SEOUL×FIGHTER 
ソウルファイターあすかの戦う日々とそうでもない日々。

2002年08月31日(土) 変わつてゆく人間関係。

数ヶ月振りにお世話になった出版社に遊びに行った。

何だかんだいって気にかけてもらえてることは嬉しい。
デザイン担当の人とも、いつか一緒にイラストの合同展をやろうって
約束してるので、いつか実現したら皆見に来てねーv

その後、先日子供が生まれたと言う知人と会う為
おしゃれな街(笑)アックジョンに向かった。
お祝いに結局何もいい物が浮かばず
花屋さんでひまわりを買った。
大きなひまわり一本、花に合わせて黄色と緑のペーパーで
派手にラッピングされてすごく可愛かったので思わず一目惚れ。

6000ウォンで申し訳ないと思ったけど、要は気持ちダ(笑)

先方に電話を掛けると
「今からウチの社員に迎えに行かせるから待ってて」

は?社員??でも、その人と私は初対面で・・何を目印に
待てというの?

と、思ってるうちに携帯が鳴る。

ポッケから電話を取り出そうとすると

「あ、見つけた。木村さんですね?お迎えに上がりました」
と目の前に携帯片手の長身の青年。
あまりにもドラマのような展開にけつめどがカユくなる。

「さぁ」と青年のリードで、知人の会社に向かう途中色々話した。
この私のインコ程度の韓国語にもいたく感激してくれる。
今日は大雨で足場も悪い。うっかり滑って
ひまわりを守ろうとしたら思いきりすっころんでしまった。
お気に入りのスパッツに大穴があく(泣)

「大丈夫?滑りやすくなってるから気をつけて」と
階段を降りようとする青年が今度は足を滑らせる。
「危ない!」思わず青年の手を握り締める私。

そして見とぅめ合うふたり。




なんなんでしょう。さっきから。この少女漫画のような展開。


あまりにもベタな展開に(笑いをこらえようと)震える肩。

事務所に到着し、死守したひまわり(笑)を手渡す。
知人の会社の社員も仕事仲間も集まって
一緒に食事をすることになった。

念のため、お医者様が出してくれた注意書き
皆に見せると恐るべきことが発覚した。

どうも「麺系、パン系、ご飯系」アウトらしい・・・。

つーか、それじゃあ本当に何も食べられるもんないじゃんかー!

結局「あまり大量に食べなければ大丈夫」と自己完結し
中華料理屋さんでご飯を食べる。

大皿で皆で分け分けする中華も久しぶり。
野菜の入った料理が中心だったのも嬉しかった。
うっかり肉に箸をつけようものなら
「肉だ!危ない!!!」と声がかかる(笑)

そしてとにかく男子陣がかいがいしいこと。
「これも食べてごらん」「これもこれも」と
料理をお皿に取り分けてくれる。

楽しいお話と料理であっという間に時間が過ぎた。

帰りがけ知人が(吹越満にちょっと似てるので以下吹越さん)
「今まで通訳がいないと話せなかったけど
君が韓国語を話せるようになっていてビックリしたし、すごく嬉しかった」
とニコニコと語ってくれた。

「今、韓国は不況だけど、僕の会社はすごく調子がいいんだ。
いい仲間に恵まれて、可愛い赤ちゃんも生まれてとても幸せだよ」
心底嬉しそうに語る姿は、よくある韓国人の見栄とかではなく
本当に幸せなんだなぁと思った。

幸せな人を見ているのは気持ちいい。
よく「運をよくしたいなら運のいい人と一緒にいるといい」と言うけど
まさに「幸せをおすそわけ」してもらった気分だ。

帰りは台風の影響で大雨。
私はタイミングよく風の強くない時間に帰れたが
道のあちこちに壊れた傘が捨ててあったのを見ると
結構激しかったのかもしれない。

ちなみに我が家は窓の隙間から雨が入って
プチ浸水(笑)



2002年08月30日(金) オープンチゲ。

朝、ヒロエちゃんの通っていた福岡の韓国語学校の先生から電話があった。

ソウルファイターが紀伊国屋で売ったのを見て
(どうやらその一角では一番減っていたそうだ(驚))
「まるで自分のことのように嬉しい!」と喜んでくれ
「なんだかソウルに遊びに行きたくなっちゃったよー」とまで言ってくださった。

まさに思うつぼ(笑)そう思ってもらえれば一番ありがたい。

その後、11時の約束きっかりにPC回線の会社の人が来た。
(残念ながら昨日の電話の人ではなかった)
韓国人が時間きっかり来るなんて(特に業者)
はじめてだ。

回線を繋ぐ線が故障していたらしく、ちょいちょいと
線を交換してくれ、モバイチを設定しなおす。

所が、どうもPC本体に問題があってモデムカードを
インストール出来ないと言い出すではないか。

業者「私どもには手に負えないので、東芝に修理に出したほうがいいですよ」

と、言いながら胸ポケットから携帯を何度も出し入れして時間を確かめる。

そうか、君は目の前のお客様より昼飯が大事なんだね(笑)
がっかりだよ。
真実電子網。

「すごはせよ(ご苦労様でした)」と元気なく業者を見送り
床に散乱するコードやフロッピーやCDROMを片付ける。

元気のないまま、午後にリーさんと待ち合わせ銀行で新しいカードを作った。
交通カードも兼ねて使える「フリーパス」というのに切り替え。
今までの充電式カードとは違って、いちいちお金を補充する必要がない。
バスに乗って初めて「カードに300ウォンしか残ってなかった」
なんて恥をかくことももうないのだ。
バスも地下鉄も使ったら使った分だけ月末に引き落とされる。
1回550ウォン(普通は600ウォン)
単純計算で往復1100ウォン×31日=約34000ウォン(3400円)

・・・3400円てったら、横須賀から東京方面に出る1回分の交通費。
日本は本当に交通費高いわねぇ。


ちなみにこのカードを作るのには、パスポート、通帳、印鑑が必要。
手数料は1000ウォン。
申し込んでから10日くらいで出来あがる。
使ったまんまトンヅラしてしまう輩も多いそうで、外人の信用度は低い。
作る時は誰か韓国人と一緒に行ったほうがいいかも。

友達と会う約束の時間まで、だいぶんあるので
いつものPCばんに行った。
どうやらエアコンが故障しているらしく
お店のおじさんに「ごめんなさいね、暑いでしょ?」と言われる。
いえいえ私は汗でませんが、玉のような汗をかいている
おじさんの方が心配です(笑)

