古畑亜紀の日記
日々の雑記帳です。思い付いた時に
気分にまかせて書きます。

2004年10月29日(金) あさがおブラス

今日は「あさがおブラス」の練習を某大学合奏室でとりおこないました。
寝不足で低血圧&目のしたにクマをつくっての参加でしたが、メンバーのみなさんのポテンシャルの高さに底上げしていただいて、なんとか吹いていたという感じです。
今日は最初に当てる場所がずれていたのがそのまんまで吹いてしまって、いつもより左寄りだったし、なんか唇の外側でふるえてたみたいな感じ。
内側のやわらかい部分は、名古屋の名物「ういろう(好物)」が乾燥したみたいな感じで使い物になりませんでした。すかすかしてるうえ何のたよりにもならないのです。なんかぴくっともしないんですよ。けっこうあがいてみたんですけどだめなものはだめだ!!って感じ。うう...。
練習を録音しようとしてもっていったマイクが以前故障した方だったので、から取りしててきけないし..。セカンドのOさんがもってきていたので今度それを借りようと思います。

自分はそんなんでしたが、今回はいろいろとこみいったアナリーゼや実験もできたので非常に有意義でした。

パソコンをたちあげると最近きにいってる「戸辺豊&ハートマン」のアルバムが毎回きけるようになってますが、すごいなあ〜戸部先生毎日ぷりっとしてて。と思ってたけど、毎日吹いてるんじゃんくて、吹いたものを毎日聞いてるんだけどさ。いいですね。そしてかわいたういろうはダメですよ。

明日は八時の列車にのって「美唄」にいってきます。
というわけでもうねる。そろそろ焼肉食べまくらないとパワーでないかも。
でも今日今からたべるわけにもいかない。歯磨きしてストレッチして寝るしかないな。

全然関係ないけど今日は天気予報より気温が低かった。風邪ひいたらどうしてくれるんだよ。

ま、いいや。みなさんおつかれさまでした。
おやすみなさい。



2004年10月28日(木) 楽器の値段

楽器の値段て、つけられないものですよね。
例えば、同じ楽器の新品よりも、自分がずっと使っていたものの方が自分にとって(おそらく聴くがわにとっても)価値が高いってことは大いにありえる話しだと思います。

しかし、その価値を説明するとなると、いろいろな例え話やらが必要。
でも、「大切なことなんだ」という一言の重さを言を尽くさないと納得できないのであれば、その人には「大切さ」という価値観がもともとあまり持ち合わせていないのだという仮説もなりたつかも。

でもあきらめてはいけない。その人はいまのところ知らないというだけで、話せばわかってもらえることもある。

でも正直いって疲れたな〜。やっぱりこんな時はいい音楽をききたい。



2004年10月25日(月) ありがとう

と、ごめんなさいって、なにかあった時に、まず一番最初に言わなきゃいけない言葉だなって今日あらためて思いました。
その一言を、心をこめて言うか言わないかで、全然違うのに...。
痛みも怒りもやわらぐし、喜びは何倍にもなる。
どんな言い訳よりも、一番誠意の伝わる言葉だと思います。

プライドが邪魔をすることもあると思うけど、言えないと、すごく言えない人自身が損をするんだよね。自分のことを下手に守ると逆効果なこともあるということです。

そのことがすごく良く分かったので、人をかえることはできませんが、自分がそれを率先して大切にしていこうと思います。

あ〜アタマ痛い。音楽的には楽しいことが続いてますけど、音楽のための準備とかあとかたつけなど、その他もろもろ、けっこうアタマ痛くなってます。昨日は、疲労の極地だったらしくて良く眠れましたが今日もたくさんありすぎて寝る暇がなかった。そして、いまさら寝ると電車(帯広いき)に間に合わなくなるのが目にみえてるのでこわくて眠れないしなあ〜。電車の中で寝ようかな。

