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Strange...みゆ

 

 

最後の - 2003年12月31日(水)

実は、今日は仕事があったんです。

仕事、っていうほどのものじゃないんだけど
会社のお節の配達。

あたしのノルマは1個だったから
自分ち用に持って帰るだけだった。
先輩はちょっと遠くに配達があるみたいだった。


あの日から

2人で話したあの日から
あたしは前以上に
自分の気持ちについて考えるようになってしまった。

それまではホントに
一緒に居る時間が持てるだけで良かった。

叶うことのない恋だと思ってたから。


だけどあの日
先輩の気持ちを聞いて
あたしの想いを伝えて
そして今こんな状態で

もしかしたら
ちゃんと決着付ければよかったのかもしれない
そう思うようにもなってた。

あたしはちゃんと、
先輩の好きなあたしで居れてるだろうか。

そしたら
前みたいに無邪気に接することが
できなくなっていた。


だから今日は
ちゃんと話さなかった。
目もあんまり合わせてなかった。


自分の分受け取って
挨拶だけして
車を走らせた。





「早く○○(配達先)行こう!」

メールが入ったのは走って数分経った時だった。


ただ片道1時間の道のりが
一人で行くには暇すぎたからかもしれない。

でも
嬉しかった。

昨日夜更かししてしまったあたしは
ちょっと眠かったけど

楽しかった。


また1時間かけて戻って

お昼ゴハン食べて

「良いお年を。」

そう言って、別れた。


結局帰りも車2台一緒になって
電話しながら帰った。


「来年も絶対会おう。」





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柔らかい声が
まだ耳に残ってる。

***********************

何処にも吐き出すことのできない想いを
ここにだけは全て残そうと
思うままにぶちまけてきました。

はっきりしなくて
ふらふらしてて
きっと突っ込むところも
一言言ってやりたいこともあったかと思いますが
訪れてくださったみなさまに感謝です。


2004年もきっと
ふらふらしっぱなしだと思いますが
どうか来年もよろしくお願いいたします。


...

仕事納め - 2003年12月29日(月)

今日が今年最後の出社でした。

でも来年からは違う部署になるあたしは
特にする事もなくって
来年の準備を手伝ったりしていた。


当たり前のように会えるのは
これが最後だった。


でも少しホッとしてる。



人を好きになるって楽しい。
会ったり話したりするだけで楽しい。
小さな偶然でも嬉しかったりする。

でも
そればっかりは続かなくて
だんだん小さな事に嫉妬して
自己嫌悪ばっかりになってくる。


女の子にも人気あるし。
(特に先述のIちゃんは曲者)

そんな場面を見なくて済むようになるのは
良かったかなって思う。


逃げてるかな。


昼間は飲みに行こうかって言ってた。
でも先輩は5年間居た部署を後にすることで
ナーバスになってて
結局行かなかった。

最近くっつきすぎてたから
これからなかなか会えないってことが
どれだけ自分に影響するのか
まだ実感沸かない。

今まで週1、2くらいで出かけてた。
それに比べたら減るのは覚悟できてるけど
月に2回くらいは行こうって言ってる。

ホントにそんなに会うことがあるのかな。


もしかしたら
もう次はないかもしれない。

あたしたちには何もないのだから。






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有言実行でおねがいしますよ。


...

la la la (by MISIA) - 2003年12月28日(日)

金曜の夜、飲みに出かけた。


先輩は珍しくヤケ気味だった。

上司に散々五月蠅く言われたようだ。
成績不振。

それは先輩の事ではなくて
課全体の話。
あたし達営業の仕事は
結局の所個人個人の自己管理になっちゃうから、
全員がどれだけやってるかなんて
把握するのは難しい。

結構みんな嫌々だしね。


ガツンと飲んで憂さ晴らししたいみたいだったので
付き合った。


「おっぱい触りたい」
「今日泊まる!泊まる?」



実はコレ、ほぼ毎回言ってる;
あたしはもう慣れっこでいっつも
「ハイハイ」
って流してる。


実際することはないから。


それは家庭への罪悪感ではなく、
あの人への想いがそうさせてるらしい。

羨ましいな。


次に行ったカラオケで
手を繋いで
ちょっとイチャイチャした。

こめかみにキスされた。
耳元で「チュッ・・」って音がする度、
そのときだけ、
ちょっと切なくなった。
このまま時が止まればいいのに。
そして少しシアワセになった。


唇にするのは
やめておいた。

どっちにとっても良いことなんか無い。


***************************


昨日は大掃除で大抵の営業員さんは仕事納めだった。
あたしは異動先とのかねあいでまだ出社が残ってるんだけど;

