大地

大地

1990大陸に着いた、異臭と雑踏の街

子供の頃からの自分探し


黄色い大地に陽が傾き


空気が少しひんやりとした。


黒竜省、記憶を頼りに歩く


かすかな記憶は子供の頃


じいさんから聞いた曖昧なもの


誰がいる・・・何がある?


ただの自分探しさ、そうだろ


俺は誰・・・・・・


始めて来たはずの大地が心地いい

自由がないねぇ、旅人にも


喧噪の中に自由に埋もれたいのに


街では自由を求める声が


渦巻いてるのだろうか


でもさ引き換えに


無くすものもあるのかも知れない

自由は心地いいけど孤独は恐い


距離をおくのと放っておかれるのは違う


存在自体が消えそうになる強くないと自由にはなれない


いつかじいさんから聞いた大地を後にする

歓迎も見送りもないが感慨はあった。

俺は日本人?そんなのどうでもいいや、俺は俺だった・・・


 

君の嘘も 偽善も 弱さ−強さ

存在を確認したがる でも そうではないと言い続ける

どうでも良い事

それは どうでも良くない事

自分の中だけでは 立っていられなくて

存在を確かめる

人はみな 弱い その弱さを どう出すか




許せない?

許せる?

人を 傷つけてまで欲しいものは何?

自己確認



絶望させて欲しい−−−

貴方が出来ないのなら

自らの手で・・・

処刑する−−−

クオータ−



2002年11月29日(金)

1st..


1st

友達のHPが1年を迎えて お祝いの投稿を書くことにした。

1年前・・・

watasiはこの場所には居なかった

少し 遠い所へ 行っていた

HPこそ持っていたものの 更新もままならない日々だった

冬の寒い公園で ブランコに ベンチに座りながら

電話していた 友達・・・

異都市でまっていたものは 冬の夜道と 絶望の手段だった

勉強するつもり 踏み台にするつもりが

ただ何となく 淡々と 訳の解らない事で怒られ

くだらない嘘に付き合わされ

人の弱さを感じているだけだった

思い出す事が限られて

真夜中の歩道橋 誰も居ない

大通りらしく

トラックが行き交うたびに

突き抜けるような 風がふいた

歩道橋で、いつも立ちどまり

遠くのビルを見つめていた



1年はあっと 言う間に過ぎ去り

watasiは元の場所にいる

本当を言えば

今この場所に居ることさえ

当然ではないのかもしれない


変わったものこそあれ

何も変化しないで 静かにそこに居てくれる人立ちが居る

沢山の 苦しみと 悲しみと 喜びを

分け合ってきた

友達のHPの誕生日が来るたびに

遠い街のことを 思い出すだろう

何時かは あの場所にもう一度立つことがあるだろう・・

暗い夜

照らし出された 十字架

何を 背負って生きて居るのだろう


絶望の手段を探しつづけて

闇の中をさ迷っていた

1年前−−−−−




2002年11月28日(木)

写真

MOのスイッチを入れる

保存してある写真を見る

ずっと見ている

何度も閉じては見て

色んな思いに捕らわれる

友達3人で撮った写真

居る場所も 環境も違う

殆ど 会えない

ゆっくり喋る事も無い


写真の中のみんなは 笑い顔で

何度見返しても 笑っている

安堵感に包まれる

たった何秒かの一瞬のが封じ込められている

3人の思い

3人の 名前を刻む‐‐‐


二人で撮った写真を加工

何度も見返す

ずっとその瞬間を見て居たくて 何度も開く

何処でどう狂って行こうと

その瞬間の真実



手だけを取った写真

人と手を繋ぐのが好きなwatasi

繋がっている絆を 切れない事を願うかのように手を繋ぐ

何処までもでも 何時まででも

手を繋いで歩いていられますように

優しい気持ちで繋いでいられますように


何かが変わってしまった今でも

その写真からは 優しさ以外の何も感じない

その瞬間の気持ちを 感じる



写真の中の 人々に問い掛ける

watasiは元気だよ

一瞬の事実に 安堵しながら

優しくなって

静かに眠る


フラッシュバックしていく記憶と重なる写真

卒業写真の歌を ふっと…口ずさむ


悲しいことがあると〜

開く皮の表紙

卒業写真のあの人は やさしい目をしてる〜

人ごみに流されて 変わっていく私を

貴方は時々 遠くで叱って・・・・


記憶 写真 ほんの 一瞬に

助けられて 救われて

歩いている

そんな思いをを 大切にしていきたいと

思うようになってきた


みんな 手を差し出しながら

歩いているのだと・・・・。












2002年11月20日(水)




よく夢見るんだ

それがさ、いつも同じ夢


バイクでね湾岸を走るんだ

そんで俺は海に落ちる

落ちた俺は藻がからんで浮き上がれない

もがくのよ

夢の中では必死でもがくのよ


ホントはもがきたいのかな

もがいてみるよ、もう少し


まだ もがいているのか

とうに 諦めて

横になって いるのか?