その後、数ヶ月振りに同じ学院に通っていた小巻ちゃんと会った。
本当はギター先生も来るはずだったんだけど
都合が悪くて来られなくなってしまったのだ。残念賞。

お母さんのいる喫茶店「チョコ」に行くが
店はそのままだけど、経営者が変わってしまっている。
本当好きな店だっただけに悲しい。

そこでお互いの近況など、色々話した。
私の例の殿方の話も聞いてもらった。
あまりの態度の違いに私がムカついてると

「中学男子だと思って接すれば
腹も立たないわよ(笑)」
と一言。

なるほどね(大爆笑)
そう思えば腹立たんわな。

気がつくともうすっかり日が暮れている。
お夕飯はオープンチゲ屋さん(小巻ちゃん命名)で夕飯。

しいたけやお野菜、きしめんの倍の太さのある麺の
辛い辛いお鍋。ちょっと足らなめと思ったら
少し残った所にご飯を入れておじやさんを作ってくれる。
これもお野菜や卵が入って(しかも辛くない)美味しかった。
(二人前で1万ウォンくらいでした)
外で食べたので風が気持ち良かったし。

気分も新たに、再度PCをいじる。
業者のあきらめぶりが、私には納得できなかったからだ。

モバイチと付き合いは長い。彼をどうすればいいか
彼と接してきて、自分が一番わかっている。

今までだったら「ダメ」と言われた段階で諦めるか
PCに詳しい友達に泣きついてしまっていた。
だけど、何となく今回は自分で解決してみたかった。

再度インストールを試み、あちこちいじってみる。

動。開。HP。

なんだかわからないけど、再開通。
あまりにもあちこちいじったので、本当に何が原因で何がキッカケかも
わからないけど、ちょっと自分で感動。

韓国に来る前はPCなんてさっぱりわかんなかったのに。
メールで「こんにちは。お元気ですか?」って打つだけで1時間かかったのに。

うーん。ちょっとは成長したかも。
という訳で無事再開通ですv



2002年08月29日(木) 打電話。

ソウルに戻り早20日が過ぎた。
部屋の片付けと、仕事と恋におぼれブルーになる20日間だった。

ようやく道に迷った福山雅治が
突然尋ねて来ても部屋に通せる状態になった今
私にはやらなければならない大仕事が二つ残っている。

打電話。(だーでぃんわ)
(広東語で「電話をする」という意味。力強くて好きな言葉)

TVのケーブル回線とPC回線が
いっぺんに使えなくなってしまっていたのだ。

まあ部屋が散らかってて、人を呼べる状態じゃなかったのも
あるけど、電話するのも面倒くさかった。

韓国だけでなく、私は日本でも電話をする事自体あんまり好きじゃない。
向こうの表情がわからないからだ。
まして、こういうややこしい問題の時に電話をして
意思の疎通が取れなくて舌打ちされたらどうしようという
気持ちが未だある。

韓国語の出来る人に頼んでしまえば簡単だけど、それじゃあ意味がない。
何の為に夕べ孫悟空に変身したというのだ。

自信を持て!受話器を握れ!打電話!!

「はい。こちら××ケーブルTVでございます」
「あの、ケーブルTVのチャンネルが全く写らないんです。
ビデオは見れるのでTVに異常はないと思うんですが」
「そうですか(何やら操作しながら)
じゃあ○×△(何だか韓国語)をみてもらえますか?」
「はい?」
「えーと、じゃあリモコンのチャンネルの何番でもいいので
押してもらえますか?」
「(カチャカチャ)あ!写った!!写りました!!!
あぢがどうごだいまず!!(言葉にならない興奮状態)」

喜びのあまり原因を聞き忘れてしまったが
韓国語のカンは取り戻せた。勢いがあるうちに
すぐにPC回線の顧客センターに電話。

「すみません、PCの回線がおかしいみたいなんです」
「他のモデムカードや回線を使ってらっしゃいますか?」
「いいえ、ひとつだけですが」
「それでは△☆□○(わかんない単語)を見ていただけますか?」
「え?え?えーと・・・(おろおろおろおろ)」
「わかりました。明日でよろしければ私がお伺いして直接原因を
調べてみましょう」
「うわーん、すみません」
「大丈夫ですよ。必ず接続出来るようにいたしますから」
「お願いします」
「はい。それでは私担当の×××と申します」

切。

親切すぎ!いい人すぎ!(号泣)

うわー。感動。電話して感動したの久々だー。
うまくすれば明日からお家でネットできるぞー!!!(喜)

最後のPCばんになるであろう今日、嬉しいメールが届いた。
色々検索して辿り着いた掲示板に韓国で中国拳法を習ってる方がいて
ワラをも掴む気持ちでメールを書いて、そのお返事を頂いた。
ちょうど、ストリートライブ仲間(笑)のハジメさんからも
太極拳が体にいい事づくしだというメールをもらった。
(ハジメさーんアリガトウ!!)
やっぱ、もう一回太極拳はじめてみよう。
確かに太極拳やってたときは体調すごくよかったかも。
ああ、マイ木人目前ですvvvvv

さて、以前から例の殿方に頼まれていた
似顔絵のイラストを描いた。
実は日本でかっこいいフレームを買って持参しておいたのである。

最近は少し気持ちも落ち着いて、冷静になってきた。

「おじいさんになっても大事にするから」と、言ってくれたので
一生懸命心を込めて描いた。
韓国人の好きなリアル似顔絵ではなく、私の一番得意なスタイルで描いた。

これを受け取って相手がどう思うかわからない。
「ありがとう。じゃね」と、またアツサリと去ってしまうかもしれない。
「じゃあ今度こそご飯でも」と進展するかもしれない。
まあ、結果はどうなるかわからないけど
陰陽師さんに言われたように
自分で10してあげたから、相手に10返してもらおうとは
思っていない。

自分で納得できるものが出来たし、相手が喜んでくれて
大事に飾ってくれれば今はそれでいいと思う。

まあ、思いきりたくらんだ笑顔

イヌクボ
も添えて描いておきましたが(笑)



2002年08月28日(水) カットサロン「まこと」

今日は仕事の打ち合わせ。
あまり先まで契約すると体の負担になるといけないので
確実にこなせそうな三ヶ月間を頑張ってみることにした。

大好きな霊幻道士をベースに中華な魔法もの。
主人公は「テンテン」

幽幻道士のあのテンテンちゃんがモデル(わかる人だけわかってね)
しかも父はラムチェンインである(わかる人だけわかってね)
これ以上最強の道士はいないだろうv(ここら辺で何人引いてるかとかは無視)

