馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2001年07月31日(火) 稲葉、納む

ついに稲葉が部費を払いました。
はい、8,000円。
これでめでたく稲葉も真のべディック部員。

もううしろめたいものなどありませんからね、
遠慮なく、容赦なく問い詰めますよ。

「あなた、部費、払いました?」

とくに機材とか借りたいって人ね。

そりゃね、経済的に苦しいのはわかる。
でもね……言いたいことは分かるわなあ。
稲葉も心を鬼にしてるんです。

さて、いよいよ2年生研修会です。館山に2泊3日。
なにかいいことあるかしら。



2001年07月30日(月) 稲葉、手違う

そうか。コムギコ殿はテレ制で忙しいのか。
さいきんコムギコ祭りがおとなしいので心配してましたが。

さて、総会でした。
狭かったですねー。ブラジルとかの刑務所みたいでしたね。
まあ、たまにはあーゆーのもいいっしょ?
接しあいは大切ですから。

ごめんなさい。今度はちゃんとしてると思うから。
だってだってー、予想してた半分の広さしかないんだもん。
壁があるなんて思わないしー。
今日過去最多人数だったしー。
また新たに2人入りましたか。
けっこうけっこう。

井上殿、AR殿、名和殿、企画承認おめでとうござります。
既に承認されているお歴々も合わせていい夏にならんことを。
会議でも言いましたが、助言は求められれば幾らでもします。
だって「ビギナーズ」だもん。
井上殿の作品に出演することになりました。
なにとぞよろしくお願いします。

また、芸祭における各部署の責任者になられた方々も頑張って。
稲葉あるいは物井殿を積極的に頼るべし。
個人的にはね、副であっても長木姫殿がやるって言ってくれたのが嬉しかったです。

nuki殿はじめ芝居班の方々、打ち上げ行けなくなって申し訳ない。
ちょっと外泊するわけにいかなくなってしまったものですから。
所沢は遠くなりにけり。
でもいつか、また。きっとぞきっとぞ。

ともとも殿、みさ殿、宮崎殿が欠席。
彼らにはいろいろと話したいことがあったのですが、残念。
SS殿はここではよく見かけるんだけどね。
元気ですか。
コムギコ殿は…いっか、明後日会うし。

稲葉は合宿について考える。
舞台があったおかげでしばらくべディックが頭から抜けていました。
今日の総会も精彩を欠いたかもしれません。

あ、いつもそうか。



2001年07月29日(日) 稲葉、打つそして鬱

「えんにち、やります。」
と銘打って行なわれた4劇団の合同公演が終了しました。

疲れましたよ。
たったの30分の芝居でしたけど、ずっと板上でしたからね。
役者は体力勝負ということを改めて実感。

にしても大きい劇場でした。
厳しかったけど、でも確実に気持ちよかった。

初日は客席がよく見えませんでしたが今日(2日目)はけっこうはっきり見えましたね。
両親と祖母がいました。
客席の一番後ろまで行った時にともとも殿を発見。
あと、ただを殿がいた、と守谷殿が言ってました。

アンケートでは4劇団中3位。
むうう。まあ構成が構成ですからねぇ。
にしてもねえ、むう。
ちなみに1位は守谷殿演出の劇団こってりでした。
私は他劇団の舞台は見られなかったのですが
こってりさんはなかなか面白かったと聞いています。
ビデオを見るのが楽しみだ。

役者個人のアンケートでは稲葉は5位に入りました。
いや、これはちょっと嬉しかったです。
全部で役者は30人くらいいたのかな。
うん、でもね、まだまだ。
喜んでいいのは今日寝るまででしょう。
因みにうちの女優の菊池殿は2位でした。

いつもね、完全に満足するなんてことないんですよね。
いつもどこかが消化不良。
いや、消化不良って言葉は違うなあ。
よく言えば、まだ可能性はあるぞってとこですか。

毎回へこんでます。
軽くだったり、時には深刻に。
でも極力引きずらないようにしています。
あと終わったその日はとりあえずはしゃぐことにしています。
翌朝、心と体が落ち着いてからゆっくり考えて…。
今回も明日の朝、浅く鬱になっていると思います。