あの人も昨日で最後だった。
休み明けには異動してしまっているので
会えるのは最後だった。

先輩のことは抜きにしても
いっぱい話聞いてもらったし
笑ったし、叱咤激励たくさん、ホントにお世話になった。
だから挨拶しに行った。


彼女の涙を初めて見た。


「こういうのダメなんだ、私。情が移っちゃうんだよね。」

たかが半年しか居なかったあたしなのに
しかもこんなめんどくさいことにまでなってるのに
(彼女は知らないと思うけど)
あたしも泣きそうになってしまった。

普段かっこいい彼女なだけに
胸が詰まった。

やっぱり大好きだなぁ、と思う。
そして彼女に惹かれる気持ちも、わかる。






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何を話したんだろう。




...

- 2003年12月27日(土)

あたしはあの人の身代わりなんじゃないかと
そんな風に思ってしまう時があって

自分の後ろ向きさ加減を
恨めしく思ったりする。


あたしと居るときは
あたしを見て欲しい。


先輩がそのつもりじゃなくても
あたしが考えてしまう。

納得したはずなのに。
話し合えて良かったと
思ってるはずなのに。





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...

役割 - 2003年12月25日(木)

このカテゴリにいらっしゃる方は
知ってらっしゃるかも知れないんですが、

今梅田みかの「愛人の掟」読んでます。

ふむ。


今まで混沌としていた自分の考えが
なんかスッキリした気が。


あたしは
「非日常」でいよう。

相手にとって最高に魅力的な「非日常」。


家庭では得られないものを与えられたら良いなと思う。

そして少しでも良い気持ちで家庭に帰ってくれたら。

あたしの大好きな、
今の彼を作り上げた家庭というものに。

だから、お願い。





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...

結論。 - 2003年12月24日(水)

結局昨日は差し入れをしに行った。

ほんの少し、諦めの気持ちで。


ムキになってしまった事を謝りたかったのと、
「もういいよ」って、言おうと思ってた。

何も聞かずに。
何も伝えずに。



「・・・話していく?」

会社に着いたのは9時前だった。

最初は他愛もない話で
淋しいから10時までここにいてなんて言われて
ただ、何も考えずにいた。

「こないだね、やっぱりあたしは怒ってたんだけど、
 でも先輩のことで怒ってたんじゃないから。」


言いたいことは、言おうと思った。

「みゆは、俺に聞きたいことはないの?」

「・・・いっぱいあるよ」


あたしたちは、ゆっくり、言葉を選びながら、話した。


結論は、現状維持。

これは妥協じゃなくて、お互いが本当にそうしたかった。
少なくともあたしはそう思っている。


お互いが、結論を出すのには想いが未熟だったのだ。


あたしはこの3日間くらいそれなりに考えて、
涙も流した。
それは、これから先好きでいられなくなることが
どうしても辛かったから。
もう少し、時間が欲しかった。
今はまだ、
一緒に居られるだけで消化できるほどの想いだったんだ。

「・・・好きでいたい」

やっと、見つけた言葉がこれだった。

「俺は全然かまわないよ。
 俺があの人を好きな気持ちはもう変えがたい事実で
 その気持ちがそれだけ大きいかは自分でよく分かってる。
 でももしそれほどに気持ちが大きくなる前にみゆと出会ってたら、
 みゆと付き合ってたと思う。
 これから先、気持ちが変わるとすれば
 その人よりみゆのことを好きになるしかないと思う。
 でもその時にみゆが俺のそばにいてくれるかどうかは
 それは、みゆが決めることだよ。」



これから耐えられなくなる時が来るかもしれない。
でも誰かを好きになって先輩とは何もなくなるかもしれない。


でも

今はまだ、答えを出したくなかった。





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今はもう涙は出ない。




...

一日中。 - 2003年12月22日(月)

考えてしまった。

先輩は今日休みだった。
それが却ってあたしを迷わせた。


会って、普通に話せれば
もしくは気まずくなるなら
それなりの答えが出たかもしれないのに。



明日はまた休み。
先輩は宿直。

前から、宿直の日に差し入れを持っていくよって
言ってたんだっけ。

しかも明日は異動前の最後の宿直。



どうしようかな。





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あたしは

小さなシアワセで長生きできる人間かもしれない。


...

