留学先での独り言

2008年07月31日(木) アメリカの地震訓練

うちのラボに居た一人のポスドクが今日で持ってラボを
去った。彼は化学でPh.Dとって3年ポスドクして、でどう
するかと言うとメディカルスクールに行くことに決めた。
これからまた4年勉強して試験を受け、さらにレジデント
が待ってる。自分も長いこと大学、大学院にいるので人
のこと言えないが、よくやるなぁと思う。もっともこっち
はこういうこと普通なんだけど。

彼の成功を心から期待したい。

さて先日カルフォルニアで地震があった。友達にも連絡
いれて無事かどうか確かめた。昨日、ラボを教えている
時にもカルフォルニア出身の生徒がいたので、地震につ
いて聞いてみた。彼はここの大学院生に戻るまで、8年
中学で教えてたんだけどそこでもちゃんと地震の際の
訓練があったらしい。それは日本のそれと全く一緒で、
頭を手で隠して、出来れば教科書を添えて頭を覆って、
机の下とかに隠れるらしい。

実際日本では地震を体験出来る車があるよ、と言うと、
それはなかった。さすが地震が多い日本だ、と言われた。

今度アメリカから来た人には耐震車乗せてあげるのも
いいかもしれない。



2008年07月30日(水) 実験中

今日は夏学期最後の水曜日。正確に言うとテスト期間はまだ
あるけど、授業期間は最後の日。すなわち夏休みのラボを教え
るのも今日が最後。8週間に渡りやってきたけど、毎回夜遅くま
でやるは、溶液などの準備が大変など、自分でもよくやったなぁ
と思う。

もっともまだラボレポートの採点が半分以上残っているだけどね。

ということで今ラボの実験中。今週は先週筋肉やら肝臓から引き
抜いたRNAをcDNA化し、さらにRT-PCRで増幅させてたくさんの
DNAを作るというもの。イメージがわきにくいかも知れないけど、
刑事もののドラマで髪の毛やら体液から犯人を確定するために
鑑定に使われるDNAはこうやって作られると思っていい。

まぁこれを知っているとどこまで誤差があるから、DNA鑑定をどこ
まで信頼していいかもわかるんだけど。

でこの実験待ち時間が長い。今Reverse Transcriptase
という酵素でRNAからcDNAを作らせている所。待ち時間約1時間
ちょっと。でこのあとRT-PCRにひっかけてさらに2時間。その間
人間はやることなし。

やれること今やっておこう。早く寝たいし。



2008年07月29日(火) こちらは夏が終りに近づき

日本の学校ではようやく夏休みが始まったころかと
思うけど、こちらは夏休み終盤。8月に入れば高校で
フットボール部の練習が始まるし、人々は今年こそは
どこが強い、とかという話で持ちきりになる。南部
であるここは特にその傾向が強い。

大学も同じで8月中旬にもなるとオリエンテーションの
目白押し。今日その予定がメイルで届けられた。思えば
自分が入ったのは2年前。月日が経ったのを感じる。

今日は早速うちのラボに興味がある他学科の新入生が来た。
自分のラボは医学部所属ではないけれど、今年から医学部
のbiomedical science学科の生徒のローテーション先に
入るという話を聞いた。希望すれば配属してうちのラボで
研究も出来るということになる。彼はその可能性のある
第一号。自分も少し話しをしたけど、うちのラボを
希望するだろうか?

因みに彼はインド人、数日前にアメリカに着たばっかり
とのこと。周りがまだよくわらかない、と言っておいた。
かわいそうなので何かあったら連絡頂戴、とメイルアド
レスを渡した。何もできることはないけど、安心の足し
にはなるかなと。もっともうちのラボにはすでにインド
人がいるので、自分の国関係のことは彼に聞けばいいん
だろうけどね。

あぁ夏が終わる。結果出さないと。がんばってるんだけどなぁ。



2008年07月28日(月) インド料理のお裾分け

今週が始まった月曜日。といっても毎日ほぼ同じ生活をしているので
始まったという感覚はない。もっとも週末は朝のんびりだから、それは
それで区別がつけられなくもないんだけど。

お昼にインド人のラボメイトと一緒にご飯を食べた。自分はいつもの
自作サンドイッチ、彼は自分が作ったのか奥さんが作ったのか、典型
的なインド料理のナンとカレーにじゃがいもとか何かほかのものが少し
入ったものだった。

