2001年09月30日(日)
多分,諦めたら這い上がれなくなるだけ
軽やかにブルーに浸っていた時に,そういえば昨夜,友人Hからの着信履歴があったことを唐突に思い出す.今更かもしれないけれど,と携帯を手に取る. 単に「ここの人間ではない」友人と話したかっただけである.
彼の用事は既に済んでいて,その後は単にお喋りになったのだが,そこで少し自分の状況について話してみる. 結果,いつもの通りに説教をくらう. 彼の言うことは一々もっともで,なのに素直に聴けるのは彼がワタシを心配した上で言ってくれるからである.無責任な心配ではなく,関係性を考慮した上の正しい心配の仕方を. 指摘されていることは自分でもとっくに気づいていることで,ただ改善法がわからないだけである.それについては「俺もわかんない」と非常に素直な言葉を頂く.そりゃそうだよな.
わからなくても諦めずに模索していくしかないこともあるってコトだろう. 多分,諦めたら這い上がれなくなるだけだ.
ワタシは考えすぎなところがあって,それが自分を思考の袋小路に追い込んでしまう.一人で勝手に暗くなっていて,客観視すると恐ろしく滑稽で喜劇的だ. そういうときは,その状況にいない大事な人から言葉をもらうと少し楽になる. 風が吹き込むのだ.澱んでいた自分に. 別に状況は変化しなくても,少し見方が変わる.それでいい.
明日から学会に参加する.印刷物の準備は終了.後はアタマの中身だけである.もともと不足しているのに今更どうする,というツッコミもあるが,それでも足掻かずにはいられない. 準備しないよりはずっとよかろう(精神的に).これから泊まりでぐるぐるするわけだ. 明日,朝イチの飛行機で行く.
奴はもうすぐ一時帰国する. 何故こんなに寂しく大事な人と,この時期に再々々々々終了にしなければならないんだろうとも思う. が. いい加減に動かないと自分が腐ってしまうような気がする時点で仕方ないコトとも思っている. そういうこともあるそういうこともあるそういうこともある. 言いきかせて前を見よう.
2001年09月29日(土)
準備中
準備は殆ど完了.少なくとも発表はできる.撃沈しないための準備はもう少し. プリンターが大活躍している.少しくたびれてきたようなので早めに使わないと何が起こるかわからない.忙しい時に限って何かが起こる,マーフィーの法則.
昼,そろそろ起きる時間だというときに奴から電話.特に用事もなかったようだけれど,もうすぐ一時帰国だから,などと言っている. 数日間,メールのやりとりがなかったから電話してきたのかもしれない. 意固地になっているわけではないけれど,奴からの返信が届かない限りワタシはメールを送らない.多分,忙しかったか気が乗らなかったかでメールを送ってこなかったのだろう.仕方ないさ. 少し話して,それで終わる. 相変わらず話の続かない二人であることよ.
今夜は帰宅して,学会への準備をして明日は大学に泊まる.少し遠出になるのでそれなりに旅支度となる.ていうか,発表以外は既に旅行気分.初めての土地なので少しは歩きたい. 明日の準備によっては撃沈旅行になってしまう.がんばろ.
2001年09月28日(金)
御祓い
現在時刻5:56.ただし日付は29日土曜日.
眠い. ねえカミサマってば眠いよ. どうして次の日の朝なんだよ.どこかで雨戸を開ける音がしているよ.起きやがりましたよ.ワタシは寝ていないよ(途中,心配して見に来てくれた助ボスさんに寝ていたところを発見されたが,それは不可抗力というものだ). なんて爽やかな朝!でもワタシの気分的にはまだ28日金曜日!
それでもまだ試料観察写真は終わらず.だって2回もフィラメントぶっちぎったしね! これで9回,切りました. あと1回切ったら,めでたく10回になるので助ボスさんがケーキを買ってくださるそうです.
その前に御祓いして下さい.
ついでに奴.メール送れや.こういう夜にくれないでどうする(八つ当たり).
さて,頑張ってきます.うらぁ.
2001年09月27日(木)
貧血気味
ボスはとてもお忙しくて,狙って行けども誰かと話をしている.捕まえられたのは夜の9時過ぎ.そしてやっぱり不親切で不適切な日本語を指摘される. 今回は自力で訂正.しかも試料写真を増やす必要を言われる.ああ,そのためには試料準備があるんですけど…仕方ない.
ということで,めでたく2泊目の夜.
ただ,今日一日は貧血気味でイマイチ進んでいない.アタマの中がくらくらしている.時々,机に突っ伏しては一息ついている.どうしたのだろう. 助ボスさんと話していた時に,いつのまにやら食生活の話になっていた.そのときに「これらが嫌いなら貧血気味にもなるよ」と言われた.まさにその通り.鉄分の豊富そうな食物は苦手です. けれど夕食の帰りに牛乳を買い忘れる.泊まることがわかっていたら買ったのに.ちぇ.
奴に,このあいだ助ボスさんから差し入れられたケーキの画像を送る. 意味はなし.なんとなく,ただなんとなく. 音沙汰はあったりなかったり.普通,そういうことの方が多いのかもしれない.
試料準備の残りは明日の朝.今は訂正する文章とにらめっこである. どうしてこんなに日本語が壊れているのだろう.
アタマが壊れているのかしら. ワタシが壊れているのかしら. ねぇべいべー.
多分,君なら微笑んで「全部壊れているんじゃないの」と言うだろうね. ていうか,アタマとワタシをどうして区別しているんだ,というところで壊れているだろう. ああ,ナニが?
なにかが.