たまたま適当につけた名前だったけど
「てんてんはだ」という韓国語があるそうだ。
辞書で調べたら「活発ではちきれそうな」という意味合いがある。
偶然だけど、キャラクターにあったいい名前でよかった。
エロいとか下品な意味じゃなくてよかった。

よくよく考えればこの二年間
ペン一本で生活が成り立ってるんだよね。すげーと思うよ。
何度も帰ろうとは思ったけど、よくやってるもんだ。
と、自分で自分を誉めてみる。たまには。
そして本当にまわりに恵まれてると思う。
ありがたいありがたい。

これからはどんどんオリジナルの話を描いて行きたいな。

さて、夕べ下町の陰陽師さんと話していて
「髪型を変えるのも運気を変える方法」という事を聞いた。
それでなくても三ヶ月近く美容院に行ってないのは
いかがなものかと、打ち合わせ場所から近い
ソウルファイターでも紹介させてもらった
まなみさんのお友達が経営しているハプチョンの
美容院に行ってみた。
日本語も通じ、シャギーもばっちり。
安心してお任せできるのだ。

しかし、私の髪が相当痛んでるらしく、カラーリングは
毎回ダメと言われてしまう。

でも今回はどうしても色も変えて気分転換したかった。

次回の散髪時に注意されるのを覚悟で
イデの美容院に向かう。

適当に客引きのおばちゃんに引っかかってみた。

入った美容院には客は一人しかいなく、決してきれいとは言えない。
しかし今更「やっぱいいです」という勇気もなく椅子に腰掛ける。

「どうしましょう?」とシャ乱Qのまこと風の店主が尋ねる。
「髪を染めたいんですけど」と、二年前の私の写真を持ち出す。

二年前も仕事やら色々落ち込む事が多くて
やっぱり気分転換に毛染めをしたっけ。(毛染めゆうな)
今より韓国の事何にもわかんなくて、大変な事ばかりだったけど
何とか乗り越えて来れたもん。

その時の気持ち忘れるべからず。

という願い(?)を込めて
当時と同じ色に染めてもらった。

寒々しかった店内にお客がどんどん入ってきて
まこっちゃんてんてこ舞い。
お、飛び込みにしては正解だったんじゃない?と嬉しくなる。
まこっちゃんの仕事も大変丁寧です。
喋りすぎず無口すぎず。
もう一人のスタッフのお姉さんも大変親切。

何度も何度も液体を塗っては休み
だんだん茶色になっていく俺様の毛髪。
ちょっと不安。てゆうかかなり不安。

女店員「ちょっと明るすぎるんじゃない?(小声)」
まこと「そんな事ないよ。写真通りだもん。ね?(大声)」
わたし「はい・・・(ちょっと後悔してる)」


シャワー台にて洗髪。


乾。




ど茶色。




まこと無言。女店員「そらみたことか」。客苦笑。俺大爆笑。


引くなー。この色。写真だとそうでもないけど。
二年前も同じく引いて毎日学院にバンダナまいて行ったっけ。
ああ、そうだったそうだった。

でもこんだけ変えると性格まで変えられそうだわ(笑)



どんな色かっつーと。



孫悟空のモデルの猿。

金絲猴(きんしこう)色。


金絲猴って何気にベッカムカットだし。かーわいいなー。
(気になる人は赤色を押せ)



2002年08月27日(火) 恋心ひとくぎり。

再びあっちゃんの意中の殿方情報局(?)です。

手の平を返したように、そつけない態度を取られるように
なりました。

その態度は
ないじゃんかあ!


というフォントサイズ7あたりの大声で
叫びたい気持ちを押さえ、話し掛けます。
しかし、そつけなーくあしらわれます。

始めは向こうが「仲良くしたい」光線を出してて
それに反応した途端これ。
韓国の男性って追われると逃げるっつーのは本当だよな。
過去にも一回経験あるんだけど,やっぱりビツクリする。

いや、ビツクリとかじゃなく
「なんでだろう?」というハテナでいっぱいです。
一生理解できないと思ウ。

昨日は悲しくて下町の陰陽師さんに泣き付きましたが
だんだん悲しみより、不思議な気持ちでいっぱいになりました。

今日は頭の中に
「なんでだろーなんでだろーなんでだなんでだろー」
という歌がグルグル回りました。
なんだかもう大丈夫そうです。

もちろん嫌いになるとかでなく、ひとくぎり。
しばらくは冷静かつ面白目線で彼を観察していこうと思います。
またきっと和やかに話せるチャンスがあると思ウ。

さて、少し気分もさっぱりした所で
夜に数ヶ月連絡をとってなかった
韓国にいる友達に連絡をしてみました。
秋に結婚がきまったり、猛烈就職活動中だったり
なんと今日子供が生まれたという知人もいました。

この短期間で皆もそれぞれ変化があって
でも元気で頑張っているということは嬉しきことです。
しかも私の日記をチェックしてくれてる人もいて
「男にすっぽかされたんだって?」と言われ
笑ってしまった。小巻ちゃんみてますか(笑)

今週は集会目白押しなので今から楽しみ。
いつもの中古ビデオ屋では霊幻道士シリーズの
ビデオを見つけられたのでいい1日だv

最近は運動を日課にしてるせいか
背中のお肉が少なくなったような気がします。
母が買ってくれた「猫背矯正ベルト」
(爆笑問題並に猫背なので)を装着しPCばんへ。
背筋を伸ばして明日もがんばろう。

今日の日記ちょっと頭足らない人ですね。まあいいか。



2002年08月26日(月) すっぽかし再び(改)

昼間書いた日記があまりにもしみったれてたので
書き直しました。
昼間に読んだ人は貴重ですぞ。

書き直す前の日記を読んで、さっき下町の陰陽師さんから
電話がありました。
非常に痛い所をつかれました。

要するに、私の好きな人の態度が昨日と全く
違ったわけなのです。
しかも今日ご飯食べたり映画観たりする約束も
すっぽかされちゃったので
落ち込んで落ち込んで、また悪い方悪い方考えて
一日しみったれていたら

陰陽師さんに
「10与えたら10もどってくると思うな」と
言われてしまいました。
そうなのよね、そうなのよ。
これだけやってあげてるのにどうしてわかってくれないの!
てゆう気持ちがある、わたしには。
それでどんどん悲観的になって、落ち込んじゃうんだよなあ。
自分でもそんなに悩んでも仕方ないって思ってるんだけど。

