馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2003年09月30日(火) 積め!

バイトだったり稽古だったりで電車に乗ります。
座って移動できることが多いのが腰の弱い稲葉にゃ幸せです。

   ◆

電車の中での携帯電話。
少し前は車内では電源をオフにしろって呼びかけてました。
今は少し変わってるんですね。
オフにしろ、とは言わないでマナーモードにしろ、なんですね今は。
少し妥協してるの、JR。
ただしというかその代わりというか、優先席の近くではオフにしろ、と呼びかけています。

実際、電車内、かなりの人が携帯をいじってます。
稲葉もメールのやり取りを電車の中でよくやっています。
確かに文章を考えていると移動中の時間をつぶせて良い。

   ◆

携帯電話が電車の中で使いやすいのは目のやり場に助かるというのが大きい。
電車内ってひとりで乗っているとけっこう目の置き所に困りませんか。

普通の高さにしていると誰かと目が合いそうに思えるの。
目が合うと「なんじゃコラァ」って言われちゃうしね。
「なんじゃコラァ」って言われないにしても、なんとなく気まずいのは確か。

もっともありがちなのが車内広告に逃げるという手法。
山手線のモニターには早稲田塾の難読漢字の読み問題なんか出てて、けっこう面白かったりします。
とはいえずっと見てるのも疲れるものです。
自分の最寄の吊り広告がグラビアアイドルの水着写真だったりすると、ずっと見てるわけにはいかないし。

しかし携帯電話があると、この問題がすべて解決されるのです。
無意識のうちに携帯電話の小さい画面に逃げている人、かなりいるはず。

   ◆

先日、電車の座席に座っていると、隣の女性が携帯を開いてテトリスを始めました。
テトリスは電車内の時間をつぶすのに最適なゲームです。

ただこの女性、ヘタっぴなの。
いや、ヘタっていうんじゃないんだな。

テトリスの醍醐味はブロックを端の列だけ空けて積み重ねて、長い棒が来たところで一気に消すところにあるわけです。
「ぷよぷよ」だってやっぱり高く積んで連鎖で消すでしょ、やっぱり。
「ばよえ〜ん!」を聞きたいのですよ(ゲームを知らない人には辛いな)。

テトリスやぷよぷよのような「落ちものパズルゲーム」は落ちてくるものをただ消すんじゃなくて、ためてためてこれを一発で消すのが正しいやり方です。
個々人やり方があるだろうけど、もう断言しちゃいます。

ただ、上の女性は1列だろうが2列だろうが、消せるときにことごとく消していくの。
堅実といえば堅実です。
ただ長く続けることにゲーム目的を置くならまったく正しい戦略です。

でもつまんないじゃーん、それじゃー。
パズルじゃなくてルーティンワークじゃん。
個人の世界に没頭するゲームに文句言ってもしょうがないんですけどね。
女性になんか言ってやりたくなりました、無性に。
スピードはけっこう速かったから初心者ではないはず。

積むんだ!
上はまだまだ空いてるじゃないか。
積むんだ!
長い棒が出てきたときの「来たあぁー!」って喜びを貴方に教えたい。
積むんだ!



2003年09月27日(土) 夢へ高飛び

大学の同輩がイタリアへ渡ります。

彼は稲葉と一緒に映画学科演技コースで勉強していました。
学生の頃から自分の世界を持った面白い男でした。
2年生のときに稲葉が監督した自主映画に主役で出演してもらったことがあります。
在学中、長期休みを利用してイタリアへ一人旅へ出て、日本との芸術力の差に衝撃を受けたようです。
観てきたもの思ったことを熱心に語ってくるようになりました。

大学最後の一年で彼は「イタリア語」を授業に加えました。
はじめは「またまたぁ」みたいな感じでお互いに言ってたのですが、卒業して半年強、とうとう本気でイタリアへ渡ります。

なんというか思い立ったら一直線みたいなところがある男で、言い出したら本気でやっちゃうんです。
やらないと言い出したら本気でやらない男でもありました。

頑張って来い。
イタリアに知り合いがいるってのは悪い気がしません。
どんな風になって帰ってくるのかな。
稲葉はどんな風になって彼を迎えてやれるのかな。

   ◆

サークルの1つ下の後輩にもドイツに渡っているのがいます。
彼女はサークルのホームページ管理人を務めていて、稲葉にこの日記を書くきっかけを与えてくれた人物です。
そういう点で彼女は恩人であります。
実際、彼女が自発的にサークルのページを作るまで、インターネットなんて大学の授業でしか触れていませんでした。