2001年09月26日(水)
肩凝り
起きたら体調がナニである. 頭痛…という程でもない微妙な痛み,何より耳にナニか詰まったようにアタマの中がぼんやりしている.胃はむかむかして御飯が普段の半分くらいしか入らない. どうしたろう.風邪でも引いたのだろうか.そう考えて体温計をくわえても低い平熱の表示. お風呂にはいって気づきましたよ.
肩凝り.
右が特に酷い.肩胛骨から耳の後ろまで固まっている. これは気分も優れないというもの.普通にしていても痛いし. 仕方ないので大学に行く途中で薬屋による.バンテリン.私はサークル活動における筋肉痛に塗ってみてから「これは効く」と思っている. とりあえず小康状態.いろいろ終わったら整体に行ってやる.
助ボスさんに直したところを見てもらって「まあいいんじゃない?」とのお言葉を頂く.わあい. 明朝,ボスに見せる.九割九分は直されるような気もするができたことにかわりない.今は「貼るブツ」以外の準備をしている.絶対に突っ込まれるだろう箇所がわかっているので,今のうちに準備しないとならない.
奴とは少し微笑ましいメールのやりとりが続いている. なんというか,どう終わるんだろうと本当に思う.ホントにどう終わるのだろう.よくわからない. ただ,色々とホントにいろいろと考える度に,ああ無理だなあと思わざるを得ないことは事実なのだ.多分,何もなかった私ならばよかったのかもしれないけれど. 戻れないしな.仕方ない. あり得ない可能性を考えて溜息をつくこと程,無駄なことはないさ.
少し怠惰に逃げようとして,反省. ほれ,がんばろ.
2001年09月25日(火)
刹那的な忘却
背中が痛い状態で目が覚めた. 早朝に寝たのだけれど,もう全てが面倒で仕方なくてマトモに寝床を作ることなく,マットを敷いて毛布にくるまったのだ.それなりによく眠れた気がする.ちょっとカラダが痛いだけ. 起きあがり,片付けてシャワー室に行く.ドアは開いている. よかった.さすがにシャワーを浴びないとちょっといい気分じゃない.
カゴメの雑炊シリーズを朝兼昼御飯に食べる.24時間食べていなかった(ケーキ除く)ので胃に優しかろうと考えてのこと.カゴメの雑炊やリゾットのシリーズは手軽で便利で味もよいと思う. 胃に食べ物の重みが伝わる.んー,食べてる.
でも,それなりにまだお腹に隙間があったらしい.助ボスさんに学会のポスターを見ていただいているときに彼がお菓子をくれた. 母と姉が言うには,ワタシは餌付けされているらしいですよ. そういうと笑って「じゃあ芸でもしてくれるの?」と仰った.
手直しは明日には終わる.さっさとセミナーの準備に取りかかろう. いろんなコトを考えていても仕方ない.そういうことで空虚を埋めてもどうしようもないだろう? どんなにワタシが刹那的でも.その忘却の一瞬がワタシを捕らえて離さなくても.
今夜は君にメールを送るよ.
2001年09月24日(月)
体力限界
24日っていっても,それでいくと現在の時刻は28:30になってしまいます. はい. 次の日の早朝4:30です.眠いです.でもあと半ページでとりあえず学会準備その1が終わるのでどうにかします.ちなみに,その2は助ボスさんに見てもらうこと,その3はボスに見て頂くこと. なんだか真面目にやっていたかのようですね.そうですね.本日はそれなりにきちんと真面目にやっていましたね. 作業中はね. それ以外の不真面目さはもう語り尽くせないですね.
とりあえず,それ以外のせいで体力限界です.半ページが終わったら速攻寝ます.
そんな不真面目なワタシに,助ボスさんは 「これ差し入れだから,みんなで食べなさい」 と,ケーキ10個(しかも美味しい.多分高い)を下さいました. 嬉しさと反省で泣きたくなりました(いや,頂いた時点では真面目に作業していましたけどね). いやんもう,すきすき.
ちょっと自分がよくわかりません.掴めなーい. そういうときには研究だけは進めておきましょーう. 日常くらいはしっかりこなしておきましょーう.
ごめんね.メールはちょっと送れないよ. 今が過ぎたら.
2001年09月23日(日)
立ち話と電話
昨夜は散々だった. 別に自分のせいなのだけれど,家族に心配をかけさせてしまった(だから電話越しにかなり怒られた). 家に電話をいれなかったのである.
ちょっとした用事で分析室にいた助ボスさんと話していた.その時点でまだ外は明るく,時計を見てはいないがおそらく17:00くらいだったはずだ. 話の内容なんて本当に雑談で,立ち話だったので「疲れてきたな」という思いがお互いの顔に出ていたはずだ.ていうか助ボスさんの表情にはそれがあった. 暗くなって,さすがにお開きにしましょうと話をやめて自分の部屋に戻ってみたら.
「0:30」
はい?
何度見ても時計の針はかわらない.壊れたのかと思ったが携帯の表示もパソコンも同じ時刻を示している.慌てて携帯の着信履歴を見るとずらっと並ぶ家からの着信. あー………
私は実家住まいです.23時を過ぎる前に家に「帰るか帰らないか」連絡をいれることになっています. そんな時刻はとうに過ぎ去っています.
おそるおそる電話する. 怒鳴られる.お終い.
さすがに. いくらなんでも7時間半もお喋りしている(しかも立ち話)とは当事者だって思いませんわな. 楽しかったんですけどね.とっても.
大反省させて頂きました. 家族に心配かけたことと助ボスさんの仕事の邪魔したことと自分の作業をしていなかったことで. あう.
で,その件とは別に. 奴との電話で,少し哀しいことと少し嬉しいことがありました. それだけ.
これから家に帰ります. 謝ってきます.