確かに今日は話すタイミングと状況が悪すぎた。
相手に何か事情があったのかもしれない。
そして私は今相手にメロメロすぎて
何も手に付かない状態だ。
それを考えすぎても有問題だ。

とりあえず、少し様子を見てみましょう。
陰陽師さんいつもありがとう。
いい友達もって幸せだよ。
もうちょい大人になれるように努力してみる。

そんなガッカリもあって
「千と千尋の神隠し」
を一人で観に行ってきました。
切符売り場で「韓国語版ですけど、大丈夫ですか?」
尋ねられ「はい」と言ってしまったものの
結構聞き取るのはしんどかった。
せっかくキレイな絵なのに集中して観れなかった。

なぜ、ハクが血を吐くほど怪我をしたのかとか
ゆばあばが二人もいたのかとか、あの印鑑がどんな意味を
もっていたのか理解できなかったし・・。

多少の謎は残るものの
やはり宮崎アニメはいいなあと思いました。
何と言っても素晴らしいのは、脇キャラの光輝いてること!
千尋をゆばあばの部屋までエレベーターで案内してあげた
巨乳の白い象みたいなひと。
ドロドロしててすごく臭そうなひと。
顔だけの三人組み。
でかい赤子。

そしてそしてそして


カオナシさん!

最高すぎました。あのリアクションと

この声→「あ」

あまりにも素晴らしくて、メインキャラどんなんだか
忘れました。

あと温泉街(?)にある店の看板。

「おいでおいでおいで」

「生あります」

ここまではいいとして

「汁」「貧」


これは一体なんの店なのだろうか?

とにかく、面白さは半減してしまったけど
もう一度日本語版でみたい作品でした。
(声優フェチなので、どんな役者さんが声をあてていたのかも
聞きたかったし・・)
劇場で観て大正解でした。

ちなみに、コンビニで割引券をもらって
3500ウォン(350円)で鑑賞。
※通常は6000ウォン(600円)です。それでも安い。

早く書き直したかったので
近くのPCばんに来ていますが
昨日知らん男に後追っかけまわされたので
早めにドロンします。
抱き付かれたのもこわかったけど
コンビニに逃げ込んで少し休んでたら
中をチラチラ探ってたり
いないなーと思ったら反対側を一緒に歩いてたり

こわいこわい。
それじゃあおやすみなさい。



2002年08月25日(日) 「好き」という気持ちを押さえること。

前回の日記で話題に出した
「殿方約束すっぽかし事件」の続報です。

私は「約束」の事には一切ふれず、ごく普通に
殿方と接していたのですが

なんと!

向こうから「明日時間あるかな?」
と声をかけてくれました。

「なんでしょうか」とあくまでクールに対応する俺様ですが
足は床についてません。5cmは浮いていたでしょうか。

「よかったら明日ご飯でもどう?」

うわああああああああああああ!
あっちゃん即答で「ハイ」
嬉しいよう、忘れられてたわけじゃなかったんだあ。

下町の陰陽師なかちんに
「落ち着いてまず相手を観察して、相手を知ること」
とアドバイスしてもらったのを思い出して
少し「好き」という気持ちを押さえたら
相手の目をきちんと見て、リラックスしてお話できました。

普段どんな風に過ごしてるかとか、好きな食べ物とか
そんな些細な会話だけど、それも大事だと思うのです。

趣味は何ですか?と聞くと
「スポーツ、酒、可愛い女と会うこと(笑)」と殿方。
その質問を今度は私にふってくるので
「ギター、旅行、カッコイイ男と会うこと(笑)」と答え
二人大爆笑。



つうか
二人でボケ役かよ。



なんて新鮮な会話なんでしょうか(そうか?)
とりあえず、ほんの一歩前進です。

明日が楽しみダ。



2002年08月24日(土) 演劇鑑賞。

今日は西京大学日本語科の演劇発表会を見に行ってきた。
大学は4号線のキルムという場所にある。
初めて降りる駅だ。

「あらあら、木村さんたら勝手に入っちゃいましたよ。
どうなっちゃうんでしょうねえ」と
「ぶらり途中下車の旅」のナレーションを
入れたくなるくらいソワソワする。
だって右を見ても左を見ても、見たことない景色なんだもの。

そこで、お誘いをしてくださった日本語の先生と合流する。
この方は私が初めて日本に一時帰国したとき
隣の席になって、関西空港で羽田行きの国内線を
待つ間の5時間一緒に過ごしたのがきっかけで
今も連絡を取り合うような関係である。
しかし、会うのは二年ぶり。
実は空港で初めて会ってそれ以来メールだけでしか
お話していなかったのだ。

お互いの近況報告を大学の近くまで行く
マウルバス(村バス)の中で話し、久々の再会を喜ぶ。

それにしても、西京大学坂多すぎ。
でも大学から見る景色があまりにもキレイだったので
デジカメで一枚。

お芝居は大学の劇場で行われた。
内容は日本人女性と韓国人男性の日韓恋愛ものだったが
非常に面白かった。
全部説明すると長くなるので省くけど(笑)

青年の父は反日感情が強く二人の結婚を大反対。
しかしある日夢の中で、父親の父親(ややこしい)が
出てきて語りだすわけ。

昔韓国と日本が戦っていた時に日本の将軍が
韓国の将軍に命を助けられ
別れ際「そのお礼が今はできないけど、必ず後世で」という
手紙(巻き物)を韓国の将軍に渡し
それが先祖代々受け継げられてきたんだけど
書いてある意味がなんのことやらさっぱり。

だけど、彼女の名前を聞いてビックリ。
巻き物を渡した日本の将軍と同じ名字ではありませんか。

「おお、これはご先祖さまが結んでくれた縁なのだ。
お前たちは結ばれる運命にあったんだよ」といきなり父大賛成(笑)
めでたしめてだしハッピーエンド。

始めのうちは、日本語の発音が気になっちゃって気になっちゃって
しかたなかったんだけど
(なんていうか「ユタばかにしなーいでよ」的?)
生徒さん達の一生懸命で愛らしい演技に
すっかり引き込まれてしまいました。

逆に考えたら、一時間近くの芝居
自分韓国語で演じられるかと言ったらできんしな。絶対。
久々にいいもの観ちゃったよ。

私も高校生の時、何をとち狂ってだか
コントグループ作ってライブハウスで芝居やったり
オーディション受けたことあるんだよ。
確か「スイカだ塩かけろ」ってタイトルだったなあ。
忘れもしない池袋のサンシャイン広場。
さんざん滑った上に大失敗のコントに
「最年少だから」というのも通用せず
審査員のピーターバラカンさんに
遠回しに「てめえら子供だからって甘い点つけねえぞ」と
怒られたこともありましたっけ。
だからかしら、CBSドキュメント見るたび胸が痛むのは。

