SEOUL×FIGHTER 
ソウルファイターあすかの戦う日々とそうでもない日々。

2003年08月31日(日) ジャウリムよりかき揚げ。

夕べは父の事をずっと考えてて眠れませんでした。
なれない部屋のせいもあったのか、ほぼ一睡も出来ず。

それでも部屋いっぱいの荷物を事務所に運ぶため外出。
日曜出勤のデビッドさんは仕事をしていました。
「今日は遅くまでいるから大丈夫だよ」と
言ってくれたので、一気にダンボール運び。
5往復くらいはしたでしょうか。
さすがに足はガクガクブルブルです。

夕方にはオンニやオンニの友達も来て
その人たちと出かけました。
言われるままに出かけたら、シンチョンに連れて行かれました。
場所はヨンセ大学。
連れて行かれるままに入ったらコンサート会場でした。

「8월의 마지막 휴가(8月の最後の休暇)」というイベント。

ユンドンヒョンバンド、ビッグママ、ジャウリム
などメジャーな人たちが出演する大きなコンサートでした。

かろうじてジャウリムだけは知ってたのですが
ユンドンヒョンバンドもカッコよかったし
ビッグママとジャウリムは会場総立ちで盛り上がりました。

ビッグママって女性四人組なんだけど
メンバーの50%が森公美子。
一瞬エッって思いましたが、すげえかっこよかったです。

ジャウリムのボーカルは
小林聡美をうんとセクシーにした感じ。(誉めてます)
いいわ、素敵素敵。

ただ、この時も私上の空でした。
体は揺れてるけど、顔が笑えない。
「音を楽しむ」とは正直言えませんでした。
頭に浮かぶのは父の事ばかり。

「アスカ、楽しくなさそう。疲れているの?」と言われ
「いいえ、引越しで疲れてて少し調子が悪いだけです」と
答えるしかありませんでした。

父の事があったからではなく
jinujinuちゃんの家でかき揚げを作る約束をしていたので
ジャウリムの演奏が終わる前に
私は皆にご挨拶をして、先に帰らせてもらいました。

全速力でシンチョンを駆け抜けます。
仲のいい換金屋さんのおじさんに挨拶をして
イデまで猛ダッシュ。

jinujinuちゃんの家に到着し、すぐ調理にとりかかりました。
出来上がったのは玉ねぎとえびのかき揚げ
ミックスベジタブル天ぷら、ニンジン天ぷらです。

普通の小麦粉がなかったので、チヂミの粉で
代用したのですが、上出来。(ちょっとモチモチしてたけど)

jinujinuちゃんとお友達、わたしで
天ぷらパーティです。

作ってる途中で、大きな花火の音が
聞こえたので全員外に出て大はしゃぎしました。
多分、ヨンセのコンサート会場で上がった花火でしょう。

ちょっと途中で抜けるのは心苦しかったけど
かき揚げを選んで良かったと思います。
二人がとっても美味しそうに食べてくれたから。

父の病気の話をしたら
二人とも色々励ましてくれて
「大丈夫なほうに一票」って言ってくれて嬉しかったなあ。

帰り、いつものPCバンで日記を書いてる途中で
姉からメールが来ました。


100%安心できる訳ではないんですけど(検査結果が出るまで)
私が思ったよりも大丈夫みたいです。
とりあえずまだ完全帰国はしなくてよさそう。

今夜は少し落ち着いて眠れそうです。

明日からは仕事に復帰します。
うんと忙しくしよう、何も考える余裕ないくらいに。



2003年08月30日(土) 引越し完了。

夕方、韓国のマギー司郎ことジェチョルが
車を出してくれて、引越しをしました。

今日も雨です。呪われてますね。

今日は事務所に荷物を置けないので、コシウォンに
荷物を移動したら、あまりにも多すぎて
管理人さんに心配されました。

私もあまりの荷物の多さに、呆然でした。

その後、ジェチョルと二人で引っ越し祝いを
したのですが、気を使ってもらっちゃって割り勘でした。
申し訳ない(涙)

夜はjinujinuちゃんに鍵を返しに
お家まで行ってきました。

思えば10日間、長丁場お世話になりました。
自炊の楽しさに目覚め、ハムスターの可愛さに癒されました。
本当ありがとうね。

夜食にチヂミを作ってもらって食べて
残りの荷物を持ってPCバンへ。

姉からメールが来ていて、父が健康診断に引っかかって
精密検査を受けることになったそうです。

どうなるかわからないけど、引っかかったことで
本人は相当凹んでるらしく
母もきっと心配だろうと思います。

その結果によっては日本に帰ろうと思います。
完全か一時かはわからないけど
気弱になってる父を励ましてあげたいです。
今出来ることっていったらそれだけだし。

半分住所不定だったのが
こんな所で幸いするとは・・。

もう一生分泣き尽くしたと思ったのに
涙って出るんですねえ。

とにかく心配です。
検査がいい結果であるように祈るしかありません。

私の寿命を父にあげてください。
神様おねがい。



2003年08月29日(金) 神様っていると思ウ。

今日は8時半起床。

jinujinuちゃんが作ってくれた朝食を食べて出かけました。

やっぱりコシウォンに住もうと思って。

で、一人で行くとナメられそうだから
契約する時だけ知り合いの人に付き添ってもらおうと
その人の事務所をまず尋ねました。

「気に入ってるコシウォンがあるんですけど・・」と言うと
何と、そこが知り合いさんの親戚が経営している場所だったんです。

何という偶然なんでしょう。
神様がいるんじゃないかって、本当思いました。

で、付き添ってもらって即契約。
知り合いの方のお陰で、すぐに入居できる事になりました。

酒、煙草禁止、部外者も入る事は出来ないけど
(来てもらっても座る所がないわな)
とてもキレイだし、部屋にはマイテレビ、冷蔵庫、PC回線。
これ以上望んだらバチがあたります。

まず一番心配だった寝床、ご飯も確保。
職場まで5分。治安もヨシ。
そしてここが憧れの街、ホンデ。
なんて素晴らしいんでしょう。

ただ、仕事場に行くのに
誰がいるか確認を取ってからじゃないと
入れないので、まだまだ不安定な生活は続きそう。

下宿の生活がいかに楽だったかと
しみじみ思う今日このごろです。

それから、今日は付き合ってくれてありがとう。ジョンア。



2003年08月28日(木) 手作りハンバーグ。

仕事から帰ってきたJinujinuちゃんと
グランドマートまで買い出しに行きました。

エコバックとカートを持って本格的に。

冷蔵庫の中のあまった食材を元に何を作るか検討した結果
「かきあげ」と「ハンバーグ」に決定。

その他、必要な調味料、トイレットペーパーなど
消耗品を買って全部で3万ウォンくらいだったでしょうか。

大量に仕入れた為にカバンの中はパンパン。
しかも大慌てで詰め込んだので
デパートを出てからつめ直すことにしました。

「木村さん、恥ずかしいです。
私たちの買った食材を皆さんに大公開ですよ」

そんな事知ったこっちゃねえやと
私は一度食品を全部だしてつめ直しました。

「なぜそんなテキパキ入れられるんですか!!」
とjinujinuちゃんに言われましたが
わたくし、漫画家アシスタントをしながら
コンビニで長いこと勤めてたので、なれてるのです。

というか、食パンが一番下、牛乳が一番上に
なってる事がどうしても許せないのです。やな性分だわ。
(これもコンビニで教育されたもんで)

二人ラフなスタイルでカートをガラガラ。
もうどこから見ても立派な主婦です(うそです)

-------------------------------------------------------- * * *

さて、いよいよハンバーグ調理開始。

本当は牛とブタの合挽き肉を買いたかったんですけど
そんな洒落たものグランドマートにはありませんでした。

あるのは牛オンリー(1万ウォンくらい)と
ブタオンリー(3000ウォンくらい)

鶏挽肉なんてもっての他。
というか、韓国に挽肉事体があまりないようです。
選択の余地なし。

で、当然買ったのはブタ挽肉。
それと玉ねぎと牛乳につけた食パンと卵をコネコネ。
ハンバーグはネリが大事なので、鬼のようにこねました。

小、中サイズで20個くらい。
食べない分は冷凍保存するので、安上がりです。

私がハンバーグを作ってる間に
jinujinuちゃんはにんじんのグラッセを
作ってくれました。

白い炊き立てのご飯とお味噌汁とハンバーグ
おいしく食べました。

ニンジンを銀シャリにあげたら大喜びして食べてくれました。

下宿を出て何日かして、精神面ではまだ安定してませんけど
ご飯面では前よりよくなってるみたいです。
やっぱ自炊があってるのかも。

これからも自炊するけど
自分の為に作って食べるのはつまらないので
時々出張シェフさせてね、jinujinuちゃん。



2003年08月27日(水) また雨です。

ソウルは今日も雨。

朝、jinujinuちゃんが私の腹の上に
銀シャリを乗っけやがって起床。

今朝は4時、6時、8時と二時間おきくらいに目が覚めて
結局本当におきたのは10時過ぎでした。

一度は心臓のバクバクで眠れず
二度めはあくびしたらアゴがはずれて眠れず
三度めは単なる変な夢で目が覚めて。

てか、8時くらいに起きろよなって感じだけど。
夜ならいくらでも起きていられるけど、朝はどうしてもダメ。

今日は大雨の為、事務所に顔出しだけ行ったのですが
明日から29日まで全員出払ってしまうとか。
その間に知り合いの事務所に一時荷物を預かってもらおう。
さすがにもうjinujinuちゃん所に
置かせてもらっているのも申し訳ないし・・。