2001年09月21日(金)
どうしようもなくなる前に少し止まれよ
腐れている自分の脳味噌にちょっと呆れ気味. 呆れられて,呆れて.どうしようもなくなる前に少し止まろうよってばさ.
それでも一応,作業自体は進ませているわけで,必要な画像自体はこれで全て揃ったはずである.配置と文章をどうにかしないといけないわけなんだけれど,それが一番厄介だったりする. センスがね.何より内容がね. 画像やグラフで誤魔化そうと,内容が伴っていないときっついのよわかって下さる? 切なくなりつつ,かたかたキーボードを打っている.
その合間にカードを作ってみたり. 買ったばかりのデジカメで撮った画像を使って作る.フォトショで適当に文字やら線やら入れれば,はいできあがり.所要時間は数十分. ……という,作業内容だけ話していると恐ろしく手抜きをしたようなカードを奴に送りつける. 仕方ないじゃないか.メールに添付するんだから. ウイルスメールではないよ,と断り書きをつけて送信ボタンをクリック.
明日から3連休ということに人様の日記で気づいてみた. そんなのワタシには全然全く関係ないことなんだけれど,気づいていなかった自分にショックを受けて,思わず3秒程思考が停止してしまった.日付や曜日の感覚はまだ失われてはいないのだけれど,休日という概念はなくなったらしい. どうせ泊まりだし? 連休の間どこにいるって大学だし?
別に休みなんて関係ないコト自体はどうでもいいけど,その間,多分アタマは腐れっぱなしなんだろうと思うと少し鬱陶しい.もう学会とセミナーの準備が終わるまでは自分を構ってやれないので仕方ない. 仕方ないんだが.
ちょっと脳味噌を取り替えてしまいたいよべいべー. 他人様に迷惑をかけすぎる.このまま暴走すると少しまずいよ.
2001年09月20日(木)
痣
眠ったのは多分4:00過ぎ.ちゃんと目が覚めたのが10:00.
終わった時点で体が怠くて,溺れるように眠ってしまったように思う.横になった後の記憶がない.毛布を敷いて,そのままパタン. 気づくと右腕に小さな痣ができていた.あのときどこかにぶつけたのかもしれない. 痣を見ながら,少しだけ「何をしているんだろう」と思う.けれどそれ以上は何も感じない.
作業は捗った.いやん,やればできるじゃないと機嫌が良くなる.自らを叱咤するどころではなく尻に放火してガソリンまいて,というくらいのことをした結果なのだが,結果オーライということにする. 半分以上はどうにか. はやめに助ボスさんにチェックして頂きたいので,残りをちゃっちゃとしてしまおう. 論文そのものがまだあるんだからさ.
というところで. 夕方になってぷつんと集中力が途切れた.それを20時まで保たせて,大学を出る.お腹が空いているのと少し彷徨きたい気分で,乗換駅で降りて本屋に入る. マックで少し時間を過ごすためのお供探しに.
店主と趣味が合わないのかココロ惹かれるものがあまりなかったのだけれど,懐かしい本を見つけて購入する. 『放課後の音符(キイノート)』 山田詠美 初めて読んだのは高校生の頃だった.それ以来読んでいない.あれから本屋で見つけるたびに購入を悩み,その度に他の本を手に取ってきたのだ.
そのうちにテキストのところに書きたいのでここでは特に触れないが,読んでいて少し落ち着いた.今,手にとってよかった本だったのだろう.出会いとはこういうものだ.いい時に再会したものだ. 少し,ああ自分は子供だなあと感じた.大人ぶっていても確実に残っている子供の部分,それが.
2001年09月19日(水)
理由
デジカメ買った.少しだけ遊ぶ. 自慢しに行ってそのままそのままそのまま.
ワタシは帰ってこない.
こうして同じ事を繰り返す.そのワケは知らない.誰か教えてくれるのなら喜んで話を聞く.どうしてなのか,その理由を. でも,それでも構わない.わからないままで仕方ない. もうそんなこと諦めた.
全てを委ねてしまうワタシは何も考えていないし感じてもいない. カラダがどんどん重くなっていく.表面が信号を伝えすぎて中身は容量一杯で麻痺していってしまう.それとも意識的に目を逸らし続けているのだろうか? そんなこと知らない.ただ脱力していく.
怠い. 眠ります.眠ろ?
2001年09月18日(火)
不透明
発表用の図を作っていると,なんだか作業が捗っているような気になる.ちょっと満足.なんてささやかでお手軽な,でも確実な手触りで. ボスがしばらくいなくなってしまうので,発表内容をチェックして頂きたかったら本気で急がなければならない事情あり.でも明日にはちょっと難しいかも.
先程,本日初めての御飯(夕御飯)を食べてきた.胃が吃驚しているようだ.一応,血糖値のためにチョコボールを食べたんだけどな. 一人でいると確実に生活をしなさそうで,時々自分が不安になる.でも空腹で作業が進まなーいなんてことはないので構わない.淡々ときれいになっていく表や図. ただちょっとだけ,君がいたらな,と思う. でも多分,君でなくてもいいのかもしれない.よくわからない.
不透明の中に漂う.
2001年09月17日(月)
寄り添うだけ
体調がよくなってきたので,作業の進行具合も悪くない.気分やシゴトはかなり大きく体調に左右されてしまう.こういうことで別に意志の力が弱い云々と自分のコトを卑下したりはしない. カラダとココロは「それなりに」繋がっていると思うので,それはイタシカナナイでしょう,と.
今は学会発表用の図を制作中. ざくざくっと,手直しを加えて進めていく.ざくざくざくざく.
もう秋の気配がばしばしで. さすがに何かに寂しくて,奴がくれたクマにぐりぐりしてみたり.なーんていう乙女なコトをしている自分を笑ってみたり(元は乙女ですけれども).