長くなっちゃったけど、本当に芝居って大変よ。
コメディアンになるのは辞めて大正解だったわ。

さて、楽しい時間はあっという間に過ぎて
先生と美味しいおうどんを食す。
あまり美味しかったので、メモりました。
「みだれ」といううどん屋さんです。スープが最高です。
チェーン店もあるらしいので韓国在住の人は行きなさい。
お寿司セットがおすすめv

その後コーヒーショップに席を移し色々話す。
さっきの演劇はどうやら実話を元にしてるそうで
「縁」と「運命」に関して二人でしみじみ話す。

先生は「私は偶然ってないと思うの。
全てそういう運命がきまっているんじゃないかしら。
あの時飛行機で隣り合わせになったのも偶然じゃなくて
会うべきして会ったんだと思うわ」

非常に深いお話でした。

改めて自分の記憶の糸をたぐいよせてみた。
ネットで仕事を見つけ就職が決まって
色々な人と出会って、それが今の仕事にもつながっている。

すべてタイミングよく事が進んでいるのは
偶然ではなく、もうずっとずっと前から
決まっていた運命なのかもしれない。

そんな話をしていたら、あっという間に11時。
別れを惜しみ、再び会う約束をして別れる。
充実したいい日でした。先生ありがとう。



2002年08月23日(金) 千と千尋の行方不明。

会社に出かける友達を送り出し
そのまま朝ご飯を食べる。

「ご飯食べなさい」というのはどこの下宿の
おばちゃんも発する口癖だ。
もちろん我が下宿のおばちゃんもそう。

しかし、最近は私の顔を見るとこう言うようになった。

「お薬は飲んだのかい?」

付け加えるように
「ご飯食べないで薬を飲んだらだめだよ。わかったかい?」
「で、ご飯は食べたのかい?」という質問に
誇らしげに「はい」と答えと
「よくやった」という返事がかえってくる(笑)

ご飯を食べて薬を飲む習慣がついたせいか
最近はすこし汗をかくようになった。この私が汗だるま。
飲むと体がぽっぽぽっぽ熱くなってくる。
今までのような不快な熱ではない。

摩訶不思議ミラクルドリンク漢方薬。

部屋に戻ると眠気が襲う。
夕べあんまり寝れなかったせいもあって
すこし仮眠をとるつもりで横になる。

再び目覚めると夕方6時。

今さっき「朝ご飯食べなさい」と言われたのに
もう夕飯かよ(涙)

私はさっさとご飯を済ませ、着替えて外にでる。

昨日遊びに来てくれた友達の情報では
韓国でもう公開期間を終えてしまった「千と千尋」が
ソデムンにある映画館で上映してるというのだ。

自称宮崎オタクの私はこの機会を逃す訳にはいかなかった。
なぜなら日本で見逃し、韓国でも見逃していたからだ。

鼻息荒く劇場に行くと最終上映は6時20分。
現在7時。

がっかり。

私は肩を落としつつも、メモに上映時間を書き移し
明日再度リベンジを試みることにした。

その後まっすぐに帰るのもシャクなので
珍しくスターバックスに入り
「今日のコーヒー」を頼む。
お金に余裕がある訳じゃないけど
たまにはファーストフードじゃなく
ゆったりと椅子に座って考え事をしたかったからだ。

ノートを開き、新しいお仕事の話を練る。
「中華風でしかも魔法もの」

好きな素材を全て入れ、一人ニヤニヤする。
うまく採用されればいいんだけど。

シンチョンに戻り、いつものPCばんで
日記の更新。

「下町の陰陽師」ことなかちんとチャットで話す。
好きな人に約束をすっぽかされ、一人ウツに入ってる所に
色々アドバイスをしてもらった。
短時間のあいだにあっと言う間に悩みを解決出来た。
さっきまでウジウジしていた己が不思議なくらいだ。

下町の陰陽師は石田千尋よりすごい(笑)



2002年08月22日(木) ゴアイサ2。

今日は夕方教保文庫に行った。

昨日に引き続き本を販売に関するご挨拶と
お礼を兼ねて。
担当の方はやはり物腰の柔らかい感じのいい人だった。

しかし、どうやら日本で間に入ってくださる方と
私と韓国サイドでの話がどうも食い違っていて
まったく話が噛み合わず
二人苦笑いしながら立ち尽くすこと10分。

担当の方は平謝りで
「ごめんなさい。明日急いで注文しますから」と
言ってくれた。あまりにもその姿がかわいそうに
なってしまい、思わず
「私に何かお手伝いできることありませんか?」と
尋ねてしまった。

ここでもイラストを飾ってもらえるかもしれない。
がんばって描こう。

その後は韓国観光協会に行きメールのチェックをした
雨のせいか二人しかいなかった。
椅子に腰掛け、ネットに繋げると
いきなりお姉ちゃんのおぱい
が出てきてびっくり仰天。

お、お、おっ俺じゃねえ!

慌ててスイッチオフ。

気まずく他の空いてる席に移動。
お願いだからこういうのはPCばんでこっそり楽しんで下さい。

夜、久々に会社の友達と会った。
ピザをテイクアウトして我が家で遅い夕食。
ラージ(3、4人前)で2万ウォン弱。
一人分5千ウォンもあれば満腹になれる韓国ご飯と比べると
いいお値段だ。

二人でダウンタウンのビデオを見て大爆笑。
その後、私の韓国生活に支障をきたしかねん程
凹む内容の電話が来てひどく落ち込む。
世の中には知らないほうが幸せってこともあるんだよ。

友達がその晩泊まってくれたお陰で気持ちが紛れた。

二人で韓国で習いたい事を話した。
友達はネイルアートで私はカンフー(笑)

体を鍛えるならジムじゃなく好きなことをしたい。
だからカンフー。

万が一、街でチンピラに絡まれた時
「拳法はケンカのためには使わない」と
ブルースリー気取りで言ってみたい。

それにもかかわらず、殴り掛かってきたチンピラを
ばっさばっさとなぎ倒し
「ちくしょう。覚えておけよ!」と
捨てぜりふを言われてみたい。

だからカンフー。
庭にはマイ木人。
うっとり。

しかし韓国にカンフー道場があるのかどうか・・・(ため息)
ご存知の方ご一報ください。
私自身が道場の館長です。という連絡も大歓迎です(笑)



