の町並みは夕方と夜の変わり目が最高に美しい。 長崎のハウステンボスも良い雰囲気だったけど、こっちだってどうしてどうして。
夜は夜でライトアップが良いです。 また、シー中央に位置するプロメテウス火山が思い出したようにドカーンと火を噴くの。 イルミネーションじゃなくてマジファイアー。 一瞬パーク全体がぱっと明るくなる。 ドカーン。
「センター・オブ・ジ・アース」というアトラクションがあります。 地底世界を猛スピードで駆け抜けるものなんですが、大詰めのところで、いっしゅん火山の脇を通ります。 このとき、シー全体を眺めることができるのですが、この夜景がむちゃくちゃ綺麗なのです。 ただ、夜景が見えるのはほんの一瞬。 しかも、急降下している途中なので、目を瞑っていたら見えないの。 怖いけど、シーに行ったらぜひ見ていただきたい。
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