坂を降りて

少し歩くと 海に突き当たる

自分だけが 住める小さな一軒家で

海で 釣りしながら

外で絵を書きながら

毎日を過ごす

風に吹かれてみたり

海の音に 気を取られてみたり

ただ なんとなく日々を過ごす


甘んじて夢を受け入れている人は

今日も同じ夢を見ながら

夢の中でもがき続ける

現世は 冷たく

ただなんとなく

冷めたベッドに横たわる

脱ぎ散らかした

洋服

何時捨てるともわからない

ゴミ

鳴り響く パソのモーター音

このまま 朽ち果てていくだけかもしれない


今日も同じ夢を見る

何時までも  もがき苦しむ
2002年11月16日(土)

匂い


あんたが煙草を選ぶ理由はなに?

どして・・・

理由はないけど

そ、別に

匂いかな


街でさ、ふと匂いに振り返る事ない?

フラッシュバックみたいに

ふっと匂いが想い出させる


音楽でも、そうでしょ?

時代が重なるのかも


どんな匂いが好き?


ピースの匂い


エゴイストの匂い


金木犀の匂い


cafeの匂い


潮の匂い


そして、あんたの匂い



好きな男の匂いに 欲情しない?

真夜中に香水つけてみたりする

一瞬 香りが 脳を刺激する

でも 貴方の匂いじゃない

煙草と 香水と 汗の混じった

貴方の匂いに欲情する

思い切り抱きしめてみる

自分の指先から

匂いだけが漏れていく・・・・

脳が

貴方の記憶を 少しづつ

呼び覚ます

欲情するwatasi・・・・・・



2002年11月14日(木)

砂に書いた

砂に書いた


夕日を浴びた顔がとっても綺麗だ
いつもの散歩道何するでなく
何話すわけでもなかった


あの自転車覚えてるかな?
少しブレーキが壊れてて
よく2人乗りしたな


いつもの散歩道保育園の砂に
文字を・・

なんて書いた?


夢と


夢って言葉が好き!
そう言って言葉を詰まらせる

理由なんて、わからないから


どうしたらいい?

なにも
もう変わる事ないあなたは
気付かないほど遠い目でいた


自由で孤独で強がりで大人ぶった面影

また、会えるかな何処かの世界で

楽しみにしてるよ・・・・




何を話すわけでもなくいつもの帰り道

一緒が当然のように歩く

自然 そお・・それが自然だった

だけど 君は遠くへ行ってしまった

誰も手の届かないところへ



君は まだ 私の手の届かない所へ

行っては いないだろうか?

記憶をたどれば 何一ついい事なんて無く

振り回されて 罵倒されて

絶望して 冷めていくことだけ 人より上手くなったような

激しい関係だった



”ほんまに、お前だけは・・・・”

いつも、そう言っていた人

手の届かない所へ

行ってはしないだろうか?

けれど それで君が楽になれるのなら

私は 生きていて欲しいなどど

自分本意な事は言えなかった


生きていてね それは 私が痛みを知らずに居るから

”お前には わからんよ・・・・”


そうだね 私には判らなかったかもしれない

でも 君も何一つ見ようとはしなかったよね・・・


夢・・・

君の夢はまだ続いているんだろうか・・・・


何時かどこかの世界で会えるのを

私が楽しみにしてるよ
2002年11月07日(木)

予感

予感


そう、それは予感してた
10歳にも満たない
自分にも
そんな予感は、あった

 
家の鍵を
開けた時に、何故か
そんな気がした
存在感を無くした
大きな鏡がそこに立ってる


あの人の匂いは
石鹸の匂い
それとも・・・


会いたいかと
お前は聞く


私は答えない


いや、ほんとは答えられない
答えなんて無いんだ
そう・・答えは無い


車のヘッドライトが眩しい
真夜中の道


はらぺこが悲しいんじゃなく
ひとりが悲しいわけでもない
ヘットライトが眩しいんだ

何処に行けばいいんだろ
何処までいけば
そもそも行くとこなんて
何処にもないのかも



あの日から寝る事が嫌になった
何故だか、わからない
ひとつ眠る度に
何かを無くすから?
あの人の夢をみるから?
そう不思議な事に
一度もあの人の
夢は見ない


1度だけ、あの人に会った
しらじらしい会話が
少しだけ続く


ごめんねと、あの人が言った


しばらくして私は

いいよ夢なんて見てないから
そう答えた


次の日あの人はスーツとネクタイを
買ってくれた
始めて着たスーツは
その場の雰囲気そのものの
着心地だった


そのまま汽車に乗る
スーツは途中で脱ぎ捨てた

街に帰ろう

街に−−−



見つけた記憶

ふと 如何してるんだろうか?と・・・

記憶をたどり始める

それは 止まったままだった

watasiの手が 少し時を動かした。

君は息をし その心臓を 動かしているだろうか?

無感情にぼっと そんな事を思う

甘美ではない記憶

パソコンの中に静かに埋もれている記憶




2002年11月04日(月)

EGOISTE-やはりエゴーー / EGOISTE