ただ,誰もワタシの内部には触れられないわけですよ. 同時に ワタシも大事な人の心の内を完全に理解するなんてできないんですよ.
人は伝達手段として言葉しか持ち得てないのに(以心伝心などは例外としても),その道具すら全てを伝えるのには不十分.いくら言葉を尽くしてもワタシから出ていった瞬間に変容していく意味.
この人の思っていることがわかるだなんて錯覚.アナタの全てを知っているだなんて傲慢.
孤独も寂しさも哀しみも喜びも,重かろうと軽かろうとそれは全てワタシの所有物. それをどうこうしてもらおうとは思わないし,思えるはずがない.
できることなんて「可能な限り理解したい」と寄り添うだけ. 相手の哀しみや苦しみやヨロコビにできるだけ近づけるように努力するだけ.
だからこそワタシは寂しがり屋の甘えん坊なんでしょうね.アタマ撫でられるのも抱きしめられるのも優しくされるのも,好きですの.相手は男女問わず,ただしワタシの大事な人のみ. (そういう意味で刹那的な人間かもしれませんわね)
はーい.もしもーし. ちょっと混乱してきましたねー?大正解ーぱちぱちぱち.
……ごめんなさい.やっぱり混乱したです.作業に戻るので終わりますですの. まとめる才能,あるのかしらワタクシ(論文どうするんでしょう).
2001年09月16日(日)
人は人を救えるのだろうか
ふと色合いがイヤになって発作的に変更してみる.そのうちに表紙の方もどうにかしませう. いつ? そのうちに.
昨日はサワヤカに家で転がっていて,これだけ寝たんだからもう完璧ペキペキだろうと起きたら頭痛が酷かった.起きあがるとずっきん.動くとずっきん.頭痛にはなかなか来ないだけに,痛んでみるとちょっとショック. 大学には来たけど.放っておいたら大丈夫になったし. あと数日でこういう状態から抜け出せるので辛抱辛抱.
辛抱しておりますのよ. 進まない研究に.学会の準備に.堪え性のない自分に. とりあえず書き上げた文章(学会用)を打ち出して電車の中でチェックしよう.
人は人を救えるのだろうか という問いに対してワタシは答えを持たない.ただ,答えではないにせよ自分の意見としては「多分,人は人を救えない」というものを持っている. ただし,「多分」がポイント. だってワタシは知らないから.救われている人もいるのかもしれないし,もしかするといないのかもしれないし.ワタシは全てを知り得ない.だから断言は出来ない.
ただワタシが思うのは,人は自分一人の人生を背負っているだけで精一杯な人が多いと思うのだ. 環境や物理的なことやその他いわゆる「外側」の手助けはできるだろう.救うことは出来るだろう.けれど内面のどろどろは救えない.そう思っている. できることは願うだけ.願って願ってやまないんですーというトコロまで必死になって願うだけ. 祈りに近いかもしれない.
その思いが届くのではないか.それが人を「救われたい」と立ち上がらせるのに繋がるのではないか.ワタシはよくわからないけどさ.なんだかそんな気がするだけかもしれないんだけどさ.
ちなみに. アナタを救いたい,と言われると当然ながら怒る(もしくは不快になる)人もいます.見下されている,上から手をさしのべられている,と感じるわけだ. その気持ちもわかる.区別が付いていない人も多いだろうから. 救いたい,と願って願って止まない人と. 救いたい,と「かわいそうな」人々を前にして自己確認をする人と. そんなセリフを言われて,言った人の顔に明らかに「あなたはとってもかわいそーうな人だから救ってあげたいの」なんて書いてあったら,不快に感じる人はいるでしょうね. でも多分,顔に書いていない場合でも不快に感じているかもしれない.過敏になっていて,本当に祈ってくれている人のセリフに対してもかっちーんときていたりきていたり.
難しいよ.難しいんだよ.人を思うと言うことはなんて難しいのだろう. アタマの悪いワタシには本当によくわからない. しかも書いていてまとまらなくなってきた.もう帰るから混乱したまま終わらせる.収拾つけずに書き散らかします.散らかし放題.
ただ. 例えば誰かがワタシのシアワセを願ってくれてるとしたら,アタマの血管が切れそうなくらい願ってくれているとしたら,それはどんなにシアワセなことだろうか. 本当にそう思うのだ. それだけで救われると思うのだ.
だから祈るしかできないんだ. ひたすらひたすら,君のシアワセを祈ることしかできないんだよ.
2001年09月14日(金)
どうしようもなく嫌悪し続ける空が星が木々の梢が
ミーティング終了.最後の2講演は辛くて聴けなかった(辛さの内訳:理解できないのと腹が痛いのと).休憩時間に出ていく.ふらふらするのは貧血気味なんだろう.珈琲を飲みたかったけれど,向かう気力もなくて素直に大学に行く.
昨日はメールを書かなかった.書けなかった.どうなるかな,と思っていたけれどやっぱりメールは来ていなかった.お互いに「相手がくれたら出す」という姿勢でいるらしい. 返信だもーんっていうポーズ?それとも「メールがくるから返事しなきゃ」ていう礼儀の問題? 君のメールは会話にならない.淡々と報告を聞かされているよう. ワタシの考えすぎかい?多分そうだろうね. 脳味噌の回転が止まらないんだ.ぐるぐるぐるぐる.立ち止まりたくて仕方ないけれど何かが突き動かすように思考が止まらない.
いや,それはもう君のせいなんてものではなく. どうしようもなく嫌悪し続ける空が星が木々の梢が.
戻ってきたら机の上にチョコレートの箱が置いてあった. 助ボスさんの字で「お疲れさま.後で報告してください」とメモが貼ってある.嬉しいな.トリュフを口に入れて泣きたくなる.嬉しいな嬉しいな.