夕方はカンナム方面の仕事場へ。
再びCさんがソウルにやってきました。
お友達のMちゃんのプレゼントを持ってv
Mちゃんが作ってくれたボディーローションと
先月私も手伝った石鹸も同封されていました。
あとは金谷さんのCD。

Cさんと一緒にやる病院のお仕事も
来月からスタートすることになりそうです。
あと、Cさんの後輩さんのデザイン事務所の方とも
顔あわせをしたりして、また新たな繋がりが出来そう。

多分その頃には、私も住む場所が安定しているだろうし。
全部いいタイミングでスタート出来たらいいなと思っています。

昨日までは事務所に住む気マンマンだったんですけど
今、私が引越し中なのを知ってるCさんや会社の人たちから
「プライベートと仕事場は別にした方がいいよ」と
言われ、ちょっと心が揺らいでいます。
それもそうなのよね。

もう一度、コシテルを検討してみようかな。

とにかく一刻でも早く仕事を再開させたい。
前はただただ、アジュンマに申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど
今はアジュンマと殿方を見返してやりたいんです。
嫌みじゃなくてね。
なんか、しっぽまいて逃げちゃった感じだからさ。

「こいつ、やるじゃないか」くらい思われたいし
私も「下宿をあの時に出てよかった」って思えるようになりたいし。

アジュンマに誠意を見せるなら、仕事で頑張るのが
一番なんじゃないかなと思うんです。

見ずに捨てられちゃうかもしれないけど、出た作品は
下宿に送りたいし。

和解するのは難しいかもしれないけど、気持ちは届けたい。

不思議なもので、殿方の写真はまだ捨てられないんですけど
あまり思い出さなくなりました。
すぐには忘れられないけど、そんな急いで忘れる必要もないかな、と。

よかったなって思うのは
アジュンマと殿方の画像を公開していなかったこと。
こうなる事を予想していた訳ではないけど
どうしてもこの二人の写真を載せる気にはなれなかったんです。

まあ、ちょくちょく内部の画像は出てるけど
こんな内装どこでもあるしね。
下宿関連に詳しい人は「ああ、あそこね」って
ニヤリとしてくれるだけでいいですよ。

----------------------------------------------------------- * * *

夜「좋은사람(いい人)」というドラマを見ました。
(タイトル合ってるかどうかわかんないけど)

私のちょっとお気に入りのシンハギュンさんという俳優さんが
主演でした。さわやか系の青年です。笑顔は企んでいません。

あと、よくわかんないけどユミンって女の子も
ちょこっと出てました。
この方日本人なんですってね。
すごい人気あるらしいけど、テレビ見ないから知らなかった。

韓国語上手いかどうかもわからないくらい
セリフ少なかったんだけど、どうなんでしょうかね。
「カムサハムニダ」のイントネーションが
ちょっと気になったんですけど
そんなのあんたに言われたくないよって感じだろうしな。

でもチョナンカンよりは全然ムカつきませんでした。



2003年08月26日(火) コシテル探訪。

今日も淡々と荷物運び。

本日の運搬は冬物洋服。
思ったより軽かったので地下鉄で運びました。

事務所に行くとオンニが私の為に
空き部屋を作ってくれようと、今まであった荷物を
外に出していました。
私も手伝いはしたけど、ぜんぜん役に立たなかった・・・。

あまり迷惑をかけたくなかったから
「この近くにコシウォンかコシテル探そうと
思ってるんです」と言うと

「私も住んだ事あるけど、あまりいいとは言えないわ。
それにアスカは外人だし女性だから心配なのよ」と。

(ちなみにコシウォンとかコシテルとは
激狭空間勉強部屋。私が以前住んでいた頃よりは
だいぶん改良されていて、キレイだし、音禁止の所はほぼなし)


オッパはオッパで
「楽々ベッド(折り畳みベッド)が通販だと安いよ」と
色々検索してくれていたり。

知らない間に私の為の生活環境が整えはじめられているのです。

なんだかなんだか申し訳なくって仕方がない・・。

-------------------------------------------------------- * * *

夕方、古い友達のジョンアとホンデで待ち合わせ
この近辺のコシウォンやコシテルの部屋の下見をして来ました。

私が以前、建物の見た目だけで
気に入ったコシテルはまだ出来立てでとてもきれい。
セキュリティも完璧です。

部屋は窓なし(ベッド、机、テレビ、ネット回線完備)で
月30万ウォン(3万円)
窓あり(備品は上と一緒)何と室内シャワールーム付きで
月45万ウォン(4万5千円)
トイレ、シャワーも男女別、キッチンも自由に使えて
白いご飯だけ食べることが出来ます。

ホンデはシンチョンより、場所がらがいいせいか
家賃もやや高め。
どこのコシテルやコシウォンに行っても
28万ウォンから35万ウォンが相場でした。
部屋の広さも2畳ちょっとかな。

ただ場所によってはテレビと冷蔵庫が別契約で
1万ウォン(千円)かかったり
「騒音になるので」とテレビがだめな所もありました。

女性専用、屋上付き、キッチンが広くてきれい。
等など、それぞれの建物の売り文句があって
ただの下見だったんですけど、とても面白かったです。

私が韓国で一番始めに住んだコシウォンとは
雲泥の差くらい、変わっていました。
ただ寝に帰るってくらいだったら十分な空間かも。

とにかく今は「下宿」の生活から離れたい。

一人で何も考えないで暮らしてみたいんです。

その場所はやっぱり今はホンデしか考えられない。

一応、部屋の下見はしてみたけれど
やっぱりオンニ達が一生懸命空き部屋を作ってくれてる
姿を見てしまうと「コシウォンに行きます」なんて言えないしさ。

帰りに事務所にジョンアを紹介しにいったら
デビッドさんの秘書にスカウトされていました(笑)

いつか、友達みんなをこの事務所に呼んで
パーティ出来たらいいなー。

-------------------------------------------------------- * * *

夜、jinujinuちゃんとお友達三人で
お家でご飯を作って食べました。

お魚のフライ、卵焼き、きのこ炒めとご飯とお味噌汁。
美味しかったです。手作りっていいね。

jinujinuちゃんと色々話したんですけど
事務所暮らしも悪くないような気がしてきました。

シャワーとキッチンがないのが、私の一番の不安だったんだけど
「なければないで何とかなりますよ」と
jinujinuちゃんの自分の体験談(笑)も含めて
話してくれたことが、とても心強く思えました。

それもめったに出来ない経験かも。

その話をmarcoさんにしたら
「アンネフランクみたいね」と言われました。
私の日記は下品ですけどね。

ちなみにここのHPは有害指定でPCばんで見れないことが
多いんですけど、なぜですか。

そういえば、夕べチャウシンチーと愛の逃避行をする
夢を見ました。

なぜか三浦半島を。

スケールちっせえなあ。



2003年08月25日(月) 周星馳的生活。

朝、jinujinuちゃんが出勤の支度を
してる時に目が覚めました。
「銀シャリ」も元気にひまわりの種を食べています。

何日ぶりの青空でしょうか。
すぐ布団をたたんで、洗濯開始です。
一週間ぶりなもんですから、もう洗濯物の山。
ゴシゴシ原始的に洗って絞って、広い干し場に思いっきり
干しました。

jinujinuちゃんちは、屋上にあります。
だから、とても太陽に近い場所で洗濯物を干せるのです。
よく考えてみたら、韓国に来て三年。
初めて太陽の下で干した気がする・・・。

午後からは仕事場に荷物を運ぶので
その準備をしながら、洗濯物の様子を見ます。
雨雲が時々出てくるので、心配で仕方ありません。

直射日光のおかげで
出かけるまではジーパン以外は乾燥。
jinujinuちゃんの手をわずらわせたくなかったので
時間までに取り込めて一安心です。
ああ、お日様って素敵。

午後、事務所まで漫画を運びました。
これで机まわりはほぼ完成。

あとは洋服など、身の回りのものを運ぶだけ。
とりあえず荷物を入れさせてもらって
明日、ジョンアと一緒にホンデのコシウォンとか
下宿を当たってみるつもりです。

やっぱり、ホンデに出てきてみて
シンチョンより体にあってるような気がするんですよ。
だからしばらくはホンデで暮らしたいかな、と。

いい部屋がすぐ見つからなさそうだったら
一時期だけ事務所に寝泊まりして、仕事させてもらおうかなあ・・。
誰でも仮眠できるようにレジャー用のベッドでも買うか。

なんだかまるで「喜劇之王」のチャウシンチーみたいだ。
会館か何かの管理をしながら、そこに住んでるのよね。

そういえば、夕べ映画チャンネルで「喜劇之王」見ちゃった。
会社になぜか「チャウシンチーの007」のビデオあるし。
逃げても逃げてもなぜに追ってくるのだ、チャウシンチーよ。

彼に罪はない。だけどあの笑顔を見るのは
今は少し辛いのよ。

早く正々堂々(?)と「少林サッカー」のポスター貼りたいです。

昨日精神科系の本を読んだら
余計に心臓の調子が悪くなりました。
ドキドキして呼吸が荒くなって眠れないんです。
キンキキッズのどっちかも、そんな病気らしいですね。
芸能界はもっと大変だろうなあ・・。


所で、トップのカウンター変なんですけど
皆さん見えてますか?