彼女もまた自分だけの世界観を持っています。
理解しがたいっちゃそうなんですが、でも飽きなくて面白いの、そして賢い。

ドイツか、遠いなあ。
少し心配な気もします。
しかし、身体はちっこいくせに度胸はある奴なので、きっと大丈夫かね。

   ◆

先輩の知人にパリ(あ、ロンドンだったかも。直接の知り合いじゃないので記憶が曖昧だわ)の映像学校へ入学された方がいます。
彼女が日本で創った作品が評価されて、現地で単館上映されたこともあります。
その作品は稲葉も観たことがありますが、確かに面白かった。

   ◆

自分の世界を持ってる人ってのはけっこういるんですが、それが他の人も納得させるだけ力強い人となるとなかなかどうして。
もともとの才能だったり、それプラス勉強・努力だったり。
価値観が根底から違う外国人が相手となるとさらに厄介なんでしょうね。
好き嫌いはあるにしてもやっぱり北野武はすごいと思う。
稲葉は外国で勝負するつもりはない人間ですが、でも外国へ出て行く人は応援したい。

ただね、彼らに共通のお願いがあるのです。
成功するにしても難しいにしても、いつかは日本に帰ってきてほしい。
観てきたものを話してほしい。
創ってきたものを見せてほしい。

一緒に酒でも飲みながら。
稲葉はウーロン茶なんだけどさ。

日本に稲葉がいることを忘れないでほしい。



2003年09月23日(火) 裏方参加の舞台で

大学で旗揚げした劇団の公演があり、これに音響として参加しました。
この劇団にはこれまで役者として関わり続けていました。
まあ、裏方の一部を兼務したことはありましたが、裏方一本というのははじめてです。
ただ、サークルの後輩とやったお芝居で裏方のみ(演出・音響)は経験しています。

音響として舞台の外からお芝居を観ていると、役者やってるとき以上に冷静な分析が出来ます。
良い点も悪い点もはっきり見えてきます。

中には舞台の中に立ってるほうがよく見えるって人もいるんでしょうね。
そのへんは人それぞれ。
稲葉の場合は舞台の外にいる方がよく見えた気がします。
ふむ。

   ◆

さて劇場の仕込では、サークルの後輩に手伝ってもらいました。

彼は3つ下の後輩になりますが、仕事に関しては大人で音響の知識にも確かなものがある男です。
稲葉も音響自体は初めてではないので、ケーブルを接続して音を出すことは簡単に出来ます。
ただし、細かいところ、深いところの知識がありません。
あったとしても自信が無い。
だから「大丈夫」と言ってくれる、くだらない質問にも答えてくれる懐の深いアドバイザーが欲しかったのです。
役者にしても音響にしても、本番を控えているときは不安材料は人の力を借りてでも潰しておきたいものです。

仕込みの段取りに少々手間取り(劇場備え付けの照明機材にトラブルあり)、音響のレベルチェック(シーンごとのボリューム調整)が出来ないままゲネ(本番同様の最終リハーサル)を迎えることになりました。
カッコの多い文章でごめんなさい。
こういう場合は自分の耳を信じてフィーリングで臨機応変に音量を調整するしかありません。

ゲネ後、後輩からダメだし・アドバイスをもらいました。
さすがなものでこちらが不安に思っていた所を的確に突いてきます。
こちらが思ってもいなかった所まで突いてきます。
ともあれ、かなり自信を得られました。

   ◆

おかげで本番の3ステージ、細かいミスはかましたものの、トラウマとなるほどの失敗はありませんでした。
…あー、無かったと思いますよ。

効果音としてテレビ番組『トリビアの泉』の「へぇ」を使いました。
サンプラーという機材をいじって、ボタンを押せば「へぇ」が出るようにしました。
へぇボタンね。
で、これをチェックとして出しているのに、みんな「遊んでるんじゃねえ」って言うの。
違うっつーに。
チェックだっつーに。
確かに遊んでる部分もかなりあったけどさ。

稲葉の本筋はやっぱり役者なんですが、裏方は裏方で楽しいですね。
ずらりと並んだお客さんの後頭部なんて、ほんと楽しいですよ。
裏方は裏方で勉強したいなあ。
表現という部分では役者と変わらないんですね、裏だって。

さて、少しバイトが空き気味になってました。
またせかせか働かないと。



2003年09月21日(日) みかん

稲葉家にはプレステ2が2台あります。
稲葉のは2年ほど前に、弟のはそれよりもさらに前に買いました。

で、この2台が2台とも、プレステ2のソフトを読み込まなくなりました。
DVDも読み込んでくれなくなりました。
旧プレステのソフトなら大丈夫なのに。
これじゃあちょっとイカしたデザインの、2じゃないただのプレステです。