ま、こういうときもあるかな。そのうち平和な日々がくるんだろうな〜って感じです。

エスティローダーの口紅を買いました。かわいいっ。



2004年10月23日(土) オンエアー

今日は、「のりゆきのトークDE北海道」という番組の、とあるコーナーのための撮影にいってきました。
EZトランペットという新商品を紹介するコーナーで、私の映っているカットはすごく短いんですけど、不馴れな私は要領をまったくえませんでした。
場がつかめてないと、吹く内容そのものがハードじゃなくても精神的にけっこうはりつめてしまいますね。
来週の火曜にオンエアーされるらしいので、お時間あったら見て下さいね。
私の緊張した顔が少し映っています(笑)。

そのあと、ステラでカレーを食べて、コンタクトがずれぎみで半泣き状態のまま「ブリティッシュブラス札幌」の練習会に参加。はっきりいって、疲労困憊していたのもあって(というのは言い訳だが)、回りの音どころか自分の音もよくきけてない状態でした。しかし、改めて「ムーアサイド組曲」はいいなあと思った。あれ、3RDもかっこいいんですよね。そのあと交流会(飲み会)に参加。緊張づかれもあって、瞬く間に酔っぱらってしまいました。なんか変なことをしゃべっていたんじゃないかと非常に今さら不安。
なんか、誰かに何かを注意されたような気がしたんだけど、「ふうん」みたいな感じでリアルタイムでの具体的な反省にはおよばかった。「指名」がどうとかいう内容だったきがする。なんだっけ。どなたか、「あのとき、古畑にああ言ったのに、まだわかってないこいつ。」と思ったら、申し訳ないんですがもう一度注意してくださいね。酔っていたので(というか今も抜けてない)理解力が乏しく、覚えているのは『ラインハルトがルツエルンの祝祭管弦楽団ですごかった』とか『ししゃも会』をしてほしいと三浦さんにたのんだことぐらいです。すみません、だめ人間で...。
のんちゃん(マツダ門下のトランペット奏者)は函館の「スパーク指揮演奏会」これ正式なタイトルわかんないんでごめんなさいですけど、それに出演するらしくて、「そのまんまスパーク連れてきてよ〜」といっぱい頼まれていました(笑)。
スパークもいいよそりゃ、でも、私今のメンバーでいい音楽をつくれたらいいなと思う!!大切なのはプレイヤーだ!!プレイヤーの結束にまさるものなし。でも、スパークの書いた曲をスパークにふってもらえるなんてすごいことだよね。本当はどんなイメージなのかっていうのを一番間違いのない形で学ぶことができるんだから。貴重なまたこれとない機会ですよね。
なんか、八王子ブラックリストで今台車のマツダ門下Tさんは明日ネルーダの
録音をするとかで早めにご帰宅されたようだ。Tさんがいないと、私が浮いているのがめだっちゃうじゃん。先にかえっちゃいや。



2004年10月21日(木) おはようございます

夕方、ひとつ業務連絡した以外は、なんと水ものまず、ただ昨晩からつづけてバク睡してました。なんの夢を見た記憶もなく、寝てると1日ってこんなニ早いのかと驚いてます。久々のやすみだからってまさかまる1日寝てるなんてことがあるんでしょうか。驚愕です。



2004年10月19日(火) 徹夜は

やめようよ、ほんとにやばいから...。
私は昨日わけあって、「徹夜」してました。あまりにも眠れないので「テトリス」やったのも大間違いです。どうせ眠れないんだとあきらめていろいろやってたら頭がさえてきてあれこれやりたくなるんだよね。

●眠れないからといってゲームしない
●眠れないからといって『ブラント』の練習を再開しない
●眠れないからといってパソコンをたちあげない
●眠れないからといって洗濯をしない
●眠れないからと言って『戸辺豊&ハートマン』と『コンラディングロート』、『マーラーシンフォニー悲劇的』のアルバムを連続できかない。