2002年08月21日(水) ゴアイサトゥ。

結局、夕べは殆ど眠れなかった。
ただぼんやりするのももったいなかったので
この間買った「西遊記」のビデオを見た。

以前香港から日本に帰る飛行機の中で
見たことがある。当時チャウシンチーが好きではなかったせいもあって
正直面白く見れなかった。

しかし、キチンと見るとかなりおもろいではないか。
シンチーのエテ公ぶりもよかったのだけど
カレンモクの美しいこと!誰かと思っちゃったわよ。
なんてけなげで可愛らしいんでしょう。

おお、いいぞ!と思ったところで続き。
気になる気になる気になる。くそー。

やばい今日速攻で「2」を買いそうだわ(笑)

気分転換したらチョット元気がでた。

今日は朝「ソウルファイター」を販売して下さる
永豊文庫の担当者の方に挨拶に伺った。
早朝の本屋はガラガラでとても見やすい。
何度も買い物をしにいってるのに、誰にどう聞けば
いいかわからず、バターになるほど広い店内をグルグル回った。

ラチがあかなかったので、適当に人のよさそうな人に声をかけると
「わたしですが(笑)」と答えが戻ってくる。

なんとビンゴ。

椅子に座り、色々話した。
出版社のほうからも私が行くからという事を
連絡してくださってたようで既にウエルカム状態。
担当の方は、非常に物静かにやさしい口調で
お話してくれた。

「友達が買いに来てくれたようなんですが、まだ入荷してないって
言ってたんですけど正式な発売日はいつになりそうですか?
皆楽しみにしてくれてるんで・・。」
とちょっとせかすような質問にも

「そうですか。それじゃあ出来るだけ早く置けるように
しましょうね。」とすぐに対処してくれる様子である。

しかも無理を言って宣伝を兼ねたイラストも飾らせて
もらえることになった。

韓国での発売日は9月4、5日あたりだそうです。
ソウルのみんなおまたへしました!!

用事も一つ済んで、少し肩の荷がおりる。
自分にご苦労様ということで(こじつけ)
中古ビデオ屋で「西遊記2」を買う。
他に何かめぼしいものないかなーとフラフラしてると
全然香港とは無関係のコーナーに
「食神」があるではないか!(即買)

既に日本語字幕版は持ってるが、実は韓国語字幕も
欲しいと思っていたのだ。
映画専門チャンネルでも頻繁にやってるんだけど
配線のしかたがわからず、いまだ我が家のビデオは再生専用(笑)

「シクシン?!」(食神?!)

思わず叫ぶと、レジに座ってるおばさんがにこにこして一言。

「食神はね、入手困難なのよ。香港のコーナーに置いておくと
すぐ売れちゃうから隠しておいたのv」

おばさん、隠すって誰のために?

と突っ込みを入れたい気持ちを我慢して
ビデオを持っていそいそとレジに向かう。

シンチーは韓国でもものすごい人気があるそうで
中古ビデオもガンガン売れてるそうだ。
ジャッキーやブルースリーに並んで、立派にコーナーもある。
見たことも聞いたこともないような作品もいっぱいあった。
日本もこのくらい置いてあったらどれだけいいか・・。
てゆうか、何度も言うようですが
すごいシンチーファンぽいですね。私。
どうしちゃったんでしょう。

ジャッキーチェンといえば
日本でも散々探している「拳精」「木人拳」
韓国でも見つからない・・。


ちなみに「2」はちょっと期待外れ。

今度は「恋する惑星」を買おうと思います。

一番の見所
トニーレオンの
ゆるいブリーフ
でしょうか。



2002年08月20日(火) 久々更新。

久々だというのに、ブルーな内容なんですが

今密かに想いを寄せる殿方に、やっとの思いで電話番号を渡し
相手も「この日なら空いてるから」(それが今日)
と約束をしたのに、あっさりと

すっぽかされました(血の涙)

一日中部屋で待機をし、携帯とにらめっこをし
気がついたら夜。
心底落ち込んだし、悲しすぎて涙も出ませんでした。

彼も好意は持ってくれてるようだったので
(それが愛情かどうかはさておいて)
友達にはなれるんじゃないかと思ってたのに・・。

色々事情があって
私の方から追っかけたり出来ないんだけど(不倫ではないわよ)
電話番号だって迷惑にならない状況でさりげなく渡したぞ。
好かれていると思ったのはうぬぼれだったのか?

それにしても、嫌いだとしても会えないなら
ダメだと一言連絡欲しかったし
そもそもその気がないんだったら
ヤダって正直に言って欲しかった。

何が悪かったというのだ?

「時間はおまかせするので電話下さい」と
間違いなく伝えた。

「ありがとう」と電話番号を見ながら微笑む殿方。

おや

ちょっと待て。
「ありがとう」とは言ったけど

「わかった。電話するね」とは一言もなかったぞ。

つうか、もしかして

私の韓国語一言も
伝わってなかった
のか?


ちなみに相手は一言も日本語わかりません(笑)
今の状況でこんだけしんどいんだから
きっとお付き合いはもっと難しいんだろうなー。

前途多難ではありますが
とりあえず今後の展開に乞うご期待、と言っておきましょうか。



2002年08月19日(月) 摩訶不思議よんどんぽ。

お昼にリーさんの事務所に遊びに行った。

以前紹介してもらったリーさんの仕事仲間の
人達とお昼をご馳走になった。
とある食堂で「ケランチゲ」という鍋。

鍋いっぱいに卵。ザ卵。
こんな鍋初めてみたよ。
デジカメをうっかり忘れ撮影ならず。
汁は一滴もないので、どっちかっつーとオカズ系。味も辛くない。
塩味でしょっぱめなので、ご飯がススムくんなのである。

その後はリーさんの紹介で
永登浦(よんどんぽ)という場所に行く。
一度きちんと体を診察をしてもらい、漢方治療をしてもらうことにした。

永登浦は初体験。
東大門や南大門市場のようにワサワサ
路上や地下街にお店があふれているかと
思うと「ロッテ」や「新世界」デパートがデーンと立っていて
そこをちょっと歩くだけでまた風景が変わる。

なんとそこは風俗街。

ショーウィンドウの中で
お姉ちゃんがセクスィーな衣装を身にまとい,パヤーンと客引きするのだ。

噂には聞いていたけど初めてみた。
「ここから先は行っちゃダメですよ」
リーさんに厳重注意を受け、潜入断念(笑)


