xxxxxx 表面張力(仮)

虚実入り乱れても記録
20010802--



2001年10月31日(水)

どうしようもあること

 神無月,終了.
 もうそんな時期なのかと思わずにはいられない.予定なんて所詮,未定のものだけれど,論文をさくさく進めているはずだった未来に来てみると決してそんなことはなく.やっぱりワタシは足掻いていて,人は急激に変われないなどと思ってみたりする(急激に変わることも当然あるけれど,また別の話).
 仕方なく,日本語でかたかた打ち始める.アタマをまとめるにはもってこいの作業だ.
 これで提出できないのが痛いところだけれど.ちぇ.


 奴からやっと少し僅かに長めのメールが届く.そう,こういうのが欲しかったんだよ,ワタシは.数行なんて素っ気ないものではなくて.ワタシのメールに対する返事がどこにもないメールではなくて.
 わかってる?だからワタシが諦めるんだよ.
 知ってる?もう遅いんだよ.

 それは,そんな細かい些細な事柄に拘ってしまうようになっては終わるしかないのではないかという意味で.だから拘ってしまうワタシはもう諦めるしかないわけで.

 そうやって相手のせいにして.本質的には自分自身の問題なのに.
 愚か者はワタシのほう.

 壊れてしまいたくて,けれど壊れられるはずもなく.




 研究を進めよう.論文を書いていこう.
 自分の先だけは諦めたくはない.自分自身で掴めるコトは諦めたくはない.ワタシに選択肢がある事柄について「諦める」という選択は最後までしたくない.
 どうしようもないことなんて,世の中には哀しくなるほど転がっているのだから.
 どうしようもあることくらいは自分でどうにかしたいじゃないか.


2001年10月30日(火)

破滅願望(というわけではないけれど)

 オシゴトはちょっと忙しい.けれど,自分の研究よりも進められるのは何故なのだろう.
 多分,決まっているからだ.自分で悩みながら方針その他を抱え込まなくていいからだ.それは研究の醍醐味でもあるけれど,私には少しキツイと感じて諦めたのだ.
 でもオシゴトは楽しい.おそらく,私にあっている.

 大学に戻って自分の研究.夕御飯にと食べたマックのセットがお腹に重い.

 逃げないで,やろう.
 それは多方面にわたる言葉.私は逃げてはいけない.これ以上は逃げてはいけない.
 そう思ってはいるけれど.せめて自分のシゴトからは逃げたくはないのだけれど.



 焦らされて煽られて何がなんだかわからなくなったところで止められる.
 これ以上,どうすれば壊れられるのか.


2001年10月28日(日)

踏みとどまれない弱さ

 友人が壊れているらしい.
 まあ,親しくつきあっていた方ではないので知人と言うべきなのかもしれないが,それにしても知人が壊れているというのはあまりいい気分ではないものだ.なんというか,元気だった頃を知っているだけに.
 壊れた,という言葉よりは「堕ちている」という言葉の方が近いのかもしれない.踏みとどまれる力が今はないらしい.きっかけを聞いて納得する.でも,そこで踏ん張れるかどうかが何かを決めるのに.
 何か,とは?
 生き様とかそんなようなモノ.


 当然,おまえは人様に何かいえるような生き様かというとそんなことはなく.
 もともと仲間内では彼女の他に危なそうな人間は私だったろうと認識している.私は危うい.不安定さが垣間見えているのではなかろうか,と思う.
 その意見は友人に納得して頂けた.

 そして現在の私の状況を話すと,彼は苦笑いをして「まあ否定はしないけどね」と言う.否定はされない.ただし賛成もされないだろう事柄.
 別に人から認められるからイイコト,とは考えない.けれど,親しく大事にしている友人から心配されなければならないような状況にいる自分が情けない.大事な人々からは「それはよかったね」と言われたいものではないか.
 もう一年以上もそんな状況だけれども.んー,反省の色なしか?


 けれど私は一応,殆どの方面では「踏み止まる」.生活や将来や大事なモノをなくさない努力はする.ぎりぎりのところで努力させるのは,おそらくプライドだろう.一面において限りなくプライドが低い分,他の面に対しては少し抑えろよというくらい高い.
 それが多分,私を踏ん張らせている.最悪の結果だけは招かないように.
 そのプライドが高くいられるのは,私が環境や人間関係や資質において恵まれているからだ.恵まれたという「運」のよさだ.