ことを、誓います。じゃないと、昼間眠くて大変な目にあうからね。ほんと。今もすでに、よいこは寝る時間。
みなさんにも今宵が安らかな夜でありますように。

おやすみなさい。



2004年10月18日(月) 必要のないもの

よく、何のため?とか、
それができて何になるの?とか、
それって本当に必要なことなの?
っていう疑問がうまれます。いろんなことについて。

イソップ物語りの中に、原作のなかに「猪の牙」というお話があるのを御存じでしょうか。

●ある平和な時代に、森の中で岩を使って自分の牙をといでいる猪がいました。
そこにキツネが通りかかり、猪のまわりをいぶかしげな顔をしてぐるぐる一周したあとこう訪ねたのです。
「こんななごやかな森の中で、がりがり牙で岩をかっちゃいているなんて、おまえさんぐらいのものだよ。どうしてそんな意味のないことをしてるんだい」
猪はこう答えました。
「今の森がおっとりしているから、その間に牙を磨いているんだよ」
キツネは、さすがに猪は猪突猛進というだけあって、昔のくせがやめられないのだなとしか思いませんでした。
「そのがりがりしている音が耳障りだね、まったく」といいながら、キツネは散歩にでかけていきました。

しばらく後に、平和だった森に、突然よその森からたくさんの動物が食べ物をとりに引っ越しをしてきました。
よその森では、食べるものがみつからずに、常に食べ物をめぐって争いが起きていたのです。よその森から平和な森へ食べ物を探しにきた動物たちに話してきかせる暇はなく、平和な森の動物達は次々となぎたおされ、あるいは食べられてしまいました。

牙をみがいている猪をおろかものだと笑ったキツネの、なごやかな森でやわらかいものばかりをのんびり食べていた牙は、よその森の動物たちにはむかうには丸みをおびていて抵抗できませんでした。キツネは死んでしまいました。
牙を磨いていた猪は、よその森の動物たちと戦って重傷をおい、磨いた牙は折れてしまいましたが、命はとりとめました。●


というものです。
なごやかな森ではするどい牙は必要のないものでしたが、『牙は必要になってから磨くのでは間に合わない』ということです。
今自分がする予定のものだけを準備するだけでも十分時間がかかりますが、目の前のことだけに終われずオールマイティな準備をしていなくてはいけない。
すくなくとも楽器演奏に「つけやき刃」はあんまり通用しないということです。
だって「磨いてあった牙」でさえ、『戦えば折れる』し、猪は重傷をおったのですから。







2004年10月17日(日) 次は終点。

 先日、自分的にはかなりの「大事」だった『スカルラッティ』も無事みなさまのあたたかい応援のおかげで終了。
 デュオも板倉&佐藤の「夕顔トリオ(詳細はいつか説明します)のおかげで楽しく終了。板倉さん、佐藤さん本当に出演ありがとうございました。
 いろいろひらめきがうまれたコンサートでした。

 そのひらめきも十分にまとまらないまま、今日はほぼ完全徹夜状態のまま出発し、小樽でメンデルスゾーン(かなり、久々でした)と「魔笛」などをH先生と一緒にリハ参加。
 
 指揮者のかたが、
「というように、この楽章はゆるまずにタ−ミネイトします」
とかおっしゃっているのをきいてH先生はちい〜さな声で、
「タ−ミネイト。なんだろうそれは。わかんない。」
とつぶやいてらっしゃったので、
「ターミネイトは、終点という意味ですよ」
と、独断なんちゃって意訳をしたのは、やはりすべてが「なんちゃって」な私であった。
 言ったとたん語尾の選択に「仮定」のニュアンスをただよわせなかったことを後悔したのはいうまでもない。
 しかし、さっさと次の楽章にすすんだため取り消すひまはなかった。