2003年08月24日(日) 嵐のソウル。

最近のソウルの天気はひどいです。
大雨大雨大雨。

今日はjinujinuちゃん休日なので
ゆっくり起きて、二人で中華を出前で頼んで食べました。

午後からjinujinuちゃんが
お出かけをして、新しいハムスターを買って来ました。
まだ生まれて三週間くらいのイキのいい女の子。
握り具合がお寿司に似ているので
私は心の中で「銀シャリ」と名前を付けました。

ハムスターの様子をずっと見ていて
気が付いたら夜でした。しかも寝てたし。

外は相変わらず大雨。

しかもこんな大雨の中、二人で現代デパートの
地下食品街に行ってきました。シュークリーム買いに。

行く途中も大雨で、全身びしょぬれ。
もう傘も必要ないくらいです。

道は川のようになっていて
その中をじゃぶじゃぶ歩きます。
マンホールからは噴水のように水があふれてるし。

いつになったら、青い空が見れるのかなあ。
もう洗濯物溜まりまくってるのに。

------------------------------------------------------ * * *

さっき、はじめさんとさかもっちゃんから
電話がありました。どうもありがとうね。

全身ぬれねずみでションボリしてたんですけど
二人の声を聞いたら元気が出ました。

イベントも無事成功したようでよかった。

二人の歌声、生で聞きたいなあ。
早く来てー。

------------------------------------------------------- * * *

歌と言えば、来月末
歌のお兄さんこと(勝手に命名)金谷さんが
韓国ライブをします。

あっちゃんもスマップの「世界でなんちゃらの花」を
歌わせてもらう事になりました。(「なんちゃら」の部分募集中)

それから、NHKのラジオに出させて頂く事に
なるかもしれません。全世界放送ですって。すごいね。(他人事)

今は今の事しか考えられなくて
いっぱいいっぱいだけど、生きていればいい事も
あるんだなって思いました。

俺の生きざま、見てて下さい。

ではjinujinuちゃんとハムスターとシュークリームの
待つ家に戻ります。



口元が長介なさかもっちゃん。
今日はお疲れ様でした。

また無許可です。スマソ。



2003年08月23日(土) 洗剤送ります。

ソウルの最近はずっと大雨です。
やっと乾いた靴も、またびしょびしょ。

土曜も出勤のjinujinuちゃんを見送り
今日の予定を立てようと思ったんですけど、事務所は土日休み。
私は会社の鍵を持っていないので、自由な出入りが出来ません。

しかも外は大雨で洗濯も出来ないし・・。

という訳で、朝昼食を兼ねて外に出ました。
でも大雨です。

バナナ牛乳とパンを買って
この間入ったPCバンに行くと満員で席がありませんでした。
仕方なく、適当に入ると今度は人っ子ひとりいません。
お店の人に日本語入力が可能かどうか聞いてみたんですけど
「面倒くさー」な態度だったので
自分でダウンロードすることにしました。

でも、どういう訳だか文字化けしちゃうし、打つことも出来ない。
あまり声は掛けたくなかったんだけど、仕方ないので
店員さんを呼ぶと、結構親身になって操作してくれました。
でも機械上日本語がダメみたいで
お金を取らずに「今度まで何とかしておきますね」と
言ってくれました。

こーいう気持ちがちょっと嬉しいすね。

さて、そういう訳で結局イデでPCバンを探すのも
面倒くさいので、結局シンチョンまで来ました。

いつも通ってたPCバン。
店員のおじさんも変わりなく、久しぶりと迎えてくれます。
私が日本人であること、タバコを吸わないこと
言わなくてもわかってくれてるので、とても気楽です。

本当はもっと近道があったんだけど
下宿にも近いし、どこでアジュンマに会うかも
わからないので無意識に避けて来てしまいました。
殿方も昨日中国から帰ってきてるし・・。

あの親子の会話で
「あいつがいなくなって清々した」とか
言われてたら、ちょっと寂しい・・。

何も考えずにシンチョンを歩ける日が
いつか来るといいなあ。


そういえば名無しさんに「一時的に引越し完了しました」の
メールを送ると

「どこに住んでるんですか?
洗剤を送りたいんですけど・・」と返事が来ました。

もちろん丁重にお断りしました。
まだ完璧じゃないし、見ず知らずの人に
そこまでしてもらうのも申し訳ない。
気持ちだけで十分です。とすぐにメールを打ちました。

韓国では引越しなどのお祝いに
洗剤を送るそうです。日本と一緒ですね。



2003年08月22日(金) へむるたん。

午後、デスクに置く本を事務所まで運びました。
とてもバスで運べる重さではなかったので
タクシーで運搬。

事務所は三階立ての最上階。
いっぺんは無理なので、一階にカバンを置き
少しずつ運びました。

今日いたのはデビッドさん。
見かけはアジアですが、オーストラリア人。
逸見さん似でサスペンダーの似合う爽やかなお兄さんです。
リアクションも全て「オウ!」「リアリイ?!」と西洋式。

デビッドさんに限らず
ここの人達は、考え方も行動もとても大らかです。

私は誰もいない間、もし電話が来たら
取るように言われているんですが
(めったに来ないけど。皆携帯持ってるし)

今日、初の電話受け取りをしたんですけど
デビッドさんの呼び出しだったんですね。

声を掛けようとしたら、うとうと居眠りしてるんです。
それがもう「ああ疲れた。やってらんねえよ。こんな仕事」じゃなくて
まるで映画の一場面のようでした。

大きな椅子にもたれて、白いさっぱりしたシャツが
風にそよがれているんです。

なんだか起こすのもカワイそうだったんだけど、仕事ですからね。

私は一階から三階を何往復もして
やっと本を机の上に乗せました。

几帳面な性格ゆえに、種類別とか背の高さ順とか
並べては出して、出しては並べての繰り返しです。

次は漫画の単行本を運ぼう。
この素敵な事務所に「コボちゃん」が似合うかどうかは
さておいて・・。

--------------------------------------------------------- * * *

夜、jinujinuちゃん、ききさんと会いました。
みんな同じ某出版社で勤めてた元同僚。
(jinujinuちゃんは現在も勤務中ですが)

わたくしのリクエストで「へむるたん(海産物鍋)」を
食べにいってきました。

二人が仕入れてくれた情報でイデにある専門店に
入ったんですが、すごく美味しかったです。

量も多かったし、味もよかったし
店員さんもおしとやかで(ヤル気がないとも言うか)
現地人しか来なさそうだし。
お値段は高かったですが、とても美味しかった。
ききさん、どうもごちそうさまでしたv

場所を移動して、jinujinuちゃん宅。
jinujinuちゃんの飼っているハムスターを囲んで
二次会です。

いいですね。動物って。
見てると落ち着く。
毛の生えた動物って大好きだ。

「何でもいいから目の覚めるような
お話をして下さいよ」とききさんに言うと

「じゃあ、殿方の話でも一発」ですって。

本当に目が覚めました。別の意味で。



2003年08月21日(木) 新居。

ほぼ確定でホンデです。

以前デスクを貸してくれるといってたデザイン事務所。

事情を話したら
「物置になってる部屋があるんだけど、そこでよかったら」と
言ってくれたんです。

始めは近くにコシウォンでも借りようと思ったんですけど
「環境がよろしくない」という事で
こちらにお世話になる事になりそうです。
元々会社仕様なので、キッチン、お風呂がないのは
ちょっと辛いんですけど、なければないで何とかなりそうだし。

今日はお昼に昨日会った女性と
魅惑の2500ウォン食堂で昼食を取り、会社へ向かいました。

この事務所は、社員5人。
といっても、個々が仕事を持ってて
共同でオフィスを構えている感じです。

それも会社でよくある、なんか慌ただしい雰囲気が一個もなく
静かに個々が個々の仕事をこなしている感じです。

グラフィックデザイナーのオンニ(お姉さん)
写真家、イラストレーターのオッパ(お兄さん)
今日は来ていなかったんですけど、あと男性二人。
それから猫とハムスター。

全員日本語が出来ません。会話は韓国語だけです。
己の語学能力のなさにガッカリですが
それでも何とかやってます。

心も少しづつですが、落ち着きを取り戻しています。
色々考えると泣きそうですけど
ホンデという街はとてもいい所です。
時間がゆっくり流れてる感じがします。
シンチョンにいるよりは、メンタル面にもよさそうだし
美術系の人が集まる所なので、自分にもあってるみたい。

今日は少し原稿を描きました。
腕が少しなまってしまってるけど、きっとすぐに勘は
取り戻せるでしょう。

もうすぐ私専用のPC回線も繋げて下さるそうです。
「ケーブルが必要ないので、好きな場所で好きなように打てるよ」
って言われたんですけど、そんなすごい事できるんですか。

それはさておき、まだ会って3、4回にもならない
見ず知らずの女にここまでやってくれるなんて・・。

自分にそれが出来るかと言ったら
到底出来ない事です。

私には今、何も出来ません。
だから出来る事からお礼をしたいです。
掃除とか大好きだし。



2003年08月20日(水) WHO A U ?