 だから私は感謝する.運の良さに,そのシアワセに.
 同時に反省し自己嫌悪する.シアワセであるにもかかわらず,ある方向性において踏ん張りがきかない自分の弱さに.



 人は弱いね.
 友人とファーストフードでお茶しつつ,そんなことを話す夜.





-------業務連絡-------
カコニッキを完全に外しました.いろいろな箇所でリンクしていたので.
なんだか,外した後で来ている方もいて,どこからいらしたのだろうと不思議でした.


2001年10月27日(土)

躊躇った挙げ句に選択したその途端に放り出される

 もうすぐお昼,という時間に活動を始める.眠ったのは朝になってからだ.よく眠れたとは言い難いはずだけれど,それでも眠る前よりかはすっきり軽くなっている.
 本日は用事があって,終わった後,大学には戻ってこられないかもしれない.だから今のうちに日記を書いてしまっているわけなのだが,果たしてそれを日記と読んでいいのかはわからない.結局,書きたい気分だから,というのが一番の理由なのだろう.

 夜中に,既に踏み外しているけれど更に完全なる形で踏み外すことを,散々躊躇った挙げ句に選択したその途端に放り出される,という心境に陥る(陥らされる?)展開があった.
 それは自分が選択し続けた結果であり自分の責任なわけであり,この心境がとても個人的で感情的でよく考えると筋道の通っていない理不尽なモノであることは自分でよくわかっているところだ.そう,わかってはいる.
 けれど,それでおさまらないのが感情というモノだ.
 せめて抑えられるように,朝の光をじっと待つ.こういうときには何も考えないですむ作業がよく進む.状況がワタシの中だけではなく外側も変わらざるを得ないときになって作業が進むとは.その皮肉さにちょっと笑う.
 いいじゃないか.とにかく作業が進むなら.



 よく晴れている.いい天気.
 なんて幸福そうな週末の光景.


2001年10月26日(金)

あまり眠れなかった朝

 苛々している.
 うまくいかない分析に,進まない研究に,混乱している自分に…とやっているうちに周囲全てに対して苛立ってくる.これは八つ当たりであって普段の自分ならば感情がざわめくようなものではない,そうアタマではわかっていても感情が制御されない.せめて表に出ないようにするだけだ.
 それだって全部がうまくできるわけではない.そして,また苛々の悪循環.

 苛々だけならばまだいい.沈み込む無限ループにはまり込むコトもある.これまでで一番哀しかっただろうコトやいろいろな憤りが甦っては私を落ち込ませる.
 どうして自分自身を哀しませるようなコトを思い出させるのか.どういった理屈でそうなるのか,自分の脳味噌に問いたい.こんなことを考えさせてどこに利益があるんだ.自分自身に不利益になるようにしてどうする?
 どうしてこれを思い出させる.よりによってこれを.



 眠れない夜はたいへんである.
 そして
 あまり眠れなかった朝は更にたいへんで面倒だ.起きられないから一日の全てが遅く回転する.悪循環から抜け出しにくい.
 でもやろう.だからこそやろう.やらないと何も動かない流れ出さない.
 そのまま腐りたいわけでないなら.



------業務連絡------
1)過去日記公開をやめました.あーなんとなく,です.
  言い訳にもならない戯言をカコニッキがあったページに書きましたけど,まあ,今やめる理由という
  のは特になく,前々から「もうこれはいいだろう」と感じていたので.
  いつものように,ま,発作的に.
2)明日(10/27)は10:00〜18:00の間は日記を読むことができないそうです.
  エンピツの日記は全てそうなるようですね.


2001年10月25日(木)

ホワイトアウト

 奴に送る荷物のことばかりしていたくせに,時間に間に合わなくて郵便局へ持っていくのは明日へ持ち越し.ただの馬鹿です.よくわかっているさ.

 今日一日をとりあえず自己嫌悪でもしてみたりしてみたりしてみたり………という自己満足.