 終点は「次は〜、終点、**バスターミナルでございます」という言葉からとっさに連想しただけのものである。
 ほんとのところは一番最初におもだしたのは映画の「ターミネーター」。でもそれじゃ「無情なまでに強健である」みたいな意味になり、まさか、
「映画のターミネーターみたいな感じじゃないですかあ?」
とはいえない。
 
素直な性格のH先生は深追いされず、
「あ、終点ね、ふう〜ん」
と納得されていたようでした。

ここで懺悔します。
H先生、あれは私もよくわかりません。
適当なこといってすみません。
で、「ターミネイト」ってなに?
おそらくは「終決する」とか「敢行する」とかいう意味ではないかと思われる。



2004年10月12日(火) ☆☆携帯カメラで奏法研究☆☆

今日はAちゃんの久々のレッスン。
そこで、「カメラ付き携帯」になったことをめざとく発見したAちゃんを撮影することにしました。といっても「着信と同時に写真がでる」とかいうためではなくて、演奏している姿をとるためです。
よく、教則本などには「よい」「悪い」などと顔の下半分がでていますが、あれをみて自分の顔下半分におきかえて適切に解釈するのは、それなりの経験と辛抱強い想像力が必要なのではないかと。
なので本人の「いいとき」「わるいとき」「その中間」を撮影するのがよいのではないかと思い立ったわけです。

大体採用されたのは5枚くらいです。

1 ペダルトーンのベスト版
◎ペダル音域を演奏してもらい、その中でのベストバランス(そう言う時はもちろん音もよい)フォーム。唇の両端の位置が適切に定まっていて柔軟性がある。あごもよい感じに手前にひいた感じ。上下の歯列はほぼ平行。
 ちなみにAちゃんはこのフォームの直後にノイズが格段とへり、倍音がゆたかになった。この状態に音域拡大のヒントがあります。
◎Aちゃんはこの自分の写真をみて、「ほんとだ!『ただあててるだけ』みたい」と言いました。

2 ペダルトーンのややパワー不足版
◎バランスは悪くないが、音圧が低いため音の生命力にはかけている。しかしこのリラックスしたバランスや、身体にいっさい力がはいらず「息をプッシュ」しない状態はそのままウオ−ミングアップに適切な状態の参考になる。
◎本人のコメント「つかれちゃった...」

3 ハイトーン音域でギブアップ状態
◎あごが上向きになりすぎていて、肩が内側にはいりこんでいる。上唇がしたくちびるにかぶりすぎでしたくちびるは下の歯とと共に奥にさがっている。(まちがわれたアパチュアの拡大)口角がさがってみえる。唇の横径が広がり過ぎていてコントロール不可能。
◎Aちゃんはこの自分の写真を「みょーんと顎がのびて、ゾンビーみたい」と言いました。適切な表現が笑えます。本人は「人生笑われてなんぼ」がモットーだと加えてました。

4 2と3の中間で2に近いが、違っている状態
◎非常にまぎらわしい。一見唇のブリッジはバランスがよく保たれているが、顎があがってしまっているためある音域からのつながりが「突然」悪く、コントロールができない。下の歯を前にだすつもりで顎があがってしまっている。
◎本人のコメント「ほんとだ〜上唇が下にかぶさってふたしてるみたい」

5 1から3へ「バランスを失いかけている」状態
◎この状態になった時点で、3に達さないうちに形勢をたてなおすべきである。
 Aちゃんの場合、「ベストバランス」から「横に引き過ぎ、顎があがり、下の歯が奥に後退して吹けなくなる」直前にかならず「唇をつきだしてしまう」バランスを経過していることがわかる。


どうです!!携帯カメラばかにできません。
よく、あこがれのプレイヤーなんかは、カメラとかデジカメ使って記念にしたり、参考にするためにとるでしょうけど、自分のってあんまりとらないですよね。録音はするとおもうんですけど、録画ってあんまり自分だけが映ってるわけじゃないことが多いですよね。