うちのは2台ともそうなっちまってるんですが、他のユーザーのはどうなんですかね。

   ◆

今シーズン初めてみかんを食しました。
みかんよ、みかん。
ミカンじゃなくてよ。
蜜柑でもなくてよ。

みかんは平仮名で「みかん」と書くのが一番美味しそうに感じます。
いや、ただなんとなくですが。
綺麗な橙色で蜜がなみなみしてて甘みもたっぷりな…。
そんな雰囲気を伝えるにはここは平仮名で「みかん」でしょう。
なによりコタツのうえのザルに入ってるやつは「みかん」以外に考えられませんって。

いくつかの品種がダンボールで売られてるのを見たとき、「ミカン」「蜜柑」と書かれた物よりも「みかん」の方に手を伸ばします。
お、こいつ分かってんなあ…ってふうに。

ジュースで好きなのもオレンジジュースじゃなくてみかんジュースよ。
いや、どーでもいーよーなことかもしんないけど、みかんに目のない稲葉にはとても大きなことなのよ。

とはいえ、まだ季節ではありませんからね、今回食したのも皮は黄色と緑で、甘みよりも酸味がやや勝ってました。
なんかね、「ミカン」って感じ。
それは仕方がないね。
も少し寒くなってきたらやがて美味しい「みかん」と会えるんでしょうね。

みかん。
みかーん。



2003年09月18日(木) 暇つぶしの友

なんか、一気に寒くなりました。
も少しだけ暖かいとちょうど良いのに。
皆様もご自愛くださいませ。

   ◆

パズルが好きでよくやっています。
ジグソーパズルも好きなんですけど、これは場所をとるのが厄介ですね。
何万ピースもあって、完成させるのに1年くらいかかるようなデカイジグソーパズルやりたいんですが、そんなに広い場所はない。

手軽さという点ではパズル雑誌が良いです。
クロスワードに代表されるようなやつですね。

祖父がもともと大好きで、小さい頃に脇から覗き込んでいたら好きになってしまいました。
共通の趣味ですな。

よくやるのが漢字によるナンクロというパズル。
たくさんあるマス目に文字を推理して当てはめていきます。
語彙力さえあれば、適度な頭の運動になります。
ふとしたときに雑誌を開くと、時間がみるみる流れていきます。

   ◆

暇なときよりも忙しいときにこれをやりたくなる。
片付けるべきことがあって、だけど行き詰ったときに気分転換のつもりで始めて、いつのまにかのめり込んでるのがパターン。
こいつのせいで数時間で片付く作業が徹夜になることもしばしば。
いやはや。
でね、そんなときに限って頭が冴える。
本来の仕事で詰まってた頭も、パズルになると回る回る。
楽しくなってほいほい進めちゃうのね。

   ◆

電車の中の暇つぶしにも最適ですね。
稲葉の場合、家でやるのは漢字を使ったパズルですが、電車となると数字を使ったパズルがメインになります。
文庫本くらいのサイズが便利ですからね。
漢字だとどうしても週刊誌以上のサイズになってしまうの。

ナンバープレース、或いは数独と呼ばれるパズルですね。
9×9、つまり81のマスに1から9の数字をルールに従って埋めていきます。
ルールは単純なんですが、難しい問題になると山手線半周かけてやっと1問クリアできるかできないかにもなる、奥の深いパズルです。

渋谷とか新宿とか池袋とか、目的地が大きな駅なら、乗り降りする人の流れで気が付くから良いんですが、
田端とか日暮里とか、微妙な駅だとパズルに夢中で乗り過ごしてしまうことがたまにあります。
いや、ホントに時間が速く流れるのよ。

どこか麻薬に似た感じがします。
健全で知的な麻薬ならどんなにやり込んでも構わないのが良いですね。
すべき作業がはかどらないのは困ったモンですがね。



2003年09月15日(月) ビールをぶっかけろ

阪神タイガース、おめでとう。
おめでとう、阪神タイガース。

大阪はすごい盛り上がり方をしたようで。
18年ぶりだからまあ分からないでもない。

しかし、ファンとして嬉しいのは分かる。
でも、道頓堀川に飛び込みたくなる衝動ってのが分からない。
どうしても分からないのです。
道頓堀に限らず、わざわざ町に繰り出して大声上げなくても、と思う。