 ああいかん.こういうコトを書いているから「その自嘲的で諦めやすいところがイヤなんだ」と言われるんじゃないか.でも本当に自分を嘲っているのかどうかは疑問に思わないか.こんなわかりやすい.

 別に,本当のコトは複雑でわかりにくいものだとも思っていないけれど.けれどけれど.

 本当にそうなら表面に出す必要がないのではないか.ただ笑っているポーズをとって「ホントはちゃんとわかっているのよん,ただ笑っちゃうだけなのよん」と自分に対して「わかっている」という安心をしたいだけなのではないのか.周囲に対して「わかっている自分」アピールを行っているだけなのではないのか.だいたい日記に書いて公開しているあたりでどうなんだ.
 そして.
 こういうコトを考え始めると止まらないんだ.公開していようと自分の中だけで考えていようと結局は同じコトだ.私はただ同じ場所を回り続けることになるだけなんだ.ぐるぐるぐるぐる.

 一つだけ知っていることは,とにかく諦めてはいけないことだけだ.ねえべいべー.君にさんざん言われてから,それだけは努力しているつもりだよ.



 ちなみに.
 別に思い悩んでいるわけではなくて,誰にもあるような話で,ただちょっと今回は公開してみようかなと書いてみたわけでして,たくさん書くと「なんだか考えたー」ていう気になる単純な人なので.
 内容を要約すると,単なる自分への言い訳.はい.大丈夫です.ええ.
 言い訳終了.さ,やろやろ.


2001年10月24日(水)

秋色

 二日間の労働を終えて戻ってきたのは昨夜遅く.
 ぎりぎりまでシゴトをしていたので先輩方にご迷惑をかけてしまったけれど,先輩方がとてもよい人々であることがわかって嬉しかった.ああよかった.
 後はしっかりシゴトを覚えて頑張ることだ.遅ければ丁寧にすること.結果を出すこと.

 で.
 今日は美容院の後,少し買い物をして大学にくる.ボルドーのシャツを購入して気分がいい.そろそろ学生風貧乏スタイルではなくて大人びた格好を目指したかったので,その第一歩である.
 貧乏スタイルにはかわらないのだが.


 いろいろとアタマの中を引っかき回すようなことはあるけれど,とりあえず,そんな日々である.本業は相変わらず.そう,ただ進めるのみ.
 計画を変更させなければならない.考えよう.


 明日,郵便局へ奴に送る荷物を持っていく予定.


2001年10月21日(日)

色や音や言葉

 昨日は一日中,自宅で何をしていたかって,恐ろしく久しぶりのお裁縫をしていた.
 思い立ったときにはしていたし,(ぼろにならない程度に)破れた服とかは繕ったりするので全くしていなかったわけではないのだが,型紙などを用意するのは久しぶりである.高校での授業以来と言ってもいい.
 ホントに久しぶりの休日にどうしてこう肩の凝るようなコトをしているのか.我ながらバカだよなあとは思っている.思ってはいる.
 理由の最たるものは「論文からの逃避」
 自分の状況は把握しているのでこれ以上の追求はやめておこう.痛い.

 で,ちと不細工な出来のそれを贈るんだから強気であることよ.ええ,決して文句は言わせませんわよ.



 そんな一日の次の日は楽しく大学でグラフ作りとデータとの睨めっこである.日曜なので廊下は暗い.人は少ない.静かな部屋で同じように沈黙している脳味噌を叩き起こそうと努力中.
 静かになるなよ.頼むから.


 最近のBGMはスピッツが多い.分析や実験の作業になるとまた別のグループになるのだけれど,近頃の気分なのか考える作業だからなのか.
 軽いリズム・妙ちきりんな言葉・時折不可思議旋律
 音楽には詳しくないし,そう感じてるのはワタシだけかもしれないが,なんとなくそれらが今のワタシにフィットしているらしい.

 多分.
 聴いている音楽やアタマの中に流れている曲を記録していったら,自分の感情や環境の流れがわかるような気がする.それはとても個人的なもので,他の誰かがみてもわからないかもしれないけれど.
 音楽や言葉は,人によってとても個人的な背景を持っている.それは人それぞれで余りにも異なるから共有は難しいところもあるけれど,どこかに響きあうところがあって,時折共鳴したりして(そしてときどき不協和音を醸し出すけど).
 とりとめのないことを書き連ねていることはわかっているのでもう止めるけど,
 ただなんとなくそういうのっていいなと思うのと,
 人は色や音や言葉で構成されているなあとわけもわからんことを感じてみたりして,
 いや,だから,いま連ねているコトには何の意味もないんですけどね.