さて、漢方医院
映画のセットかと思うくらい古い所だ。
1歩足を踏み入れると薬の匂いが充満している。
引き出しのいっぱいある薬箱。
薬の元になるであろう木の束。

先生とリーさんは知り合いらしく、すぐに診察室に入れてもらえた。
その診察室も味のあったのだが、先生も
ものすごく年輪を感じられる方だった。
80歳以上は確実。

リーさんが先生に細かく体の異常を話してくれた。
その間に先生は私の脈や血圧を測る。
(血圧器、デジタルじゃなくでっかい温度計みたい)

そして一言。
ストレスだね。
ここ最近あなた
大きなショック受けた事あるでしょう?」

身に覚えがありすぎます(笑)

「心臓がドキドキして、そのせいで熱をもってるんだよ。
体がのぼせてるのは心臓の熱からきてるもの。放っておくと一生治らないよ」

いや、今現在の先生のお話だけでポックリ逝けそうなんですが。

先生が話しながら
カルテに書き込む、どうやら私の症状にあわせた
お薬をかいてくれているようだ。
達筆すぎて魔法の呪文みたいでしたが(笑)

帰りがけに私の顔を見て、再度先生の一言。

「スットレスゥ!」(英語っぽい発音でどうぞ)

私のお薬はあと3時間後に出来上がる。
リーさんと別れ、一人街を探検してみた。
市場の中、デパートの中。
特に新世界の地下食品街は面白かった。
なんとダイソーも入っていた。
ちょっと高めのものもあるけど基本的には100均。

アートボックスでカワイイノートを買い
コーヒーショップで日記と今度描く漫画の構想をかく。
あっという間の時間。
再び漢方医院に戻ると、私の薬が完成していた。
通常のお医者さんで出る薬の分量かと思ったら・・。

小ダンボールひと箱分。
ドリンクだから重い重い。
出来たてなのであたたかった。
それをもって再び、シンチョンへ。

そのままビデオ屋にいく。
お店のおばちゃんが私の荷物を見ながら
「重そうね、下に置いておきなさい」と笑っていた。

本日はチャウシンチーの西遊記1を購入。
おばちゃんが奥から
「シンチーの映画ならあんなのもこんなのもあるわよ」と
出して来てくれた。
うーん、どれがおもろいんだろう。

家に帰り、おばちゃんに薬を見せる。
相場はわからないけど、かなり安いそうだ。
私の場合12日間(1日3回分)で12万ウォンだったけど
20、30万ウォンとかするところもあるそう。

箱を開けると、飲み方などの説明書が入っていた。
しかも食べ物も気をつけなければいけない。

「ぶた、とり肉。緑豆。アルコール。飲料水」

肉はそもそもそんなに食べない。酒も飲まない。
緑豆だって食べる機会はない。
しかし飲料水だよ問題は。漠然すぎだな、おい。

初めての漢方は泥の味がしてまずかった。

良薬口に苦しを身をもって体験。



2002年08月17日(土) 最終兵器蚊取り線香。

1日の大半を寝て過ごしてしまった。

雨が降っていたせいもあったが
下宿のエレベーターが壊れて使えなかったからだ。

しかし部屋の中でも落ち着いてはいられなかった。
部屋の中に何匹も蚊がいるらしく
捕まえても捕まえてもまだいるのだ。

あまりにもむかついたので
最終兵器蚊取り線香に火をつけた。

すっかり安心して朝(正確には昼)起きると
部屋中にはモウモウと煙が充満。

蚊よりも私がぐったり(笑)



2002年08月16日(金) 夜のおさんぽ。

韓国で「ソウルファイター」を販売してくださる
書店の担当者の方に
ご挨拶に伺う日程を決める為に電話をした。

本人に繋げてもらえる迄のやり取りが
これまた色々大変で、今でこそやっと覚えてもらえたが
「はいはい、ちょっと待っててね」と
速攻呼んでもらえるが、一番最初に電話した時なんて
本人かと思い一生懸命自己紹介したのに
「じゃあ担当に代わるから」だった(笑)

担当の方は日本語も話せる人もいたけど
そこで甘えてはいけない。
2ヶ月日本に戻ってる間に忘れてしまったカンを
取り戻さなければ。
と、自分の体にムチを打ち、全部韓国語で話し通した。
たとえ「ピーチャン カワイイ ピーチャン オハヨウ」
程度の語学力でも(笑)

先方さんもありがたいことに
丁寧にゆっくり話してくれる。
気持ちは通じるものね。
来週からのスケジュールに備え
体調管理も万全にしておかなければいけない。
しかしこの1週間で体重が4キロも落ちていた。
日本にいた時は、どんなにジムに通っても
1キロも落ちなかったのに。

逆にこわい。

夜はまたジャージ(禁句)に着替え、散歩に出かけた。
私以外にもジョギングや歩け歩け運動をしている人も多い。
私の住む新村は、夜中でもにぎやかだ。
ちょっと奥まった道に入ると
縁側でよく出すちっさなイスで涼むおじさんや
家の前でレジャーシートを広げて
焼酎を飲む若人でにぎわう。
何だかその下町っぽい光景にほのぼのしながら
てくてく歩く。
今度はルートを変えて探検してみよっと。



2002年08月15日(木) ぴーちゃん、ぐにに・・。

まっ昼間からPCばんでカット仕事の資料を探した。

太宰治、パチンコ台、グリーン車、新宿御苑・・。
仕事に関わらなければ、絶対検索にかけなさそうな
メンツの数々で、またそれも面白い。

この時間だというのに、店は繁盛していた。
こんな昼間にゲームして時間つぶしとは
もったいないとは思わないのか若人よ。

たまたま私の隣に座った大学生らしきお嬢さんが
ネットで音楽を聴きだす。
どうやら熱狂的モーニング娘。迷(ファン)のようで
次から次へと娘の曲をかけるのだ。

こちとら必死なのに、隣は「だぴょーん」
ときたもんだ。
ああ、体中の力が抜ける(笑)

その後、意中の殿方と会う。来週もう1度会う約束をした。
相手は日本語を全く話せないし、私の韓国語だって怪しいものである。
(レベルはよく喋れるインコ程度)

殿方がどこの誰かは秘密です。
私だけの秘密の恋心。
なんて理想的なんでしょうか(笑)

昼間から夜にかけて
心臓がドキドキして止まらズ。
ベッドの上で休んでも治る様子もないので
気ばらしがてら夜にジャージ(禁句)に着替え
お茶をペットボトルに入れ、お散歩がてら新村を歩いた。

ヨンセ大に何気なく入ってみたが
夜のお散歩にはもってこいの場所だ。
構内に緑が多いせいかすずしく、虫の鳴き声も心地いい。
10時になろうとしているのに、学生がたくさんいて
あちこちに座って涼んでいるので全然怖くない。

これなら毎日続けられそうですよ。
朝早く起きて太極拳をしてもよさそうだ。

1時間近くあるいてもやっぱり汗は出なかったが
ドキドキがおさまったのでよし。

家に帰ると知り合いから電話がきた。
友達に日本語を教えて欲しい、という事だった。
「モデルでものすごく可愛い女」という言葉に
私は「やります。やらしてください」と即答(笑)

可愛い女はさておいて、これもいい気分転換になるだろう。
しかし全く相手は日本語を喋れないので
果たして上手に話せるインコ程度の語学力の私に
教師が勤まるかどうか(笑)


ぴーちゃん、ぐにに・・・。



2002年08月08日(木) I Say Razz You Go!

