xxxxxx 表面張力(仮)

虚実入り乱れても記録
20010802--



2003年01月29日(水)

オママゴトではないのなら

 言葉にして考えたい,と感じたことやふと思いついたことをワタシなりの,というか自分にしか通用しないキーワード(この場合,殆どそれは日記の題名になる)にまとめてメモっていたこの一月.それらは,まだ腐ってはいないし熟してもいない.単に冷凍保存していただけのよう.
 昨日に書き散らかした文章はどうしようか迷ったが,今日ではないので昨日の日記のページに置いておく.そういう鮮度の落ちたものはたいていは捨ててしまうのだが,なんとなく.




 退職を決意して実際に行動に移してから,もう気分が社会人ではない自分を叱咤している今日この頃.仕事は進めるが,どこかでぼやぼやと春からの新生活を夢見ている.実際には時間があまりにもないので,両家に迷惑をかけつつの駆け込み結婚だ.
 恋人もワタシも,まだどこか現実味を帯びていないケッコンをふわふわとしか捉えてられていない.そして私の方は終わらせなければならない仕事で両手一杯になっている.まだ色々な事の日程が決まっていない.そりゃ,オヤも怒るわな,と自分のことではないように思ってしまう.いや,そりゃホントに怒るよ.誠意がない.
 急いで色々と決めていく.ああ,自分でもまだコドモのケッコンなんじゃないかと不安に思っているというのに!


 終わらせなければならないことは沢山ある.最低限の事がある.本音を言えば,もう感情的になって放り出してしまいたかったりするのだが,そういうわけには当然いかない.
 決めなければならないことも沢山ある.コドモじゃない.コドモでいてはいけないよ.



 体力は大丈夫?と恋人が受話器の向こう側で心配する.これから2ヶ月間,休日も忙しくなるのにワタシは相変わらず微熱を出し続けているからだ.
 2ヶ月は保つ,と答えになっていないだろう返事をする.頑張る.そうすれば春がくるよ.
 春になって君が倒れていたらしょうがないでしょう,と当然な反応.いやはや,それはそうですね.


2003年01月28日(火)

途中退場

 体調,未だ安定せずにお腹は不安定のまま.なんというか,風邪で腹が壊れるのか「気持ちの持ちよう」とやらで壊れるのか,よくわからない.
 抗生物質のお陰で熱も下がり風邪も治ったのかと思ったが,相変わらずの微熱は復活.咳と鼻は残存している.それらの存在感で「昨日は風邪で休んだんですよゲホゲホゲボゲゲ」とできるのだが,その便利さとは無関係に体調はきつい.


 この一月,建設的な仕事をせずにただひたすら肉体労働に従事していた.12時間近くの労働で疲れ果てているのと「明日の体力を残しておかねば」という思いからマトモに日記を書いていない.言葉が溢れていないわけではない.けれど,それ以上に現実的な生活を(残り2ヶ月強とはいえ)こなしていかなければならない.言葉にしたい腹の中のモヤを一言で表して,それだけをメモに残していく日々.
 しかし,どうしてこんなに日記をつけることが自分にとって大事になったのか分からない.記録にしていたいのか誰かに伝えたいのか誰かに何かを感じて欲しいのか知らないが,自分の今のアタマの中身を形にしたいらしい.目的と言えばそうなるのか.
 うずまくモヤを,最終的に私は一言に(というか題名程度の長さの言葉に)する.だから,ある意味記録しておくだけならば,私は題名だけで十分だ.誰に伝わらなくても構わない,個人的にはそれだけで当時の空気の匂いも色も思い出せる.そうであるべきだと思いつつ題名をつける.だから私にとって題名は必須だ.
 …とはいってもやはり人間,ピンとこないときもある.そんな自分の記憶容量には気づいたので,できる限り日記らしい日記をつけている.