朝、10時。メールの着信音で起床。

jinujinuちゃんもお友達も私が寝ている間に出勤していったようです。
出かける様子も気がつかない程、熟睡していたんでしょうか。

メールを覗くと、とある人からでした。

名前も知らないし、どこに住んでるかも知らない人。

殿方に振られた時、すごく辛くって
朝、よっしーに「連絡をくれ」とメールを打ったんです。

そしたら知らない男性から「メールくれましたか?」という電話。

その時は何も考えられなくって
「間違えました。すみません」とさっさと用件を済まして
切ったんですけど、しばらくすると

「よかったら、日本語を教えてくれませんか?」というメールが。
少し考えてから返事をしようと思った矢先の下宿撤退命令。

一応「ごめんなさい。急に事件がおこって今は何も出来ません」
と送ると、返事はきませんでした。

そして一週間が経ち、昨日の晩に再び名無しさんからメール。

「何があったんですか?悲しい事ですか?よかったら話してください。
韓国では「人に話すことで喜びは二倍、悲しみ半分になる」
という言葉があります。早く元気になってください。」


どこの誰かも知らないけど
こんな風に声をかけてもらえることは嬉しいことです。
世の中、こういう方もいるんですね。

韓国が嫌いになれない理由はこんな所なんだけど。

それから何てことのない世間話のやり取りをしてたんですが
「ところで何をしてる方なんですか?」という質問で

気取って「イラストレーター」とこたえを送ったら
返事が来なくなりました。



ナンデダヨ


--------------------------------------------------- * * *

ネット回線、電話回線の解約終了。
電話は申込した時のお金が戻ってくるので、ちょっと得した気分。
とりあえず、これでやっと肩の荷がおりました。

あちこちに引越し完了の知らせや挨拶をして一日が終了。
なかなか行けなかった「キョボ文庫」の売り場の方にも
お世話になってるお礼をしてきました。
来月末には再入荷とのことです。
なんか嬉しいですね。

最後は大好きな両替屋さんのおじさんの
所に行って、マッタリしてきました。

とりあえず、次に移る家もほぼ決まりそうです。
下宿よりは不自由が多いけど、これも経験。

昼間、PCを打っていると
「Hotmailどうやって使うんですか?」と
日本人の女性から声を掛けられ、なんとなく話してるうちに
彼女がソウルファイターの読者さんだという事がわかりました。

女性「この本を読んで、韓国行きたいなって思ったんですよ。
特に下宿の話とか・・・」



激痛。




女性「今、どこに住んでらっしゃるんですか」





再激痛。



「昨日までシンチョンで、今日からイデです。
でも近々また引越しします。職業は流浪の民です」




そんな訳で、その女性と改めてお会いする事になりました。
どんな所でどんな人に会うかわかりませんね。

夜は、日記の更新をしにイデに行きました。
シンチョンのPCバンは殆ど日本語入力可能なのですが
イデはまだまだ。門前払いだったり
出来ないのを出来るって言って料金払わせたり。

「この店がダメだったらやめやめ!」と入った店がいい感じ。
上品な店員、PCのトラブルの対応のはやさ
イデではここと決めました(笑)

---------------------------------------------------- * * *

姉からメールが来ていました。

「ごめん、父が電話しちゃったって?!」と。

先日、父と姉があって話したそうです。

私が電話口で泣いていたと。

姉には事情を知ってるので「仕事が忙しいみたい」と
上手くごまかしてくれたようなんですが

「何か胸騒ぎがして」と電話をくれたようなんです。
本当に普段は電話なんかしない人なのに。


仕事に行き詰まってるんじゃないか、人間関係でなんかあったんじゃないか
お金に困ってるんじゃないか、首のアレルギーがかゆいんじゃないか。って。

体が丈夫ならいいけど、それ以外で困ってるなら
いつでも連絡して来なさい。そう言ってくれてたそうです。

「父がとても偉大に見えた。なんかこっちがウルウルきちゃったよ。
SOSが横須賀まで届いたのかもね。」と姉。

お恥ずかしい話ですが、メール読んで号泣しました。

精神的にも、ほんの少しですが
安定してきて、ご飯を食べる余裕も出てきました。
メールは溜まってしまってますが全部大事に読んでいます。

今、すぐにお返事は出来ないけど
どんだけ辛くても、日記を書き続けて
一日も早くよい報告を出来ることが
今の私の役目だと思っています。



2003年08月19日(火) 豪雨の引越し。

今日は引越し決行日。

こんな時に限って、ソウルは一日大雨です。

夜、10時半に元同僚のjinujinuちゃんと
彼女のお友達が助っ人に来てくれました。

静かに部屋に入り
「荷物はこれだけですか?」とjinujinuちゃん。
「そうです」と言うと、友達と顔を見合わせ
「よし」とうなづき持参してきてくれたリュックに
次々と荷物を詰め込んでいきます。

オロオロしていると
「木村さんは私たちが家に運ぶまでの間
ダンボールを玄関まで運んでおいてください」

と、てきぱきと指示。

夜逃げじゃないけど、人目を気にしての運搬なので
本当に夜逃げみたいです。

誰にも会わないように、タイミングを見計らって
外に出ました。

すると、暗がりで煙草をふかしてるアジュンマにバッタリ。

もちろん何も言わずに出るつもりはありません。
ただ今日は夜も遅いし、部屋に置き手紙を残して
改めてご挨拶に伺うつもりでした。

あまりにも予想外だったので
「アジュンマ、今日出発します。
落ち着いたら必ず挨拶に伺いますから・・」と言うと

ねぼけているのか、対応はあまりいい感じとは
言えませんでした。

だけど、今は言えば言うほど
こじれそうな感じがするので、様子を見てみようと思います。

対話は難しそうだったら、手紙をかくなり
きちんと誠意を見せたいと思っています。

再び荷物の運搬。
外は大雨、jinujinuちゃん達は
全身ずぶぬれで、再び下宿に戻ってきてくれました。
「木村さんはその間に少しでも休んでいてください」
そうはいってくれても、とてもそんな気分になれません。

狭い部屋の中、右往左往右往左往
一体何往復したでしょうか。

感傷に浸ってる余裕さえもありません。

とにかく一刻も早くここを出たい、それだけでした。

だいぶ捨てたとはいえ、荷物はダンボール7個と
細かいものなど、かなりの量です。

タクシーで三回運んで終了したのですが
とにかくjinujinuちゃん達が気の毒な程濡れてしまって・・。
「ごめんなさい。ありがとう」しか言葉が出ませんでした。

外は大雨。
親の敵のように、すごい音を立てて降っています。

三人でビールとノリとソーセージで
一休みしました。
韓国の家族、親子、息子、母親、色んな関係に
ついて話したんですけど
計り知れません。韓国の家庭の事情。
わかったつもりでいたようで、全然わかっちゃいませんでした。

「どれだけ、木村さんの事を娘のように思っていても
殿方の彼女や奥さんって立場になったら、一変するかもしれない。
気をつけたほうがいいよ」って言われたことがあって

まさか、あのアジュンマが。と思ってたんですけど。
そのまさかでした。


気がついたら、もう次の日の3時近く。

二人とも今日は本当にありがとう。
お疲れ様でした。

今日は何も考えずに眠りたいです。−



2003年08月18日(月) 大好きだよ。

淡々と作業中。
時々、意識がなくなって気が付くと眠っていたりします。

物にあふれた中、横になれるスペースを確保して
よく眠れると思うけど、意外に眠れるものです。

今回の事があって、今までの人生で一番人と話したような
気がします。いつも誰かがチャットで声をかけてくれて
電話をくれています。

日本に帰省していた小巻ちゃんから電話がありました。
以前、殿方との食事会に付き添ってくれた小巻ちゃん。

あのヤキモキしてた時間、当時すごく切なかったけど
こうなってみて、あの時が一番幸せだったような気がします。


でも、どんだけ悔やんでも過去の事・・。


私の経験を日記で書くことによって
一人でもうまくいく人が増えてくれることを祈ってます。
殿方は特例かもしれないですけど・・。

------------------------------------------------------ * * *

何かを察したのでしょうか。
実家の両親から電話が来ました。

「韓国に戻ってから全然連絡来ないから心配してたぞ」と。

何事もないように話しているうちに
声が震えているのが自分でもわかりました。

何か変だなって思ったんでしょうか。
父が「なんだ、どうしたんだ。何かあったのか。どっか痛いのか」

声が出ませんでした。
多分「帰りたい」って言っちゃうから。


「今、環境が変わり始めてて
なんだか心細くって、少し不安なんだ。だけど頑張るから」


「体が大丈夫ならいいけど、辛かったらいつでも戻ってきなさい」と父。

気が付いたら、鼻水がいっぱい出ていました。
泣きそうになってるのを抑えるのだけで精一杯でした。


「大丈夫。だけど、こんな年になっても
迷惑かけてばっかりでごめんね。
こんなんだけど、私はお父さんとお母さん大好きだから」


多分、親に対して「好き」って
言ったのは生まれて初めてだと思います。

何でこんな時「好き」って言葉が出たのか、自分でもわかりません。

そしたら、父は笑いながら
「お父さんもお母さんもお前が大好きだよ。
だから何も心配する事なんてない」と言ってくれました。

無口で素直じゃなくて
いつも何を考えてるかわからない、あの父の口からです。

それでもう十分です。

気力だけで動いてきた一週間が
この一言で救われました。


元気を出して、遅い夕飯にカップラーメンを作りました。
浄水器のボタン、間違えて水を入れてました。

冷やしラーメンは美味しくなかったです。



2003年08月17日(日) 今日の出来事(土・日版)

