2002年08月31日(土) |
今日の全米カレッジフットボール(8/31) |
今日は本格的に全土にてカレッジフットボールが開幕した。
朝の試合で熱かったのはワシントンvsミシガン、まず観客の 数が111,000を超えてたらしい。すごい数だ。で結果的に 残り6秒で44ydsフィールドゴールを決めてミシガンが勝った んだけど、それまでに3つに短いフィールドゴールをキッカー がはずしていたらしい。この試合はミシガンのキッカーの 自作自演だったようだ。
でTV中継はないけど、サザンミスvsジャクソン州立。今日は 35,000を超える観客で過去最高となったらしい。実力差は 歴然で54vs7ぐらいでサザンミスが勝った。
ジャクソン州立のバンドは素晴らしい。本当に楽しめた。 黒人の陽気なバンドというのはこういうものだ、と教えて もらった感じだ。ジャクソン州立の観客も素晴らしい。あの 熱心さははるかにUSMを超える。いいものを見させてもらった。
さてUSMだけど、今日のディフェンスはひどかった。結果的に 7点で押えてるが、ものすごく雑。実際ずいぶんとドライブ されていた。特にDBには失望した。全く去年から進歩がない。 あれではいいチームのパッシングアタックはとまらない。 作戦のあたりはずれだけのディフェンスから脱して欲しかった が、結局は人材難だったようだ。DLのプレッシャーがかから ない限り、パスはとまる気がしない。ディフェンス全体では タックルも相変わらず出来ていない。あれで全米TOP10に入る ディフェンスになるのなら笑ってしまう。
オフェンスも雑。相手と点差が開いただけにああなったのかも 知れないが、それにしても不安だらけ。特にゾーンブロック でアサイメントミスが多く、小さいはずの相手を押し切れて なかった。またフィールドポジションの良さにも助けられた。 パスの精度もかなり悪かった。QBの不安定さも含めてもっと 成熟して欲しい。
初戦はいつもこんなものかも知れないが、1-AAの相手に勝って 浮かれることだけはして欲しくない。実際内容は悪いのだから。
で帰ってきて、ジョージアvsクレムゾン、ノートルダムvs メリーランドを見た。ジョージアは苦しみながらも勝負強さを 見せて最後競り勝った。ノートルダムは新しいヘッドコーチを 迎えて、ランク20位のメリーランド相手に完勝した。試合も 見ても初戦というのにそつがない。どうやったらあういう コーチングが出来るか、本当に不思議である。うちにはあういう 試合運びは出来ない。
その他のアップセットとしてはコロラド州立がコロラドを破った。 もっともコロラドは初戦負けるのが常で、そこで気を引き締め 直してリーグ戦を戦っていくタイプなのであまり影響はないだ ろう。日本だと昔の専修みたいな感じだ。
ともあれ、フットボールシーズンが完全にやってきた。
2002年08月30日(金) |
高校のフットボール現場で起きたこと |
今日は金曜日で、ほとんどの高校がフットボールの開幕を 迎えた。ぼくが担当するPetal Highも例外でなく、 今日が開幕戦。スタンドはたくさん(本当にたくさん。 学生席は立ち見だった)の人で埋まった。アメリカ人は 本当にフットボールが好きなんだなぁとあらためて実感。
試合うんぬんかんぬんはあまり大したことじゃない。 去年5Aに昇格して初めてのシーズンは全敗だったPetal Panthersにとって、初勝利を期待したがそれは次回以降 に持ち越しとなった。
注:高校スポーツのデビジョンは2A、3A、4A、5Aとあり 数が大きい方が学校の生徒数が多く、規模がでかい。 すなわち選手層も厚く、レベルも高い。
問題はPetal Highの選手である。なんと3Qの途中に、 まるで申し合わせたように一度に4,5人の選手が 脚をつった。そのうち選手の1人がのちに下半身全体に 痙攣が起き、最後は胃痙攣まで起こした。(救急車は 呼ばなかったが、試合後彼の親がつれて帰ることに) 確かに8月で暑くて湿気もあるからheat exhaustionは 起こりうる。でもこれはどう考えても異常だ。実際ここまで は14−14で試合は拮抗してたのに、これ以降ずるずると失点 を許して負けた原因となったのである。
試合後、クリニカルインストラクターと話したが、これは 個人の問題でなく、チームの問題であろうと。夏場の コンディショニング、彼らはきちんと4Q走り通せる体力を つけてきただろうか、きちんと睡眠をとっただろうか? 栄養面、昨日から試合前まできちんと意義のある食事を とっているだろうか。ソーダ類を飲んでいないだろうか。 そして試合中、十分に水、パワーレード類を補給してた だろうか。
アメリカの高校フットボールは、予算の面、バックアップの面 でぼくが体験した日本の大学フットボールと状況が似ているよう に思う。ぼくにとってはいい経験である。さてこの問題をどう やったら解決出来るか?と帰りの車の中で考えた。このシーズン のさなかに。
2002年08月29日(木) |
今日の全米カレッジフットボール |
秋はどうしても日記でフットボールネタが多くなるだろうが、 フットボールが好きなんだから仕方ない。今日は木曜日だけ ど、2試合をテレビで放映していた。カレッジフットボール も立派なビジネスだから、土曜で集中してやるより、木曜 にもやって放映すればもっとお金が稼げることを承知の上で のことだ。ただ選手やスタッフ、トレーナーにとっては授業 などをスキップせざるをえず迷惑な話だが、それでもお金 ありきなんだろう。逆に平日夜なのにどうしてこんなに スタジアムに人が集まるのかと不思議に思うが。
で2試合はシラキュースvsBYU、フレゾノ州立vsサンディエゴ 州立。BYUのハイパーなオフェンスは今年も健在。よくもまぁ こんなに点を取ると思う。システムがしっかりしているから だろうな。うちのオフェンスコーディネータにすればいいのに。 シラキュースについては今年はきついかな。BYU相手にしても 点をとられすぎ。システムうんぬんの前にタックル出来てない し。
フレゾノ州立とサンディエゴ州立の試合は2Q途中しかみて ないけど、フレゾノ州立が勝っていた。QBが変わってどう かなって思ったけど、新しいQBもいいパス投げてるよ。 今年もフレゾノ州立からは眼が離せないかも。
明日は高校フットボールの開幕です。ぼくもPetal Highの 地元の試合に付き添います。夜7:30キックオフ。さて 勝てるかな。
2002年08月28日(水) |
お部屋のカーペットクリーニング |
昨日大家から電話があり、契約更新とともに部屋のカーペット クリーニングのサービスしますよ、と教えられた。ただですか というと、もちろんという。ならば使わない手はないので 御願いした。
で、今日がその日。朝早めに起きて、一生懸命部屋を片付ける。 物が置いてある部分は何もしません、っていうけどなるべく きれいにしてもらった方がいい。
で業者さん登場。いきのいいおっさんだった。早速靴でどかどか あがり、掃除を始めた。でも思ったけど、ただの業務用掃除機 でがーがーやるだけなのね。しかも、むらだらけ。もうちっと 丁寧にやらんかい、と思うも、数分で終了し、まいどーって 感じ。
それでも洗剤を含ませてカーペットを掃除させたみたいで きれいにはなってる。でもカーペットが湿って乾くには時間が かかりそう。仕方ないので早めに学校に行く。
帰ってきてみると乾いていて、ほのかにいい臭いがする。 やっぱりカーペットクリーニング頼んでよかったみたい。
2002年08月27日(火) |
Fantasy Football |
アメリカで秋がシーズンのスポーツといえば、フットボール である。フットボールがすべてとはいわないが、率的に言え ば、楽しみにしている人は本当に多いだろう。
フットボールの楽しみ方の一つに、ファンタジーフットボール というのがある。チームの勝敗ではなく、選手のパフォーマンス を得点化し、自分で好きな選手をピックアップしてチームを つくり、友人、隣人、もしくはウェブ上で全く知らない人と 楽しむものだ。
僕自身、今回2つ加入している。主にトレーナー仲間で構成する リーグと、僕自身がコミッショナ−になり、日本、イギリス、 アメリカ、3ヶ国、5つの時間帯で構成する日本人初心者リーグの 2つである。今日はそのドラフトの日だった。
去年のスタッツとにらめっこして、選手をとった。去年だめで も思い入れがある選手は早めにとる。まだ見ぬ大器を探し出す。 他人の顔色をうかがう。何気に楽しい。アメリカ人と対等に 会話できるネタはこのぐらいだけに、この時だけは大口を叩く。 いいストレス解消方だ。
帰ってきてくると日本人リーグのドラフトに関するメールも すべて届いていた。初心者が多いだけにランキングに沿って 選ぶだけかなって思ったら、、、大違い。みんなそれぞれ 個性を交えて、嫌らしいドラフトをしていてびっくり。 どこが初心者なんだ?