つながった糸 - 2003年12月21日(日)

年明けには異動になる。

異動しても飲みに行こうよ、
じゃあ私のとこの近くの飲み屋開拓しときますから。



・・・なんて話してた。


昨日の夜。


雪が降り出して
寒くて営業なんかしてられなくて


帰ろうと思って車を走らせてたら
お誘いの電話が。


「・・・家まで迎えに行くから。」



これからも何かのカタチでつながりが欲しかった。
お互いがそう思っていたのかもしれない。


でも。



「Iちゃんがさ、みゆが俺のこと本気ですよ、どうするんです?って言うんだ。
 冗談だよって言っといたけど。」



あたしはその子に自分の気持ちを話した事なんかない。
その子があたしを見ててそう思ったのか、
誰かから聞いてたのかはわからないけど
あたしはそうやって自分の居ないところで
しかも憶測でモノを言われるのが大嫌いだ。
だからなるべくそんなことをしそうな子には
近づかないようにしてきたのに。

それでカチンと来てしまったのかもしれない。


「・・・・どうするの?」


先輩が言った言葉が、つながった瞬間だった。



一年前だったら、っていう言葉。
それは、先輩には好きな人がいると言うこと。
それはあたしも良く知ってる、同じ職場の人(既婚)だった。

あたしはその自分よりも、先輩よりも年上の女の人が大好きだ。
いい女だと思う。将来こんな人になりたいと思うような、そんな人。


「でも一方通行なんだ。片思いなんだよ。」

・・・何も言えなかった。
でも、予感はしてたことだった。


「みゆのことは、好きだと思う。
 どっちがどれだけ、なんて言えない。
 両天秤なんかじゃない。
 ちゃんと、朝まで一緒に居たいと思う。

 みゆさえ良いって言えば、このままどこかに行ったかもしれない。
 少し前の俺なら。


 でももうそんなんじゃないんだ。
 ただヤリたくて女の子落とすんなら、他の子にする。
 みゆはそんなんじゃないんだよ。」



でもよくよく聞いてみると、
その女の人も旦那と子供捨てる覚悟はあるんだと言う。

それの何処が片思いなんですか?


「じゃあそれでいいじゃん。あたしなんかほっとけば?」


「違うんだよ。みゆ。
 俺を、俺の気持ちをみゆの方に向かせてくれないか。」




「そんなのあたしにどうしろっていうの?」


思わず涙目になってた。
泣き落としなんかしたくないのに
もともと感情が高ぶってたせいもあると思った。

あの人にあたしがかなうわけない。
あの人になくてあたしにあるものといったら、若さくらいだ。

そんなもの、なんの役にも立たない。

「やめよう、みゆ。
 飲んでないときに、話そう。」


自分の感情にびっくりして
どうしていいか解らなくて
なにも話せなくなった。

「・・・怒ってる?」


「違う・・・でも・・・
 あたしに諦めろって言ってるの?」


「違う、違うよ。
 もうやめよう。」




そして先輩はさらに重い言葉をあたしに言った。





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今日、あたしは休みだった。
仕事してる先輩から、昼間電話が入った。

「昨日は、ごめん。それだけ言いたくて。」


あたしはこれからどうしたらいいんだろう。
あたしにどうして欲しいんだろう。


解らない。



このことをまた誰かに話すんだろうか。
あたしの居場所が無くなっていく。



...

断片 - 2003年12月20日(土)

いままで何度か一緒に飲みに行って
何度か気になる言葉を拾った。


好きだって言われても
どこか冗談の様な気がしていたし
もしかしたらからかわれているのかもしれないし

何故隠し事ができないから
危険だとは思っていた。

遊ばれるだけかもしれない。



「みゆのことは好きだよ。でも・・・
 もう一年出会うのが早かったら絶対付き合ってたのに」



そんなどうにもならないこと言わないで欲しかった。
だったら好きなんて言わないで欲しかった。





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それでいいと思いたかった。


...

定義 - 2003年12月18日(木)

2人の間での会話は口外しない。
秘密を守ること。
ばれないように立ち回ること。


2号は2号としての立場をわきまえなければいけない。
本妻の立場を脅かす様なことはしない。



このどれかひとつでも守れなくなったら
不倫は終わりだと思う。



だけど先輩は隠し事ができない。


危険、危険



ずっと警告が点滅してるのに。





今日の昼、一緒にお昼を食べてたら
先輩が言った。


「もうみゆとこうやって飲みに行くこととかなくなっちゃうのかな。」




あたし達はお互いに異動が決まった。


場所は違うけど同じ冠婚の仕事に就く。

この仕事がどれだけ大変かってことは
お互いよくわかってる。


自由な自分の時間が持てる営業とは違う。

でもつながりは無くしたくないと思った。



あたし達は未だなんの関係も持っていない。
お互いに警戒してるから。


さみしい?

このままでもいい?







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時間だけが過ぎていく。


...




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