 明日は出かけなければならないので,今夜は早く帰ろう.
 その前に,君へメールを送るよ.べいべー.


2001年10月19日(金)

眠り姫というのはおこがましいが

 エネルギーが切れたらしい.
 眠たくて仕方ない.カラダがずるずると重くて眠ってしまいたくなる.鏡に映る自分の顔がちと白い.変だな,たくさん寝たんだけどなと思いつつふと気づく.そういえばここ一月程,休みをとっていないじゃないのか,ワタシ.
 奴と遊んだり,学会中は発表以外は気が楽だし(しかも旅気分)それなりに休んでいた気になっていたけれど,純粋に「カラダを休める」という一日を作っていなかった.
 まあそれは単に,仕事が遅いのと要領が悪いだけなのだけれど.

 ということで,早く帰る.明日は登校しないことを決意する.家に文献を持ってかえって勉強すればいいや(気分的に).


 研究の進み具合はなんとやら.悩んでばかりでなくて悩みつつも動けと念じつつデータを放り込んで図を作っている.動かないと始まらない.始まらないと考えられない.
 まずデータありきの研究をしているのだから,きちんとまとめろ.



 とりあえず帰って眠ろう.
 無駄なことを考えていないで寝てしまおう.



 別に,君のキスで目覚めようとは思っていないから安心してくれ.
 百年も惰眠を貪っていられるものか.
 見つけてもらえるまで眠っているより自分で起きて探しに行った方がいいさ.


2001年10月18日(木)

雨降りの日

 先日,電話があった.
 この感情を諦めたことは変わらないけれど,どこまで続いていくのだろうとふと思う.先を望まないと言うのは嘘になるが,だからといって頑張ろうという気は,今はない.
 今後,縁があったら何かあるだろう.縁って便利な言葉だよな,ホント.

 現時点ではワタシは自分のことを優先させる.感情に溺れる自分はいらない.
 頼むぜ,べいべー.


 と言いつつ.
 ちょっとした用事で昼間は買い物.ついでに奴から頼まれたブツも少しみてみる.ああ.ワタシは本当にばかだね.



 やることは理解している研究は,しかし自分の中で未だ停滞中.これからやることと手順は「それでいいね」と助ボスさんにも言われているし,自分でもこれでいいだろうと思っているけれど,なんというか,やり方にイマイチ納得がいかない.
 参考文献を読みよみ,データを睨んでいると時間がたっている.

 動かないとコトは流れ出さないのでとにかく動く.



 ………で.
 こういう状況なのでデスクトップのカレンダーが作れない.
 なんていったって,臨時のコンピューターなのでお絵かきソフトを入れていない.デジカメで撮った画像も使えない状況だったりする.それになにより.
 時間がない.ていうか作ろうと思うんじゃねえ,と言われかねない.
 来年の春まで飽きずにやっていたら,作れるのかしらかしら.遠い目をして考えてみたりする.


2001年10月17日(水)

美意識として許せなくなるから

 助ボスさんのノートパソコンをお借りして、これを書いている。
 別にこれを書くために借りたわけではないけれど、まあ、少しだけやらせていただこう。使える状態に(というかデータを移せる状態に)するまでにそれなりに時間をかけたのだからにして。
 で。
 修理に出したキューブさんが、どうも時間がかかるらしい。
 この時期に。すてきなことである。
 助ボスさんは「これにいろいろ入れていいから、使いなさい」という愛情溢れるお言葉でノートを持ってきて下さった。今まで、必要最小限のソフトを入れていたのだ。データも。
 メールはまだ使えない。それはボスのパソコンで読んでいる。


 昨日まで数日、実は就職先へ丁稚奉公に出ていた。論文はやばい状況にあるのだけれど、ちょっと仕方ない事情があるので、まあ……仕方ない。これからも少しだけ定期的に行くことになっている。
 キューブさんは故障中、論文にかける日数は少なく労働が追加。
 まあ、自分で招いたことも招いていないことも、しかたあるまい。
 そういうこともある。