しばらくこのネタにはつきなそうである。
2002年08月26日(月) |
今年のソフトボール部のびっくりした話 |
以前にも話した通りぼくの今年の担当スポーツはソフトボールだ。 ソフトボールはアメリカでは春がシーズンであり、秋は基本的に はシーズンオフである。なので今ぼくは高校へ実習に行っている わけだ。
ところがシーズンオフといっても走りこみぐらいはする。コーチ がついて実技指導をしなければ、NCAAのルールに触れないのだ。 で今週から走りこみが週4日始まった。基本的な基礎体力を つけるためである。
ぼくのソフトボール走りこみ担当は木曜日なので、今日は高校へ 実習に行った。でその後普通に授業に行った。でウェイトして 家に帰ろうとした途中、他のソフトボール担当の学生にあった。 かれは車、ぼくは自転車、普段なら挨拶ですれ違うだけなのに ちょっと待って、という。不思議に思って話を聞くと初日という のに大変だったらしい。
彼いわく、たかだか1時間弱の走りこみで、新人生が倒れ意識を 失い救急車で運ばれたと言う。ぼくがATプログラムに入って 救急車を呼んだというのは聞いたことがない。びっくりした。 また新入生じゃなく、上級生の何人かが戻してしまい、走りこみ を終了出来なかったと言う。
これは今年のチームは一体どうなってるんだ?というのかそれ ともメニューが厳しいのか。それとも環境的な問題か?どこか でトレーナーがストップをかけるべきだったのか?現場にいな かっただけになんともいえないけど。
トレーナーとしてはなんとも先が思いやられるスタートだ。
2002年08月25日(日) |
40℃の中でのゴルフ |
今日は学科のHP作りで一日が終わりました。「時間かけてもいい」 といっていたはずなのに、やはり早く欲しくなったのか先生から 催促を受けたので今週末に仕上げようとした次第。内容はともあれ 雛型はすべて作り終えました。来週頭に、先生にお披露目となり そうです。内容は公式サイトということで地味です。
さて、本題。昨日の話ですが、また今学期初のゴルフに行ってきま した。以前ここに話題にでたスウェーデン人のヨハンと一緒です。 現在彼のゴルフへの思いは熱く、秋学期の会員権を2人で買うこと に至りました。今後2人で通うことになりそうです。ヨハンは自分 で車も買うのことです。どうしたんでしょう?
ただ昨日は暑かった。ラウンド前のこと、ふとクラブハウスの 外の温度計に目をやると、、、ほぼ40度。午後2時半ごろとは いえ、今年にしては暑かった。それでもお金のない二人は歩いて ラウンドすることに。ヨハンいはく「ゴルフ場を歩くのは楽しい。 カートじゃなくて歩いてみたかった」とのこと。本人ご機嫌。 しかしそれは前半9ホールを終える前に後悔の念にかわる。 汗がだらだら。集中力もとぎれる。久しぶりに歩く18ホールは 本当にきつい。途中なんども雷の音。本当にやってきたら、 駆け足でクラブハウスに戻れただろうか?