意識しなくてもカレーのいい匂いがしてくる。いいなぁという感情が向こ
うにも伝わったのか「少し食べてみる?」と申し出てくれた。ラッキー、
断るすべはない。ナンをちぎってくれて、それにカレーをのっけてくれた
ものを分けてもらった。すごいおいしいんですけど。今度作り方を本当
に習おうかと思う。

ちなみにこの辺りはまともなインド料理屋さんがありません。
以前イギリスに行ったときは腐るほどあったのに、アメリカでは、
特に南部では、あまり流行らないのかも知れません。もっとも
味がはっきりしていて、暑い中食べるのには適してるかと思う
んだけどね。



2008年07月27日(日) ソフトボールのこと、ガソリン下がった

今日も午後からラボに行って昨日の実験をしていると、
ジムからテキストメッセージが入った。

「4時45分からソフトボールの試合あるけど、来ない?」

たまにはみんなでスポーツして気分転換するかと思い
二つ返事でOK。実験もそれまでに終わらせそうだし、
幸いグローブもスパイクも車の中に入っていたし。

で久しぶりに、しかも炎天下の中ソフトボールして来ま
した。ここんとこ最低週に1回は走っていたけど、全力で
走るって疲れるのね。思いっきりバット振ったら脚がつり
そうになりました。年取るってやだー。

それでも3打数2安打、塁に3回出て3回とも得点したので
よしとしましょう。守備機会も2回あって無難にこなした
し。

その後一度シャワー浴びに家に帰ったんだけど、帰り道
のラジオでここの所ガソリンの値段が少し下がって、
全国平均で1ガロン4ドルを切ったとのこと。これは今年
の5月以来のことだとか。行楽シーズンに値段が落ちると
いうのは極めて珍しい。それだけ家庭の負担が増えて
みんな遠出や外出を控えてるんだろう。

それでももっと安くなってほしいな、毎日の足として
車を使わざるえないから。



2008年07月26日(土) 日本の教科書のこと

遅めに起きたものの、昼前からラボに行って実験してきた。
その途中でいろいろと作業もこなした。土曜日としては
うまく時間が使えたかな。今日中に終わらせようとした
ことで、家でやれることは家でしようと学校のラップ
トップを持って帰って来たんだけど、肝心のファイルは
このハードディスクじゃなく、学校のサーバ上にあるこ
とを後で気づいた。学校のネットワークにリモートで
入らないとそのファイルにアクセスできないんだけど、
そのやり方知らないし、出来るかどうかもわからない。

ということで今日のお仕事はこの時点でおしまいにした。
明日にしよ、明日。

さて以下の記事にちょっとコメント。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080726-00000061-yom-soci

こっちの日本人補習校で中学生に数学を教えているけど
確かに教科書の内容が薄くて、はたはた困っていた。
こっちじゃなかなか参考書や問題集も手に入らず、特に
数学では演習不足による理解不足が顕著だった。改定は
大変だろうけど、今後の教科書に期待したい。



2008年07月25日(金) アメリカでの教育の話

以前この夏、大学院生対象の実験を受け持っていると書いたが
今週彼らのラボレポートを採点していた。読んでいてわかった
ことだが、同じように実験していてもやっている内容の理解度
は様様で、それが如実にレポートに出てくる、ということ。
逆に言うとラボレポートを読むと彼らがどれだけ理解している
か手に取るようにわかってくる。ラボのレポートというと書く
ネタ決まってるし比較的簡単だと思っていたが、そうでもない
ことが判明。変にテストするより、こっちの方がはるかにいい
気がしてきた。

昨日のパーティでの話、インド人夫妻と子供の教育について話
す機会があった。彼らの子供は6歳なんだけど、やはりアメリカ
での教育に不安を抱いているらしい。旦那さんいわく、今彼女
をインドに帰したら大変なことになる、だってもうすでにかな
り遅れているから、とのこと。多少の差異はあれ日本の子女も
状況は変わらない。

でもアメリカの子供は宿題であんなに忙しそうにしてるんだけ
どな。一体、何を勉強してるんだろ?成績だって厳しそうな
もんなんだけど。



2008年07月24日(木) アメリカの中でも大きなおうち

今晩、うちのラボと協力関係にある先生のおうちでこの夏で
いなくなる人のためのサヨナラパーティがあり、自分も顔を
出した。この先生のおうち、学校からすぐ近くの閑静な住宅
街にあり、とてもいい所にある。家もさることながら、庭が
とても広くて整備され、奥さんからお庭ツアーまで敢行して
もらった。その中でもみじもあったんだけど、かなり嬉しそ
うに紹介してもらった。英語ではJapanese mapleと言ってい
た。確かにこれが一つあるだけで、庭が落ち着く感じがする。