 いろいろな。
 本当にいろいろなことが人生いくらでも起こりうると思うけれど、それがどんなに予想外にキツイことであっても、それを理由にして逃げるようなまねはしたくない。
 自分の美意識として、自分が許せなくなるだろう。
 これまで何回も逃げたことはある。逃げたことはないなどとは言わない。けれど、逃げたくないと思い続けるようでありたい。
 思い続けないとワタシは簡単に逃げてしまう。


 少しだけ、数日前のコトを思い出してみたりする。たった数日前とは思えない程に遠い記憶になっている。すでにあれは日常的なものではなくなっていたらしい。
 人は慣れる。だから大丈夫だ。


2001年10月14日(日)

寂しさを堪える必要性

 寂しさを我慢する必要のある時期もある.
 何かに紛らわそうとしないで誤魔化そうとしないで,真正面から受けとめなければいけない.逃げたらダメだ.同じ事を繰り返すか,状況を悪化させるだけになる.
 そんなばかなことはしたくない.そこまで自分が馬鹿だとは思いたくはない.


 とりあえず.
 明日明後日は大学に来られないので(火曜は遅くに来るかもしんないけど)それなりに作業を進めておかないと.といっても気が散って集中していない.呑気にやってらんないのに,カラダに力が入らないような感覚.
 アタマに気合いが入らない.
 明日は緊張の一日になるのに,このままだとちょっと,イヤ.




 ***ちなみに,業務連絡***
 パソコンさんの調子が悪く,修理に出す予定です.一週間くらいかかると助ボスさんから言われているので,その間は日記の更新やメールのやりとりは難しいと思います.
 ボスのパソコンを借りるとかできますが,さすがにボスのモノを使ってどうこうするのは……と躊躇してみたり.わかりませんけどね.
 まあ,そういうわけです.はい.


2001年10月13日(土)

夕暮れのなかで終える

 おそらく.
 綺麗な夕暮れの空の中を,奴は機上の人となったことだろう.
 出発時刻の頃,ちょうど京成の車内で目が覚めてそう思った.空は見事に夕焼けで,一瞬,デジカメで撮って奴に送ってあげようかなどと考えたけれど,どうせ駅に着く頃には日は沈んでしまっていてシャッターチャンスは逃すことになっているのだ.
 また目を瞑る.眠りにおちる.


 昨日からずっと一緒にいて.食べて呑んで手を繋いで歩いて.始まってしまったもののそれなりにどうにかしてやってしまって.会話もさほど多くなくなんとなしに寄り添っていて.
 出国カウンターに行かなければならないそのときまで.


 多分,ワタシが大学にいる間は,もう会うことはないだろう.
 別の場所に移ってから,会うことがあるのかはよくわからない.お互いに会いたいという意志があれば別の話だけれど,二人ともそれはないということを(もしくはその意志をなくすことを)確認している.
 このような感情で会うことは今回が最後であったかもしれない.
 (少なくとも互いに最後であるという意識で会話していたことは確かだ)


 つまり「終わり」ということだ.
 たとえ互いに好きであったとしても,続けようという意志の問題になるらしい.



 特に問題はない.
 わかっていたことだ.それ以上に抱えている大事なことはたくさんある.
 自分の将来をかけて今はただやるだけだし.


2001年10月11日(木)

不器用な人々

 文献を探しているだけで時間がそれなりに経ってしまうのは卑怯な気がしてしまう一日.
 どうもワタシは行動が一々遅いらしく,本人は「急いだなー」と思っていても,ふと周囲を見渡すと一番遅かったり.そのかわりシゴトは丁寧な方だと思うけれど,それは不器用だからゆっくりやってようやく普通レベル,という話だったり.
 夕べ,そんな話を母としていたのを思い出してしまった.まあ,昔から遅くてぼんやりなんだけれども.

 遅くて雑,というシゴトをするようになったら救いがないので,それだけは避けるように努力精進していかなくてはナリマセン.
 不器用な人は気を抜くと,雑になりやすいからさ.