なんて寂しい人なんだろう.
これから友人達に会うために新宿へ行く.体調はよくなかろうと,なかなか会えないのだ.仕方あるまい. その前にメールは書けるのだろうか.きちんと奴に書けるのだろうか.
2001年09月13日(木)
気にしないでいいよ
今日は分析機器メーカーが開催するミーティングの日.某所で二日間にわたって行われる. 来年から分析官になるんだからって助ボスさんがご招待券を譲って下さったのだ.これは自費で申し込んだらべらぼうに高い(学生の身分では).ありがたくこの機会を頂戴した. 泊まっていたから大学から.なんだか下腹が痛いので十分に準備しておく.気分が最高潮に不安定なのもコレのせいだな.そう,コレのせい. 朝から夕方までみっっちりと講演.御招待や会社の研究者が色々と語る.色んなコトをしているもんだ.ワタシは色々なことができなければならなくなるのでひたすらメモする. 懇親会には出ないでスタバで一息入れる.雨の中を駅に向かって大学に戻る. 帰ってきたら始まっていた.やっぱりね.
ぐるぐるとすらできないくらいに不安定になる.バランスが崩れるのってどうしてこんなに影響が出るんだろう.でもワタシの場合は二日間だけだ.それを乗り切れば安定する. そうしたらこんなことで哀しんだりしない.あんなことで落ち込んだりしない.今,妙に哀しいのも沈むのも胃が重いのも,疲れていてバランスが崩れていて研究が進んでいないからだ.そう.そうなんだ. だから大丈夫.気にしないでいいよ.
2001年09月12日(水)
『ヘブン』
とりあえず奴は無事のようです. まあ,それなりに離れているそうなので「今のところは」心配していません.
昨夜,帰宅してニュースを見たときにはぶっとびました.国際電話は混雑していて繋がりません.奴のメールアドレスを控えておかなかったのですが,大学のHPから調べてメールを送りました.電話をくれて安心しました. 親の前で取り乱すのも何かと思い,携帯電話はすぐに気づくようにしておいて,家族が眠ってからパソコンを立ち上げました.HPができていて良かったです.
個人的なコトで言えばそういうことでした.全体の意見としては,国際社会に対しての知識が非常識レベルなのであまり言えないので現時点ではコメントは差し控えます.
ただ,漫画のセリフを思い出しました. 白泉社の花とゆめコミックスに『ヘブン』というものがあります.遠藤淑子先生が描いたモノです. 「人間は人間を殺さない.何千年もかかって俺達が学んできたことじゃないか」 だったような(思い出した割にはうろ覚え). (この漫画はホントにいいと思っています.映画にもできるよなあとも.まあこれは後に)
国際社会の知識は皆無に等しいのでどちらよりのことも言いません.言えません.
御冥福をお祈りしつつ.
えーと. NYとDCの位置を正確にわかっていなかった自分が判明.ちょっとショック. いろいろと感じてしまって感じすぎてしまって書けることがない.ついでに知識のなさも自覚してしまって恥じている次第. こういうときには自分のすることをキチンとしていようと思いつつ思いつつ,どうしてもネットで情報を探してしまう.更にテロが行われていないか,ずっとそれを心配している. 被害の拡大が怖い.もっと人が死ぬのが怖い.知人と奴が巻き込まれるのが怖い. けれど米国の報復がさっさと行われないか,と思えるわけではない.思えない. そういうことじゃなく,なんか,こう.
どうかこれ以上,血で血を洗うことのないように,と思う. 世界はあまりに多元的で,何が本当に正しい道なのかなんて私にはわからないんだけれど. 誰にもわかることでもないのかもしれないんだけど.
2001年09月11日(火)
相手への言葉だけは惜しまないように
もし本気で失いたくはないのなら,どんなに疲れていようと面倒だろうと気分ではなくても,言うんじゃないかと思うのだ.またかよ,と一瞬思ったとしても,それでも言うと思う. 好き? そう訊かれたときに,それが切羽詰まっていればいる程.
もちろん,それがどんなに重くて縛る言葉であるかは知っている. 訊く人は何度だって訊く.この前言ったじゃん,と訊かれた方が思っても訊く.この前の言葉が信じられないの?と言われても訊く.訊かないではいられない不安感に煽られて. そのために,その恋を失っても.それでも.
そんな相手であっても言うと思う.失いたくなかったら言わなきゃならない. 訊かれるたびに「好きだよ」と. それで相手が安心するなら.
別に. 毎日なんて訊いたりしない.月に一度もあるわけない.ただ時々,どうしようもなくなったときに君の言葉を聞きたいだけだ. 一度だけチャレンジしてみる.それを君はさらりと流す.流されたら諦める.もう訊かない.諦める.何度も訊いたら鬱陶しいから.ワタシ以上に寂しい君を追いつめるのは本意じゃないから.
でも別に,「ワタシのことホントは好きじゃないんでしょう」とか「嘘でしょう.ホントは嫌いでしょう」とか「どうして本当のことを言ってくれないの」とか「好きなら………してみせてよ」とか言わないのに.ただ言ってくれるだけでいいのに.その一言で安心するのに.
時期が悪い.
でもそのうち落ち着くことを知っている.学会が終わって研究が終わって,そういった色々なことが落ち着けばワタシも落ち着く. それらをキチンとこなすことだ.それだけだ.
恋愛だけは相手がいるから自分一人ではどうしようもできない. でも自分のやっているコトは自分の力でどうこうなることだ.
できることをしよう.
…ということで. 発表準備.構成と図はこれでオーケイでしょう.文章を作ったらボスと話し合ってみよう. 研究の方がイマイチのらない.準備が終わり次第,こちらに取りかかろう.
