ぽあろの新婚****日目。
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僕は昼間だけ仕事。 妻は実家の種まき手伝い。 仕事が終わる、ちょっと前に、 妻が手伝い終えてやってきた。
生徒たちが帰り際、妻がいるのに気づく。 階段おりかけてたのに、戻ってきちゃった。 テレテレになりながら挨拶する妻。 ニコニコ、というよりニヤニヤになってる生徒たち。 いつもお世話になっています、が飛び交って。
いいから早く帰りなさい、 お母さん心配しているよ、 と僕はうつむいたまんま、生徒に言う。
久々に顔真っ赤っ赤、 そんな新婚567日目。
やっと終わった春期講習。 期間は短いんだけれど、 花粉症やらなんやらでグロッキー。 ヘロヘロ声で、妻の迎えを呼ぶ。
くたびれモードだから、早めにおやすみ。 といっても、おやすみいったのを覚えてなかったり。 寝てる間に手が触れたらしく、 目がさめちゃった僕は不機嫌モード。 といっても、そうなったのを覚えてなかったり。
いい夢だったのは覚えてるんだけどなあ、 そんな新婚566日目。
いつもより長い時間の仕事でぐったりの僕、 仕事のあとのあれこれ用事でぐったりの妻。 リビングでくつろいで、 母におやすみ言ったあともその場でぐったり。
お風呂にお湯を張る。 待ってる間に部屋でぐったり。 お風呂に入る。 風呂おけの中でぐったり。
ぐったりぐったりしながら、 まだ見慣れてない妻の髪をまじまじと見る。 きれいだなあ、うれしいなあ、 とおもいながら、やっぱりぐったり。
おやすみなさいも、ぐったり声で、 そんな新婚565日目。
つくばを離れる、職場の人。 送別会で盛り上がって、 家に着いたのは午前二時。
妻を起こさないようにそっと部屋へ。 ドアの音が、ガタン。 やば。 でもぴくりとも動かない。
音を立てないように寝支度。 ベルトの金具が、ジャラン。 やば。 でもぴくりとも動かない。
心配になって、息してるか確かめてみたり。 ついでにしばし、寝顔を眺める、 そんな新婚564日目。
仕事が終わって、お迎え呼んで。 髪が茶色くなった妻がやってくる。 わくわくしながら待つ僕。
わざわざ車から出て迎えてくれたのは、 新しい髪を見せるためだな。 うわあ、お姉さんになってる。
まだ残っていた子供っぽさが、 すうっと抜けたみたいだね。 かわいいよじゃなくて、 きれいだよ。
でもキャラは相変わらずなんだね、 なんだかちょっと安心しちゃったり。 僕も茶色くしようかな、 そんな新婚563日目。
夜、いつものデザート食べながら、 三人で並んで座って。
僕はPC、母は通販カタログ、 そして妻は、ヘアカタログ。 明日髪型かえるんだって。 ちょっと茶色くなるんだって。
たのしみだなあ。
とりあえず、今の髪を しっかり見ておかなくちゃ、 そんな新婚562日目。
妻が夜勤、 母と二人の夕食。 メニューはなに、と電話で聞くと、 やや申し訳なさそうな母の声。
手抜いたんだな。
妻が大成功したキーマカレー、 残りをちゃっかり冷凍保存。 お鍋の中でじわっととけて、 さみしげな食卓を飾ります。
元を正せば妻の料理なんだから、 なんとなく嬉しい気分、 おかわりもして、まんぷくまんぷく。
そこへ妻から電話。 まんぷくで眠い声でごめんなさいねー、 そんな新婚561日目。
結局、伊豆のお宿は、 妻ご推薦のペンションに。 押し切られたんじゃなくて、 僕もそこが気に入ったってこと。
お昼前から車でうろうろ。 妻の実家に桜の鉢植えを届けて、 お蕎麦屋さんでお昼ご飯、 電気屋さんでマッサージチェアに座って、 ゲームセンターでDDR。
夕御飯の買物に三人で。 これというものが見つからないまま、 じゃあラーメンでも食べよう、 ってことになって。
今日は妻の軽自動車が大活躍です、 そんな新婚560日目。
明日は二人そろってお休み。 パソコンの前で、伊豆の宿を探す。 といっても僕が仕事している間に、 妻の希望は固まった模様。 その宿のどこが気に入ったかを力説する妻、 それを聞いているうちに、 自分もその宿が気に入った風になる僕。