将来こんな家に自分も住めるようになりたいなぁ。

ただ一つ言っておくと、この夫婦、二人とも生化学でPh.D
持ち。勿論この間までは二人とも学校で教授職。出会いは
お互いのポスドク先。奥さんはこの間定年で引退したけど
旦那さんはまだ研究費が余っているので、うちのラボで
人を雇って研究を続けている状態。こういう共稼ぎでない
とこういう家には住めないよなぁ。

夢は夢で終わりそう。。。



2008年07月23日(水) たまには自分達でやろう!

7月に入って気づくと周りで結構バケーションを取って
いる人に気づく。先生がいなかったり、ラボ全体がいな
かったり。そんな中でGA(Graduate Assistant)は元々
12ヶ月契約で、休みが勘定されてない。有給なんてもの
はなく、休めば基本的には無給なシステムである。下っ端
の雇用形態はアメリカの方が日本のそれよりはるかに厳しい。
這い上がらないといかん。

水曜日ということで、いつも通り夕方からラボを教えた。
今回は教えた、というより何処に何があるか伝えただけ。
細胞からRNAを取り出して、濃度を測定し、さらにジェル
を走らせたんだけど、全てに精通していた彼にやらせてお
けばよかった。

実はこの分野今まで余りやったことなくて教えること、
かなり不安だったけど、杞憂に終わった。よかった。
たまにはいいでしょ。



2008年07月22日(火) 勉強の捗り具合とトマト

余り日記で伝える話ではないのですが、最近さらに忙しく
なってます。ラボに遅くまでいるのは勿論、なかなか気分
転換する時間がありません。で結果、やらなきゃいけない
のに気づくと「ぼぉー」っとしてる時があるのを感じます。
まぁ頑張りどころなんですか。

で勉強の頑張り所、と言うと小さい時を思い出しました。
小学校の頃、夏休みの午前中、涼しい時に宿題をしましょう
ということになっていました。それで良く友達と一緒に勉強
をしたのですが、その時野球をやっていたせいかチームから
甘いものは控えるお達しが出ており、おやつ代わりに冷やし
トマトを食べていました。甘いものやフルーツではなかった
けれど、冷えたトマトはそれはそれでご馳走でした。

ふとそれを思い出して、最近ちょっと小腹が減ったとき冷や
したトマトを切って食べてます。昔を思い出せるだけでなく、
いま食べても非常においしいです。



2008年07月21日(月) 世界が終わる日のイメージ

午後3時過ぎごろから空が真っ暗になり、その後見事な
までのサンダーストームが来た。雷に暴風雨。窓から
外を見ていると友達のアメリカ人が、

「世界の終りの日みたい」

とぽつんと言った。自分が小さい頃のイメージと同じ。
この辺りは考えることも同じとみた。でも晴れた次の
日に終りはこないんだろうか?最近温暖化で砂漠の
ようになっても雨が降らないってイメージもあるんだ
けどな。

気づいたらゴルフの全英オープン終わってた。1秒たり
とも見なかった。マスターズとこれは楽しみに見てた
んだけどな。忘れてました、すっかり。

次は、、、NFLかカレッジフットボールの開幕?



2008年07月20日(日) 永住権があれば出来るバイト

買出し、掃除、洗濯など身の回りのことをした以外は
ラボでデータ整理をしてました。夜遅くまでがんばり
ました。自分で書いていても何の変哲もない1日でした。

さて以下の記事を見つけました。

求む!3カ月寝て過ごせる人、報酬180万円 NASA

まぁ血液や尿を取ったり、biopsyもしたりするんでしょう。
3ヶ月寝たきりは大変で、その後のリハビリもどこかでさ
せてくれるんでしょうか?そっちのが大変だろうけどな。



2008年07月19日(土) この程度の交換頼むといくら?

いつも通り午前中は日本人学校へ。地元の学校はとっくに
夏休みに入っているものの、この学校の暦は日本にあわせ
ているので今日まで。休みも1ヶ月ぐらいしかない。それ
でもまるまる4週間あるわけで、せめてこの時期ぐらいは
親子ともどもゆっくりして下さいなと思う。

といいながら宿題だしました。だって余りにやることなか
ったら悪いよね?