土曜版。

意外に部屋にはいらないものがあふれているものです。
「何かに使える」と思って捨てられなかったものを一斉に排除しました。

部屋の外には、アジュンマがいます。
私は負けてはいけないと、今まで通りに挨拶をしました。
するとアジュンマの方がなぜかよそよそしいのです。
よそよそしくしなくちゃならないのは私の方なのに。

昼間、再びへーちゃんが部屋に来てくれました。

夕べ、私の部屋を出た後、アジュンマに呼び出されたそうです。

「お前、アスカとどんな事を話たんだい?」

へーちゃんは、気を使ってくれ
私がオッパ(殿方)を好きだった事
部屋を出て行くことだけを告げてくれたそうです。

するとアジュンマは
「どうしてこんな風になってしまったんだろう」という感じに
言っていたとか。

アジュンマの旦那さんは殿方がまだ子供だった頃に
亡くなってしまったそうで
だから殿方のことが自分の命よりも大事な存在なんだそうです。

そのへんが、普通の家族よりも
よりいっそう二人を深く結びつけているのかもしれません。

大事な子供を手放したくない。
今回の件でものすごい怒るのも混乱するのも
無理はないと思います。
その相手が私ならなお更でしょう。

まだ私と話す余裕はないかもしれません。
だけど部屋を出る前に、一度だけアジュンマと話す機会を作ってもらおうと思ってます。
今まで本当によくしてもらった、感謝の言葉だけはきちんと伝えたいし。

------------------------------------------------------------- * * *

夜、よっしー、へーちゃん、二人のお友達のホヨンさんと
激安サムギョプサルを食べました。
久々に飯という飯を食べたような気がします。

その後、へーちゃんとダンボールを拾いながら
下宿に戻り、再び荷造りをしました。

下宿を出る決意は出来たものの
よっしーとへーちゃんと離れてしまうのは寂しい。

へーちゃん、あまり熱いお茶を一気飲みしないようにね。
あとカレーやラーメンもよくかんで食べましょう。

-------------------------------------------------------------- * * *

Jinujinuちゃんから電話があり
彼女のお家に二週間、お世話になることになりました。
その間に新しい生活の場を探します。
これだけ時間があれば、きっといい部屋が見つかるはず。
Jinujinuちゃん、ありがとう。今回だけ甘えさせてね。

それからメールや書き込みもみんなありがとうね!
琳ちゃんも電話ありがとう。
妖精さんの言葉にとても癒されました。

ああ、今回はどれだけ泣いただろう。
殿方に振られた時のショックの涙。
アジュンマに出てけと言われた時のショックの涙。
全てにやる気を失った絶望の涙。
皆から励ましの言葉を呼んで(聞いて)嬉しくて出た涙。

泣きすぎて、目の周りの皮膚はボロボロだし、顔は腫れてるし
ちょっとホラーです。

--------------------------------------------------------- * * *

日曜版。

ちょっと先走って日記を書いてしまったので、
先日書いた日記に加えて、今日の分を書かせてもらいますね。

朝も昼も夜の境目もなく、淡々と荷物をまとめています。
正式にはダンボール7つある・・。どうしよう。

体はJinujinuちゃんの所によせてもらうとして
問題は荷物・・。
さすがにこの荷物を人の家に置くのは気兼ねがする・・。
お世話になってる事務所のお姉さんにお願いして
少しの間おかせてもらえないか頼んでみよう・・。

昼間、古い友人のジェチョルに電話。
しばらく仕事が忙しくないというので、荷物の運搬を手伝って
もらうことになりました。
チェジュのJさんも、今日ソウル入りされたそうだ。
「負けないで、頑張りましょう!」
Jさんの言葉はビタミン剤を飲んだように、力がわいてくる。

小雨のふる中、グランドマートに行き
空箱のダンボールを大量にもらってきました。
朝から何も食べてなかったので、ハンバーガーを食す。

今までだったら、鬱々してて何も手をつけられなかったけど
「ちゃんとご飯を食べなさい。何でもいいから。落ちてるもの以外で」と
友達がチャットで言ってくれたのを思い出して、食欲はなくても
口に入れることに。

そういう意味で図太くなったな、私。

下宿の玄関、ちょうど夕飯時だったので
誰にも見られないように、入ろうとしたらタケダ少年に見つかってしまった。

「あれ、アスカさんどうしたんっすか?ダンボールそんなに」

「うん。ちょっと」と、ちょっと挙動不審になりつつ部屋に戻ります。

さて、困った。このダンボールの数。
途方に暮れながら、再び作業開始。

夜中、ジェチョルが家まで来てくれました。
もうかたずけも限界にきたところで
気晴らしに外に出て小休止。

本日はJinujinuちゃんとJさんが助っ人に来てくれる予定だったのですが
大幅に荷物の整理難航中・・。お二人すみませんでした・・。
捨てても捨てても、物がへらないのはナゼ?

もう既に人の住む場所じゃなくなりつつある部屋で
かろうじて座れる場所を確保しながら、ジェチョルとふたり膝をかかえて
お茶をすすりました。
やっぱりマギー司郎の口調で
「あのね、あんた寂しがり屋でしょう。心配で顔見に来たの」

ジョンアから私の様子がおかしいみたいだって聞いてたらしく
イルサンから駆けつけてくれました。

「明日は明日の風が吹く。川の流れのように生きましょうよ」

そう言って、風のように去っていきました。

-------------------------------------------------------- * * *

殿方からメールが来ました。

「君に話す事も、聞くことももうないです。
とっとと早く新しい部屋を探して、新しい生活をしてください。
アスカの健康と幸せを祈ってます」

と。

たった一週間でこんな展開になるなんて
誰が思ったでしょうか。

みんな私のまいた種なんですけど
やっぱ死ぬほど好きだった人に言われると凹むわ。

ちなみに殿方、明日から中国へ登山旅行です。
彼がいない間に、下宿を出るなんて
まるでそういう風になるように流れが出来てたみたい・・。

もう本当に彼のことは、終わらせようと思います。
出会えたって事、彼の笑顔に支えられた事
本当に大好きだったって事、それだけでいいと思います。

きっと私の事だから


「ネオ殿方出来ました。冷やし中華はじめました。」


そんな報告が出来る日がきっと来るんじゃないかなって
思います。

-------------------------------------------------------- * * *

実姉に連絡をしました。
「事情があって、下宿を出る事になったので
自宅電話解約しちゃうけど、父と母には心配かけたくないので・・。」
と、私と両親の間に姉が入って、私の近況を言っておいてもらうように
頼んでおいたんです。

そしたらこんなメールが届きました。

「失ったときに、いろいろ見えてくるもの、気がつくものがたくさんあるはず。
こういうときこそ、新しい道が開けるとき。くじけないで、前向きに考えてね。
今までだって、つらい経験のあとに必ず、新しい何かにであっているでしょ?
乗り越えてきたから大丈夫。自信を持って!」

そして相田みつを氏の

なやみはつきねんだもんなあ。
生きているんだもの。


という詩(?)の添付をそえてくれました。

「ダメ人間だもの」と付け足したくなった人は
伊集院光氏を聴きこんでる人です。

PS
Jinujinuちゃん、部屋情報ありがとう。
メッセンジャーをオンラインにしたまま片付けてました・・。
明日にでも電話してみようかな。



2003年08月16日(土) 生きてます。

たった二日間、こんなに時間が長く感じた事は
ありません。

電話嫌いの私が、これほど人にSOSを出した事は
いまだかつてないでしょう。

日本に逃げたくないからです。
自分で自分の命を終わらせたくないからです。

とにかく、今日本の実家には連絡が出来ません。
遠く離れてる分、余計に心配をかけたくないからです。

恥なんて関係ねえ、近くの他人に助けを求めよう。
私はそう考え
とりあえず自分は荷物をまとめる事に専念し
知り合いの人に、短時間でも身を寄せられる場所や
荷物を預かってもらえないか頼んでみました。


夜、昼間できなかった荷物詰め用のダンボールを
探しにイデをさまよいました。

へーちゃんに、アジュンマがいなくなるのを見計らって
連絡をもらうことになりました。
その間、夕食かわりに牛乳とパン。
常にキョロキョロしていて、張り込みのデカのようです。