楽器を吹いているみなさんであれば、かなり興味深い内容ではないでしょうか?
個人的には、「なぜばてるのか」「なぜ高い音がでないのか」「なぜ音の密度がさがるのか」という、金管奏者にとっての基本かつ重大な課題をとくヒントがみつけられるよい方法だと思います。

「今のがいい音だよ」「今のがいいフォ−ム」同じことなんですけど、何がよかったんだかわからないと、次にやるときにも、運任せになってしまいます。
これからばしばしとっていこうと思います。
ちなみに自分の写真はとりにくいので、人にとってもらった方がよいのかも。Aちゃんも自分の上半身写真をみて納得していた様子でした。

やみくもに「自分は下手だ」とばかり思いつめてもあまり意味がありません。「いいとき」「悪い時」「その中間」「こわれる前触れ」「音だしにぴったり」このいつつ、みなさんも自分で撮影しておくと、まよった時にどんなものまねをするよりも『あたたかい自信』がわいてくるんじゃないでしょうか。
「自分にも、『よいことにちかいこと』をできていた瞬間がある」それがわかるだけでも、随分とふところがあたたかくなるものです。

「みわける」「ききわける」ことのできる人に撮影してもらう必要がありますが、ぜひおためしください。
   





2004年10月11日(月) 便利だね!

◎先日、いろんな曲のアレンジの必要があったので、あれこれぼんやり考えながら携帯をさわっていたら、オリジナル着信音ってのがあるんだとわかった。あんまりそういうの、興味なかったんですけど、これってフィナーレ立ち上げなくても「起譜」と「実験」ができるんですよね。かなり便利。

◎お花ようの肥料をもらったのでさっそく鉢にいれました。

◎昨日、クラークのトランペット、トロンボーン、ピアノのトリオの曲「カズンズ」と「スカルラッティ(全部。。。)」のリハーサルをしました。
あと、萩原さんにもらった「美女と野獣」も。
今回はトロンボーンは板倉さんでピアノは佐藤佳絵さんであります。
問題ありません。自分は問題あった。いろいろと。これからなおしてみせる(笑)!!
朝からだったのと、けっこう楽譜が細かいのでやたら早起きしてしまい、午後から変な時間に寝ちゃった。

◎今日が休日だと知らなかった。




2004年10月09日(土) 水色のワルツ

君に会う嬉しさの 胸に深く
水色のハンカチを ひそめるならわしが
いつのまにか 身にしみたのよ
涙の後をそっと 隠した色よ

月影の細道を歩きながら
水色のハンカチに つつんだささやきが
いつのまにか 夜露にぬれて
心の窓を閉じて 忍び泣くのよ    (水色のワルツ)

大正後期から昭和初期の歌謡曲をあつめたという音源を
先日あずかった。
現代曲をふいて、指と一緒にあたまがしどろもどろに
なっていた私は、そうだあれをきいて安らいでみようと
思ったんです。

ワルツなのでこれは3拍子(あたりまえか)。
「東京だよお母さん」とか「高校3年生」とかもはいってる。
でも個人的にはこの曲が一番「しみた」。
静謐な悲しみと孤独の世界...。美しい。
同時に日本の「歌」の奥行きと洗練も感じる。
今はもう亡きアルフレッドクラウスに歌ってほしいとも
思った。彼がよく歌っていた「春の嵐」みたい。ノーマン
とかじゃなくて、これは女性の歌らしいけどやっぱり
アルフレッドクラウスに...。
クライマックスの押し出しで、かならず声が太くなって
も変にならないいわゆる「なんでも歌えちゃう人」じゃなく
て、おさえのきいた人に。おさえることによって深みが
よりよくでるっていうのかな。
「水色」のハンカチで「忍び泣き」してるんだけど、
心の中には「嵐」吹いてるんだよ。そして、「春」は
戻ってこないんだよね。
もし、トランペットでこれを吹くとすると...。
自分は好きだけど、ここまで表現できて伝えられるか
どうかはかなり不安。
いや、疑問。
というよりできないかも。
「鳴り」で聞かせる曲じゃないものは、逆に自信がないと
できないものかもしれないな〜と思った。