その後、新しく購入した車のオイル交換へ。そこでエア
フィルタが汚い、交換すべし、と言われたのでウォルマ
で買って自分で交換した。因みにそこでもやってくれる
んだけど、一体いくらかかるんだろう?この交換なんて
1分で道具なしで出来る作業なんだけど、工賃、物代こ
みで平気で30ドルぐらい取ったりして。時間さえあれば
自分でオイルも交換したいぐらいだけどね。今度はどこ
にオイルを捨てるか迷ってしまう。

その後はラボで次の日になるまで作業をしました。一つ
やらないといけないことを終わらせたから良しとしよう。



2008年07月18日(金) おこられたー

今週もようやく金曜日。一生懸命頑張ったつもりだが、
上司に求められている量の課題が終わらず、朝からし
ばらくお説教を受けた。とほほ。本当に無駄な時間を
減らして効率を上げないと。

一方でまた一人、夏のインターンが最終日を向かえ、
プレゼンをした。今日は高校生の子。お父さんお母さ
ん、両方が来て彼女のプレゼンを見守った。彼女の
ご両親、学校の先生だけどattenuateとかelucidate
とか、普段うちらが使う書き言葉はつい最近まで
なじみがなかったのこと。今日の彼女のプレゼンでも
「これってどういう意味?」と子供に質問していた。
いわゆる科学英語なんだよね。

今ほっとはしてるけど、来週やらなきゃいけない量
を鑑みると週末も余りゆっくりは出来なそう。気分
転換もうまくしないとね。しかもcomprehensive
(総合)試験のネタも考えないといけないし。



2008年07月17日(木) たまには若者のジャズピアノでも

アメリカで20数年ぶりの率で物価が上昇してるらしい。ガソ
リンだけでなく、乳製品や普段の食べ物まで上がっているか
ら十分に実感出来る。これと同じように給料も上がって欲し
いんだけど、そうはなかなかいかないんだよね。

最近実験のデータをまとめていることが多い。普段は無音
が一番集中できるんだけど、退屈で単調な作業の場合は
少しぐらい音楽があったほうがいいのに気づいた。でいつ
も通りJ-waveのオンライン版を聞いてたんだけど、ふと
ある曲が気になり、その派生であるジャズピアニストを
知ることになった。松永貴志という、実は業界ではかなり
有名な若者。15でデビューして今22歳かな。ドラムのたい
がくんは知っていたが、彼は恥ずかしながら知らなかった。

でちょこっとネットで探して聞いてみた。うまいし元気が
あっていいなと思った。漢字が多いタイトルも気に入った。
でもこのままでは試聴なので曲全部を聴くことが出来ない。
お金払ってダウンロードもなぁ、と思っていたら学校の
いいサービスを思い出した。

RuckusでならPCへ無料でダウンロードできて聴けるらしい。
CDに焼けないのは残念だけど、音楽聞くのは勉強の時が
多いから別にそれほど問題はない。

ただアメリカで発売されていても彼のアルバムあるかなぁ
と思って探したら、ありました!ラッキー。

ということで今聞きながらこれを書いてます。全て聞いた
らまた感想でも書こう。ええよ、これ。アルバム名は
アメリカでも発売されたStorm Zoneです。



2008年07月16日(水) 共通項

結局昨日考えついたこと、今晩も思い出せない。一体
なんだったんだろう?

今日は午前中先生と出て来たデータについてディスカッション
し、午後は夕方以降の教える実験の準備に追われて、自分の
実験が進まなかった。明日はやらんとね。しかし最近異常な
までに宿題が多く、締め切りが多い。効率上げるというか
本当に無駄にしてる時間をなくさないと。

ぼーっと気分転換してるのも、重要なときもあるんだけどね。

その教えている実験、大学院生相手なんだけど、その中に
一人韓国人がいる。年齢も同じぐらい、専攻も同じ、抱えて
いる悩みも似たようなものが多く、実験の待ち時間の最中
よく話をする。今日は染色をしたので、そんな時間が多かっ
た。

こういうときってアジア人って同じなんだよね。背景も
文化も本当に似てる。考え方も似てる。ただ話してただけ
だけど、救われる部分が多々あった。

話聞いてくれただけでもありがと。



2008年07月15日(火) MLBのオールスター戦を見ながら

今日もいくつか書こうとしてたことがあったんだけど、
今になって忘れました。明日思いつくかどうか。

テレビでは今晩MLBのオールスターをやっています。
普段テレビを観ない自分ですけど、今日はつけてます。
日本人の名前が出てきたときだけ画面を見ています
イチローの送球は確かによかったけど、あれはセーフ
じゃない?こういうと非国民?

