こもれび。

2005年08月31日(水) 関西遠征その1。


こないだの週末は関西へ行ってました。
元はフェス見たい一心だったのが、いつの間にやら盛り沢山になって
まして、なんとなくのんびりはできませんでしたが、目的は遂行
してきました。たのしかったー。

土曜朝は京都の国立博物館で龍馬展。
人は多いわ、観たいものはたくさんあるわで予想以上に時間かかり
ましたが、いろんな龍馬さんの手紙とか面白くて楽しめました。
で、前々から行ってみたかった「鍵善良房」のくずきりと、久々に
行きたかった錦市場の「こんなもんじゃ」の豆乳ドーナッツはしっかり
食べてきました。ありそうでなかなかありつけない味なので満足。
もう数軒まわりたいとこがあったのですが、そこで京都を後にして大阪へ。

晩には、”納涼 茂山狂言祭”の一日目を見に行きました。
広島のアステール以外で狂言を観るのは初めてでしたが、今回の大槻
能楽堂もいいとこですね。地下鉄がストップしたりもしてたためか、
始まりが少々遅れ、演目の順番もかわり

 附子/三本の柱/首引

の順番となりました。
お話は逸平くんで、途中で附子の用意のために、あきらさんにバトン
タッチ。なんか”一粒で二度おいしい”って気分。しゃべり方はそれぞれ
個性が出るんですものね。

「附子」は、小学校の教科書に載ってたりもする、わりと知られた演目
ですが、これはやはり舞台で観たほうが絶対面白いです。
逸平くんと千三郎さんのコンビと千作さんがまたいい組合せでした。
あおげあおげ、という部分なんかはお腹抱えてましたよ。
「三本の柱」は、千之じょうさんと三笑会の方々という組み合せ。
これは観てて平和でほほえましいなあなんて気持ちになります。
そして「首引」。
これは、最初から宗彦さんの美男ぶりにやられてましたが、それだけ
じゃすみませんでした。七五三さんの親鬼の親バカぶりも素敵でしたし、
眷属の皆様の様子もまた面白い。
しかし、何よりも強烈だったのは童司くんの”姫鬼”。
一目観てその場で虜になりました。もうどうしようってくらいに
頭から離れなくて、夢にまで出てくる有様です。

能や歌舞伎も見たいなと思うんですが、やっぱり狂言面白いですね。
茂山家の皆様もだいぶ覚えてくると、楽しみはまた倍増します。
しばらくは狂言メインかなあ。

趣味事メインで暮らすなら関西に住みたいなあと思いますが、
歩くたびに周囲の歩行のペースにのれきれてないのが実感できるので、
普段は広島でいいかなとは思うんですけどもね……

「その2」は前日付で少々書きました。「RUSH BALL」に
行ってきたことを少しだけ。ほんまに少しだけ。



2005年08月30日(火) 関西遠征その2。


明けて28日日曜はロックフェスへ。
泉大津フェニックスにて行われた『RUSH BALL』。
いろんなバンドが出てまして、「ROSSO」や「勝手にしやがれ」、
バンアパは生で聴いたの初めてだったんですが、好きになりそうです。
新幹線の時間もあったので、夕方のバンアパまでで帰りました。
メインのバンプオブチキンやスカパラ聴けなかったのはちょっと
寂しいですが、あたし達の中でのメインのACIDMANは
しっかりはじけてきましたよ。


ACIDMANのセットリストは

 Freak out/アイソトープ/赤橙/リピート
 the color of the winds/ある証明

と、好きな曲ばかり。そうでない曲はほとんどないんですけども。
「波白く」や「風冴ゆる」も聴きたかったけど、あの場所なら
卒倒しかねませんから、今回はこん5な感じでよかったかな。

繋ぎにいろんなフレーズやりながら。
チューニングあってないとか全然気にもせずに前方で跳びはねてました。
生命の危機を感じて少々後ろに流されてみたら、むしろよく見えたり。