なんか騒ぎたいだけの奴が多い気がします。
騒ぎたいんだけど警察沙汰が怖いもんだから。
阪神はダシですな、そういう人にとっちゃあ。
そういう人はあまり好きではない稲葉です。

ファンの皆様、おめでとうございました。

   ◆

でもね、やっぱり選手たちの喜びようは本物ですね。
星野監督の優勝監督インタビューはぞくぞくしました。

ビールかけも賑やかで何よりでした。
いぇい。
大阪のリポーターさん、東京の方と比べてどこか開けっぴろげですね。
酒にやられてるんでしょうが、ふと気づくと選手にタメ口だったりします。
お友達みたいな雰囲気。
そんな雰囲気は嫌いではない稲葉です。

選手の皆様、おめでとうございました。

   ◆

しかし、このビールかけ。
毎年思うんですが、下戸の人はどうするんでしょうね。
風邪ひいた時の体育みたく「見学」なんでしょうか。
今のところ、ビールかけを別室のモニターで羨ましそうに見ている選手、なんてのはお目にかかったことがありません。
だけど、野球の上手さと酒の強さは関係ないわけで、まるっきり下戸の選手だっているはずよね。

稲葉も下戸です。
一滴もお酒は飲めません。
ただ、匂いは好き。
お酒のビンに鼻を近づけてよくクンクンします。
でも一瞬だけ。
長時間やったり深く吸ったりしたら、あっという間に気持ち悪くなっちまいます。
頭からビールぶっかかろうもんなら死んじゃうかも。

でももしビールかけする機会があったらやってみたいとは思う。
稲葉でさえそうなんですから、1年間戦い抜いた選手だったらなおさらやりたいでしょうね。
下戸とか言ってらんないくらい嬉しいんだろうな。

祝勝会場の一角だけ、コーラゾーンみたいの作ってさ。
飲めない選手はそこでコーラ振ってかけあうの。
目に入ったら痛いぞ。
ちょっと情けない画になるかもしれないけれど、稲葉はそんな選手を思い切り応援したい。



2003年09月12日(金) 稽古場体力勝負

暑さも少し落ち着いて、秋らしくなってまいりました。
すごしやすくなったのは良いけれど、暑くなくなるとそれはそれで寂しい気もする。
夏が終わっちゃう。
勝手なこと言ってるわ。

   ◆

ずうぅっと劇団の稽古場には役者として参加してました。
今回は音響として参加してます。
ストレッチや筋トレ、エチュード(即興芝居)には直接は参加しません。

ただね、稽古場に通うってのはやっぱり体力勝負ですね。
直接身体を動かすことはなくてもね。
普通、いるだけで疲れる空間ってのは居づらいものなんですが、稽古場というか、物を創る空間なら、それくらい緊張感があったほうが良いのかもしれません。

役者が出してきた演技にダメ出しをする。
ま、稲葉の場合はあんま「ダメ」は出さないんですが。
でもちゃんと観たらそれなりに疲れる。
「観る」って行為は体力がいるものなんです。
稽古場にいるなら、少々疲れるくらい集中して観なきゃいけません。

スタッフはお客さんとは違いますから。

「観る」だけのスタッフが疲れるくらいですから、「演っ」て、さらにダメ出しを「聴く」役者さんはもっと疲れてるはず。
いや、ご苦労様です。



2003年09月10日(水) 思い出の共有

3年前、大学2年生の夏、大学のサークルの映画の撮影に参加していました。
『白雪姫と七人の侍』という作品に役者として参加してました。
悪ぅ〜いヤクザさんの役。
髪の毛緑色にしてね。
夜の街で弾着のカットをゲリラ撮影。
弾着ってのは銃で撃たれたときにバーンってなる仕掛け。
体に火薬と血のりを仕掛けて爆発させるの。
ビルとビルの間にすごい爆発音が響いて撮影は成功。
成功したら即撤収。
怒られないうちに逃げろ。

学生生活を謳歌してました。

   ◆

さて今稲葉と一緒に芝居をやってる男がやっぱりこの作品に出演しています。
稲葉と銃を突き付けあったりしました。

彼が劇団の人間に『白雪姫と〜』のビデオを見せまくってて、劇団の中でちょっとしたブームになってます。
撮影当時はお互いにまったく知らなかった人に懐かしい台詞を真似されたりします。
こないだ劇団に入ったばかりの新人さんにまで真似されます。

一緒に撮影に参加してた人ならともかく、当時の稲葉を知らない人から真似されるってのは恥ずかしいものがあります。
恥ずかしいんだけれど、楽しい作品には違いないから、悪い気持ちはしない。