しかしオールスターでも場所が場所だけに、レッド
ソックスの選手が紹介されていたときはブーイング
でした。さすがこっちのファンは徹底してるね。

今日は久しぶりに夜帰ってのんびりしました。
明日はラボの授業で遅いから先に一休み、一休み。



2008年07月14日(月) 車の登録@サウスカロライナ

先日友人の車を購入(正式には支払いが済んでいないので
購入とは言えないかも)したので、その車を登録に行った。
こっちで面倒なのは、群と州、両方に税金を納めないと
いけないこと。

まずは群のオフィスに行って税金を払う。主に取得税。
なんで個人売買のものにsales taxを払わんといけない
のか理解に苦しむも、みんな払っているので支払う。
〆て123.66ドルなり。でも良く見るとcounty taxと
city taxも別々に取られてる。何だかなぁー。

でその後サウスカロライナのDMVに行って、州の税金を
払った。ここは相変わらず入り口の書類審査で待たされ、
さらに順番待ちであった。州にも289ドル払う。いたぁー。
ここも州外からの持込は15ドル増しであった。州内の
ビジネスを優先させるためか。

しかも運転免許の住所の変更がしてないのがばれてしまい
こちらも交換させられるはめに。で、書類を書くと何やら
問題の様子。聞くと、ただ住所の変更のためにパスポート
やビザ、I-20、I-94、学校からのサポートの手紙が要る
らしい。おいおい、ただの書き換えなんですけど。まるで
スパイかテロリストの扱い(大袈裟?)。でもこのお陰で
免許の住所変更は次回になった。普通に免許帰って来たか
ら変えなくてもいいかな。

とにかく、お金がまたかかりました。ふぅー。



2008年07月13日(日) 腸内の微生物と肥満の関係

マークがもう少しでいなくなるので、彼の仕事を引きつぎ
中です。ねずみの話をすると、大腸、肛門癌になるべくし
てなったねずみから、大腸を取り出し、洗浄して、真ん中
から開いたあとホルマリンで固定し、最後にアルコールで
交換して保存してます。あとでポリープがある部分を数え
るためです。

さてこれに関係ある話ですが、2型糖尿病に腸内の微生物が
関係するようです。先週先生から文献送られて読んでますが、
なかなか面白そう。この微生物に対して抗生物質を与えると、
炎症や代謝に関する遺伝子の発現が変わり、2型糖尿病で問題
である血液中の糖が、細胞内に取り込まれるようになって状態
を改善するようです。

実は糖尿病の起こる仕組みってよくわかってません。癌より
やっかいかも知れません。個人的には2型糖尿病は老化の過程
と考えてますけどね。これが早くくるか遅くくるかはまさに
自分の生活の仕方次第なんじゃないかと。

Membrez M et al. (2008).
Gut microbiota modulation with norfloxacin and ampicillin enhances glucose tolerance in mice.
FASEB J. Jul;22(7):2416-26. Epub 2008 Mar 7.



2008年07月12日(土) アメリカで初めてお葬式に参列

自分の経験で何度かこちらの教会での結婚式に立ち会う
ことがありました。また裁判の時など別に機会に教会に
来ることもありました。

でもお葬式は初めてでした。

場所はコロンビアから約2時間ほど離れた小さな田舎町。
行ってみると何もなくて、彼女がのんびりした所で育っ
たんだなぁと言うことがわかります。

どんな格好をしていくか非常に悩んだけど、行ってみる
と日本のそれとは違い、必ずしも黒ばかりだけではなか
ったです。まぁ黒や濃い色のスーツの方が多かったので
すけど、普通に綺麗な格好をしている人もいました。

入り口で署名をし、式次第をもらいました。Homegoing
Ceremony(家に帰る儀式)となってました。中の人に
案内されて、一番前に桶の中で寝ている彼女と対面しま
した。彼女はただ眠っているようにしか見えませんでした。