「Freak out」は最初から一気に波に乗せられて、
将棋倒しになりそうな危険をもはらむほどに熱狂してました。
続く「アイソトープ」は1曲目の流れを受けつつ、心地よいのりで。
3曲目の「赤橙」は定番の名曲でございますが、夕暮れを予感する
野外で聴くのはまたいいものです。一緒に歌う人も多いのですが、
この曲で後ろに立ってた兄さんがめっちゃうまかったのを
覚えてます。ライブならではのことで、これもよかったなー。
赤橙の終わり際のオオキさんの歌い方とかすごく好きでした。

その次の「リピート」、孤独の影が消えてきたように思います。
アルバムで聴いた時にはすごくひとりぼっちな気分になってたのに
いつの間にやら、寂しさはあるけど一人じゃないって感じに聞こえてきます。
続く「the color of the winds」でまた一気に高みへと引き上げられて、
ラストの「ある証明」では、ライブはいいなあ、ACIDMANに会えて
よかったなあと思いながら、思いきり飛び跳ねてその場の空気を満喫して
きました。

あと、ステージ終わってスタンディングゾーンから退場する際には
”観客側も歌ったりしてるのにビックリしたし、今日のそれまでの中では
一番アシッドマンがすごいかも”
って言ってたコ達が居て、聴いてて嬉しくなりました。モッシュや
ダイブがたぶんなかったのもよかったかな。あれはギュウギュウ詰めの
時にされると危険感じますものね。

まだ聴きたいなと思ったけど、あたしの今年のライブはこれで一旦
締め括り。予定の出てるライブは行けないし、アルバム発売後の
ツアーは年明けてからでしょうしね。

アシ一つで軽く全身筋肉痛。いえ、前日に京都や大阪で観たいものの
ために歩き回ってましたから足さなきゃなりませんが、許容量いっぱい
でしたしね。

砂煙と会場までのメンドーな行き方を除けば、楽しいフェスでした。
砂煙はほんまにひどくて、吸い込んだりしてるうちに喉がガラガラ。
それとも野外のフェスはどこもあんな感じなんでしょうかね……
来年元気があれば他所にも行ってみたいなあ。

なんて具合に二日で夏の楽しみを詰め込んだような関西遠征でございました。
大好きな京都は今回時間があまりとれなかったので、近いうちに
ゆっくりまわりに行きたいなあ。旅や趣味事に関しては、”これでよい”
と思うこともなく、次々やりたいことが浮かんできてしまいます。

人間の欲望ってばすごいですね。どこからこんなにわいてくるんだろう。
あたしの場合は、いろんなとこ行きたい、観たい、食べたい、とか。
そんな自分がかなり好きだったりするので、幸せな方なのでしょうかね。



2005年08月24日(水) 久々映画。


今日は映画観てきました。何ヶ月ぶりだろう。
散々迷った中で観たのは、『スターウォーズ』と『鋼の錬金術師』。

今さらながら、といった感もありますが。
私の中ではようやく”スターウォーズ祭り”が到来中なのです。
スペースなんとか、といった具合のものに対して、
昔から苦手意識が何故か強くて、避けてきてまして。
しかし、最近はその面白さがわかるようになりましたよ。
『銀河英雄伝説』も小説で読むと面白くて、買い揃えてしまいました。
今では初代ガンダム(限定)が観たい気分もあります。主に異性の
友人知人との話の流れでもたまにセリフが出てきたりするんですよ。
なんか知ってる人間の共通語っぽい感じなのが聴いてても面白いです。

話は戻りまして。昨夜遅くまで前作のエピソード2を観てまして
夢でもそんな世界を観て、朝一番でエピソード3に行ってきました。
通して観ると、アナキンがダークサイドにとらわれる様をまざまざと
見せられることになり、目を逸らしたいのに逸らせない展開でした。
R2―D2がかわいいですね。すごく好きです。
旧3部作の方はまだ観てないのですが、聴いたところ、
R2はシリーズ皆勤賞とのことなので、まだまだ楽しみは続きます。
それから、苦労人なオビ=ワンもとてもよかったなあ。
週末の予定がなかったらDVD買いに行きたいくらいな勢いです。
ルーク版の方は、ハン・ソロが気になる人物。はまったら
またここで騒ぎそうです。でも、きっと気に入るんだろうなあ。