あ、でも総会までには立ち直ってますから。

いつもへこんで反省して…
でもそれもいいのかな。
もし100%満足しちゃったら
専守防衛に徹しちゃって、最悪、お芝居やめちゃうかも。

今はこれくらいしか書けません。
あとなんか思い浮かんだら、稲葉のプライベート日記帳に書き綴ります。



2001年07月27日(金) 稲葉、仕込む

べディックのメンバーが上映会で下北沢にいた頃、
稲葉は劇団Pl.の仕込みで人形町にいた。
過去にないほど楽な仕込であった。

今回は4劇団合同上演。
スタッフはその中の2劇団から主に出され彼らを中心に進められた。
前回も書いたけど、専門職のなんと心強いことか。
うちらは仕込みというのにのんびりしてました。
いろいろトラブルとかはあったようですが。

いや、のんびりといったって言葉通りにとらないでよ。
一応、手伝ったり、セリフの流れを追ってたりはしました。
でも仕込みの面ではほとんどまったく何もしていません。
スタッフがいっぱいいるっていいなあ。

下北沢や会議に出席してくれた物井殿たちにちょっと申し訳なくなった。

芝居の方はねえ…まあ問題が無いわけではないですが。
でもここまできたらね、吹っ切るしかないのかな。
いつもそう。
落ち込むのだけはしないようにしたいですね。
少なくとも終わるまでは。

ちなみに、芝居班のワークショップに参加してくれた守谷殿が演出をする芝居もあります。
それも合わせて観に来られては。
ま、あんまり期待はしないでさ。
いや、してもいいけどね。




2001年07月24日(火) 稲葉、監督に思う

映画学科3年生実習、いわゆる3実の顔合わせ。
午後4時に江古田のデニーズで。

監督は岸塚くん。
運映動画の代表作『涅槃の腕』で稲葉と共演(対戦)してる男だ。
ほかにもここには『涅槃の腕』のスタッフが多くいて、稲葉としてはやりやすい現場である。

以前、彼らと仕事をしたとき、スタッフという仕事に初めて感動を覚えた。
やっぱり撮録コース・監督コースで勉強しているだけあってじつにいい仕事します。
自分の仕事をちゃんと心得ている人はカッコイイです。

あと彼らは役者の気持ちを持っていくのが上手いですね。
涅槃のときの監督の入江くんは稲葉のモチベーションを巧みに揚げてくれました。
そりゃ代表作にもなりますよ。

監督の本来の第1の仕事は作品を創る場の「雰囲気」を作ることですね。
実際の仕事はカメラ・照明・録音さんが助監督指揮の下で進めてくれます。

べディックは監督兼カメラマン(兼その他書ききれない)が主流になってるからこの感覚はわかりにくいのかもしれません。
べディックに限らず、学生映画は基本的にそうなのかな。
勿論それがいけないとは言わないけれど
でも少なくとも役者としてやりやすいのはちゃんと「監督」がいる現場だと思います。
勝美荘殿と稲葉のようにお互いに知り合って信頼しあっていれば話はまた別だけどね。

そんな現場を味わえるということをみても学科の3実は役者として参加する意義があります。
今回、岸塚くんの顔合わせを終えて、いい現場になりそうな
そんな予感がします。

さて、以前もちょろっと書きましたが、今回、友澤殿と共演であります。
べディック会長としてじゃなくて、演技コース3年生として接するわけだけど
なんか気恥ずかしかったっす。
微妙に稲葉のキャラも違いますからね。
べディックにいるときと学科にいるときとで。
ま、今後ともよろしく。
クランクインは1ヶ月位あとだけど。

余談。
これを書いている現在(7月25日午後3時半)、
ものすごい雨ともっと凄い雷。
寸断なく光りつづける空、幾重にもなる稲妻。
家の電気が一瞬落ちかけたよ。こえー。



2001年07月23日(月) 稲葉、始発に乗る

初めて山手線の始発電車に乗ったのだけど予想以上の人の多さに驚いた。
座席に座れないのだ。
みんな、そんな時間までなにしてんの?
東京は眠らない街なんですね。

若い女の子なんか見ると、お父さんじゃなくても心配する。
スーツを着ているオヤジは出勤なのか帰宅なのか微妙なところだ。
あきらかに「寝過ごした」って顔であわてて降りるやつ。
4人分陣取って熟睡してるおっさん。
風俗嬢の3人組。彼女たちは3人ともアジア系の外国人だが
かたことな日本語を使って話し合っているところをみると国が違うのだろうか。
この時間帯になる携帯の着信音は普段より気持ち大きい気がする。