このまま流されちゃいけないから、 決定は明日に延ばしちゃえ。
せっかくだから夜更かし夜更かし、 といいたいところだけれど、 二人ともおくたびれさんだから、 ゆっくりお風呂に入ったら、 冷たいお茶を飲んでお休みなさい。
明日に延ばしても、 結論は変わらないなあ、 と布団の中で思わずにやり、 そんな新婚559日目。
ゴールデンウイーク、 どうしようかなって話してた。 たまには二人で出かけたら、と母。
お言葉に甘えさせていただきます。
ネットであれこれ調べる。 僕の希望、ドライブできるところ。 妻の希望、海があるところ。
おや、 二人の趣味嗜好が入れ替わってら。 高校から車運転してた妻、 海育ちの僕。
さらに食事のいいところ、 露天風呂のあるところ、と追加していって。 でましたでました、伊豆高原。 テディベアミュージアムも高得点だね。
ここにもいって、あれもかって、 すっかり行った気分です、 そんな新婚558日目。
祝日なのはいいけれど、 妻も母も仕事だから、 僕は一人、パジャマのまんま、 もくもくもくもくとPC向かって。
ネットの仲間とあれこれ話す。 祝日なのに、みんな暇だね、 なんてわらいあいながら。
今日は奥さんは、と みんなに聞かれる。 仕事行ってるさ、 別に寂しくなんかないさ、 たまにはいないほうがせいせいするさ、 なんて強がってみるけれど。
あー早く帰ってこないかなあ、 そんな新婚557日目。
今夜は妻が職場の飲み会。 遅くなるんだろうな、と思って、 ためしに妻に電話。
にぎやかそうな妻の声、 てっきり飲み会の最中だと思っていたら、 もう家なんだって。
帰ってもなおにぎやかなんだなあ。
家に帰ると、 ご機嫌な声、つらそうな顔。 悪酔いしちゃったんだね。 布団の上で、スースー寝てる。
このまんまじゃ風邪引いちゃうなあ、 でも起こすと絡まれたりして。 僕の布団を上にかぶせて、 布団と布団のサンドイッチ。
しばらくして目を覚ました妻、 きょとんとした顔、いいなあ。
なんだか得した気分、 そんな新婚556日目。
今日は妻が晩御飯当番だから、 うんとお腹すかせて仕事仕事。 仕事終わって、お迎え呼んで。
妻がご飯の仕上げをしている間、 まだかなまだかな、と僕。 お腹すかせるのはよかったけれど、 ちょっとすかせすぎたかな、 いつの間にかチョコレートに手が伸びてたり。
キーマカレーをおかわりおかわり、 食後のアイスはイチゴ味、 いつものように一日が過ぎて。
明日は明日でゴーゴーゴー、 そんな新婚555日目。
よろよろ気味に、夜勤明けの妻。 僕はいくぶん早めの仕事。 ちょっとすれ違い気味だけど、 その分夜にゆっくりだらだら。
窓の外には、 早めの桜。 ぼんやり、ふんわり、春の夜、 そんな新婚554日目。
夜、夜勤でいない妻から電話。 なんだか甘えんぼになっている。 昼間にあったあれこれを話す。 少し元気が出たみたい。
僕は居間で一人、 パソコンに向かってあれこれ格闘。 せっかくひとりの夜だから、 めいいっぱい夜更かししようと思ったけれど。
甘えんぼさんが帰ってくるときに、 起きて迎えてあげなくちゃ。
ってことで、結局いつも通りにベッドに。 でもパソコンと格闘していただけあって、 あっという間にぐうぐう。
夢の中身はないしょだよ、 そんな新婚553日目。
遠くから頑張って、 自転車で通っている塾の生徒。 なんやかんやで、今夜は車で送ることに。
彼の家まで行く分にはいいけれど、 ちゃんともどってこれるかなあ。 もどってこれるとしても、 車で20分、ひとりじゃつまんないなあ。
ってことで、妻を呼ぶ。 妻の車の運転席に僕、 助手席に彼、妻は後ろに。
妻の実家に割と近いこともあって、 車内ではあれこれ話が弾む。 この辺の道は向かい風がすごいだの、 夏は虫が多くてだの。
彼を送り届けて、妻が助手席へ。 行きよりも、遅めのスピードでドライブを、 そんな新婚552日目。