 ああそれにしても.
 要領良さそうで実際には何においても不器用だったりする自分がワケもなく哀しいときがある.おそらく誰にだってそう思う時が多々あるのだろうけれど.
 何というか,どうしてこう.



 今日のうちに,就職先でのシゴトの予備勉強(変な言葉)のための文献を揃えておかないと後が面倒になってしまう.土日で読めるようにしておく予定.これを終えたら図書館へ.
 明日は奴と遊ぶので,できないのですの.
 まだ待ち合わせの場所も時間も決めていないことは無視しよう.どうにかなるさ.
 …多分.


 ちょっと腰に鈍痛があるのが不安の種だけれど,いらっしゃらないことを祈っている.


2001年10月10日(水)

崩壊後

 崩壊してきました.


 なんだか目の前がにじんで見えます.どうしたのかしら.いやん.
 コートの中では平気なのではなかったのかしら.
 もう女の子っていう年齢でもないのよ………て自分で自分を刺してどうするのかしら.




 ま,頑張りましょう.
 最後まで努力して結果を出そうとしないと,結局なにも出ないのですから.
 うりゃ.

 とにかく.
 反省をまとめて今後のことを考えたら,そして雷が終わって雨が弱くなったら.
 奴と夕飯に行ってきます.


2001年10月08日(月)

崩壊予告

 連休など意味のない日々.
 何もないわけではないけれど,書いている余裕のないこの一日.何と申しましょうか.自分で自分の首をしめ縄で絞めている気分でありますことよ.
 詰まるところ.
 発表準備が鬼気迫った状況下にあるわけです.



 なんだか日本語も崩壊してきましたね.
 でもこんなもん.まだまだです.これからです.
 これからが本番ですわよ.



 奴と過ごす時間を少しとってしまったことは悔やんでいないが,自分はやっぱり馬鹿なんだろうとしみじみ感じてみたり(そして奴も馬鹿だろうけど).なんとなくお腹が空いてカップ麺を食べた後に「胃が痛い」と転がってみたり.
 ということで.
 現在,日付は次の日の3:27です.ここまで終わらしてしまったら休みましょう.
 では.



2001年10月07日(日)

君のアタマを抱え込む

 高校時代からの知人の結婚式.私は二次会からの参加だったのだが,なんとまあ幸せな光景であろうかと気分が良くなった.周囲の人間も,新婚さんも柔らかな空気の中にいる(現実には狂乱の最中なのだが).
 荒んだニュースの多いなか,潤うなあとしみじみしていた.
 その後は久々に集まった友人同士で飲み.



 出かける前には当然,大学にいたのだが,やっと奴に会うことができた.
 あれだけ腹を立てていたのにどうして嬉しくなるのだろうと不思議に思う.実際,文句は言ったがそれで済ませてしまった.
 甘いだけなんだけどな.

 お互いの近況を報告し,ただ話す.
 私の考えていたことについてはもう伝えた.残りは一週間になった,ということだ.
 そっか,と言う奴のアタマを抱え込み,手で髪を梳いている.


2001年10月06日(土)

ありふれた哀しみや喜びに振り回されて過ごしているだけ

 先程,Dさんがやってきて私を不機嫌にさせて帰っていった.
  ワタシを泣かせたいんですか?
 笑って訊くと「じゃ,僕は研究に戻るから」と出ていこうとする.軽く殴って,それでお終い.もっと殴ってもよかったかしらーでも先輩だしねーと拳を引っ込める.
 そんなに図星をささなくてもいいじゃないか.
 Dさんを恨みつつ,それでも自分でもわかっていることなので何も言えない.
 ま,泣きはしないわな.


 ソンナコトに振り回されているのかどうか知らないが,発表準備の方はさっぱり進んでいない.それのせいにしてはいけませんな.ハイ,自分のせいです.
 計算結果は麗しいわけではなく,ただ「やっぱり難しいなあ」と再々々……確認をしただけだった.
 アプローチ方法が思いつかない.さて,どうしようか?

 話の流れ自体はできているんだけどな.ちっ.