でもね、おばさんは絶対いないね。



2001年07月22日(日) 稲葉、情けを受ける

京浜東北線に乗ってゆらゆら。
いつのまにか立ったまま寝ていました。
したら前に座っていた初老の男性から席を譲られました。

なんかね、落ち込んだよ。
よっぽど疲れて見えたのかな。
まさか21の若さで席を譲られるとは思ってなかった。

稲葉に席を譲った紳士は次の駅(川崎)で
「じゃ、ほどほどに」
と爽やかに去っていきました。

もうちょっと虚勢張っていこうと決めました。



2001年07月20日(金) 稲葉、横浜へ出る

横浜の町に出ました。
学科の課題で『ホタル』見なくちゃならなくて。

したら『千と千尋の神隠し』凄い行列でした。
同じ映画館では『A.I』『パールハーバー』『みんなのいえ』もやってましたが
宮崎駿の前に沈黙。

でも『ホタル』はやってなかった。
いっそ『千と千尋〜』見ようかと思ったけど
列があんまり長いからやめた。

今日の横浜は浴衣着た女の子がいっぱいでした。
そう、今日は海の日。
港町・横浜…いやヨコハマにとってもっとも大切な祝日なのです。
自分の部屋から港の花火に耳をかたむけました。

見に行きたいな、花火。
女の子と。浴衣着た。



2001年07月18日(水) 稲葉、彷徨す

今日は学校がありませんでした。
だけどなんかがあったような気がしてしょうがなかったです。
予定帳には何も書かれてないから大丈夫なはずなのに
気になって江古田に行きました。

やっぱ何も無かった。
とっても平和な江古田でした。
ふらふら、ふらふらしました。
図書館がやけに混んでいて驚いた。

もう自分が次にどこで何したらいいのかわからなくなってきた。

さて。
連絡用掲示板にトラブルあって開かないので
ここに書かせてもらいます。
今月29日から8月6日まで暗幕を監督コースに貸し出します。
何か問題あらば報告されたし。



2001年07月16日(月) 稲葉、降りる

映画学科3年実習のうち、稲葉が主役をつとめる予定だった作品から降ろされました。
スケジュールが噛み合わないことによります。
8月あたまの2年研修会合宿がそれです。
あー、あったま来た。合宿は遊んでやる。
女の子は水着もってこい。
うん、セクハラ発言だね。ごめんね。
けあま殿にふられちゃったから。

去年も副会長殿と総務殿の水着姿が拝めると張り切ってたのに。
先代会長殿(当時、現役会長。女性です)の水着姿を見ました。

それはそれでよかったかな。うん。

そう、降板ですよ。稲葉初体験。
ああ、本当に来年の卒業制作のオファーは大丈夫?

おかげさまで会長音頭もうすぐ100ヒット。
いまにコムギコ祭をぬく。
ポイントはこまめに更新すること。
どのホームページについても言えることですね。



2001年07月14日(土) 稲葉、モデルになる。課題をやっつけんとす

金曜日、会議の前に写真学科のスタジオで勝美荘殿に写真を撮ってもらった。
オーディション用の宣材写真である。
宣材とは宣伝材料の事である。
いや、これがなかなかどうして。
自分で言うのもなんだが、稲葉は写真だといいオトコになります。

でも会ってがっかり。やーねー。

この日は前髪触覚もバッチリ立ってました。

さてさて。

みなさん試験に追われてるようで。
稲葉は試験は無く、レポートが3つ。
その中の1つに観劇レポートがあった。
で、忙しくて劇場に行く時間が無いんですが…っていいました。
そうなんです。今の生活ではまとまって2〜3時間空くなんてこと無いのよ。
で、代わりの課題を考えてやるって言われました。
したらさ

映画『ホタル』をみて感想を書け。

だって。
だーかーらー、劇場にいけないって事は映画館にも行けないってーことなのよー。
これじゃ何の解決にもならんです。
しかもよりによって『ホタル』ってさ。
健さんだよ。
映画学科の田島先生はあんなの(『ホタル』ね)は本当の健さんじゃない。
健さんは『網走番外地』に限る。『ホタル』なんか見ちゃダメだっていってたぞ。

仕方ないからパンフだけ買ってそれで何とか単位をもぎ取ろうと思う。
いままでそんなんばっかやってフル単獲ってきた。

単位は知識にあらず。要領なり。
ひいてはその人の逞しさ、じゃないかしら。



2001年07月13日(金) 稲葉、この夏、映画に出る。

タイトルにある3実とは映画学科3年生制作実習のことである。
ようするに夏休みを使って監督・撮録・演技の各コースが共同で作品を創る。
来年の卒業制作を視野に入れて各班の編成が組まれる。