たいへんなことがあった友人と、 二人で飯食いながらお話。 その分遅くなるから、と電話。
いろいろな「重め」の話をして、 じゃあまた、と別れて。 家へと車を走らせる。
人生いろいろあるんだなあ。
与えられたいろいろを、 一つ一つこなしていく、 そうやってみんな生きている。 そのいろいろを、 分かち合える人がいることを噛みしめて。
家に帰り着くと、 妻が出迎えてくれた。 何もいわずに、二人で眠ろう、 そんな新婚551日目。
朝、お休みの妻に言う。 買物行くけど、一緒に行こうよ。
二人でお昼の街を歩く。 ホワイトデーのプレゼント、 まだ用意できてなくてごめんね、 変な話だけれど、 プレゼント一緒に選びたいな。
妻にぴったり合いそうなペンダント。 僕のお見立て、妻のお気に入り。 ちょうどそろってよかったよかった。
帰りにラーメンをふうふう食べて、 ホワイトデーのミニデート。
ホントは、用意する時間あったんだけどね。 ホントは、そのペンダントは目付けてあったんだけどね。
仕事が終わって帰り道、 やっぱり目をつけていたお花屋さん。 花の自動販売機から、 玄関先の妻へ直送便。
大、大、大成功、 って自分で言っちゃいけないね、 そんな新婚550日目。
明日は妻がお休みだから、 いつもより少しだけ夜更かし。
お風呂あがりには、 最近お気に入りの冷たい玄米茶。 ベッドでごろごろ、 おはなしうだうだ。
あしたの作戦はまだ内緒、 そんな新婚549日目。
きのう妻が買ってきてくれた、 激安形態安定シャツを着て仕事。 迎えに来た妻が見て、 とっても似合うとお褒めの言葉。
家に帰って、着替えながら。 ふと思い立って、 やっぱり昨日の500円の上着を、 羽織って妻に見せる。
うんうん、良くあってる。
でもでもでもでも。 二枚あわせても、 今はいているパンツよりやすいんだよね、と僕。
二人で大笑い。
今度は安いパンツをさがしてね、 そんな新婚548日目。
帰ってくると、 居間のソファーに、 新しいワイシャツ、袋入り。
値段当ててごらん、と妻。 聞いてくるってコトは、 かなり安いんだろう。 それくらいお見通しだよ。
見た感じの値段を6割引して、 自身まんまんで回答。 でも答えはもっと下。
僕のいすに、 茶色のいい感じの服。 これも僕に買ってくれたんだって。 今度も安いらしいから、 思い切って3桁回答。
え、500円だったのか。
感心するような、 ちょっとトホホなような。 とりあえず、賢妻ぶりをほめましょう、 そんな新婚547日目。
午前中だけ仕事の妻が帰ってきたから、 二人で夕飯の買物に。 といっても妻はお友達と映画の約束があるから、 ハンバーガーを二人で食べて、 デパートでお水を汲んで、 そこでいったんさようなら。
一人残された僕は、 妻のいないうちに大張り切りになって。 5階に行って料理本の立ち読み、 無印良品でスパイス買って、 エスカレーターを駆け下りる。 1階、食料品売り場でございます。
妻が「ハリポタ」みてるころ、 僕は台所で下ごしらえ。 なぜか僕の料理の定番食材になったパプリカ。 初挑戦のズッキーニは切り応えが楽しくて。
調理の開始は、妻の「ただいまー」が合図。 辛い物苦手さんが二人もいるけれど、 いろいろ赤いのが入りますよ。
手伝うことあるかな、と聞いてくる妻、 じゃあこの鍋の匂いをかいでよ、と僕。 お安い御用、とかいだ妻は、 辛い香りにごほごほ。
お米ぱらぱら、お肉ごろごろ。 くつくつさせて、じっと蒸らして。 初挑戦のジャンバラヤは大成功。
たいへんよくできました、の ご褒美のキスが甘口なのは、 食後のパピコのおかげです、 そんな新婚546日目。
花粉症の薬、 とってもよく効くのだけれど、 ねむくなってねむくなって。
やっとのことで仕事を終えて、 迎えにきてもらう頃にはへろへろ。 階段を下りながら目が閉じちゃうし、 車の中では居眠り状態。
せっかくの妻の料理、 ここで寝ちゃあ男がすたる、 家に着いた安心もあってテンションはあがったけど、 食事が終わった頃には燃料切れで。