「今なら大丈夫だよ」とへーちゃんの合図で
下宿に戻ります。
と、その途中にいつも利用している換金屋さんの
おじさんがいたので、お別れを言いに行きました。

「私、急に引越ししなくちゃならなくなって。
今までよくして下さってありがとうございます。
おじさんに会えて嬉しかったです」

「そんな事いわずにどんどん遊びに来なさい。
近くの漫画喫茶の店長が君に会いたがっているから
一緒に行こう」

と、ずっと手を握りしめてくれ
私が家に着いた頃にも「力を落とすなよ!」と
電話をくれました。いい人だ、ロト屋。

部屋に帰ったら、へーちゃんが遊びに来てくれました。
何だか気がついたら二人で泣いてました。
いつも明るいへーちゃんが泣いてる姿は
ちょっと辛かったです。

ここを出て行く原因になったのは
私に全てあります。自業自得です。

とにかくアジュンマの期待を裏切った事は
本当に申し訳ないと思ってるし

殿方へも、自分の気持ちばっかり一方的にぶつけちゃって
後で考えて子供じみた事をしすぎたし。

「もういいよ、何度も何度も同じこと」って
言われるかもしれないけど・・。

----------------------------------------------------------- * * *

さっきまでへーちゃんとずっと話してたんですが
明日に備えて、今日は早めに休もうと思います。

メールくれた皆さん、書き込んで下さった皆さん

ウンジョン、まなみさん、はじめさん、Mちゃん
本当にどうもありがとう。

考えてる間は頭がパンパンで、涙のひとつも出なかったのに
友達の姿を見たり声を聞いたりすると
それが滝のように止まらなくなります。

みんなみんな大事な友達です。
ほんとほんと大好きです。

充実した一日でした。



2003年08月15日(金) 道ならぬ恋の結果。

殿方との一件があって、その後に
「色々失礼な事いってごめんなさい」とメールをしました。

すぐに返事は帰ってきて
「いいですよ。アスカは友達として会えますよ」と。

こうやって一件落着したように思えたのですが
問題はその翌日に起こりました。

実は、殿方は下宿の大家さんの息子さんなのです。
だから彼が好きとかどうか以前に、いつもアジュンマに申し訳ない
気分でいっぱいでした。

好きになったらすぐ告白する私が、これだけ溜めてたのも
生まれて初めてで、それでもどうしても自分の気持ちが
伝えたくて彼に本心を伝えました。

その結果は日記にも書いたように「友達でいよう」

その時は悲しかったし、辛かったけど
彼の気持ちも理解できたし、私も普通に接していけるくらい
立ち直れました。

だけど、お母さんの気持ちはそういう訳には
行かなかったようです。

私の様子がおかしいのを察して、殿方に訪ねたらしく
そこで殿方が「アスカが俺を好きだって言った」
答えたんですね。

それでもう母は怒り心頭。

私は呼び出され、20日までにこの下宿から
出て行くように言われました。



「自分の息子に好意を寄せている女を
ひとつ屋根の下に住まわせる訳にはいかない」
という訳です。

今まで、本当にアジュンマにはよくしてもらいました。
かなり優遇もしてもらったし、「お前を信じているから」と
言ってくれたのに、私はその期待を裏切ってしまったんです。

なぜ私が好きだと言ったことを彼はアジュンマに
言ってしまったのか、訪ねてみました。
小さい子供でもあるまいし、とても信じられない事だったからです。

でも、韓国では当たり前のことなんでしょうか。


息子の問題は母の問題。
母の問題は息子の問題。



自分の子供の事は何でも知っていなくてはいけないそうなんです。


「うちの息子はお前を一度でも好きだって言ったのかい?」
とアジュンマ。


「いいえ、私の一方的な気持ちです」と答えると


「そうだろうね」

私以前に、誰とも結婚する気持ちもないらしく
一生独身でいるつもりみたいです。

どんな金持ちの娘さんを紹介してもダメ。
殿方を気に入った女性から何通も手紙が届くそうで
この日も彼宛の大きな小包が女性から届いていました。
でも殿方はそれを一切受け取らないそうなんです。

だから、私の存在もウザく感じてしまったんでしょう。

殿方に「引っ越すように言われました」と伝えると
「何を言っていいかわかりません」
としか返事が戻ってきませんでした。

それでもアジュンマに言われたことも
殿方がチクった事、最後の応対に対して
なぜか怒ることも怨むことも出来ませんでした。

悲しいのは、自分がもし殿方にコクっていなければ
この先も楽しく過ごせたし、殿方とも仲良くいれれたかもしれない。
と、後悔している自分がいることです。

「好きだと言ったことに後悔していない」自分が
ちょっとカッコイイなーって思ってたはずなのに。

下宿の雰囲気は一変し、アジュンマは私を見ようとも
しません。
もうここには敵しかいないんです。

頭の中は真っ白になり、部屋に戻り
まっさきにJさんの事が頭に浮かび、すぐ電話をかけました。
「とりあえず、落ち着いて次の移動先をまず確保する事」
そう言われ、気持ちを落ち着けたつもりだったんですが
気が付いたらパソコンを抱えて、外に飛び出していました。

今朝までアックジョンの知り合いの人と
一緒にいて「勇気を出して頑張れ」とは言われたんだけど
とにかく全てが突然過ぎて、どうしていいかわかりません。
何とかしなきゃ、何とかしなきゃって
気持ちばかりが焦って、前に進めないんです。

でも、今日本に逃げ帰る訳にも行かないし
タイムリミットはあと5日。
どこまで出来るか自分でも予想がつきません。


不安、不安、不安・・。


頑張らなきゃいけないって、頭ではわかっているんだけど
悪い方しか今は考えが思い付かないんです。
私得意の「死んじゃったら楽」って。

どうか、この日記が最後にならない事を祈って・・。


サムエルの横須賀公演、見たかったな。



2003年08月12日(火) 殿方のくちびるはスンデの味。

午前中、先日お世話になったデザイン事務所の方に
サムソンにある「COEX」という場所で開催されている
「国際漫画、アニメーションフェスティバル」に
連れていってもらいました。

業者向けっぽくもあり、学校の文化祭っぽくもあり
一言では説明出来ないんですけど、夏休みともあって家族連れが
多くって、あまり落ち着いて見れませんでした。
でも私の通ってた専門学校の本校が出てたのはちょっとビクーリ。

午後は偶然に同じイベントにお仕事で来ていたJさんに
会い、少しご挨拶をして殿方と待ち合わせをしている
シンチョンの現代デパートに向かいました。

久々に会う殿方はいつもと変わらないラフないでたち。
Tシャツに半ズボン。

「どこにご飯食べに行こうか」と尋ねてくる殿方に
つい「なんでもいいです」と言ってしまったのがまずかった。

着いた店は「スンデ専門店」

実はあまりスンデが好きじゃない(てか、嫌い)と申告すると

「ここのスンデは屋台のと全然味が違うし
その国の文化を知るには、その国の料理を食べるのが一番なんだよ。
スンデは韓国の代表的な料理だから、食べてごらん」と。


それはわかる。それはわかるんだけど。


でも見た目があまりにもよろしくないんです。

お皿に盛られたのは、スンデとレバー系、耳系、となんかの肉。


スンデは思った以上に食べられたし、美味しかったけど
やっぱり苦手だ。

しかも焼酎と百歳酒というのを混ぜて飲む
お酒を頼んだんだけど、それもまたアルコール50度。


完全におやじのテーブルです(笑)


今日の殿方も何だかご機嫌。
私も普段は飲まないアルコールを大量に摂取してフラフラです。

場所を変えて、ちょっとムーディなバー
そして下宿の真下の喫茶店に移動しました。

さっきのスンデ屋では、騒々しかったので
ここで日本のお土産を渡し、落ち着いて話をすることに。

まず私は彼にお酒を飲んだ時、どの程度記憶が残っているか
聞いてみたんですけど、殆ど覚えているそうです。

何気なく、この間の事を尋ねてみると

「うーん」って顔。


それが、ちょっと誤魔化してるような感じがしたので
普通の会話との間に

「あなたの答えを聞かせてもらえますか」とハッキリ
言ってみました。


すると、少しまじめな顔をして
「僕たち、友達の関係じゃダメかな」と。


それが殿方の答えでした。


今までの態度が態度だけに、ものすごくショックでした。
なんとなく漠然とだけど、うまく行けるような気がしたし。
しかも、私が好きだった事にも全く気が付いていなかったそうです。

殿方の前では絶対泣くもんかと思ってたけど。

しばらくボーっとしてると

「僕の横に来なさい」
と、手を引かれました。

何するかと思ったら、抱きしめてくるじゃないですか。
チュウをしてるうちに、おさわりもしはじめるし。
行き来する場所、もちろん下宿の下だから、知ってる人が通る
可能性だってある訳です。

今までだって、一度も肌に触ったことがない
殿方がこんなことするなんて信じられない。
もちろん愛情があってやってる事じゃないでしょう。
「友達でいたい」ならもちろんのこと。
じゃあ同情か。かわいそうだからか。
抵抗しない私も私だが。

「早く君は忘れたほうがいい。心が痛いでしょう?」ですって。

私もこれが最後になるのかと思ったので、いいたい事言ったんだけど
(もちろん私の気持ちだけではなく、外人に対して
偏見持たないで欲しいとか)
都合の悪い事には「頭が痛い。早く部屋に帰って休みたい」と逃げて
話題を変えれば、下宿の中国少姐を誘って食事に行った、だし。

挙げ句の果てに、日本の女の人はあまりいい印象はもってない
みたいなんです。(付け足すように「君は違うから」だし)
違う国同士の人間の付き合いはうまく行かないとか
決めつけちゃってる感じがあって。

今、目の前にいる私の好きだった人は殿方と同一人物なんでしょうか。
てか、私が彼に理想の殿方を求めすぎていたんでしょうか。

最後は手をつないで、部屋まで連れてきてくれたんですが
アジュンマに目撃されるわ、泣いてる所を中国少姐達に見られるわ
なーんか、最悪です。

その後、下宿にいる殿方と親しい人と話したんですけど
その人でさえも殿方を難しい人と言っていました。
何でもかなりのお見合いをしてるらしいんですが
「気に入らない」って彼から全部断ってるらしく
親御さんもすごく心配してるそうなんです。
そりゃ長男だし、もう年も年だしねえ。