ここしばらく、どこにいっても「がっちり食べる」「栄養
バランスのよい食事をとる」など肉体的なバイタリティを
確保することに注意をとられていた(今日ももれなく
スライス牛と、ハンバーグに『ライス大』であった)
私なので、気分がすっかりビビッドになっていたんですけど、
こういうデリカシィというか、忍耐を表現するような
静かな強さもないと、それこそバランス悪いですよね?

というか、デリカシィを維持するためにバイタリティを
求めていたはずなのに、課題に振り回されてそれを
忘れていた。
まったくおはずかしい限りです。
水色のハンカチはもっておらず、パステルの大きな
明るい柄かはっきりしたチェック、あるいは冠婚葬祭用の
白しかハンカチしかもっていない私は、台風もまだ到達
していないサッポロで、静かに反省するのでした。

秋の夜は、深いね。







2004年10月07日(木) テツガク

そのむかし、確かNHK系列の番組で、「ネコ」の人形を
使った番組があった。タイトルわすれちゃったけど、
そのネコにはいろんな面白い名前がついてて、その中に
「テツガク」ってあだ名のネコがいたのね...。

なので、今日は「テツガク」にちなんだはなしをします。

と、いいたいところだけど久々「夜中にかく日記」をしたため
ておりますわたくしに、そんなこったテーマはとりあつかえな
いのでした。

「博学」と「薄学」は紙一重。そう思ってこのところ、あんま
りいろんなところから学ぶという自主性を失っていたような
気がします。
でも、違うよね。薄くても、学ばないより学んだ方がよい。
ゼロより「1」の方がよい、というあたりまえのことを思い出し
たんでした。

星の何もみえない空よりも、一つでも小さくても星があった方が
よいではありませんか。小さな星でもたくさんうかんでいれば
空は明るくなるでしょう。

大きな星になるのも大切。でも、小さいからって自分の星を
消しちゃったりないも同前にあつかってはいけない。
しかも、人はうまれ持って大きさのきまってる星とはちがって
磨けば大きく明るくしていくことができる。
しかし、やはり大きさも明るさもきまっていないので、磨いて
いないとだんだん萎み、暗くなってしまう。ともいえる。

よく、
「自分はトランペットのプロにむいているんでしょうか」
「私の唇はトランペットを吹くのにむいているんでしょうか」
「私はそういう才能があるんでしょうか」
とたずねられる。

私もたずねたことがある。答えはこうだった。
「それはやってみないとわからない」

私が答える時はこう言っている。言うと言うより、尋ねかえす
のである。
「では、あなたは、むいていないと言われたらやめるのか?」
「イエスにしろノーにしろ、あなたの将来を人に決めつけられ
ることをどうとも思わないのか?」

もちろん、がんばった結果であってもくやしい気持ちを味わう
ことは十分にありえる。もちろん、思わない展開ですばらしい
結果をだせることも十分にありえる。

自分にとって大切なことを、どんなえらい人にもすごい人にも
ゆだねてはいけない。
また、プロになりたいと言う時に迷うのは、「どんなプロに
なりたいのか」というイメージがつかめない時なのかもしれ
ない。
「あなたはもしプロになってなにをしたいのですか。」
それは、どんなことについて責任をもてるようになりたいのか
という専門性の追求である。
その専門性というのは、その専門の世界において超一流と、
自分の間にどれだけの隔たりがあるのかということについて
具体的に距離がつかめていなくては手にはいらない。
到着地点がわからなければ、旅の荷物もまとめられないし、
途中で何をすててなにを買い足すかわからないから。

