別れ |
別れの美学
貴方にとっての最高の別れて、いったいどんなんだったんだろ?
愛して求め合ていたのちの、別れであったなら、 美学は存在いないのかもしれない。
粋な別れ〜
これは、あくまでも 演出に過ぎない。
しかし、演出されたい・・・
私にとってもっとも、美学だった、別れは。
本である。
どうしても、彼を好きであることが、続けられないと思った人に
長い手紙を書いた。
”もう会えない”…そんな、内容だったと思う。
暫く.彼からは、何の音沙汰もなかったが
ある日 突然
本が届いた。
以前彼に、貸した本 数冊であった。
それとは、別に 新しくカバーのかけてあった 本が一冊。
レイモンドチャンドラー の
”長いお別れ”The long good bye〜
その本だった。
その本の題名が 全てを 語っていた。
粋な お別れであった。
後にも先にも 人から物をもらって これ以上
心に響いたものは、ない。
今のところ最高の贈り物であり。
最高の別れである。
but...
こう思えるのは、 お別れごっこだったからかもしれない。
私は彼を、愛していなかったし。
彼は私を好きではあったが
本を選び その本を見た私を 想像できる
余裕があったとゆうことだ・・・
本当に失いたくない人には
もしかして、こんな粋なことは できないのかもしれない。
|
2002年04月23日(火)
|
|