お風呂でも眠りかかって、 心配してきた妻に起こされる。 なんだか、駄目駄目の自分が面白い。
ねむねむで、だめだめなのをいいことに、 思いっきり甘えんぼになってみたりする、 そんな新婚545日目。
風邪が治りきっていないのに仕事の母、 花粉症のせいでくたびれ気味の僕。 夜勤明けでくたくたのはずの妻が、 僕ら向けに用意してくれたのは、お雑煮。
お餅をうにーっと伸ばしながら、 アカデミー賞の放送に見入る三人。 なんでもない時間が、元気をくれる。
夜更かししようって言ってたけど、 元気補充のためにおやすみなさい。 そんな新婚544日目。
今日は妻が昼から仕事、 だから二人とも朝寝坊。 母も休みで朝寝坊、 と思ったら寝込んでる。
妻は夜勤だから、 母が家事しなくてもいいように、 コンビニであれこれ買ってくる。
仕事帰りもコンビニよって、 自分の晩ご飯をあれこれ。
リビングで一人、弁当を食べる。 母は寝室で寝込んでいて、 妻は夜勤でがんばっていて。
僕もがんばらなくちゃ、 と言い聞かせながら、 いったい何をがんばるんだろ、 そんな新婚543日目。
今夜は前々から約束していた、 久々の夜のデート。
くるま飛ばして、 安いうどん屋さんで晩ご飯。 指輪しているのみると、 なんだか不倫みたい、と笑う妻。 不倫だったら、 もっといい店に行くよ、と笑う僕。
一緒になる前は、 いつもいつも深夜のデートだったね。
めいいっぱい楽しんで、 帰る直前。 前だったら離れ離れになる間際、 でも今は一緒に帰れるんだよね。 なんて思ってたら、 不覚にも涙流しちゃったぞ。
もう少し酔いを覚ましてから帰らなきゃ、 そんな新婚542日目。
夜。 久々に僕が雷を落としちゃった。 落ち込む妻、 すぐに優しい顔見せちゃいけない、 って必死に怒りんぼをする僕。
家族三人で暮らしていくんだから、 ときどきはこういうことになるよね。 妻をしかりながら、 自分自身をしかりとばす。
いつのまにか、和やかな話になってるけど、 おたがいちゃんと反省したよね、 そんな新婚541日目。
身のまわりに、 いろんな出来事が起こっていく。 ふと気づくと、 自分の周りがずいぶん変わってきていて。
妻と向き合い、 いろんな話をする。 僕の気持ちの動きは、 妻にちゃんと伝わっている。
一緒になって540日、 はじめてはっきり言った。
二人の子供が、ほしいなあ。
妻は戸惑いながら、 嬉しそうにうなずいてくれた。 でも何か言いたそう。 その気持ちの動きは、 僕にちゃんと伝わってるよ。
だいじょうぶ、3年から5年先でいいからね。
これが3ヶ月から6ヶ月先なら、 「オーシャンズ11」なんだけどな、 そんな新婚540日目。
久々に二人そろってお休みだから、 午前中は家でごろごろ、 お昼はお外で食べましょう。
ランチじゃなきゃいけないような、 ちょっと立派なおすし屋さん。 お気に入りの雑貨屋さんにも寄って。
夜は三人でファミレス、 なんて僕らには珍しいよね。 その後は映画館のレイトショー。 とってもわくわくな一日で。
帰ってきたのは遅いけど、 すぐは寝付けないから二人であれこれ話す。 次のデートの約束しましょ、 そんな新婚539日目。
仕事中、だんだん鼻がむずむず。 花粉症がひどくなってきた。 我慢して仕事進めていくうちに、 今度は目が目が目が目が。 目薬を家に忘れてきたから、 もうたいへん。
やむなく、家にSOSの電話。
しばらくして、妻が到着。 目薬一個のために、ごめんね。 でもなんだか得した気がするような、 そんな新婚538日目。
今夜は妻が夜勤、 僕も僕で夜に一用事。 夜中一時に電話してみる。
明日が待ち遠しいなあ。
しんとした寝室で、 一人でごろごろ。 早く寝なくちゃ、と思うけれど、 なんだか眠れないような、 なんて思ってるうちに寝ちゃったりして。
いつもより、寝相がおとなしかったり、 そんな新婚537日目。
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