とはいえ運動にはなった。スコア的には前半まとめたけど、 後半くずれた。でも悪くはない数字。ヨハンは少しずつだけど 上達してる。今日の成果は7アイアンでランニングアプローチ を覚えたことかな。本人も「これは便利」と喜んでいた。
さて今後どうなるか?秋学期で彼がどのくらいうまくなるか、 報告するのでお楽しみに。
2002年08月24日(土) |
全米カレッジフットボール開幕 |
今日からいよいよカレッジフットボールが始まった。 秋の到来で首を長くして待っていた人が多いに違いない。
テレビでは2試合見た。ネブラスカとアリゾナ州立、そして フロリダ州立とアイオワ州立。シーズン始めのため、やはり 強豪とはいえども準備不足が垣間見える。これも長いシーズン なかで解消されていくのであろう。
アップセットの色合いが濃かったのか後者の試合。アイオワ州立 がよくがんばっていた。ただラスト2ミニッツオフェンスになった のに時間の使い方がうまくない。1st downを更新して時計がとま っている間にさっさとセットして次のプレーを始めればいいのに もたもたして毎回5秒ぐらい無駄にしていた。必要であれば ボールをスパイクしてもよかったのに、それもしなかった。結果、 残り4秒敵陣1ヤードからの攻撃も単調なオプションプレーを 選択して万事休す。タイムアウトがなくて考える余地がなかった のなら、あそこはまさにスパイクすべき。残り4秒で1st downも 2nd downも関係ない。もったいなかった。
ネブラスカは前半苦戦したものの後半アリゾナ州立を突き放した。 アリゾナ州立は若いチームらしく、これからといった感じ。 ネブラスカは解説者もしきりに言っていたが、パスが不安定 なのか気がかりとのこと。今日もパスプロテクションよくなくて サックはされるは、レシーバーの球扱いもいまいちだった。 もともとネブラスカはランのチームなんだけど、圧倒的にランが 出てないだけに、このままじゃ苦しそう。
うちの大学の初戦は来週です。たくさんの人がくるでしょう。
最近気分がすぐれないせいか、どうも考えることが暗い。 でも今日もそんなことしか浮かばないので、時間がある 方はお付き合いいただきたい。
アメリカに来る前はアメリカは日本より自由で平等な 国だと思っていた。ミシシッピだからかも知れないが それは大きな間違いで、保守的なところは日本とまるで かわりがない。
奨学金がとれなかった理由、アシスタントシップがとれ なかった理由を、選考した人に(丁寧に)聞いたが まるでどこかの首相の答弁のようで全く的を得ず、納得 がいく回答を得られなかった。アシスタントシップに 至っては実際必要とする教授(しかもそのプログラムを しきっている人)がぼくを推薦してくれ、しかも選考委員 にも現在の財政事情を2度も説明しに行ったが、もらえな かった。その推薦してくれた教授は「何で君がもらえ なかったかその基準がわからない。もっとも代わりに 誰が採用されたかすら伝わってない状態なんだけどね」 と言っていた。教授にも下りてこない理由があるらしい。
卒業後の進路に関するアドバイスも違う。おれには特別な 話もせず、財政的に苦しい話をすると「働くしかない」という。 ところが一部の話によると、人によっては普段耳にしにくい 奨学金の話をしたり、GAのポジションとしていい学校を薦め たりしているらしい。絶対にこれはおかしい。
USMだけなのか、ミシシッピだけなのか、はたまたアメリカ がこうなのか、断定は出来ないがアメリカ人以外の人種が アメリカ人の利益を削ろうとする場合、その抵抗は例えば 日本と同様に抵抗はものすごく激しい。どうでもいい所、 もしくは余裕がある部分では体裁を整える意味でも取り繕う が、competitiveな所でしかも枠が狭いところでは、絶対 にアメリカ人の利益を守る。「同郷の人間がかわいい」 とはっきり言えば「そうだよな」って思えるのにかたくな に「そんなことはない、みんな平等で差別もなければ偏見も ない」なんて偽善者じみたこというからかえってむかつく。
最後に、これは今回の内容とは違うことだが確信したことを。 USMのATプログラムはもうかつての優秀なプログラムでも なんでもない。人に聞かれても絶対に薦めない。何故か? ここのプログラムディレクターは生徒に教える能力、 プログラムを正しい方向に持っていくマネジメント能力、 そして人間的な魅力が足りない。何年か前にこのプログラム に迎え入れたらしいが、明らかに人選ミスだ。彼には経験 も能力も足りない。
前任者の存在があまりにも大きすぎる。
2002年08月22日(木) |
海外でひとりでいて考えたこと |
今日はちょっとシリアスな話。
最近なんかストレスたまってるなぁって感じる。それほど 身体的に疲れているわけではない。勉強に悩んでいるわけ でもない。でもなんかぱっとしない。
昔から性格的に自分をさらけ出すのが苦手だった。どうも かっこつけてしまう。いつも回りからいい子であることを 求められ、なんとなく演じてきた。それが長い間に染み付いた。 でもなんか違う。周りばかり気にして、自分を殺しすぎている。
アメリカにきて一人でいることが多い。毎日たくさんの人と しゃべっているけど、彼らは英語でいうSurface friendだと 思っている。上っ面の話、その場限りの話しかしてない。 やっぱり母国語でない英語でいくらしゃべってみても、 伝え方、伝えたことに欲求不満がたまるだけ。相手のいうこと も100%わかってないから、日本語のように会話が続かない。 つまらん。
こっちにきてきっと変わったこと、年取ったからかも知れない けど自分の弱い部分をもう少し他人に見せてもいいかなって 思えるようになったこと。アメリカ人の考え方から学んだ。 彼らはぼくの基準で、はるかに弱い人間だらけだ。でもそれのが いいかなって思えるようになってきた。きっと楽に生きられる だろう。
でもさぁ、折角そんな気持ちになれたのに、そんな話が出来る 友人がここにはいないじゃんよー。いるのか?行動範囲が狭く て見つかってないのか?それとも他人から見ればおれがまだ 心を閉じてるのか?わからん。
他人から見ればうまく行ってるように見えるかも知れない。 でも正直のところあんましだよ。ここの生活、アメリカ人の 文化にうまく溶け込めてない。人付き合いがうまそうに見えて 実はものすごく苦手なのかも知れない。それが自分なのかな。 でも自分のことを素直に話せる友達が、アメリカ人に一人ぐらい いてもいいのに。
昨日寝る前にちょっと考えた。こんなことを考えること自体 よくないのかなとも思う。今日寝て忘れようっと。
2002年08月21日(水) |
新しいWalMart |
今回はかなり内輪ネタになったしまうが、ご勘弁いただき たい。
私が現在住むHattiesburgには2つのWalMartが存在する。 両方ともSupercenterで食料品も置く大きな店舗。こん な小さな町に2つも、と思っていたがその余波でKマート やアルバートソンは撤退を余儀なくされた。まさに WalMartの一人勝ちである。
実習先のPetalという町はHattiesburgの北東、車で 15分ぐらいの距離にある。頭文字をとってP Townとも 呼ばれる。人口はHattiesburgより少なく、黒人が 多くなってきたHattiesburgから逃れてきた白人が 住む場所だ。フットボール部の選手の比率を見ても Petal Highの方がHattiesburg Highより白人比率は 断然高い。
PetalにはWalMartが存在したものの、「Super」では なかった。つまり食料品がおいてなく、安いものを買う 必要があるときはHattiesburgのWalMartまで出てこなけ ればいけなかったのだ。その訳は町の大きさのため、そして 所得が比較的高いためもあっただろう。
