日英双語育児日記
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Stratford upon Avon.
ストラットフォード・アポン・エイボン。
シェイクスピアの故郷として有名なイングランド中部の町。夫実家から車で小一時間なので、昔はレストランとお芝居に。今は白鳥と買い物目当てに、出かける。
で、そのストラットフォードについて、Tが話しているのを聞くと、どうもストラプフォードと言っているように聞こえる。
はて、と思ってDの音にもう一度耳を傾けるとStratfordの/t/のところが、次の/f/に引きずられて/p/になっている。これを、綴りに引っ張られずに耳からだけきくと、Strapford(ストラプフォード)というように聞こえるのだな、Tにとっては。
「歯茎破裂音t+唇歯破裂音f」の連続で、進行同化がおこって「両唇破裂音p+唇歯破裂f」になっている例としてメモ。
実家に、弟一家が遊びにきたので、合流して、一緒に近くのプールに遊びに行きました。従妹は、六ヶ月のMちゃんと、二歳半のNちゃん。
「おじいちゃんとおばあちゃんもいっしょにプールに行くの?」とTが私に聞くので、「いやー、いかないでしょう」と答えると、「なんで?」「うーんと、もう、おじいちゃんとおばあちゃんだから」
「おじいちゃんとおばあちゃんも、前は、プール行ってた?」 「うん。」 「おかあさんが子供の頃?」 「そう。おかあさんが、Tくらいのころ」
しばらくそんなやりとりを続けたあと納得したのか、Tは続けて 「おかあさんと、おとうさんは、TとSがきたから、いまは、TとSの仲間やから、いっしょにプールいくねんな。」
仲間。 わはは。なんかかわいいわ。 確かに、仲間です。
家族っていうんだけどね。
2006年8月11日 ・Each Peach Pear Plum ・Three Bears and Goldilocks ・Three Billy Goat Gruff ・Maisy's Christmas Present
2006年8月12日 ・Toy Story 2を基にした簡単な絵本。 ・Magic Porridge Pot ・Little Red Hen
夫出張などで週末のすごし方が変則的になったこともあって、半月以上、中断していたTの英語の本読みを再開。夏のイギリス行きまで、迫ってきたので、急にあせりだしたのです、私が。
昨日の朝は、「これから、また、はじめようね。一日三冊ずつ読んでいこうね」と声かけしたけれど、夫が先日出張先から買ってきたレゴに夢中でがんと動かず。テレビを見ているならともかく、カタログを見ながら唇をなめなめ黙々と組み立てているので、昨日は、無理強いはしませんでした。
今朝、再び声かけ。出勤前に夫からも、Tにがんばるように声かけしてもらいました。
結局「さいしょだから、二冊」と値切られましたが、まあ、なんとかスタート。
手持ちの本のなかでかなり簡単な本(I spyとThe Food Fair)を選んで読みました。しかも、この二冊を選ぶのにまたあれこれあれこれ本棚から出してきて、挙句のはてに、読みたいのがない、と寝室にまで探しにいって、そこでまた別の本に注意が移って、とかなり時間がかかりました。そのあいだ、Sに、これ読んでー、あれ読んでーといわれるままに、絵本を読んでやったりしました。
ともあれ、朝食後、登園前の小一時間で、なんとか二冊消化。
登園途中で「ずっと、ABCしてへんかったけど、よう、おぼえてたなぁ。わすれてへんかったなあ。おかあさん、T、ぜんぶ忘れてるんとちゃうかとおもってたわ」と褒めておくと、「わすれてへんで。ちゃんとおぼえてるし」と得意そう。
「わすれんと、どこにはいってたんやろなあ」 「あたま」 「あたまのどこやろ」 「あたまのいちばんうえ。だいじなことは、あたまのいちばんうえにあるし」 と言って、眉の上、額のあたりを、遠くを見るときに手をかざすような感じで指しておりました。
夫がしばらく出張で留守なのと、私の職場仕事がひと段落したのとが同時期なので、年休をとって、子どもと三人で、一泊旅行をしてきました。
私鉄特急で二時間の鳥羽に、海水浴+遊覧船、水族館など観光、に行きました。
一日目の午後と二日目の午前に、海にも行き、子どもたちにとって初めての海水浴もしての、充実の二日間でした。
宿は、島の民宿。親戚の家に泊めてもらうように、あたたくもてなしてもらいました。
旅行自体は、二日前に急に思いついて、ネットで検索して宿予約をしました。お友達の鳥羽旅行日記を読んで、ふら〜っと思い立ったのです。伊勢志摩は子どものころから何度も行っているので、ある程度の土地勘はありました。島と宿は初めてでした。
Tは今、五歳二ヶ月。Sは三歳八ヶ月。このくらいになると、こういうことができるようになるもんだ、とちょっとしみじみしました。
これが可能になった条件は順不同で、
・二時間くらいの電車移動はできるようになった(折り紙をしたり、本をめくったりしていました)
・二人とも、基本的に言葉でのコミュニケーションができるようになった。
・トイレが言えるようになった。(おしっこ、などと告げたあと、トイレにたどりつくまで、がまんできるようになった。下の子)
・ごく短い時間なら、子どもを二人だけにして、私が二人を離れることができるようになった(電車でトイレに行くとか)
・上の子は、「危ないこと」という感覚がかなりわかるようになった(もちろんまだまだ油断は禁物。ただ、横断歩道を勝手にひとりで渡らないとか、そういうこと)簡単なことなら、下のこの面倒をみてもらうこともできるようになった。手を引いてあるくとか。
・ちゃんと歩くようになった(これは大きい!)。歩き疲れて途中で抱っこ〜と言い出すことががなくなった(今回、実は、二日目の最後の10分駅まで歩くのに下の子が抱っこ〜といったのだけれど、手を引いてあるかせた。)
・自分の荷物を、リュックに入れて背負うようになった。(とはいっても、形だけで、水着やおもちゃなどごく一部だけなのだけれど。また、私がもってやることも多かった。それでも、一応、自分のかばんをもってでかける、というスタイルがはじめられたのはよかった)
・いろいろなことへの理解が進み、知識が増えてきたので、新しい事物、場所に触れることを楽しむ、おもしろがるようになったので、旅行のしがいがある。(特に上の子)
・要は、上の子のできることが増え、下の子のできないことが減った、といことか。
単身子連れで海外に出る(留学や仕事などで)人の話を、まったく自分とは遠い話のように思っていたけれど(実際、親しい知人にもいるのだけれど)、案外こういうふうにして、ひとつひとつ経験値があがると、やがて、そういう選択肢も自然に現れてくるものなのかもしれない、と思いました。
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