で、『鋼』は朝起きた時の気分で決めました。
テレビシリーズの続編とのことでしたが、そっち観てなくても
わりと楽しめました。錬金術のシーンとかもう少し観たかったかなあ。
そうそう、いつも見てる映画の客層となんとなく異なってたのが
不思議な感じでしたが、そんな中、何故か友人に会ったのが笑えました。
類友というやつですかね。約束も話もしてなかったというのに。
お互い読み応えのあるマンガが好きで、コレも読んではいますが、
まさか映画も観にいってるとは、どちらも思ってなかたんですよね。
ちなみに、テレビじゃなく原作はまだ連載中ですが、大人でも
十分読み応えはあるんじゃないかなと思います。意外と深いお話です。


そういえば、『ハチミツとクローバー』新刊も読みました!
今回は真山くんとリカさんとあゆと野宮さんの4人がメイン。
笑える場面もありつつ、せつなくなったりして、それぞれの
恋愛を観てたら、いろんな形があるのだなあと考えさせられます。
こういうことはどれだけ知っても全く知らなくても迷うばかりで、
答えは見つからない気もしますね……



2005年08月19日(金) くやしくも。


あのですね、先日翻弄されかけて悔しい思いをして、
それをひきずりっぱなしなんですよ。
きっとあたしばっかりなんだろうなあ。
あちらも多少でもいいから何か思ってたらいいのになあ。
思い返す度に頭抱えこみそうになってますよ。
たぶん仕事中の様子もおかしいと思います。きっと挙動不審。

ちょっとは腹くくって平気になったと思ってたのになあ。
多少触れられただけでどうしたもんかってくらい動揺してます。
洗練された仕種にかなわないのも悔しいですよ。
ああ、でもそれらもひっくるめて、やっぱりいいんですよね。
というわけで、やっぱり重症だということが判明しました。
久々という時間が、威力倍増させたような気がしますよ……

なんかですねえ、よほどのことがない限り、まだまだ時間が
かかりそうです。どうなるかわからないけど、せいぜい
楽しもうと思います。



2005年08月13日(土) 夏フェス行きたい。


今日まで仕事。
さすがに駅も道路もいつもの賑わい方と違いますね。
帰省やら旅行やらで楽しそうな人の多いことったら。
まあいいや。いつものことだ。のんびり出勤いたしますわ。

アシッドマンの三ヵ月連続リリースが決まってましたね。すごく楽しみです。
年末にはアルバムでますから、ツアーするんだろうな。こっちは必ず参戦しますよ。
ほんまはCountdownJapanにも行きたいけど、休めるかわからないしね・・

夏フェスのために、一月ちょっと聴いてなかったアシを久々に聴き始めたら
惚れ直してしまっているところです。ああ、もう何でこんなに好きすぎて
たまらないのでしょう。
しかも、「LOOP」との相性がやはり一番いいらしく、
朝から泣きそうになってます。うーん。
知性のカケラを感じつつ、さらけだされたココロの一部に触れる感じなのかな・・
そうして感じるものが、あたしの知ってるものにどことなく近井ようで
シンパシーとかも少しはあるのかなあ。
新作出る前からこんな調子です。今年いっぱいはこのテンションが続く予感がしてますよ・・



2005年08月08日(月) 階段昇れませんよ・・


お稽古、上のクラスに出てみたんですよ。

・・泣きそうです。できないことにワクワクはするんですが、
困り果ててることにも変わりはアリマセン・・
階段登りたいのに、あたしの足幅じゃ足りない感じです。
基礎練からして何をやってるのかさっぱりです。目が追い付きませんってば。
スローで教えてもらったら理解はできるんですが、テンポあがると元通り。
何とかしたいと思う気力があるので、半年くらい粘れば
皆さんの足元くらいには辿り着けるかなあ・・さぼらなければね・・

課題曲がかっこいいので、まあ何とか頑張ろうと思います。
ソレアもあるんですよ。出だししか観てないけどワクワクしてます。
速いテンポの曲とか多かったから、今回はまたいろいろと課題を
探せそうですよ。怖いけどそれ以上に楽しみの方が大きいかもしれません。
しばらくは本腰入れてみようと思います。