ところが今回言ってみるとPetalの中心街にあった小さい WalMartが閉店し、かわりに中心街とPetal Highの間に (今まではただの林だった)Mallが開拓され、Superな WalMartが開店したのだった。まだまだWalMartしかないが 周りの開発状況、多数のブランクの看板を見ると今後 新しいテナントが入ってくるのは間違いない。
隣町のPetalも拡大している。他の住宅地の開発状況を みてもそれはあきらかだ。それにしても家から15分のところ に3つのSuperなWalMartがあるってすごい。
2002年08月20日(火) |
トレーナー実習先での話 |
秋学期に入って、最初の1ヶ月はPetal High Schoolというところ に通っている。今までにもPetalには何度か通っていて、今回は きっと4度目だと思う。
うれしかったのはほぼ1年ぶりに行ったのに、ぼくを覚えてくれた 生徒が結構いたこと。トレーニングルームに行くなり「あれ、 Shuだ。」と言って挨拶の握手求めてきてくれた。いやぁ、ぼく たちかわいいねぇ。
今回はSeniorになったので、ただのお手伝いでなくテーピング やら怪我の評価などをやらせてもらえる。非常にいい勉強だ。 lower classの生徒も一緒にきてるので、変なところは見せられ ない。また知ってることは共有すべく、教えなきゃいけない。 ま、責任が重い分やりがいがあるかな。
今日は暑くて、高校生のトレーナーが倒れた。彼は英語で言う 「でかい」。彼はD君というんだけど、練習中ボトルが入った ラックを片手に芝生にねっころがっている彼を、ほかの高校生 トレーナーが見つけた。そしてぼくに「彼何やってるの?」って 聞かれてわからなかったので「さぁ?」って答えたんだけど、 それから数分後、彼のもとにみんなが集まるはめに。
返事は出来たものの、彼は暑さで倒れたのだった。日本語でいう フラっときたらしい。寝ていたわけではなかったのだ。あわてて 担ぎ上げ、冷房が効いているトレーニングルームへ。脈拍を測る と102で高いけど、それほど高いわけでもない。血圧も上が140 の下が80ちょいでまぁ、許容範囲だ。意識もはっきりしてるし 彼に病歴がないのも確かめた。頭なども打った様子なく、どこか 痛いということもないらしい。どうやらただ単にふらっときた ようである。洋服をゆるめてリラックスさせ、水を飲ませる。 落ち着いてきた。それでも今日は早めにお母さんに迎えにきて もらうことにして。それでもぼくにはちょっとびっくりした。 こんなことあるわけがない、って思ったらだめなのね。
あとおまけ。ここにはトレーナーというか日本語で言うマネージャー が何人もいる。女の子がほとんどだ。その中に一人、将来超有望株 がいる。めちゃくちゃかわいい。(でも年齢はきっと15歳ぐらい。 ただ化粧してるからもう少し上に見えるけど)きっと同じ世代だった ら間違いなく惚れてただろうというぐらい。しぐさもかわいい。受け 答えもかわいい。こんな女の子に水をもらっている選手は幸せ者だ。
でもこの子ですら、今歯の矯正をしてる。前にも言ったとおりここ では歯並びというのは非常に重要らしい。笑ったとき、上下両方 矯正が見えるから、ちょっと「あれっ」て思ったりする。それでも きっと彼女は将来をとってるんだろうなと納得する。自分があと 15歳若かったら、なんて考えたら自分自身で笑ってしまった。
今日から新学期が始まった。それは大勢の新入生が大挙して 学校にくることを意味する。久しぶりにキャンパスが学生 で埋まった。しかも顔ぶれが若いこと、若いこと。高校出た ばっかりの子もいて、微笑ましい。おれも昔はああだった のかと自問する。
それにしても南部に美人が多いというのは本当だろう。 勉強もろくにせず、のほほんと青空の下で苦労なく育って いるから、という悪口を言う友達もいたが、そんなことは ぼくにとってどうでもいい。だってそのほとんどがただ 見るだけだから。
かといって別に格段におしゃれをしているわけでもない。 また日本人の女の子のように、スリムなわけでもない。 でも笑顔はかわいくみえるかな。練習することもある ぐらい、彼らは気にするらしいから。屈託のない笑顔と いうのは自分も含めて日本ではあまり見かけないと思う。 表情は確かにこっちの人のが豊かな気がする。もちろん 文化的な違いが大きいと思うけど。
女の子への表現をひょんとして思い出した。goodから 始まって、fine, nice, cute, beautiful, wonderful, impressive, attractive, nice-looking, gorgeous, そして悪友から教わったここでは控えたい数々の表現などなど。
今日一人最後の形容詞gorgeousにあたる女の子を見つけた。 彼女は間違いなくgorgeousだった。写真にとってHPに 貼り付けたいぐらいだった。
なんかいいことがありそうな新学期である。(希望)
今日は非常に中途半端な一日だった。
朝8時に学校へ向かい、8時半より選手のリハビリを 行う。昨日がスクリメージだったので、訪れる選手の 数は多い。ぼくは一人の選手の肩のケア及びリハビリ をした。何故か今まで下半身のリハビリを担当する ことが多かったので、いい勉強。で10時ごろには解散。
2時間ぐらい家で時間をすごし、12時ごろまた学校へ 向かう。昼食をとったあと12時半より健康診断を手伝う。 フットボール以外の選手対象だ。何故かぼくはまた体重 をはかるだけ。選手が自分で測って記入することが出来る ことができるくらい簡単。やる気が起きず、のんびり 座って本を読む。ところが途中から、チェックアウト 部門に移らされる。すべての書類がそろい、診断を受けて るかチェックする。これが大変。すべての書類に目を通し 欠けてる部分は質問したり、やり直させたりする。早く 家に帰りたい人たちには嫌な人だ。
その後4時ごろからソフトボールのミーティングに参加 する。どこでいったか忘れたか、今後一年間、ぼくは ソフトボール担当になる。懐かしい顔ぶれもいて久しぶり に顔を見れてうれしかったが、それ以上に新人が多くて びっくりした。ずいぶんと人が辞めたようだ。今年こそは 強いシーズンであって欲しいと思うばかりだ。
それも5時過ぎに解散し、早めのご飯をゆっくり食べる。 大概のスポーツの合宿が終わってしまったためか、今日の コモンズは手抜きだ。食べ物に苦労する。ソフトボール 担当の3人で今後のことをここで話あった。
6時過ぎまた時間があいたので今度は音楽のビルディングに 行ってピアノを弾き、時間をつぶした。最近弾いてないので 指が動かないし、つる感じ。時間がある限り練習しようと 思う。話題の「くちびるNetwork」も弾いてみた。なんと なく思い出せた。冥福を祈った。
その後7時よりアスレティックトレーニングを専攻する生徒 のミーティングに参加した。明日から早速ローテーションを 始め、ATRで働かせるためだ。ぼくはソフトボール以外では Petal Highに行くようだ。何度も行ってるので状況もわかり こいつは都合がいい。ただ今度の新しいインストラクターは どんな人だか知らないけど。
そして今帰宅してこの日記を書いている。何も準備すること が出来ずに始まる秋学期。ま、この方がペースはすぐつかめて いいか。
2002年08月17日(土) |
Two a day practice 最終日 |
いよいよTwo a day practiceも最終日となった。今日も スクリメージだけの1部練で、朝から試合のときと同じ モードで準備。朝食から、テーピング、会場準備と試合 のときどおりだ。
さらに今日のスクリメージでは、初戦のJackson Stateで ジャッジを行う審判員に来てもらって、ルールの変更部分 や、うちのやり方でおかしいところを指摘してもらった。 でもこんなことして問題ないのかな?
今日はスポッターも準備、観客の数もこの間より断然多い。 しかし同じ顔を多く見ている気がするが。(こういう人 たちはフットボールだけでなく、野球、ソフトボール、 バスケットボールなどあらゆる試合会場に出没する。普段 は一体何をしている人なんだろう?)
