ゆにっき
UNi



 じん‥ときた。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
人と人とは、ほんとうにはわかりあえない、
と知る謙虚さがあって、はじめて、
たがいに親切になれるんだと思う。

Only is not Lonely.
みんなが本人として、生きる。
みんながほんとうは他人を理解しえないと知る。
だからこそ、親切は生まれる。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

ほぼ日ダーリンコラムから勝手に拝借。

他人を理解している、と私は傲慢に思っていたのかもしれない、
とこの文章を読んではっ、とさせられた。

理解している、というよりも、
「理解出来るに違いない」
と思っていたのかもしれない。

だから、人の相談にも辛さを聞いてあげる時も、
その人の気持ちになって、答えてあげよう、
そう思っていた。

でも私は所詮その人ではない。

その人の苦しみ、辛さ。

それはやっぱりその人にしかわからないものだ。
でも、だからダーリン(糸井さん)も言うように
「人と人とはわかりあえない」
という事ではなくて、
「同じではない」という事を忘れてはいけないんだと思う。

自分がよかれと思って、その人の気持ちになって
何かをしたとしても、必ずしもその人の為になったのか?
というと、やっぱり『?』なのだ。

でもとかく人は、いや少なくても私は
その事をつい忘れがちだ。

自分自身、辛い事や悲しい事があって、
友人などに聞いてもらうとして
「私の気持ちなんて誰もわからないんだ」
と思った事も確かに遠い過去にはあった。

でもわからなくて当たり前なのだ。
彼等は『私』ではないのだから。

そのおかげで自分とは違う考え方を聞く事が出来たりして
目からウロコが落ちる時もある。

だから、人と人とのかかわりって
本当に重要なんだと思うのだ。

私はこの世でたった1人。
私は私でしかありえない。


日々もがき、苦しみつつも
ほんの少しの、ちっちゃいランプの光で照らされた足元を、
おぼつかない足どりでも1歩1歩、
確実に歩きながら、きっとそのうちに
光りの場所まで到達出来るのだろう。


人とかかわり、支え、支えられつつ。

2005年05月30日(月)



 『白』と『黒』

今日、とある出来事で気づいた事がある。

最近もずっと感じていた事だけど、
私はどうも『白』『黒』はっきりさせないと気がすまない
たちのようなのだ。

でもこの世の中には

『限り無く黒に近い』

状態であっても

『グレー』

でなければいけない事があるという事だ。

『白』か『黒』か。

それは自分の事だけを考えていたという事。
その状況や人にとっては
『グレー』
がいい状態の事もあるのに。

でもそれはその人でなければわからない事もある。
だから「グレーでいさせてくれ」
と主張されなくては気がつかない事もあるのだ。

今日私はある人物に
「グレーでいさせてほしかったんだ!」
といわれた。
確かに私はその人によかれと思って言った事だったが、
その人にはそういう風には受け取られていなかった。
もちろんその人の言ってる事も、ただのわがままだという事もある。
現に私はその人の言う事でひどく傷ついた。
その人はそれでも「とても幻滅した」とまくしたてた。
…なんだかな、である。

しかし、やっぱりここで

「『白』と『黒』だけじゃないんだよ」

と言う事に改めて気づけた事は良かったと思うのだ。

世の中には理不尽で、納得いかない事が多々ある。
でも決していつでも結論を出す必要はないんだってこと。

納得いかないからもっと考える。

そして『最善』だと自分が考えた道へ進む。

それでもそれが最善かどうかは誰にもわからない。

でも時には
『グレー』
でいなくてはいけないんだって。よくわかった。

もっと前にそれを理解できていれば、
今の状況にはならなかったかもしれないのにね…。 



2005年05月15日(日)
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