訊かれたら絶対に言うようにしよう.どんなに疲れていても言おう. 自分のことは自分でするんだけど,相手への言葉だけは惜しまないように. 好きだよべいべー.
2001年09月10日(月)
底で安定
本日は帰れない. 台風や梅雨や秋の長雨の時にはいつもそうなので仕方ない.我慢できないのはこの湿気. 冷房が効かないって,どういうことよ.
昨夜,帰宅直前にざくっと不調になり今も少しおかしい.慣れているので構わないのだが,普段と違う状況下だったのでちょっと混乱する.そういうこともあるのだろう. 今は研究や学会や就職先のことなどあって追い詰まっているのだろう上に夏ばて(口内炎は治ったが)なのだから,贅沢は言えない. 生協へ夕御飯を食べにいったその帰り,DさんとG氏の後を歩きながら,思う.
現在行っているのは学会の準備.研究から逃げてしまうので出来ること(かつ切羽詰まっているコト)始めている. ポスター発表.図から決めていかないと. 写真をプリントアウトしたらイマイチ綺麗ではない.重い画像なのでプチ苦労.
底で安定. 平坦な谷底をスキップで進んでいるような.
遙か頭上には青空. そういうときもあるさ.
君のその言葉をききたいけれど,君の口から出ることはないだろう.
2001年09月09日(日)
感情を誤魔化さずその本質だけを取り出す作業
モスを出たら雨が降り出した.
来るときにも少しだけぱらついて「ああ傘を持つのを忘れて失敗したな」と考えていた.けれど長く続くような雨ではなかったし,だからこそゆっくりと昼御飯を食べて,雨が降っていないことを確認して出てきたのに. どうしてワタシが外に出ると雨が降り出すんだ? 店にもう一度入っても空席はもうないことを知っているし大学に早く戻りたい.仕方なく小走りで雨の下に出る. すぐに止むだろうとも思ったけれど,雨足は強く,軒下でいらいら待つ気分ではなかった.雨は好きだけれど眺めていられる気分というものがある. かなり濡れて大学に着く.警備員さんと微笑んで挨拶を交わし,部屋に入って乾いた服に着替える. 外を見ると晴れていた. ちきしょう.
…と雨女ぶりを発揮しておりました昼下がり.
大学に泊まったのだけれど夜中なかなか眠れずにいて,起きたのは昼前だった.眠いな,と思えたので作業を終わらせて眠ったのに横になると眠れない. 起きてメールを確認した後,すぐに奴に電話をする.電話をしたいとメールで伝えてあったのだ.別に特に用事があるわけでもなく,なんとなく. 向こうは夜中.起きていた奴と20分程会話する.
その一言に全力でかけているから悪いんだとわかってはいるが,性癖はどうしようもない.もう少し成長すれば大丈夫になるのだろうか. そんなことを考えながらモスにいたのだ.
味わいもせずにポテトを食べつつ読んでいたのは枡野浩一の短歌集.本棚に入れっぱなしだったからという素敵な理由だが,短歌は好きなので何度読んでも問題はない. 文字のリズムを追いながら情熱的でないとできないことだとつくづく思う.
ワタシには多分,短歌はできない.
別に感情がないわけではない.ただ,決められた文字数で世界を構築するのには歌いたいコトを純化させてその本質のみを出すようなことが必要な気がする. そのためには自分の感情を誤魔化せない.もしくは打ち消せない. 嬉しいことも哀しいこともそれをがつっと捕らえて放さずイヤでも見つめて言葉にしなければならないのではないか? (全て「イメージ」で語っているが)
ワタシはきっつい感情を抱えてなどいられない.抑える方向に色々と考え出す. 哀しいことがあったら「それ程でもないだろう」と思えるように客観的なフリをして原因を探す.辛いことがあっても同様.嬉しいことはさすがに素直に受け取るが,それもまた理屈をこねる. しつこいんだな,つまるところ.
日記は基本的に素直に書いているのでかなり感情的だと思う.ていうか書けないことを書く,という方針でいるのでがっつがつに感情的だろう.自分でも後から削除したろか,と思うことがしばしばだ. でもそういっただらだらした文章を決められた文字数にすることを考えると気が遠くなる.書き散らかして吐き出した感情を見つめ直して歌まで持っていくなどできやしない.
………だんだん,何が言いたいんだか不明になってきた. まあ単に,雨に降られて愚痴りたかっただけなんでござりまするよ(しかも晴れやがるし).
考えてみたら,そろそろ感情が不安定になる時期でございましたよ.それはホルモンバランスの関係で. なーんだ,仕方ないじゃん.リズムだよリズム. それで安心したところで研究が進むはずはないのだが,とりあえず逆立っている自分をなだめて論文に目を通している.
***業務連絡*** 過去の日記を編集しました.読みやすいかどうかは別問題. しかも途中までしかできていませんの.少しずつ編集していたけど進まないので発作的にのっけてしまったのですね.いやん.
2001年09月08日(土)
甘える方法
誰でも不安定だったり荒んでいたり落ち込んでいたり他にも色々負の要素でいっぱいな時期っていうのはある.その原因は当然だけれど人それぞれで,時には理解しがたい理由のときもあるだろう.それくらい負の原因は様々だ. そういうときの表現方法も人それぞれでバリエーション豊かだったりする. 人に八つ当たりしたり空元気で明るかったり無言で引き籠もったり普段と変わらない日常生活を送っていたり. それは哀しみや苦しみの量や重さの他にも当然抱える人間の資質というものがあって,それによって透けて見えたり隠し通されたり当たられたりになるわけであって.