同じ学校から来ている人たちの傍に座り、しばし待機。
式が行われる2時になって、友達や知り合いである自分
らが立ち、家族や親類の入場を迎えました。

彼らが着席したら式が始まりました。最初に牧師さん
が少し話しをした後、聖歌隊が歌を歌いました。黒人
教会のためなのか、それともこっちでは当たり前なの
か、日本での経験から想像出来る歌の調子とは全く違
う、明るい調子のゴスペルのようなものでした。歌詞
はさようならを告げる悲しいものでしたが。

そして聖書朗読があり、祈りがあり、親しくしてきた
方々からの言葉がありました。そしてまた歌が入って
再度、牧師さんが話をし、家族、親族から順に退場し
て行きました。

これで教会での式は終りで、場所を墓地に移動しまし
た。歩いて10分程度の所です。人がたくさん集まって
いて真ん中で何か行われているか見えなかったんだけ
ど、最後に4匹の白いはとが空に飛んでいきました。
牧師によると1匹は彼女の魂、3匹はそれをサポートす
る天使で、主の元に帰っていきます、とのことでした。
これで冒頭のHomegoing Ceremonyという言葉がよく理解
出来ました。

これから彼女の亡骸を埋める式があったのですが、それ
は身内でやるとのことで、自分らは帰ってきました。
正味1時間ちょっと式でした。

帰りの運転中、いろいろなことが頭によぎりましたが
いまだに何がなんだかよくわかりません。彼女はただ
眠っているだけで、来週またひょっこり会えるような
気がしてなりません。現実を受け入れるのには時間がか
かりそうです。



2008年07月11日(金) 期待して大はずれ

自分が6週間世話したきた子のプレゼンがありました。
少しずつ、それでも必要最低限なことを言っては覚え
そして理解させていたつもりだったけど、彼女のプレ
ゼンを聞いて愕然としました。

残念ながら理解されてなかったです。理解しようとした
努力も見えてこなかった。ただ暗記したことを棒読みし
ていただけで、聞いていて面白くもなんともなかった。

前日出来が悪く、それでも晩練習する代わりに早めに帰
したけど、やったとは思えないできでした。ここだけは
ちゃんと説明しろ、と言った所も緊張したか、理解不足
か、ほとんど触れずにやり過ごされた。苦笑いも理解出
来なくもないが、真剣に取り組んでいるとは感じ取れな
かった。

自分の時間をすごく無駄にされた気持ちでいっぱいです。
最後まで我慢して信用しようとしたのが間違いだった。
自分が今後も教える立場になった場合、やり方を大幅に
変えることになりうるいい教訓になりました。



2008年07月10日(木) ジムがポッキーくれた

昨日のことだけど、廊下を歩いていた時、たまたまエレベータ
から出て来たジムが何かくれた。「パワーの源あげるよ」と
言うので見るといちごポッキーだった。確かに以前おみやげで
買ってきたことあったが、一体彼はどこで手に入れたんだろう。
聞くと「World Marketで買った」とのこと。普通のポッキーな
らスーパーで売ってるよと言うと少しびっくりした顔を見せな
らも「おれはイチゴ味が好きなんだ」とのこと。そうですか。

じゃ日本に帰る機会があったときはまた買ってきてあげるよ。
でもいつ帰るか今は全く予想がつかないんだよなぁ。正確に
はいつ帰ることが出来るか、だけど。

因みに日本に行ったころあるマークだけでなく、夏の間インタ
ーンとして来ている高校生も知っていた。ポッキー、だんだん
メジャーになりつつある?

今日も夕立が来て、雷がなった。ここのところ毎日。夏まっさ
かりなのかも知れない。でも暑さはそれほどでもない気がする
けど、部屋の中ばかりいるからかな。



2008年07月09日(水) 嘘でしょ?

今日は水曜日。学部生のプレゼン作成及び夜のラボの準備
に終われ、自分のことがまた余り出来なかった。ラボを
予想以上に早く終えられたのと、今回学生にやらせた内容
は自分が今やっていることで少しは必要な溶液が残ってい
たので、夜8時過ぎから自分の実験をしてみた。最低限な
ことだけはしたかな。

それより自分が勝手に師匠と呼んでいた、入学以来お世話
になった人が亡くなったというニュースを聞いた。NYで
新しい職がとれて給料もあがるって喜んでいた所だったのに。

何かの間違いでしょ、と思うがお葬式の案内が来た。年齢も
まだ40ちょっとで、心臓発作?確かに身体は大きかったか、
それでもあのぐらいの体形はアメリカでごろごろいる。遺伝?
全くわからない。この目で姿を見るまでは信じられない。

言葉を全く失った。悪い冗談であって欲しい。



2008年07月08日(火) 中国人によるアメリカ代表の独占?!