練習開始は11時。かなり暑い。練習中Heat Indexは100を 超えたままだ。水、氷の消費量が水曜日よりも多い。タオル も途中できれてしまった。(これはマネージャの仕事だけど) Jackson State戦は夕方6時開始だけど、2戦目のIllinoi戦 は昼11時の開始だ。涼しいところから来る相手に地の利を いかすためにも、気候には十分対応してほしい。
案の定今日は怪我人が出た。でも今回はかなり大事をとって いる感じがする。試合だったら続けて出るのに、今日は お役御免みたいな。そもそもこっちは大したことないのに トレーナーに言って大袈裟に言う奴が多い。日本だったら つばでもつけとけ、っていうぐらいのものでも来る。これが いいのか悪いのか、ぼくにはわからないが、もう少し自分で 健康管理に注意してもらいたいものだ。
とりあえず、Two a day practiceはすべて終わった。初戦 まで2週間。あとは調整がメインになるだろう。約2週間に 渡ってTwo a day practiceのことを日記に書いてきたけど 肝心の選手やチームの状態、練習をあまり書いていない。 これは学生トレーナーとして学校と秘密保持の約束をして いて、新聞に書かれる内容程度のことしか例え親にでも 伝えられない。アメリカではNCAA1A、しかもフットボール となるとギャンブルの対象となり、巨大のお金が動くため 少しでも情報を、と言う人が多いそうだ。ましてや選手の 状態を良く知るトレーナーは格好の的になるらしい。今回 かなり親しい間柄の人だが、それでも部外者に怪我人情報が 流れ、ヘッドトレーナーから厳重注意があった。もちろん その人を知らないぼくではないが、あってはならないこと。 今後、秘密保持についての規則はもっと厳しくなるだろう。
なのでもしこの内容にフラストレーションを感じている人 がいたらご容赦ください。その代わり、試合が始まったら ぼくの(辛口の)視点から克明に、試合の結果などを報告 します。
2002年08月16日(金) |
Two a day practice 12日目 |
1日2回の練習は今日で最後となる。なんだか今年は異常に 日付が進むのが早い気がする。去年に比べて仕事が楽だか らか?
午前中はフルギアで、2時間を越す密度の濃い練習をした。 当たりもほぼ本ちゃんで、激しい練習だったが、気候が 涼しかったのも幸いし、怪我人はいてもマイナーなもの だった。特に暑さによる頭痛やら、疲労感、痙攣などは 幸いにも起きなかった。
午後は明日のスクリメージに備えるため、スパイダー (日本名:インジャリーパット)の上にフットボール ジャージ、下は短パンだった。練習時間も1時間15分と 大幅に短縮して、疲労回復と明日への準備に備えた。 ところが午後はかなり暑さが増し、日差しが強く、この 強度の練習でも軽い熱中症の症状を訴える選手がいた。 気が緩んだのか、暑さのせいか、はたまた疲れのせいか 怪我人も思ったより多く、練習後のトレーニングルーム は賑わった。
それでも今年は例年に比べて気候は穏やかで、やりやすい 環境で練習しているように思う。コーチはもっと暑さが 来て、気候に慣れたいといってるいうぐらいだ。確かに 怪我人、もしくは調子が悪いと言ってトレーニングルーム を訪問する選手は去年と比べて、明らかに少ない。練習後 に点滴を受ける選手は、去年と比べて半分以下だ。
これが順調とみるのか、それとも不安を残しているかと いうところは判断が難しいが、それでもいい状態と 思いたい。今年こそはカンファレンス優勝して全米TOP25 に返り咲いて欲しい。
2002年08月15日(木) |
Two a day practice 11日目 |
今日は11日目、昨日スクリメージをやったので午前は 練習時間も強度も落とした練習でした。本当にあわせ ばかりで、そのあわせものんびりしたもの。やっぱり スクリメージの消耗度は高いんだろうな。
で午後はフルギアで当たりが入った本格的なものばかり。 朝はこのための調整だったのかもしれない。タックル はないものの、あたりは通称寝るブロックも含めて ありありの本ちゃん。時間も2時間たっぷりとやった。 少々選手が熱くなりすぎて、コーチがあわててとめに 入るシーンが幾度か見られた。そのぐらいにならなくちゃ ねぇ。
今日一つ気づいたことがあった。マネージャーの人から フットボールのメディアガイドをいただいたんだけど、 その中でUSM出身でスポーツ界で活躍している人を 読んでいた。フットボール関係では現パッカーズのQB ブレッドファーブについてもちろん書いてあったのだが 彼はどうやら4年(もしくは5年)在籍しただけで卒業 はしてないらしい。卒業生ではないが在籍していた 選手という紹介の欄に名前があった。だからといって 彼の輝きが減るわけではないが、これからは正しく 彼は卒業ではなく出身、といわなくてはいけないだろう。
明日は最後の普通の2部練です。
2002年08月14日(水) |
Two a day practice 10日目 |
今日は昼間に一度だけの一部練、その代わりにタックルありの スクリメージ。強度の高い練習でしかも暑いさなかにやるから トレーナーの一人として怪我人が出ないことを祈るばかり。
この日のスクリメージ練習は本番の予行練習となる。試合がある ときと同じような時間帯に同じ食事(パスタ、とりのささみ、バナナ など低脂肪でエネルギーになりやすいもの)をとり、テーピングをし、 ミーティングをする。練習も試合前練習のみでスクリメージに そなえる。
今日一つ発見があった。新しい選手のロッカールームには現在時刻 を示す時計(アナログ)だけなく試合開始までのカウントダウンを する時計があったのを発見した。これは便利だなぁと思った。
で1時半ごろ練習を開始。今日は一般公開で何十人かの熱心な観客 がいる。地元のTV局がきていることは言うまでもない。最初は キッキングの練習、そしてスクリメージとなった。
タックリングが入ると明らかに選手の消耗度が違う。消費する水、 氷の量が半端でない。これは実践をしてみないとわからない。 選手もてんぱっている。汚い言葉だらけでなにをいってるか わからんが、気が立っているのはわかる。やっと真剣になった 彼らの顔が見られ始めた。最初からその顔せい。
残りは3日になった。最終日にもう一度スクリメージが入るはず。 今度はすべての予行練習となる。マネージャーにとってスポッター システムの設置から運営までもこれには入るし、コーチをこれを 活用して選手にどう指示を入れるかという作業もする。トレーナー も誰が誰のテーピングし、試合中誰がどのポジションを面倒見て、 どう動くかの練習をする。怪我が起きた際にはその連絡方法、 役割分担、交代方法など確認する。少しでの準備万端になるように。
気づけば試合まで2週間ちょっと。昨日ハーフタイムでのマーチング バンドによるドリルの練習の音が聞こえた。練習をしていると 通りかかる車(特にトラック)がクラクションを鳴らして応援を してくれ、練習場にはたくさんの人が調子はどうかと見にやってくる。 訪問できる人はEagle Clubという会員の人、つまり部に寄付してる 人だけなので、誰でも来れるようにしたら市民(特にガキ)が たくさん来るのは間違いないであろう。