昔の楽しかった記憶を、今一緒に芝居を創ってる人たちと共有できるってのは良いものですね。
今やってるお芝居も、また誰かと共有することになるんですかね。

稲葉ももっかいビデオ見ようかな。



2003年09月05日(金) むしむし…

今年の夏は10年ぶりの冷夏でございました。
原子力発電所をストップさせたことで電力危機が心配されましたが、冷夏のためさしたることもなくて何よりでした。
今年の異常気象は電力会社の陰謀だって言ってた人がいましたが、そうかもしれない。
あ、違うかもしれない。
米の出来も心配されてますが、10年前のような米不足は起きないだろうとの見込みで何よりでした。

   ◆

確かに7・8月は涼しかった。
しかし9月は例年並に暑くないですか?
いや、例年以上に暑い気がするのは、先月まで涼しかったせいかしら。
とにかく暑い。
つい自販機で足が止まります。
冷たい生茶がウマイ。
調子に乗るとお腹がイタイ。

稲葉家の居間のクーラーが今月になってぶっ壊れちまいました。
いや、去年あたりからおかしかったのですが、だましだまし使ってました。
ちゃんと涼しくなってたし。
今年の7・8月もそれなりに働いてくれていました。

それがまあ、9月で暑くなったとたんにですよ。
とうとう使用不可能になりました。
おまえ、いよいよって時に…。
暑いんだ、居間。
つい冷蔵庫に手が伸びます。
冷たい麦茶がウマイ。
調子に乗るからお腹がイタイ。

暑いときに猛烈に暑いのが良い。
残暑のときはそれなりに。



2003年09月03日(水) どきどきな東急東横線

久しぶりに東急東横線に乗りました。

東横線は稲葉が大好きな電車であります。
小学生のごく短期間、通学で田園調布〜綱島間を通っていました。
今では当たり前すぎる「電車に乗る」という行為にわくわくしてました。

通い始めの頃はどきどきしました。
祖母が付いてくれてたんですが、それでも1年生稲葉には充分などきどき体験でした。

さて、東横線は音につきます。
東横線は音が良い。
ドアが閉まって、発車して、ギアが入れ替わっていくときの音がなんともいえないほどに気持ち良い。
気持ち良いって表現も変な感じですが。
さあ走るぞぉって意気込みが感じられる音で、今も東横線に乗ると発車のたびに耳を澄ませたくなります。

東横線にお乗りになる機会があったら、ぜひ、音に注意してください。
JRとは違う趣がありますから。

   ◆

さて、普段はJR利用者の稲葉。
東横線に乗るときは切符を買わねばなりません。

こないだ、切符を無くしてしまいました。
携帯電話を入れている胸ポッケに切符をねじ込みました。
その後、電話をいじった時に落ちてしまったんですね。

仕方がないので東白楽駅の改札口で駅員さんにごめんなさい。
学芸大学〜東白楽間の運賃は240円。
ただし、このときの稲葉の財布には150円しかもう残されていませんでした。
情けなくて情けなくてもう。

どうなっちまうんだろう、とどきどきしながら正直に財布を広げて見せると、ため息一発ののち、自動改札のゲートを開けてくれました。
もう失くさんでくださいよ、と呆れた感じ丸出しの声で注意されながら。

こういうときはね、もう小細工を弄したりするのはダメね。
ひたすらに正直にあたるのがいちばんの上策ですな。
ウソじゃないってのがわかれば、駅員さんはけっこう話が通じるものです。

久しぶりに東横線でどきどき。

   ◆◆◆

【関連記事リンク】
2003年5月8日『稲葉の悪癖』



2003年09月01日(月) 次の舞台は舞台裏

大学の頃に旗揚げをした劇団で音響さんをやることになりました。
しばらく劇団を離れてたんですが、今回、裏方さんの方でちょっと戻ることになりました。

役者として体を動かすわけじゃないのですが、稽古場に通うってのが肉体労働だってことを思い出しました。
その分バイトを減らすのですが、来月のお財布は大丈夫かなあ。

今回は裏方さんに徹してます。
それでも役者さんの稽古見てると、いろんなもんがうずきますね。
それ分かるなあ、とか
稲葉ならこうするなあ、とか。
思ったことをお芝居で表現できないもどかしさが、くすぐったくもあり、新鮮で面白くもあったりします。

劇団の中で女の子によるダンスユニットが作られてるんですが、彼女たちのダンスみてて、こっそり振りを覚えようとしてる自分が楽しい。

今回は1日限りの公演です。
その1日のために毎日稽古重ねてます。

本番間近!


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稲葉 馨

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