そこまでしてどうして断るのか、その人も不思議がってました。
確かに団体よりは一人でいる方が好きそうな感じがするけど
現在、ホモ疑惑もゆるく浮上。

マジ、ホモだったらどうしよう。

このままで終わるのは後味が悪いので
ちょっとしたらメールであやまるつもりです。
これ以上の進展はもうないでしょうが。

とりあえず、本当に本当に殿方情報局今回で終了です。

サンギおっぱ、本当に大好きでした。
あなたを好きな間、辛くて苦しかった事も多かったけど
ドキドキ出来た日々は忘れないです。

でもスンデはやっぱり好きになれそうもありません。



2003年08月11日(月) 仕事場提供。

午後、以前仕事でお世話になっていた方の
ダンナ様の紹介で、ホンデにあるデザイン事務所に行ってきました。

変わった建物の最上階、全面ガラス張り、吹き抜け
生活感の全くない、インテリア本に出てきそうな
「建物探訪」で渡辺篤史が誉めちぎりそうなキレイな事務所でした。

ご好意で机をかしてもらえる事になり、スキャナーやPCも
使って作業が出来そうですv

--------------------------------------------------------- * * *

さて「月曜か火曜に」という約束をしていた殿方だったのですが
いまだ連絡なし。

それでいちいちカリカリしてても、仕方ないし
とりあえず向こうから連絡が来るのを待っていました。

で、お茶を飲みに行こうと台所に行くと、ご本人が
いるではありませんか。

軽く挨拶をして、何事もないようにしていたら

「食事、明日でいいかな?」


あ、ちゃんと覚えてたんだー。ちょっと感動しながら
「はい、大丈夫です。空いてる時間に連絡下さい」と言うと

「電話番号××××だよね」と素で言うではありませんか。

あまり連絡しあってる訳じゃなかったのに
ちゃんと電話番号覚えててくれてるとは。

すいません。でも私殿方の電話番号メモみないと
かけられません(泣)


とりあえず、明日会ってきます。



2003年08月09日(土) 散歩。

夕食後、アジュンマとヨンセ大まで
散歩に行ってきました。

大学の近くに警察が待機してたんで
何かと思ったら

デモ。

何のデモだかわかりませんが
歌を歌ったり、踊ったり
ロウソク片手に皆さん左右にお揺れで。

これデモなのか?


しばらく見ていたんですが、最後に
「それでは皆さん、最後に万歳三唱を!」と始まりまして


「ウリナラ マンセー」

2ちゃんねる以外で聞くとは思わなんだ(笑)


私はこれから校内に入って涼むのかと思いきや
デモ見終わった時点で散歩はアジュンマの中で終了してた
らしいし。

「あたしは見物するのが好きなんだよ」
なんだそうです。


私的には大人数のデモを見て、余計ストレスが蓄積されたのは
言うまでもありません(笑)

気分転換にはなったけど。




こうやって見るときれいですね。




2003年08月08日(金) アシスト参上。

今日の夜、同じ下宿に住むミホさんが
仕事のお手伝いをしに来てくれました。

絵は全部入っているので、ベタ塗り(黒く塗る事です)
とトーン貼り(服の模様や効果を作るシートです)を
お願いしました。

絵を描くのは好きだけど、漫画の作業は
初めてだというミホさんに簡単に仕事の流れを
話しながら手伝ってもらいます。

黒く塗る部分には、あらかじめ塗りやすいように
枠だけ塗っておいたので、細かい指定はいらないんですが
トーンは結構難しかったようです。
てか、自殺切りしてるもんだから
お母さんちょっと心配だったわ(笑)

注:自殺切り
紙などをカッターで切る時、刃を自分の方向に向ける事。
彫刻刀などで使う場合は自殺彫りという。


・・・・言いませんか?


私の説明も下手なので申し訳ないなーと
思いつつ、心配しながら見ていたんですけど
一枚貼るごとに上達していくではありませんか。

ご本人も「だんだん楽しくなって来ましたよ!」と
言ってくれたのでホッとしました。

もちろん手が足らないというのもあったんだけど
話しながらの作業がしたくってv

作業後半は韓国語のみの会話。
ぎごちなさ大爆発です(笑)

ちなみにわたくし、いまだに「辞書(사전(サジョン))」の発音が
正しく出来ません。てか「ㅇ 」「ㄴ」が苦手。

「私の言う発音って사정(サジョン)に
なっちゃうらしくって、周りからかなり注意されたの。
「射精」って発音だからヤバイって(笑)」


それから二人で「사전」「사전」と
わざとらしく舌をかんで発音したんですけど
それでちゃんと「辞書」って聞えてるんでしょうかね。

嫁入り前の娘が二人夜中に「射精」「射精」連呼は
はずかしいぞ。

もし、舌を噛み切った変死体が私の部屋から
発見されたら原因は「辞書」です(笑)

死に際まで勉強熱心だったと言っておいてください。

-------------------------------------------------------- * * *





ミホさん、ありがとう。
お疲れ様でしたv



2003年08月07日(木) 色んな意味で。

今、自分のまわりの人間関係が
総とっかえの時期に来ているのかもしれません。


特に仕事関係なんですけど
先月の一時帰国から、それが大きく形になりはじめてる
ような気がしてるのです。

あれだけイヤがっていた就職だけど
もしかしたら、するかもしれません。

本当にこの一年が自分にとって頑張りどきなのかも。
そんな位に、人間関係が総とっかえなんです。

いい方向に変わっていくと信じたい。

------------------------------------------------- * * *

さて、そんな訳で今日も
MさんCさんからお世話になってる
とある会社で打ち合わせをしてきました。

カンナム方面はやっぱ遠い。
でも座れれば、短いけど睡眠が取れるので
この眠る時間もかなり貴重だったりします。

こないだ、まなみさん達とトンデムンに行った時に
サンダルを6000ウォン(約600円)で買ったんですけど
下宿の玄関に置いといたら、アジュンマが
いたくお気に召したようで「今度トンデムンに行ったら
同じの買ってきて。お金は払うから」と
頼まれていたんです。

去年は私のお誕生日、お祝いしてもらっちゃったし
そのサンダルをアジュンマにプレゼントしてあげたいな、と。
でも実際トンデムンって近いようで、なかなか行かないんですよ。
この間行ったのも、かなり久しぶりだったし。
行っても買い物じゃなくて、サウナ直行だしさ(笑)

でもあまり間があかないうちに、買いに行きたいなーと
思ってたら、カンナムで見つけちゃったよ。
同じの。しかも「無条件6000ウォン」だし。



なんだよ、その無条件って。



サイズもばっちりあったので速攻購入。
安いから、ダサダサの黒いビニール袋に入れられちゃったけど
ちゃんと可愛いラッピングをしてプレゼントしようっとv

------------------------------------------------------- * * *

ああ、そういやヤフウのニュースで
「15人に1人がうつ病経験 75%は病院に受診せず」
という記事を読みました。

自分もそうだったけど、どうしても
「精神科」=「クレイジー系」というイメージがありまして
病院に行く事にものすごく抵抗あったんですが
実際は神経痛なんかのお年よりが多いとか本で読んだし
現在通院してる人からも、かなり回復出来たという話を
聞いて、私も一発診察してもらおうというキモチが出てきました。

開き直ってから、以前ほど酷くなくなったんだけど
花粉症と同じで、一回かかると治らないらしいんすよ。
どういう診察でどんな薬が出るかも興味あるし。

元々わたくし、薬大好きでして(笑)
「胃薬」「かぜ薬」「正露丸」「ビタミン剤」
とまあ、殆どの薬を持ち歩いてて
富山の薬屋さん並みに品揃え豊富。

もちろん、いつも飲んでる訳ではありませんけど
持ち歩く事で安心するんですよ。まあお守りみたいな感じですね。
(ちなみに韓国人は薬飲まずに根性で治す人が多い)

こないだ、お腹痛くなったんで
「正露丸」(白い錠剤の方)飲んだんですけど
後でよく見たら「ハイチオールC」でした。



肌白くしてどうすんだYO(笑)



でも、治った(爆)



多分、私は「これいい薬ですよ」と
砂糖出されても、飲んで治るタイプと見ました。


要は単純ってことでしょうか。




頭ワルー。



2003年08月06日(水) イヨコワケの視線。

今日のソウルは急に大雨が降ったりやんだりの
変なお天気でした。

本当は今日原稿を届けに行く約束だったんですけど
先方の都合で明日の朝でもいいとのことだったので
明日ゆっくり行く事にしました。

さて、そんな感じで
一日部屋にいた訳なんですけど
夕食の時、アジュンマが大きなケーキを買って
帰ってきました。

その大きさが半端ではありません。

下宿の皆が
「誰の誕生日なんですか?」と聞いても
アジュンマがニヤニヤして「モゴ!(食べな)」と言うだけ。

どうやらケーキを買ってきたご本人の誕生日
だったらしいです。

皆でハッピーバースデイを歌って
ケーキを分けてもらって、ご馳走になりました。

私のいたチームにはトマトが乗っていました。
呪いですか?

「本当にケーキにトマトは乗ってるんだねえ」と
ミホさんが、めずらしそうに食べてました。
感想は聞かなくてもわかるでしょう(笑)



トマトは野菜だっつーの。


さて、今夜は一ヶ月くらいの短期留学の
女子に囲まれてお夕飯を食べたんですけど
皆若くて元気いっぱいでかわいいですね。


かわいこちゃん達と会話を楽しんでいると
殿方がやってくるではありませんか。

今日は会社早かったのかしら。
いつものイヨコワケに何と私のプレゼントした
ユニクロのシャツ。

人もいっぱいいたので、何事もないように
過ごしていたんですけど


何となく感じるイヨコワケの視線。



私は見てないようなフリして、目の端で彼の行動を
追ってみました。





明らかに見ている。





奴が熱いまなざしを
送っている(笑)





熱いか熱くないかはさておいといて


限りなく凝視しているではありませんか。


出入り口を出たり入ったり、出たり入ったり。
なんすかね、わざと気を引こうとしてるんですか?