昨日書こうとして忘れたことを今日思い出した。ラボを出て
すぐ右側の廊下の端にぽつんと机が置いてある。古い机で
所狭しと物が置いてあるラボに入らなくなった代物だが、
ところがどっこい、昼食用と休憩用の机として立派に廊下で
機能している。防災上問題なんだそうだが、他に置く所が
ないので、そのままだ。

その机、ESPNマガジンなどいろいろな雑誌が置かれている。
その中にある化学の雑誌があった。目を通して見ると、
化学オリンピックのことが書いてある。ほぅと思い写真に
目をやるとどこか変。今回のアメリカ代表なんだそうだが、
どうみても4人はみなアジア人。名前を良く見ると全員中国人
(もしくは中国系アメリカ人)だった。しかも全国各地から
着たみたいだが、高校卒業の行き先はハーバード、イェール、
MITとお決まりの所であった。

人種のるつぼだけにアメリカはどんな人種がいてもびっくり
はしないが、こういう代表となるとアジア人に独占されると
いう様はどうも日常を反映している感がある。まぁ自分も
そのアジア人の一員なので、その名に恥じないようにがんば
らないといけないのだが、もう少し若かったらと思うことが
多々あるのも事実なんだよね、最近。



2008年07月07日(月) 何故自分があせる?

七夕です。東京は今晩大雨みたいですが、彦星と織姫が
前日会えたことを心から祈ってます。

さて日中、これは日記に書こうと思ったことがあったが、
今じゃすっかり何だったか忘れました。記憶が衰えている
証拠。うぅー。

お昼にたこ焼きをご馳走になりました。ソースで食べるのは
知っていたけど、だし汁みたいなものにつけて食べるやり方
は初めて知った。明石焼きとか言うらしい。これもおしいし
かった。いつもいつもご馳走さまです。

夏の間、自分についている学部生は今週でプロジェクトをまと
め、金曜日にプレゼンをしないといけません。データ解析の
真っ最中ですが、明日までに終えてプレゼン作成に取り掛から
せないと。因みに夜、彼女が作ったデータを自分で違う方法
で解析したら面白い結果が出てきました。既に似たようなこと
を報告されているかも知れませんが、彼女の発表には十分な
足しになるはずです。

でもなんだか彼女より自分の方があせってるんですけど、
なんで?



2008年07月06日(日) サウスカロライナ交響楽団日本人ディレクター誕生

ここコロンビアに恐らく二つほど芸術系のものがあり、
一つはバレエ、そしてもう一つはサウスカロライナ州
の交響楽団があります。(他にもあるかも知れません)。
どちらもまだ観にいった、もしくは聞きに行ったこと
はないんだけど、一応プロの組織みたいです。

さて後者のサウスカロライナ交響楽団ですが、どうや
ら45年の歴史の中の第5代目の音楽ディレクター(兼
恐らく指揮者)として鹿児島県出身の日本人の方が
指名されたようです。

http://www.scphilharmonic.com/pressrelease17.html

Nakaharaと書いてあるので中原さんでしょうか。経歴を
見ると海外で学位を取って研鑽された方なので、言葉の
問題もないでしょう。彼の今年のコンサートの予定は
以下の通り。

http://www.scphilharmonic.com/20082009.html

時間を作って彼の音楽を聴きにいこうかと思っています。
楽しみ、楽しみ。



2008年07月05日(土) 国内便手荷物預け料

ある旅行会社から以下の表をもらいました。
国内便だと荷物預けるのにもお金が要ります。

American、 United、US Airways
1個目$15、2個目$25

Air Tran、Frontier、JetBlue、Midwest
1個目$0、2個目$20

Air Canada、Alaska Air、Continental、Delta、
Hawaiian Air、Northwest
1個目$0、2個目$25
(ハワイ航空は諸島内だと17ドル)

Spirit
1個目オンラインで$15、空港で$25、2個目$25

Southwest
無料

航空会社から言えばこれだけ燃料費があがると採算が
取れんということで理解を得ようとするんだろうけどさ、
15ドルの根拠がわからん。荷物一つでこれだけ燃料かか
るのかなぁ。重さが基準なら2個目も同じでいいかと思う
けど。