自分にとってアメリカで3度目のフットボールシーズンがやって こようとしている。
2002年08月13日(火) |
Two a day practice 9日目 |
まだ9日目。今週はまだまだ始まったばかりで、土曜日まで 残り今日入れて5日ある。自分自身昔やった10日間の山中湖 合宿(やっぱり一日2回練習)を思い出し、昔は自分もぶー たれながら最終日までよく走ってたなぁと感慨にふける。
そう思えば見守っている選手に同情する必要はないとわかる。 昔自分が練習してたときと同い年なんだから、疲れていても まだまだ動けるのだ。ちょっとぐらいハムストリングスが 固くなったって甘やかしてはいけない。
午前中はトレーニングルーム内に残る当番だったので、練習 を見てない。午後については何故か今日夜7時半練習開始で 朝の練習が終わって片づけしたと、4時間ぐらい休みが入った。 ぼけっとしているのももったいないので、ウェイトした。 それで眠くなっておうちに帰ってお昼寝。1時間ぐらいして 戻ってもまだ4時過ぎだった。今日は長い一日だ。
で5時からまた準備に入る。7時半の練習開始時にはずいぶん と涼しくなっている。いろいろと問題があるだろうが、この 時間に練習すればいいのにと思う。夜の練習はほとんどが あわせだった。聞いてみれば明日この期間中初めての スクリメージをやるらしい。どうりで調整に終始するわけだ。 練習は9時半すぎに終了。急いで後片付けして帰るも11時だった。 早くねなきゃ。
ここで終わろうと思ったけど、面白かったこと一つ。熱心なOBがいて (プロのフットボール選手になって、その後コーチもしてたらしい) この期間中毎年必ずきて熱弁を奮うんだけど、練習前のハドルで話が 長い。また内容が根性論かつ情熱的でアクションを見ているだけ で笑ってしまう。上級生はこれを知っててわざとハドルの中心から 離れて聞いて、我慢しきれずに笑っているのに対し、知らない新人 は真ん中にいさせられて、笑えずに話しを聞いている。これってどっか で見た風景だなぁって思ってたら思い出した。自分が大学生のときも 合宿所の管理人(通称ぜし男、「是非」が言えずに「ぜし」って発音 するから)が、入室前につまらん話を毎回していたのだった。こう いうのはどこにでもあるらしい。
それともう一つ。練習後にコーチの粋な計らいがあった。彼らがあそこ までやるとは思わなかった。あれでかなりチームが和み、選手とコーチの 距離が縮まり、チームに一体感が出たように思う。今年はいいチームに なると予感した。
2002年08月12日(月) |
Two a day practice 8日目 |
1日のオフがあけ、新しい週に入った。気づけば初戦まで3週間 を切った。テレビではNFLのプレシーズンゲームがやってるし、 本当にフットボールシーズンが近づいているのを感じる。
今日は午前中はほぼいつも通り。午後は始めてフルギアで練習 した。フルギアにしたわけは言うまでもなく、スクリメージを するから。それでも雷により1時間ぐらい中断が入ったので 思ったよりかなり軽めのスクリメージだった。
先週に比べれば、基礎練習よりコンビネーションや合わせ、 そしてアサインメント確認の練習が多い。選手の疲れ具合にも あわせているのだろうが、練習の強度は減っている気がする。
自分は守備出身で今担当もDLなので、守備ばっかりみてるが、 覚えなきゃいけないことが多いなぁと関心する。守備の体系だけ でなんこあるんだろう。DBの数だけでも4人、5人、6人の パッケージがあり、それぞれにDBも絡んだブリッツシリーズ がある。昔自分がやっていたシステムがいかに単純だったかを 思い知らされる。プロが教えるというのはすごいね。
そうそう、情報をもらすなって言われてあえて日記でもあいまい なことしか書かなかったけど、いろんなウェブサイトで確認した らちゃんと怪我人情報とか出してるじゃん。おおまかとはいえ 練習内容も自分のHPで紹介してるし。なんだ、うそなんかないよ。 十分に公開してるじゃんねぇ。
明日は謎の朝7時半練習と、夜7時半練習です。この間の休みには 何をするんだろうか?
2002年08月11日(日) |
Two a day practice 7日目 |
Two a day practiceも中日となった。今日は基本的に練習なし。 選手やスタッフもほっと一息の一日。ただし、パンフレット用の 写真撮影があり、結局は学校に来ることになっていた。
昼過ぎに集合。スタジアムに出て、まず全体で写真をとる。 その数何人だろう?こんなにもフットボール部に関連して るのかと思うと、びっくりする。金のあるところに人は割ける ことを痛感する。
その後はスポーツメディスン、トレーナーのグループで写真をとる。 ぼくはやっぱり一番前に座らせられる。これはいいのか、悪いのか よくわからないが、顔がはっきり写るのは確かだ。試合会場に来て パンフレットを買った人は「あら、この子今年も写ってる」とでも 思うのだろうか。
その後、トレーナーは解散。少し仕事して帰る。選手、コーチ達 は残って、市民とのふれあいの場にでる。名づけて「Meet the Eagles」こんなのに人が集まるのかいな、と思ってたら、結構 な人。今年のチームのお披露目にこんなに市民がくるのかと思う とびっくりする。やっぱりフットボールは花形で、市民の関心の 的なのだ。去年我慢の年だっただけに、今年は期待出来る年。 また例年より多い6試合ホームゲームが組まれていて嫌が応にも 関心が高まるのだろう。
各社が発表するカレッジフットボールランキングでは、プレシーズン としてDivision Iで44位だった。ま、去年の成績から言えばこんな ものだろう。勝って上がっていくほうが面白い。今年は頼みますよ、 おでぶくんたち。
2002年08月10日(土) |
Two a day practice 6日目 |
早いもので6日目、今日の練習が終われば明日は選手にとって オフとなる。トレーナーは怪我のケア及びあさって以降の 準備のために結局は半日程度拘束されるんだけど。
練習そのものはほとんど、メニューも変わらず、いつも通り だった。ただ女子サッカーのtwo a day practiceが今日から 始まるため、フットボールを世話する人数が減った。結果、 今までILBを担当していたが、今日の午後からDLにまわされた。
フットボールを知らない人に説明するとDLとはDefensive Linemenのことで、前でごちごち当たる人。つまりでかい人が 多くてよく汗をかき、結果水の消費量が一番多いポジション。 だからトレーナーもここに割り振られると大変なのだ。
相も変わらず地元TV局が取材に来てた。本当に視聴者にどんな ネタを提供しているんだろう?今日はレシーバーの捕球練習 のシーンをとっていたが。
最後に2ミニッツドリルを2度ほどやり、two a day practice 前半の練習を終了した。トレーナーの立場から言えば大した 怪我人もでず、よかったと思う。もっとも次の1週間が疲れ もたまり忙しくなるかも知れないけど。