 でもふと思う.一言だけで思い出せるならば,それはそのときのワタシにとって未だ色褪せない記憶なのだろう.思い出せなくなっていたら,それでいいような気がする.それは過去へ押し寄せる大洪水の時間の流れに呑み込まれている,それだけだ.それでいいんじゃないだろうか.
 しかし,この瞬間がそうなることを知っているからこそ,そしてそれに抗いたいとその瞬間に思うからこそ,言葉に掬い取ってその時を残しておくのかもしれないが.


2003年01月24日(金)

朝の挨拶の気分ではなく

 また朝です.朝日と富士山が綺麗でしたよコンチクショウ.
 今日は風邪と熱と代休です.これから帰って寝ますよ.ええ寝ますとも.



 日記になっていなくてすみません.力尽きました.
 ではではではではでは


2003年01月17日(金)

御連絡

 生きていますが,疲れ果てているのでこれにて.
 すいません.また次週ということでお許し下さい.


2003年01月16日(木)

意識朦朧

 朝の6時半です.徹夜明けの朝です.爽やかです.
 タクシー来ないです.

 これから家に戻って風呂に入って化粧してスーツ探してそれを来て慣れないヒールの靴を履いてシンポジウムに行かなければならないんですけど.
 10分で風呂に入れと?
 3分で髪型どうにかしろと?
 化粧は1分でしょうか?
 スーツは行方不明なんですけど(しかも春物).


 学生時代とかわりません.でも一つ違うこと.
 これはお仕事なので絶対に放棄できないっつうことでございます.



 働いてきます.うしゃ.


2003年01月11日(土)

沈殿物

 現在進行形で忙しい仕事が終われば,色々と物事が動き始められる.風が吹き込むようになる.
 自分では考えつきもしなかった生活に向けて,恋人と色々なことを話し合い,決めていくことになる.そしてそれは二人だけのことではなく,家族や親しい人々とも大きく関係していくことであり.そういうことはお互いに全て初めてのことなので,それはそれで不安であり楽しみであり.
 考えつきもしなかった.少なくとも一年前の自分では,どうにも考えつかない生活.絶対に縁がないと思っていた.
 休んでいいこと.側で休める相手がいること.その相手も安らいでくれるということ.


 私の中に沈殿しているモノはまだまだあるし,休む,ということはそれらを見据えなければならないんだろうなと思っている.なぜこうなってしまうのか,どうしてこれほどまでに不安定なのか.それらのことをきちんと,具体的に知りたい.自分で薄々気づいていることを,形にして捉えたい.
 そうしなければ,いつまでたってもこのままだ.






 なんとなく,頑張ってはいないが日記を更新している.
 言葉にしたいんだろうな,と思っている.忙しさにはかわりないけれど.
 休憩時間中,急いで言葉を吐き出している.何がそんなにあふれ出しているのだろうか.


2003年01月10日(金)

報告のみ

 3月退社決定.
 心軽やかになる.それまではがんばろがんばろとひたすら働いて午前零時.仕事は終わるのだろうか.疑問.
 恋人が体調不良なのに来てくれている.体調不良の私を待っている.
 なんて素敵な週末なのでしょう.

 明日からの連休は全て出社.休日出勤の届け出も完璧である.
 がんばろがんばろ.えいえい.




2003年01月07日(火)

午前様

 仕事が忙しいです.
 体力の限界に挑戦しつつあるかもしれません.そんなことを何回繰り返してきたのやらやら,ですが.とりあえずもう8日になっていますよ.
 しばらく更新しなさそうです.

 御連絡まで.


2003年01月06日(月)

絶対零度

 ちょいと疲れましたよオネーサンは,などと言ってサクッと退職できる御時世なのだろうかとしばし悩む今日この頃.
 この世の中,自分で自分の食いぶちを稼げるようでなくてはいけないんじゃないかと思うのに,たとえ結婚したとしても相手の収入にばかり頼るようではいけないんじゃないかと思うのに(相手の病気・離婚等を考えて),自立したいと願っていたのにこのテイタラク…などと考え出すときりがない.自分の自由であり,加えてそれぞれの事情というものもあるのだから「〜でなければいけない」ということは決してないのに,その考えに囚われている女が一人.