また、これは私の持論であるが、自分の求めているものが
「先代」のいない仕事であることもありえる。
まねをして、見よう見まねで自分を磨く時間も大切であるが、
「先代」のいない世界でプロになりたかったら、「先代」
のたくさんいる世界の「先代」に対抗できるぐらいの
個性とパワー、柔軟性、多少のマネッジメント能力を身に
つけなくてはいけない。
楽器の練習はしてあたりまえ。しかしそれ以外の勉強も
すごく大切。だれか教えてくださいと口をあけていても
あなたのしたいことが世界ではじめてうまれた思い付き
だったとしたら誰も教えられないんじゃないのか...。
だって先代がいないんだから。

自分のしたいことの価値をまず自分が信じられるように
するために私はもう一度学ぶ。自分がそれを必要として
いるということをまず自分が確信するために。

そして、先代がいなければその仕事はプロではなく
バイトであるという考えは私にとっては非常に閉じこもった考え
方であるように思う。

現在いきおいのある職種の何割かが、数十年まえの日本
いや5年前でも、「隙間産業」と見下されていた。
人は大抵、見下した相手に見下されるものだよなあ。

勝つことを目的にしなければ人は最強になれる。
でもそれは、「そのままであなたらしいんだよ」という
慰めを求めているんじゃなくて、もっとオリジナルな
方法論で自分の生き方に責任をもち、くり返される自分の
毎日とかを堂々と愛することなんだと思う。
自分を愛せない人は人のことも愛せない。
人を見下す人は見下されるのと理由は似ている。見下す
というのは、自信のなさのあらわれだから。

心あたたかい、優しさをもった『一匹狼』はきっと満月
の夜以外は、楽し気な顔をしているんだろうな。
で、たまに吠えてんの...。
狼だからっていつも餓えてるわけじゃないんだよ。












2004年10月06日(水) プロにまかせろ!

今日からお出かけ系の仕事は少しお休みです。
これからいろいろコンサートがあるので、その準備
に最善を尽くすため。

しかし、久々家に過ごしてみるとなにか演奏とかの
前にして「人として」やらなければいけない環境つくり
が普段あまりにもされていないということに気がついた。

はやく人間になりた〜いっ。
あれこれ片つけながら、一年まえの今頃、いや5年前も
将来の自分はきれいにかたついた部屋で、何もかも
すっきりと要領よくすごしているはずだという現実
ばなれしていた空想をしていたことを思い出す。

B型の友人との会話のなかで、「自転車をなおす」
はなしをしていたときのはなしである。

「自転車やさんだと高いから、なんとかキットみたいなの
買ってきてなおそうかと思うんだけどさあ」というと、
「亜紀ちゃん、B型にそれはできないよ。お金で解決する
ほうがあってると思う」
「えっなんで。お金で解決だなんてそんな味気ない...。」
「B型だもん。ふつうの人は高くついてもったいないって
思うんだけど、B型はめんどくさがりだから、おかね払って
楽した方がずっとましだって思うはずなんだって」
「えっなんで?」
「だっておれもB型だもん。高くても、楽な方がいいし
それですむなら金だよ、金。亜紀ちゃんにもにたものを
感じる。絶対やんないよ、人に頼まないと、絶対自分で
なおさないよ。その自転車いつまでものらないって。」
「えっなんで...決めつけ過ぎだよ。私だってすこしぐらい
できますよ」
「B型ほど、プロが必要な人間はいないの。人にやってもら
わないとだめなんだって。どれだけこまっても、自分
がすきじゃないことは自分でやらないからまず。」

じっさいこの予言はあたり、私は人に頼んだ上、
修理不可能といわれた。そのうえ、自転車を買いにいくの
が大変だとかぼやいているとその人は自転車をとどけて
くださった...。天使。いや、救世主のその人はO型である。