現在、稲葉は3人の監督から出演の依頼を受けている。

その中で1つ問題がでていて…。
7月末に、B試験の最中から1班撮影が始まるのだが
これが稲葉の公演とガチンコ。
まあ芝居のことは事前に話してあったのでまあ問題は無い。
それでも監督はおおいに頭を抱えていたが。

問題は8月に入ってから。
ご存知のように稲葉は8月1日から3日まで館山に合宿に行く。
撮影がこれともかぶっている。
今日、監督と話し合った。
でもずっと平行線。
監督もぎりぎりの日程でやってるから必死だ。
監督「ダメ、ダメ、ダメ」
稲葉「ムリ、ムリ、ムリ」
お互いそれしか言わなくなって険悪になって…。
喧嘩を覚悟した。
なんとか「ま、いろいろ道を探してみるけど」
といってもらった。
まったく申し訳ない。

でもこの話し合い、場所が良くなかった。
監督コースが集まっている所でやったもんだからさ、
稲葉の評判、監督連のなかでがた落ちだろーな。ふう。
来年、卒業制作の話、ちゃんと来るかしら。

ビギナーズ撮ろうとしている皆さん。
事前の確認はしっかりしときましょうね。ほんと。

他の2監督については全く問題なし。
ただ共演者になんと友澤殿がいる。
あーらら。陸上部員同士で共演。
よろしくね、友澤殿。1年生との本格共演はあなたが初めて。
合宿での☆殿の例があるけどね。

学科の映画製作とは別に勝美荘殿監督のやつにも友情出演。
これで7月下旬から9月初旬までフル回転。
今年の夏も忙しそうだ。

いままで忙しくても迷惑だけはかけないようにしてたつもりです。
でも今回、監督に悩みを与えてしまいました。
稲葉も悩んでます。
あんまり忙しいのも考え物です。

1文目。
「タイトルにある3実とは…」ってあるけど途中でタイトル変えたんだ。
だから無視して。



2001年07月12日(木) 稲葉、安息の地

稽古を終えて帰宅する。
今日の夕飯はロールキャベツ。
淑子のお手製である。
淑子とは稲葉の母である。ぷんそ殿とは何の関わりも無い。

家でする食事がこんなに美味しいものだったということをあらためて知った。
ここ最近、家で食事なんてしていなかった。自宅生なのに。
食事は松屋。睡眠は部室って日々。

バイト(松屋)を始めてから「家」というもののありがたみを知る。
一人暮らししている人も同じようなこと感じてるんだろうね。

ある冬のこと
早朝にバイト(松屋)終えて帰宅。
泥のようになって布団に潜り込むと足元が暖かい。
睦雄が湯たんぽを用意しておいてくれたのである。
泣きそうになった。
あの日の布団の暖かさは忘れられない。

因みに睦雄とは稲葉の父である。
「ちかお」であって「むつお」と読んではならない。

いい家に生まれたもんだとつくづく思う。

HOME

なんと安らぐ言葉であろうか。



2001年07月10日(火) 稲葉、名乗りを上げる

コムギコ殿の日記が休業しました。
だからというわけではないですが稲葉がなんか文書きます。

コムギコ殿はさしずめ牛丼太郎ですな。
「しばらくの間、休業します」
稲葉はもちろん松屋フーズ。
「おかげさまで東証一部上場」
うん。けっこう。

会長音頭というタイトルはイヌゴハン殿がつけました。
気に入っちゃいました。

ま、楽しみにしててくだされ。



2001年07月09日(月) 当日記のご案内

おはようございます。
当日記の作者、稲葉 馨であります。

稲葉の観たこと・思ったことを中心に日記ともエッセイともコラムともいえるような文章を書いております。
貴方様のお越しを心より歓迎申し上げます。

この日記は、日本大学芸術学部文化部連盟B.D.C.演劇映画放送研究会の公式ホームページより始まりました。
初代管理人の犬飯殿のご協力により『会長音頭』としてスタートしました。
犬飯殿ありがとうございます。

そして連載も6年を超えて今に至ります。
読者の方々にもお礼申し上げます。

初期(稲葉が学生だった頃)は読者が限られていたこともあり、内輪的な内容が多く、一般受けする記事があまり見られません。
悪しからずご了承ください。

それでは今後とも稲葉 馨と『馨絵詞』をよろしくお願い申し上げます。

このページの最終更新・2008年1月1日。


   もくじ  未来 >


稲葉 馨

My追加