明日は久しぶりにゆっくり(注:これは朝8時ぐらい) 起きることが出来そう。。。
2002年08月09日(金) |
Two a day practice 5日目 |
今日は全体練の2日目、昨日、上はスパイダー(昔インジャリー パッドって言ってた)の上にフットボールジャージ、下は短パン だったけど、今日は日本語で言う上オンという奴だ(下は同様)。
天候は晴れていたものの最高で90度いくかいかないかで、風 もあり、夏のミシシッピにしては素晴らしいコンディション。 それでも脚をつる人間がちらほら出てきた。
練習そのものは昨日と変わりない。アジリティの部分があって オフェンス、ディフェンスそれぞれであわせをし、最後に両方 でランとパスのスケルトンをやるというもの。このやり方は ごくごく一般的だと思う。
上オンしたことで、当たりは本格的になったかな。下は短パン っていっても、タイパッドが入るスパッツみたいなのをその 下にはいているからかなりの当たりも大丈夫。日本でもわざ わざフトパンはかないでこうすればいいのに、とつとに思う。
TV局はまたきてた。同じことをどうやってネタにしてるのか 不思議。ニュース見てればわかるけど、その時間起きてない か、家にいない。
ここで一つ笑ったことが。練習前と練習後に選手の体重の 増減を測ってるんだけど、脚をつったり、体調をくずす 人は極端に前後で体重がかわってることが多い。ここまで はいいんだけど、あるトレーナーが「これを統計にして みようか?データからかなりの予想が出来るかも知れない。」 と興奮気味に話してた。
あほかっていうの、データとってるのに統計ださない現状 こそやってる意味がないじゃんか。(これはドイツ語で オナニーという。)ただ単に学生トレーナ−にやらせてるだけ、 しかもコンピュータ使わないから、100人を越す選手の体重の 増減を調べるのには時間がかかるし、さらに特定してこの 子が危ないっていうのもさらに時間かかるし、無駄がとに かく多い。それでもっていつも「Organize」することを 強調してるから笑ってしまう。ミシシッピは民主主義や 貧しさだけでなく、情報化、そして人々のそれに対する 意識もかなり遅れてる。人々のあらゆるテンポの遅さと、 時間を大切にしない姿勢に、いい加減我慢できなくなってきた。
都会の空気が吸いたいよー。
2002年08月08日(木) |
Two a day practice 4日目 |
いよいよ今日から全体の練習が始まった。やっと本格的な 練習となる。お約束で地元のTV局も取材に来てた。毎年 見られる風物詩なのだろう。毎日来たって大した変化は ないのに、それで地元局のスポーツコーナーは毎日埋ま ってしまうのだから、おもろい。
天候的には雨が降りそうで降らず、おかげで風もあり この時期にしてはやりやすかったはず。トレーナーと しては比較的安心してみていられる1日だった。まぁまだ 全体としては初日だし、フルギアで練習してないし、 当たり前なんだけど。
日本と違うのはフルギアでないのに、かなり当たりの練習 が入ること。ランのアサイメント確認、パスラッシュで あたるのは当たり前、パススケルトンでも大丈夫かいな と思うくらい生で当たっていた。もちろん腰から下への ブロックはないけどね。これ身体が出来てない日本人が やったら、身体壊れるだろうな。
多少脚つった人は出たけど、まずまずの初日でした。
2002年08月07日(水) |
Two a day practice 3日目 |
3日目は練習もなく、のんびりの朝8時集合。しかも特に やることがなく、ただただ時間が過ぎるのを待つのみ。 こんなんだったら、半日オフにしてくれればいいのに、 とみんなぶつぶつ言う。
午後はアメリカ赤十字のCPR(救急蘇生法)の資格の 再認定のための補習授業とテスト。ビデオ見て、マネキン 相手に息吹き入れて、テスト受けて無事通った。
で午後3時半には解散。あれっ、こんな日って去年あった かな?と思い返す。嵐の前の静けさか。
これで終わるとなんなので、昨日の話を。今ちぐさの お姉さんがハティスに来てて、夜中にお邪魔してちょっと 話をした。彼女の職業は看護婦で、自分が今してることと 分野が近く、彼女の話はかなり興味深かった。一言で言え ば看護婦はよく知ってる。日本でトレーナーって職業必要 なのかなって考えてしまう。新規事業開拓は前途多難。
それともう一つ、今学期学費値上げのほかに、留学生のみ 特別費用が75ドルほど追加発生するらしい。内容を読むと テロ対策のために、留学生をトラッキングするための ソフトウェアを購入するなど、多くの仕事が発生するため だという。しかし今いちこれが腑に落ちない。他校でも 同様に費用が発生してるのか、ソフトウェア購入なら一時 的に費用発生するのは理解するが、今後毎セメ同額発生 するのは保守費用を検討したにせよおかしい。そもそも アメリカ政府がこの費用負担を各学校に求めたという ニュースを聞いたことがない。
ここにいるのが残り1年を切り、ISAへのやるせなさは 限界を超えたので、今回はとことん戦うつもり。こう いうのがまかりとおりのは社会通念的に絶対におかしい。
2002年08月06日(火) |
Two a day practice 2日目 |
今日は2日目。昨日から今朝にかけての雨でグランドは びしゃびしゃのまま。その雨のお陰で気温が低いのは 幸いだけど。
昨日書いたとおり1年生の人数に対してスタッフが多すぎる ので、スタッフを半々に分け、午前外に出るものと午後外に 出るものを決めた。ぼくは午後になった。なので午前中は 氷をつめては冷凍庫に保存する作業に終始した。これで 通算して大きな冷凍庫5個分はいっぱいになっただろう。 それでもこの氷をこの2週間の練習で使い切ってしまうのだ からすごい。
で午後は外に出て、選手の練習を見守った。ぼくはDBの練習 を見ていた。基本的なことをやっていたが、いくつかの点で 自分が習ったきた、もしくは正しいと思ってやってきたこと が間違っていることがわかった。今度日本で教える機会が あれば還元しようと思う。トレーナーとしては特に学ぶこと がなかった一日だが、元選手としては実りある半日だった。
夕方になると上級生がぞくぞく顔を出してきた。今日中に チェックインしなくてはいけないからである。明日 コンディショニングを経て、あさってから本格的な練習が 始まる。
いよいよ夏本番到来である。
P.S. おとといぐらいに大した役が回ってこなかったと 愚痴ったが、友達にも今回の役回りはおかしいと感じている 奴がいた。つまらん、やる気がでない、とのこと。別に僕ら の素行が悪かったというのではなく、内部の慣行を知らない 人間が仕切ったからこうなっただけ。またやはり今年のカリ キュラム変更の影響も大きい。これは普通に学校でもスタッフ にも先生にも公言しているが、今のうちのプログラム ディレクターは、うちのATプログラムをいい方向にしきれて いないと思う。
2002年08月05日(月) |
Two a day practice 1日目 |
今日から新人のみ対象の練習が始まった。NCAAのルールで 期日が決まってるらしく、去年在籍した選手はまだ練習が 出来ない。