 帰ってきていいと言う実家や,家にいてしばらく休めばいいから結婚しようと言ってくれる恋人がいなければできない選択ではあることは分かっている.
 もし一人だったら,とりあえず貯金で当座はしのぐだろうが職探しは深刻極まりないことになる.年齢や性別,そしてこれまでの経験からして,私は多分なかなか就職できないだろう.ずっと専門バカでやってきて,他に何ができるだろうか.持っている資格は教員免許と専門の関係のものが一つだけ.
 そう考えて,体調不良や能力不足についてぐるぐる凹みながら私は今の職から離れないだろう.やる気をどんどん失って,毎朝毎朝辛いなあと思いながら.その先は多分,これまでを繰り返して.

 しかし幸いなことに私は一人ではない.
 色々な選択肢を選ぶことのできる,そして前向きであろうとする姿勢の恋人がいる.一緒にやっていこうと言ってくれる人のいる,このシアワセ.だから私も前向きであろうと思える.一人の人間を支えにしてしまう危険性を考えつつも,それでも恋人の存在に頼っている.
 職業は一つではない.ただこれまでは,自分は一つのことを選び続けていただけ.



 今日は仕事始めで,だから頑張ろうと朝からやっていたけれど,昨日頑張っていた作業の多くが失敗作になっていた現実を見て凹んでみる(ヘコミ+10).廊下の方が暖かいという,かなり間違った作業部屋で長時間作業していると,凹み具合がずぶずぶと進行してしまって(ヘコミ+1.5/1h)自分の扱いに困る.
 今夜はタクシーで帰る…のだが,タクシーチケットをもらい忘れた(ヘコミ+1).マイガッ!


2003年01月03日(金)

動き出すにはエネルギーが必要で

 仕事に来ている.
 実家には元旦に帰った.次の日の昼には実家を出て高校時代からの地元の友人とお茶をし,その後慌ただしく新宿で大学時代のサークルの後輩達と恋人と会った(後輩達と恋人は同輩なので,要するに交ぜてもらったようなものだ).楽しい正月はばたばたと通り過ぎ,今日から楽しく仕事である.
 しかし,この仕事は今年中に辞めることになる.
 恋人と秋くらいからずっと話していた.実家に帰って両親に相談し,友人に話してみて,ココロは固まった.
 もう無理だ.
 体力的に能力的に,追いつかない.何より能力的にきついことが辛い.

 恋人は,辞めたら少しの間休んだら,と言い,同じコトを両親も言った.大学院時代から,そして本当はもっと前から,ずっとずっと突っ走ってきて何のために突っ走っているのかも分からなくなってきて,ただ焦燥感と逃走感に振り回されて,数年.
 もういい.無理だ.
 恋人にすら説明困難のこの感情をどうしたらいいのか,根本的な解決にはまだ遠いのかもしれないが,今はその感情以上に疲労感の方が大きい.もういい.少し立ち止まる.休む.

 といっても.
 小心者で弱気で人と話すことが実は苦手なものだから,辞めたい,ということをボスに話すことが億劫で怖くて仕方ない.ああ情けないと思っても,そう思うことは仕方ない.ただそれでも,そう逃げていると辞められないよと恋人に言われている.彼はとてもよく見抜いている.まさにその通り.逃げてしまいそう.

 次の仕事は見つかるのだろうか.もう完全に異分野の仕事を選ぶつもりではいるけれども.
 どうしようどうしよう.
 動き出すにはエネルギーが大量に必要だ.




 あけましておめでとうございます.
 本年もどうぞよろしく御願い致します.

  2003年 1月        海棠



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