今まで私がやってた事を殿方がやるなんて。



ホーッホッホッ!




立場逆転爆〜弾(のぶ代の声で)



てか、昨日のメール
効果絶大でしたか。もしかして。


単純だな、君も僕も。



2003年08月05日(火) 久々のメール。

夕べ、まなみさんとまさきちゃんが
我が家に泊まりに来ました。

来月から、まさきちゃんが韓国留学するので
(なんとホンデに語学堂が出来たそうです)
朝イチでアジュンマにご挨拶がてら
空き部屋の確認をしようとしたんですが


起きたら昼(笑)


いつもは昼間外出してるアジュンマなのですが
今日はたまたま部屋にいたようです。


今月末には、短期留学の学生さんが
一斉に出てしまうので、部屋はよりどりみどりとか。
まあ、これでまず宿は確保したんで一安心。


お昼を食べにイデに出て、二人とお別れしました。


-------------------------------------------------------- * * *

夜、思い立って殿方の携帯にメールをしました。


「今週か来週、会う時間ありませんか?
渡したいものがあるんです」


渡したいものとは、390円のユニクロなんですけどね(笑)


「なんで連絡くれないんだろう」って
すねてても何の進展もありませんしね。

私たち、どうやら似た性格(積極的になれない)のようで
こっちからアプローチしなければ、進展なし。みたいな。


久々のメールだったんで、もうドキドキしながら
返事を待ってると、着信音。



「空きそうな日がわかったら、連絡しますね。
多分来週の月曜か火曜・・・・」




ヤタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!




空振りすっかなと思ったんだけど、ちゃんと返事来ると嬉しいなv




殿方が酔って私が言った事を
覚えてなかったら、もう一度キモチを伝えて
今度はちゃんと彼の返事もきちんと聞こうかと思ってます。

ああ、それを考えると不安ダナー。


あと「故意で半ケツしてるんですか?」って
聞いてみてもいいですか。



2003年08月04日(月) 巨大カキ氷。

夕べ、まなみさんと
まなみさんの妹さんのまさきちゃんと
パッピンスーを食べに行きました。

お店に入ったのは夜の11時。
こんな時間に開いてるお店って。だから韓国好き(笑)

本当は一番大きなサイズ(おそらくバケツサイズ)
を頼むはずだったんですけど
唯一の頼みのへーちゃんもバイト初日でダウン。
下宿の男の子達も出払ってるとかで
仕方なく3人分を頼む事にしました。

まあ、3人分といっても恐らく4人分はあるでしょうか。
食べても食べても減りません。

食べてるうちに、体は冷えて
歯の根があわなくなります。


ガクガクブルブルガクガクブルブル。


やっとの思いで完食したけど
その帰りに屋台のオデンを食べに行ってしまいました。


別腹ってやつですか。



2003年08月03日(日) 私じゃだめなの。

なんだか下宿内で風邪が大流行しているようです。

私も実は鼻風邪を引いています。

午後遅く起きて、台所に出ると
今日は休みのはずじゃない殿方がいてビックリしました。

私はピース、殿方は手を振って挨拶をし
そのままおしまい。

しばらくして、へーちゃんが部屋に遊びに来てくれました。
へーちゃんも風邪っぴき。

「そういえば、ウチの下宿の××君と
殿方なかイイみたいですよ。こないだ一緒にご飯食べに
行く所みちゃった」



へー、そうなんですか。

私が誘うと約束があって行けなくて
他の下宿の子となら行くんですね。殿方。


ああ、嫉妬だよ。嫉妬だとも。

自分より年下のしかも男子に
嫉妬してる自分もなんだかなって思うんですけど。


なんだかな。そういう自分がなんだかな。(5・7・5)


もう忘れよう。余計な事かんがえないで
働いてお金いっぱい貯めて香港行こうっと。


もしかしたら、今までみたいに三ヶ月ごとに
日本に帰らないで済むかもしれません。
てか、好きな時に帰れるようになるかも。


もちろん間違っても
配偶者ビザではありませんが(笑)


そして、とある方の韓国のライブがケテーイしそうです。
(サムエルではありませんよ)
あっちゃんも歌わせてもらうことになりました。
いまね、サムエルのどの曲歌うか検討中です。

9月末予定だそうです。ソウル在住の皆さん
よかったら遊びに来てくださいな。

世の中、やなことばっかじゃないさね。


あ、へーちゃん。バイト決まってよかったねーv
今度遊びに行きます。ガンガレよ!
いつもメソメソしちゃってごめんね。

-------------------------------------------------------- * * *


セイロビルディング再び。
さかもっちゃん、メールありがとう!



2003年08月02日(土) ミス逆方向。

1日の夕方、まなみさん、まさきちゃん
待ち合わせてトンデムンでお食事。
胃の中がこなれないうちに
すぐパッピンスーを食べにいきました。

「アイスベリー」というパッピンスー専門店は
あちこちで見かけます。
いちごの看板が目印なのですぐわかると思うYO

この間、デンズーちゃんが来た時も
食べにいったんだけど、その時は個々で頼んだんです。

デンズーが普通の果物、私がバナナピンスーを
頼んだんですけど、私の器のしらばっくれてること。
やっぱ色とりどりの果物が乗ってる方がお得です。見ため的にも。
皆さん心得ておきましょう。

さて、今回我々の頼んだのは二人前。
それで値段が5500ウォン(約550円)です。
普通で一人前頼むと3300ウォン(3000ウォンだったかも)なので
二人前頼んで食べた方が断然お得なのです。

しかも二人前と言っても分量は三人前(笑)


物の大きさってなぜタバコで図るんだろう。


---------------------------------------------------------- * * *

久々にショッピングビルを流しましたが
そんな値段安くねえのな。
「お兄さん、まけてv」も通じない。てか店員冷たい。

韓国は値切ってもらうまでのやりとりが楽しいのに
何かさびしいわあ。

それにしても、夜中の2時3時なんですけど
人・人・人。人でにぎわってる所を見ると、時間の感覚なくなるわね。

私の終バス情報が間違っていたせいで
朝までPCバンですごす事になりました。

最近はPCバンの値段も上がったようです。
トンデムンで1500ウォン(150円)シンチョンで1300ウォン(130円)
でした。私が通ってた頃は1200ウォンだったのになあ。
たかだか数十円、されど数十円。
そのうちソウルも 住みづらくなるのでしょうか。


ビルにボアちゃんの広告。カワイー


---------------------------------------------------------- * * *

始発バスを待ちながら、簡単に朝食。
私はトックラーメン(お餅ラーメン)を注文しました。
こんな時間だっつーにお店は大繁盛です。

さて、自信を持って乗った542番のシンチョン行きバス。



何かの間違いで逆方向に。




何かの間違いとは私のミスなんですが。



そう、私はミス逆方向。



バスは空しくハンガンを超え
ソンジンやウンジョンの通った「セジョン大学」も
通り過ぎ、終点まで来てしまいました。

しかたなく、新たに逆方向行きのバスに乗り
再びトンデムンを通り過ぎ、やっとこシンチョンへ・・。

家に着いたのは7時近かったです。

しかも大雨だったしさ。
捨て犬の気持ちだったわよ。キャイン。

ああ、それにしても
まなみさん、まさきちゃん本当にごめんなさい。

風邪引かなかったか心配です。



2003年08月01日(金) チャレンジ、猟奇的おだんご。

再びお仕事の打ち合わせ。

これはCさんMさんがらみじゃない仕事なんですけど。
ハッキリ言わせて頂くと、お断りさせてもらいます。


日本人なめんじゃねえぞ。コラ。


今回はタダで描け。
描いてくれれば、次回からは仕事まわしてやるから。


ということを遠回し遠回しに言われました。


漫画家なめんじゃねえぞ。コラ。


ワンカット、一枚いくらでこっちは
おまんま食ってんだよ。
道楽で仕事してんじゃねえんだ。


てか、売れてなくてもプロのプライドがあるんだよ。こっちには。


「で、これからどうですか?」と言う問いに


「私これから忙しいのでv」とニッコリ笑いました。

昨日Cさんに「自分の子供(作品)を安売りしちゃいけませんよ」と
言われたばかりでした。

やっぱ韓国の仕事、もうイヤダ。

---------------------------------------------------------- * * *



そういえば、夕べ屋台で「おだんご」と「焼きおにぎり」の
お店を発見しました。


よく見ると、日本ではありえないソースの数々
あったので試しに騙されて食べることに。

おソースはゴマやノリなどのスタンダードなものも
ありましたが、私達は猟奇的ソースを頼みました。

写真左からチョコ・マヨネーズ・ホットソース(エビチリソース味)
ピーナッツソース。


許せないのは意外に美味かったことでしょうか(笑)
てか、俺らの舌がイカれてるという説もあるので
「まずかった」というクレームは受け付けないぜ。

場所は地下鉄チョンガク駅「普信閣」側の近くでした。
4本2000ウォン(約200円)でお好みで味を選べますが
箱に入れられた時、味が混ざるのが難点。

ちなみに焼きおにぎりは一個500ウォン(50円)ですた。


 < モドル  モクヂ  ススム >


asuka [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加