新人は数えたところ20人弱か。まだ環境にも慣れておらず 普段の生活でもどこかぎこちない。さらに練習となると 緊張はありあり。しかも人が少ないために一人の選手に 約一人ずつコーチがつき、さらにスタッフとしてマネージャー、 トレーナーがつき、ものすごい環境だ。コーチは自分しか 見てないし、休む暇もないし、彼らにとっては大変だろう。
今日は初日で午前中はコンディショニングと軽いアジリティ がメインだった。なのに2人ほど怪我人が出た。大雨で涼し かったせいもあるし、はりきりすぎたんだろう。明日は こういうことがないといいけれど。
この中で秋に試合に出てくる人間はいるのだろうか? 非常に楽しみである。
2002年08月04日(日) |
Two a days practice 第0日 |
今日は朝7時半と遅めの集合で朝食をとったあと、 8時半から新入生の健康診断をした。体脂肪率 測定担当のはずがいつのまにかはずされ、フローター に。信頼されてないからか?と考えるも深く考えず に今度はどんな新人が来たか、顔と名前を一致させる ことに専念した。
しかし夏もトレーニングルームにいたので何人かは顔 見知りがいて、そのうちの調子のいい奴にすべての 新人を紹介してもらった。もちろん一回で彼ら全員を 覚えられないが、彼らはおれをすぐに覚えただろう。 これでまた知らないところで身に覚えのない人間から 声をかけられる。早く、こっちが覚えないと。
もっともフローターをしてたのは最初の10分くらいで あとは下半身の怪我の評価を手伝わされた。特に 目立って怪我した選手を担当しなかったので、何事も なく無事に終わった。もっとも医者がたくさん来ている ので、何かあればすぐ振るだけだが。
その後、明日以降の一人一人の役割分担の確認。ここで もたいした役を与えられておらず、また疑心暗鬼になる。 去年も経験している身なのに何故?と思ったが、役割分担 した人間が去年いなかったから知らないだけかと納得する ことにする。それにしても、おれ一人ではないがSeniorと して与えられる仕事ではない。もっともカリキュラム編成 上の都合で今夏フットボール担当はほとんどSeniorなので 致し方ない面もあるのだが、一方で謎のカリキュラム変更 のしわ寄せだ、とプログラムディレクターを恨む。
ま、なんやかんやでその後救急時の応対、CPRなどを復習し 今後の服(Tシャツ2枚、短パン2枚、靴一足)を受け取って 帰った。
この文面を察しての通り、希望に反してつまらない仕事を 与えられ、かなりのモチベーションを失った。よって今回 は仕事はそこそこに、フットボールの練習を見ながら技術の 習得をする2週間にすることにした。
2002年08月03日(土) |
Two a day practice 序章 |
夏学期が終わり(ぼくの中では終わってないが)今日から2週間 の休みとなった。トレーナー、学生トレーナーにとって一年で 一番忙しい時期だ。
今日はその前準備、新しいトレーニングルームに移ったことも あり、何がどこにある、これはどうやって使うと言う話から、 新しいのに大掃除となった。ぼくは氷詰の係りになり、業務用 製氷機(ちなみに日本製)から氷を大きなビニール袋に詰めて は、これまた大きな冷凍庫に保管するための作業をした。ただ でさえ暑いのに、この休みは1日に2回練習するため氷の使用量 が異常で、こうしておかないとすぐに足りなくなるのだ。
ATCからの話では、しゃれでなく練習で熱中症などによる死者を 出さないこと、選手のみならずトレーナーも良く寝て良く食事 を取り、水分をとることなどが確認された。ここ、ミシシッピの 夏の暑さはしゃれにならない。雷もほぼ毎日来るし。
さぁ、明日から忙しくなる。日記が手抜きになるかも知れない けどご勘弁いただきたい。
2002年08月02日(金) |
アメリカの大学の卒業式 |
今日車ででかけようとしたら、学校の周りがえらい混んでいた。 Hardy St.やWest 4th St.は生意気に渋滞が出来、そこに はまったら動かない。カメラを持っていたら記念にとっておき たかったぐらいだ。
で、なんでかというと今日は卒業式だったのだ。この大学は セメスター制といっても春、夏、秋の3つの学期があり、各学期 毎に入れると同時に各学期ごとに卒業できる。(アメリカの大学 はほとんどそうだろう)
自分のいい加減な正確のせいか、いわゆる形式ばった式典は苦手だ。 そんなものどうでもいいのに、と思ってしまう。面倒くさいことも 多いし。大部分の人が「えー」といいそうだが、もしアメリカ人を 聞けたらこの声はもっと大きいに違いない。ましてや「黒人」の 家族だったら。。。
アメリカの大学式は、日本に在住するみなさんの予想を越える 大行事だ。本人のみならず、親、親戚一同が正装し、息子、娘の 晴れ姿を祝う。特に夏だとくそ暑いのにご苦労なことだ。
そしてもう一つ、USMにおいて白人、黒人の生徒の割り合いは ほぼ半々のはずなのに、卒業式だと圧倒的に白が優勢になる。説明 はいらないだろう。残念ながら卒業できない人が多いのだ。それ だけに、卒業できるとなれば黒人家族の祝い方はすごい。海外での 日本人観光客並に写真、ビデオをとり、何度もハグをし、子供が卒業 証書を授与されるときなんかは歓喜の嵐だ。名前が呼ばれた瞬間、 「キャー」とかいって足をばたばたさせる人すらいる。
元々家族を大切にする宗教柄。さらに南部はその宗教色が強い。 それとミシシッピの平均学業年数が6年を切る(小学校を卒業して ない)事実を考えれば、ましてや大学卒は家族にとって一大事と なるのだろう。
こう考えるとわからなくもないが、それでもぼくには奇異に映る。
2002年08月01日(木) |
1日で夏学期が戻ってきた |
まず、個人連絡。電話くれてありがとう。久しぶりに 声が聞けて、楽しかったよ。いろいろあるけど、お互い がんばろう。でも長電話させてごめん。
さて本題。終わったと思っていた夏学期がいきなり戻って きた。10日ほど前に提出したペーパーのことだけど、 先生からメールがあり、文法など編集上に誤りが多くやり 直し、とのこと。部屋の外に元原稿貼りだしておくから、 取りに来るよーにとのこと。やり方次第では、成績を変え る用意があるって書いてあるけど、要は受け取れないって ことじゃんねぇ。ぎゃー、終わったはずの夏が戻ってきた。
本来なら明日の金曜までだけど、次の学期が始まる前でも いい、ってメールに書いてあった。でも次のブレイクの2 週間、そんな暇ないから結局、今日明日でほとんどやり おえなきゃってことじゃん。明日のオフはつぶれたぁ。
今とってもがっくりで、やる気が起きず、映画でも観てしまい そうな勢い。でも冷静に考えれば、よく提出物を読んでくれ それについて成績だけでなく、詳しいコメントも入れてくれて いるので、感謝しなければ。よくも悪くもアメリカ人同様に 扱ってくれてるわけだしね。
前向きに、前向きに、、、なりたくない、今は。。。頭痛い。
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