でもそんだったらさ、体重100kgの人と70kgの人でさ、
すでに30kgも違うんだから、料金も体重制にしたら?
総重量制で何キログラムまでいくら、それ以上はいくら
とかさ。アメリカで問題視されている肥満の割合も
減るかもよ。

どちらにせよ難儀な世の中です。



2008年07月04日(金) アメリカで9度目の独立記念日

今日は独立記念日で全国で一斉に休む祭日です。別に
ラボに行ってもよかったんだけど、知っている先生か
ら会員制プールでのBBQに誘っていただけたので、そち
らに行ってきました。

昼間だったのでひざしが強い。プールサイドには日陰
がなかったので、裏のブランコでのんびりしてました。
昼になるとお待ちかねのBBQ。好きなものをとってた
くさん食べてきました。外でみんなで食べるご飯は
おいしい。

その後もうしばらくプールサイドでのんびりしようか
と思っていると、遠くからゴロゴロと音が。一度解除
されたものの、そのままプールに戻ることは許されず
そのまま解散となりました。実際、出ようとしたら5分
としないうちに大雨、雷になったし。

こんな天気だったので、夜も余り花火を見れず、ただ
夜までのんびりしてしまいました。テレビでは少し
花火を見たけど、日本のそれとは比べ物になりません。



2008年07月03日(木) ゴルフしました

明日は独立記念日、学校も夏学期前半が終了となり、
午後になると人はまばら。

夕方、どのくらいまで残ろうかなと考えていると
友達が「今晩予定ある?」とのこと。別にと答える
と「ゴルフでもしない?」と言うので二つ返事でOK
を出す。

ということで5時過ぎから18ホール回ってきました。
しかも歩きで。一緒に行った仲間で大学でゴルフ部
だった奴がいたので、それはがんばってしまいまし
たよ。余り変な所は見せられないし、迷惑もかけた
くないし。

それでも初めてのコースでアップダウンが激しく、
しかも一日の終りで最後にエネルギー切れを起こし
て非常に疲れたラウンドでした。もちろん十分に
楽しんだんだけどね。

今度行くときは早めに言っておくれ。



2008年07月02日(水) 日本人の方、来コロンビア

今年の8月末よりポスドクとしてこちらに来られる人に
お会いしました。下見で来られたそうですが、またこ
こコロンビアに日本人の方が増えるようです。なかなか
学部生は来ないですが、大学院以上だとそこそこ来るよ
うになった感じです。多少特徴ある学科やラボがある、
ということだと思いたいです、この大学でも。

で昼食を一緒にとったのですが、ラッセルハウス横の
おいしいバッフェでした。初めて行った所で、今まで
知らなかったのですが、かなりおいしかったです。し
かも食べ放題、飲み放題。ダイエット中なのにおなか
が満腹になるまで食べてしまいました。昨日、多少
空腹の方がいい、という研究の成果をニュースで読ん
だばかりだったのにぃ。

ウィルスのミーティングがあったのですが、感染しても
表に出ず、感染したねずみそのものも見つけるのが難し
いとのことでした。それでも感染すると免疫の低下が
起こるそうなので、要注意です。直接接触があったとき
しか感染せず、糞とか尿が媒体するそうですが、ぼくは
今後どちらも接触する危険があるので、気をつけないと
いけません。



2008年07月01日(火) 今回のウイルスは無害

先日日記に書いたウイルスのアウトブレイクの話だけど、
このウイルス、ねずみだけに感染して人間には問題ない
ようです。だから立ち入り禁止にならなかったのね、
安心しました。空気感染もしないようなので、マスクも
特別しなくてもいいとのこと。ただ他のマウスに感染
させるとまずいので、念には念を入れるとのことでした。

まぁ人間に無害というだけを知っただけでも良かった。
ちなみに明日はそのミーティングに参加してきます。

さて今日も1匹のねずみくんの手術をしました。今日の
は格別に病気の奴です。普通このタイプのねずみは体重
が30グラム以上あるんだけど、この子は18gしかありま
せんでした。またふくらはぎの筋肉も通常130g前後は
あっていいのに、65gしかありませんでした。癌細胞が
いかに身体を蝕んでいるかよくわかります。

実際大腸にポリープがあるはずなんだけど、実際お腹を
切ってみると、見事なまでに大きなポリープがありまし
た。大きすぎてそこで糞が滞ってました。可哀想に。

健康は大事です、本当に。


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