そういえば、セビジャーナスで笑顔のかわいいコとご一緒させて
もらっちゃいましたよ。前から好きなコとは、また別の人なんですが
いいですねぇ。目が合うとニコーっとする様がかわいらしく
踊ってる最中だというのにうっかり見惚れそうでした。
なんだかこれじゃあまるでオジサンみたいだ・・やばいやばい・・
お互い楽しくて笑顔がこぼれるってのが、ちょっと理想なんだけどなあ・・



2005年08月05日(金) 八月六日。


TBSの特番「ヒロシマ」の番宣は、全国どこでもあるんでしょうか。
ここ広島県は、そういった番組が他県よりも多いと思うのですが、
この番組のテーマ音楽がすごく泣きそうになるものでして、
番組も観ようかなと検討中でございます。
歌い手さんはジュピター歌ってた平原綾香さん。
久石譲氏作曲で”千と千尋の神隠し”でも流れてた「いのちの名前」です。
曲と平原さんの透明感のある声が切なくなるくらいにぴったりとしています。
最近じゃコマーシャル観る度目が潤む有り様です。

ここの日記でかための話題を語るつもりはあまりないんですが
今回はちょっとだけ。六十年前を知らない人間のひとりごとということで。
広島に来たのはわりと前ですが、タイミングがずれたのか、学生の頃は
平和学習というものとほぼ無縁で過ごしてましたので、その時代のことは
歴史の教科書レベルのことしか知りませんでした。
そんなあたしがそういった問題を意識したのが、数年前に一度だけ
原爆資料館に行った時です。県外の友人が遊びに来たからというきっかけでしたが
実際行ってみて言葉をなくしました。ほんまに”百聞は一見に如かず”です。
観て何も思わない方がいるとは思えないくらいに、雄弁に語りかけてきます。
真夏の昼間に行ったのに、暑さがわからなくなるくらいにこわくなりました。
その印象が強くて、それからは一度も足を運んでいません。
しかし、それからは以前よりは意識するようにもなってます。
地元の新聞なんかはよくそういった記事もあります。架空の話じゃなく
確かにかつてあったことなんですよね。なじみの深い市街地を歩いてて
現在の賑わう姿からは、あの頃のことはほとんど想像できません。
原爆ドームがなければ、どこにでもありそうな風景にも思えますもの。
もっといろんなことを考えなくちゃいけないんだろうな。
戦争は知らないけど、あの時代を知る術はまだまだあるのだし、
この平和な暮らしは失いたくないなと思いますから。

そして、いつか世界中から争いがなくなったらいいのにな。
簡単じゃないことくらいわかってるつもりですが、この時期になると
雲一つない青い空を見上げてはそう願ってしまうのです。



2005年08月02日(火) 環境とか。


この日記を書き始める以前の自分が書いた文章を見つけたので
読んでみてました。一つ一つが、今よりもっと短い文章でした。
もう少し手直しは必要でしょうけど、あっちのほうが読みやすい
かもしれないなんて思っちゃいましたよ。
うーん、ちょっと自分の文章を見直してみようかな……

環境ってのは思ってるより威力とか影響は大きいのかもしれません。
少しずつ書き溜める程度で人様にお見せしたことはほとんどありませんが、
以前少々物書きの真似事をしてた時期がありました。
働くようになってから、なんとなくバタバタしてるうちに自然と遠のいて
たんですが、ここ一、二年、いろんなものを見たり、有形無形のものを
創るヒトを見てるうちに、ちょっとうらやましくなってきてたんです。
そんなある日、ぽんと話のフレーズが浮かんできて、すごくドキドキしながら
慌てて書き留めた、ということがありました。
話にするなら、ほんの一段落くらいかもしれませんが、自分で作ったものだと
思うと、一人でちょっとだけうれしくなってきます。
文章、絵、演奏活動等々何かを創るっていうのはすごいことだよなと思います。
下手でも何でも楽しいのが一番。まずはそこから全てが始まるんじゃないかなあ。


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立見皓夜 [MAIL]

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