自分ならどうありたいか,というのも当然理想があったりするが,そこにワタシの資質などが関わってきて理想通りになんていってくれない時もある. そこで自己嫌悪に陥って悪循環をぐるぐるぐるぐるしてみたりするわけだ.ぐるぐるーぐるぐるー.
でも悠長にぐるぐるしてらんないのだ. 日々は非情に,決まった通りに押し寄せてくる.
夕食時,ちょっぴり荒んでいるDさんの話をほんの少しだけG氏として,ふとそういうことを考えてしまった. Dさんは人に当たったりしない人でどちらかっていうと人との接触を断ってしまう.基本的にワイドショー的噂話が好きだけれど,そんなことを笑いながら話す時間もがつっと減る.一人で過ごす.やり過ごす.
そんな彼を眺めていて,もう少し甘える方法を知っていればいいのになあと感じてしまう. ワタシにこられても困るが,でももう少しだけさ.
そんなワタシは甘え上手なのかと言われると,わからないけれども. 奴に甘えるのは下手だったろうな.
2001年09月07日(金)
熱情や狂気や欲望や
…ま,歩いてないんですけどね.寝坊して.
昨日Dさんに言われたことを意識して全身黒ずくめで登校.別に黒といってもそれぞれ異なるテイストにしてあるので大丈夫,と何が大丈夫なのか不明なまま胸を張って歩く.見る人にとっては,ちょっと鬱陶しいかもしれないがな. 引き締め色にしてうきうき来たのに,Dさんに会わずじまいさ.ちょっとショックだが仕方ない. こういう日もあるさ.
研究の進みはイマイチ. えーと,とりあえず今週中に全体の話作り.
蝉の声も少しずつ消えていき空気はさらさらと湿気と熱気を失い空の青さはどこか薄く高くなり雲もいつの間にか気づくとただ細く薄く頼りなげな存在感を頭上に漂わせてアスファルトに落ちる影もその黒々とした力を弱めてその上に枯れ始めて落ちた葉が乾いた音を立てて風に転がる.
熱情や狂気や欲望や それら全てに別れを告げて
秋が来る.
夏ばてを置いて夏は去りゆく. だから調子がイマイチで口内炎が治らない. あう.
2001年09月06日(木)
「脚」
うとうとしてしまう一日.全然,進んでいない.切羽詰まっているんではありませんでしたっけ? 口内炎が治らない.ビタミンBを飲んでいるのに. 野菜を食べよう.野菜摂取週間です.やさいやさいー.緑黄色. でも口内炎にしみて痛いんだよ,べいべー.
友人ムと遅い昼御飯に出るときに,ちょうどDさんが「おかきを買ったけどお茶しないか」と呼びにきて下さった.おかきに惹かれてついていく. おかきの尖った粉が口内炎に痛いが無視して食べていると,Dさんがワタシを見つめて一言.
「太った?」
…………. このパンチはちょっと効いたぜ.ごふ. ダメージが大きくて数秒間立ち直れませんでした.
昨夜,落ちるG4のことを相談しにきたワタシの戻る後ろ姿を見てそう感じたらしい.ていうかこの1〜2ヶ月じわじわと感じていたらしい. 上半身ではなく「脚」が太くなったらしいです.奴が一時帰国する前に…とチェシャ猫笑いでぽんぽんと,ワタシの肩を叩く. 確かに下半身に重心いっているんですけど. 確かに先々月から食べまくっているんですけど.
というわけで. 野菜摂取週間よりさらに目標大きく,歩け歩け月間に決定.大学に来るときには一駅前で下車して歩く.そんな時間あるのかと突っ込まれても歩く.早足でちゃっちゃと歩く.あるくあるくあるく. その分,ボンヤリせずにシゴトに励む.はげむはげむ.
本日はちょっとボンヤリでしたが.おうおう.
2001年09月05日(水)
命令電波
かたかたとデータまとめをしている. 我がG4CUBE(ボスからの借り物)さんは時々おかしくなる.ちょっと宇宙からの命令電波を受けたかのように「ふ………っ」とおちる.気づくと画面が暗い.
ついさっき,目を離したすきに電波を送られた.
画面を見ながら「あれ,どしたのCUBEさん」と呆然と佇んでしまう. 唖然,でもいいな. 先程までいじっていたデータは,保存していなかったらしく作業前の状態になっていた.でもよかった.少しだけしかいじっていなくて.損失は大きくなくってよ. こんなことで安心して感謝している自分がいじましい.
今夜も泊まっているが,午前中は美容院に行っていたし,だから大学に着いたのは夕方だからこれでいいのだと思うことにしている. データのまとめは進んでいないしな. ただ同室の人がまだいるので眠れない.朝までいたら諦めて起きていよう.
奴が送ってくれた画像を元にしてデスクトップカレンダを作った(そんなことをしているからデータまとめが進まないんだ.作業は20分くらいなんだけどさ(言い訳)).加工をしたりデザインの真似事をするのが好きなのだろう.あくまで自己満足. それを「送っていい?」と訊くと「送って下さい」との御返事. どきどきしつつ送る.それは気に入ってもらえるかという心配と,遊んでいたと怒られるかもしれないという心配での「どきどき」. デスクトップにしてくれたらしい.素直に喜ぶ.
とにかくさっさとグラフを作ってしまおう.
2001年09月04日(火)
同時に落ちていくワタシのココロ
実は,月曜の夜から分析をしていました. 予約をしていた方が,都合の関係で(そして多分同情してくれて)夜の時間を譲って下さったのです.
夕方,交代して分析です.フィラメントが切れた後は色々あるので,夜中近くから自分の試料です. 調子がいいです. 怖いくらい. つきっきりでの分析のあと,数点入力して自分の部屋で一息.ああ優雅ね,と笑いつつ戻りました. ら.