日本ラスト。

今日は馬堀海岸の壁画をサムエル友達の
てるりん嬢と見に行った。

ダイクマに行くついでに、父の車で何度か立ち寄ったが
じっくり見に来たのは実に1年ぶりである。
何するわけでもなく、二人で壁画の上に座りボンヤリ。

ちょうど3年前の8月。
私は毎日毎日朝から晩までここでペンキを塗っていた。
元々何も絵の書かれていない堤防だったのだが
暴走族なんかのイタズラ書き防止で
ボランティアを募って、夏の間に思い思いの絵を
堤防に書くという横須賀では恒例のイベントであった。

このイベントが始まってからは、イタズラ書きも殆ど無くなり
数十メートルにも続く壁画は
ちょっとした観光名所になったりしていた。

それぞれの持ち場で、それぞれが作業する。
近所の人や遠方から参加する人。
数人のチームで1日で仕上げる人もいれば
期間ギリギリまで一人で仕上げる人もいた。

広範囲で白いペンキで塗りつぶされ
せっかく仕上げた壁画を台無しにされた人も何人かいた。
私も鉛筆でアタリをつけた下書きを足蹴にされ
消されてしまった。

さそり座O型をなめんじゃねえぞ!

ペンキで塗りつぶされた人は根性で新たに書きなおし
私も負けずに下書きを書きなおし
今度はそう簡単に消されないよう、油性マジックで
アタリをつけた。

日射病になりそうな日中の太陽も
映画に出てきそうな素晴らしい夕日も
「がんばって!」と見知らぬ人が声をかけてくれたことも
サムエルをモデルに書いているのに気がついて
「サムエルだー!」と叫んでくれる人。
作業を手伝ってくれた仲間たち。
ラジカセから流れるサムエルの曲に合わせて
皆で歌いながら描いたっけ。

それが出来上がると横須賀近郊や遠方から
見に来てくださったサムエルファンの方がたもいた。
わざわざ横須賀まで来てくれるなんて
本当にありがたいことです。

そしてその絵が完成した翌月頃には
実は韓国行きが決まっていたのでした。

次の年では参加できなかったし
前の年ではサムエルをモチーフに描いていなかっただろう。
本当に絶妙なタイミングで参加の出来た
素晴らしい夏だった。

私の参加した年でこのイベントは終わり
壁画はいずれ取り壊される。

馬堀は台風の被害が深刻で、それを防止する為
今ある堤防を壊し、もっと高く丈夫なものにするそう。

その時が刻々と近づいてると実感したのは
壁画と同じ高さでテトラポットが置かれていたことだ。
ちょっと寂しいけど、事情が事情だから仕方がない。
参加できたことを誇りに思おう。

帰りは両親と合流し、友達と一緒に夕飯を食べた。
新鮮な魚や魚介類を食べさせてくれる食堂。
私はエビ。

大エビフライ
を頼んだ。

美味かった。


レジの前には来店した芸能人のサインがいくつも飾ってあった。



「ぶらり途中下車の旅 阿藤海」

当方、大ファン(笑)



2002年08月07日(水) ろてんぶろ。

母と銭湯に行った。

二人でよく行く銭湯には露天風呂があるのだ。
ジツボサンという薬湯で、体にいいらしい。

もうしばらくは、こうやって二人でお風呂に
来る事が出来ないので、お互いの背中を洗いっこした。

私も韓国に戻れば、日本のように
のんびりと肩まで湯船につかれないので
思う存分にお風呂に入った(笑)

帰りは家の近くまで出てるバスに乗って帰るのだが
たまたま時間を間違えて
40分も待つはめになってしまった。

しかたなく自販でジュースを買い
ベンチに座り待つ親子。

赤ら顔に濡れ頭。
どうみても怪しい。

母はタバコをふかしながら
「こんな大通りで知ってる人に会ったら目もあてられないわ」
と、鼻から煙をムフーと出すが
茶人で(一応)先生と呼ばれているらしい。



2002年08月01日(木) 鎌倉の妖精さんと下町の陰陽師さんと。

仕上がったビザを横浜の領事館まで取りに行った。

領事館には下町の陰陽師さんことなかちんに付き合ってもらい
その後、鎌倉の妖精さんこと琳ちゃんと合流し
かんてい廟(漢字わからん)でお参りをした。

日本と違って、中国のお線香は太くて細長い。
お線香というより、ルックスは花火っぽい。
それに火をつけてもらい、5箇所ある線香立てに
お祈りしながら一本づつ立てていくのだ。

私は日本のお寺も好きだが、中国のお寺も好き。
あの目の覚めるような色具合がたまらない。

なかちんのお買い物に付き添い、漢方薬屋さんにも行った。
お店の人がとても親切で感じがよかった。
決して無理に薦めることをしない所が好感が持てる。
説明を色々してもらい、私は腸の働きをよくするお茶を買ってみた。

中華街は香港の街の匂いと似ているから大好き。
漢方薬や食材や調味料の、あの独特の匂い。

「中華街って六角(ロッカク)の匂いがしていいね」というと

「それ言うなら八角(ハッカク)だろ。二角(ニカク)足んねえよ(笑)」
となかちん。

ナイス突込みありがとう。

夕飯はお気に入りの回転飲茶。
今日は人出も少なかったので、ゆっくり食べ語り合った。
しみじみしたり、大笑いしたり、楽しかった。
そして美味しかった。特にエビ

帰りに琳ちゃんが出版記念と手渡してくれたのは
hitomiと同じ口紅。
もったいないので勝負の時に使おう。

てゆうか、勝負ってなにさ(笑)


 < モドル  モクヂ  ススム >


asuka [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加