確かにB型の私だけど、外面てきにはけっこうA型といわれ
てるのだ。あんまりB型というのはよい印象をあたえない
のでできれば公表をひかえたいぐらい。
経験によると、A型の人には「切れられる」。そう、あまりの
勝手な理解不能なふるまいにA型はたぶん傷付き、しまいには
腹がたってくるんだろう。これは他のB型もいってますから
私だけの意見ではありません。
その点O型の人はあんまり動じない。B型がうわついて調子に
のっていてもけっこうぼんやり笑っていてくれるし、
落ち込んでいても適当に(いや適切に)プライドを復活
させてくれる。しかもB型がO型の役にたつことはめったに
ない。つきあっても具体的なメリットのないB型人間なの
だった。

A型の人は、約束をやぶられると絶対に忘れない。
しかし自分がやぶったことはけっこう忘れてる。
なので人をゆるせないんじゃないかと。
B型は自分がテキトーなので、人がテキトーでも
「最終的に間に合え」ば結果オーライであんまり
気にならない。「最後が肝心」というのは非常に
B型の発想。リアルタイムな喜びに弱いのもB型
なんじゃないかと思うので、当然お世辞にはすぐに
のせられてしまいます。

こんな私ですが、これからもよろしくお願いします...
(というあたりで次第に声が小さくなるのも
一見天真らんまんみえて人目を気にしてるB型なんだな〜)。








2004年10月02日(土) 気がつくと

「食べ物日記」化している今日この頃。
でも私にとって、忙しい時の心のささえは「やさしいあなたの
笑顔」(笑)と、「十分な食事」に他なりませんっ。

今日はラーメンをお夜食しにいき、ライスはやっぱり「大」
でした。ライスは大です。

普段さらってる曲を気がつくと鼻歌でふんふん歌ってる
ことってありますよね。
でも最近いろんなものがごっちゃになっていて、自然と
「なんちゃってメドレー」みたいなアレンジができあがって
るの。いつまでも終止しないで気付くと最初にもどってるみたい
な。

で、なんだかさらいきれてないところはなぜだかその
鼻歌の時「はぶかれて」います...。全部覚えるまで
やらないといけないんですよねやっぱり。

わかってますてば。



2004年10月01日(金) まじで

寒いじゃないですか、今日の札幌は。これからどんどん寒く
なるんですよね。なんか今年は夏が長かったせいか、あんまり
衣料品なんかもまだ本気の寒さ対策してませんでした。
いつまで待っても部屋があたたまらないので、どうしたこと
かと思いましたけどたんに秋がきたって、それだけですよね。
そりゃそうだ。

寒いと、私は首が寒がりなので必需品になってくるのが
ストールやマフラーなどの「巻き物」。あるいはタートル系の
洋服大活躍。仕事で、首元が冷えているとなんとなく全身力
がはいってよくない気がするので秋冬にかけては首はかなり
神経質に隠してすごします。
でも、あったかい部屋にはいった時や着替える時はタートルは
うっとうしいし、巻き物は忘れてきやすいしいらない時に
鞄からはみだしてるのが不格好で歩きにくい。
寒くなっちゃいけないからとあんまり着込んだりしてると
今度は窮屈で肩がこってくるんです。

私の場合は、唇が乾燥することよりも肩凝りがおきること
の方がこわい。あんまりリップクリームとかつかわなくても
そうひどくならない方なんですけど、肩とか首はきをつけて
ないと力がはいってこってしまうんです。
唇も多少はあれますけど、一時間ぐらい吹いてると角質が
とれてしまって元通りになるので、あまり気にしてません。
(気にしないことをすすめているのではないんですけど)。
こってるとなおさら変な意味のない力み方をしやすくなる
ので、とにかくまめに体操するのが大切な季節になりました。

昨日からあわてていろいろストレッチとか体操を復活させまして
ひどくならないうちにからだの状態をやわらかく保ちたいと
思います。
でも、人の力をかりることも必要。
今日はこれからマッサージしてもらいにいきます。


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