 別に.
 許されるような年齢ではないので何ともしないけれど,どうして自分というヤツはこうなのだろうかと果てしない自問自答を繰り返し,疲れて途中で終わりにしてしまう根性のなさが結果としてこの自分を生み出しているのだろうか.

 ………といって.
 別にたいへんな日常のわけはなく,ただ「深刻そう」な言葉を使っているだけの話で,実際にはお気楽極楽と深刻のちょうど中間に位置するような生活だったりするのですのよ(いや,前者に近いか).
 だいだい毎日ドラマのように生きている人なんて一握りじゃないのか?


 ありふれた哀しみや喜びに振り回されて過ごしているだけ.
 そういったモノって,ありふれているでしょう?





  現時点のありふれた哀しみその1:進まない発表準備
  誰かなんとかしてくれよ………自分でするけど,ええしますけど,してるけど.



2001年10月05日(金)

戸惑いの日々

 惰眠を貪った上に作業は進められていない.
 少し困ったちゃんになりつつある今日この頃.自覚あり.このままでは進展のないまま発表になってしまう.少し別のことを考えついたので計算をしているものの今夜は早めに帰りたいので,おそらく中断して帰ることになる.
 OHP製作は2日あればどうにかなる.これまで使ってきたモノも再利用できるから.とにかく内容とアタマの中身をどうにかしないと始まらない.
 とりあえず,明日からは糖分でも補給して働かせることにしよう.
 やはり御飯はマトモに食べねばならないようだ.


 奴からは連絡がない.でもまあ,明日明後日には会えるのだろう.
 どうでもいいわけではないけれど感情は騒いでいない.なんつーか.いい加減に慣れてもくるさ,ということだろうか.
 Dさんが先程やってきて,買ってきたお土産を頬張りながら「盛り上がるんやん?」と仰った.
 多分そうなるだろう,とは思うけれど.
 どうでしょうね.



 人から好意をむけられることに慣れているわけではないので,少々戸惑っているコトが一件.
 別に特に何もないとは思うけれど,どうもワタシというやつは自分から踏み込むことはいいけれど人に踏み込まれるのは苦手らしい.悪意も好意もワタシにとっては強烈すぎて,それらを向けられると逃げ腰になってしまう.
 表面には出さないようにできていると(自分では)思っているけれど,心の中では逃げるタイミングを見計らっている.気づかれないようにじりじりと距離をつくる.
 中身がまだ子供なんだろうな.少しそう思う.
 受けとめることも流すこともできない,この不器用さが.


2001年10月04日(木)

寂しがり屋

 昨夜,学会から帰ってきた.
 発表は多分おそらくきっと成功したんじゃないかな,という感触で終了.とりあえずお客様も来てくれたし有益な情報は得られたし尊敬している遙か年上の先輩がノート片手に来て下さったし.
 全体的にコアタイムなんて意味がなく,早めに始まり遅く終わった.喉がかれて痛かったけれど,ほっと一息ちょっと満足.
 次の日には早めに会場を出て少し観光もできたので,まあよかった.
 友人ム・先輩方はまだイベントがあるので現地にいる.ワタシはセミナーが近いので一足先に戻ってきたのでした.奴に頼まれたお土産も忘れずに購入して.


 実際,セミナーが本気で近いので焦っている.焦ってはいるが,本日は大学に来る前に整体に行ってしまった.姉が行くというのでついていったのだ.
 かなり酷かったらしい.「頭痛はなかった?」と訊かれる.ありましたよ,気持ち悪くなるくらい.
 肩は慣れていないせいかまだぼんやりしているけれど,頭や首は軽くなった.軽々.中身なんて入っていないようだ.

 そういうわけでかなり遅くなって登場.焦っていますとも,ええ.
 せっかく軽くなっても泊まるし.意味レス.



 ワタシは余りにも寂しがり屋なので少し自分でも呆れて何も言えなかったりする.昨日も現地で先輩に迷惑をかけたことだろうよ.多分ね.
 一人でいることには何も感じないけれど,他人と比較しては勝手に落ち込んで哀しんでいる.
 そんな自分が恐ろしく子供で,なさけない.溜息.
 せめて生活していくためのコトくらいは大事にしていきたいけれど.



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 あまり更新されませんが、その期間はおそらくきっと、元気にやっています。

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