電流が極端に下がっていました. (当然,分析結果はマトモなモノではない)
……再測定です.ときどき起こるので慣れています.用心して一点オンリー.さあどうだ!とばかりにスタートボタンをプッシュの その途端
すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅと落ちていく電流値. (同時に落ちていくワタシのココロ)
………中断してあちこち点検すると,どうも測定するためのチャンネルがリークしているようです.これでは分析はできません.
これから技官として生きていくワタシのために***(機器名)のカミサマが「どんなアクシデントにも対応できるように」と色々して下さっているに違いありません. 7回もフィラメント切ったりコンピュータ凍らしてみたりガスをなくしてみたり. ああ他に何があったかしら?ありすぎて思い出せないわ. ああんもう,***(機器名)のカミサマありがとう!
なぁんて,思わねぇよちきしょう. 喧嘩うっとんのか!***(機器名)ゥ!
仕方ないので分析は諦め,観察するだけの試料と交換しました. が. この機器では無理でした. どうかな,と思っていたのですが無理でした.
この時点で時間は殆どありません.朝です.明け方でなく「朝」.
助ボスさんが来ている時間なので会いに行き,アクシデントの説明をして,観察に関しては別の機器を使用することにしました. 二日連続には助ボスさんもビックリでした.
片付けて数時間眠ります. よく眠れました.なんて優しい眠り.
そして起きた後,別の機器を使用していたSさんに御願いして少し使わせて頂きました.やっと上手くいきました. 上手くいくってなんて気分がいいのかしら.
この写真は一緒にやってきた奴に送ろうと思います. そんな奴からちょっとメールが来ていません.メールが届くまでこちらからメールは送らないという意地っぱりのワタクシ.だってワタシは送りましたもの.
今日はもう帰ります. 布団で眠りたい.
***業務連絡*** カレンダーのところに行って下さった方々,ありがとうございました. 更にメールを下さった方,ありがとうございました. 嬉しくて嬉しくて踊ってしまいました. 御礼まで.
2001年09月02日(日)
話しても話し尽くせないようなコトばかりで
月が霞んで見えていた. 夕御飯を食べるため,一人てくてく坂を下っているときに,ふと空を見上げる気になったのだ.満月なのかそれに近いのか,雲の向こうにぼんやりと丸い形. そんなことばかりをこれまで話してきたために,いざ電話,となると話題がない.ない,というより話しても話し尽くせないようなコトばかりでワタシの中が飽和してしまうのだ.視覚的な会話しかしていなかったのだろう.写真を撮って画像を送りたい,としみじみ思う. と,それは奴との電話の最中に思ったこと.「家に電話が入りました」と連絡が留守電に入っていたのだ.都合のいい時間帯まで待ちくたびれて公衆電話で番号を押していた.
今夜も徹夜で分析である. (下の方にオチ付)
***業務連絡***
えーと,自分のためにデスクトップカレンダーを作りました.9月用です.海棠の感性でデスクトップを飾りたいと仰る方がいらしたらこちらにどうぞ.
最初のトップ画像を使って作りました.手の込んでいない手抜き作品です.そんなのプレゼントするなっていう意見もあるでしょうね.いいんです,ワタシは満足しているんです. こんなんしているから進まないんですね,研究が.痛ーい.
ダウンロードの仕方は……任せます.どうにかして下さい. 72kです.ただでかいです.1024×768ピクセルです(ワタシ用なので). 使ってやる,と思ったのに使えない方,ごめんなさい.言って下されば直して送ります. あ,使って下さるという希有な方がいらしたら,お手数ですがメールも下さると嬉しいです.それは「貰ってくれた(ていうか見てくれた)人がいるんだ」という感動を味わいたいからです.
断っておきますが,これを使ったら9月中はワタクシとお揃いなので. 御覚悟下さいませ.
***業務連絡ここまで***
……でね. 別にこの壁紙だって分析中に作っていたわけではございませんのよ.流しただけなんですのよ.なのに.
今回の***(機器名)は観察と分析でした. 分析試料は最終加工していました. 観察試料も途中で分析機器から出してやりなおすことにしました.
###(加工用機器名)は調子が悪く,引くのに時間がかかります.最初の試料を「やっとできる」状況になり電流を流したら
$$$(機器内部にある物の名称)がぼっきり折れました.
呆然とした後(電圧はすぐに切った),哀しいなーと思って,試料を出して電流だけ流してある***(機器名)を 見てみました.
電流流れていませんでした. フィラメント切れていました.
半年間,誰が切るんだと皆がひやひやして見守っていたフィラメントです. お約束通りにワタシが切りました. (過去2年で7回程切っていて,疫病神憑きと言われていた)
哀しいです. オチのついてしまう自分が哀しいです.
何故よりによってワタシが切るのでしょう? 運命?ねえ,これって運が悪いだけなの?あああああちきしょう.
もう今回は分析できないでしょう.ええ,諦めました. 今はフィラメント交換と調節の真っ最中です(いやになって逃避してるけど). 次の人に交代する前に調節して,それで寝ます. ああ,もう夜が明けたよこんちくしょう.
2001年09月01日(土)
サイレン
夜中の分析中に救急車のサイレンが聞こえていた.今夜は事故が多いのかなと考えていたら,昼飯時に判明.新宿での火災でした. 朝に眠って昼に起きたので(当然テレビはないしラジオは聞かない)知らなかったのでございました.ただただ驚く.新宿歌舞伎町は大学時代に遊んでいたので,余計に.
分析はどうにか終わらせるがやる気がでない.ていうか眠い.朝も遅くに寝たので,まだ眠い. なのに遅くまでいてしまった.遊んでいて. もう帰ります.
明日も夜から分析なので.
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