Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
ハリウッドでレ・ミゼにベタニー?
今週は海関係の新たなニュースは発見できなかったんですが、洋画関係でこんなものを拾いました。
Hugh Jackman and Paul Bettany In Talks for Film of Les Miserables http://www.playbill.com/news/article/151872-Hugh-Jackman-and-Paul-Bettany-In-Talks-for-Film-of-Les-Miserables
ハリウッドで「レ・ミゼラブル」を映画化するんですって! 上の記事からするとミュージカル版をもとにしているよう。 主人公ジャン・バルジャンにヒュー・ジャックマン。 んでもってジャベール警視はポール・ベタニーにオファーされてるというのですが、実現したら面白そうですね、いや実現してほしい!是非。 いちおうほぼあの時代(…ちょっと後ろにずれますが)ですし、 カエルさんの国のお話ですが、基本的に歴史物であれば私は大歓迎。
コゼット、エポニーヌ、ファンティーヌといった女性陣のキャストはどうなるのでしょう? マリウスは正統派で来そうだけど、テナルディエとかアンジョルラスを誰が演じるのかも楽しみです。
ところでやっぱりこの映画、歌うんでしょうか? 続報を待ちたいと思います。
2011年06月26日(日)
140年前のスクーナー・レース
今週はとくにこれと言ったニュースが無いのですが、 海外のニュースを眺めていて、「あぁいぃなぁ」と思ってのは、今週末のアメリカ・メイン州カムデンのスクーナー・フェスティバルでしょうか。
Historic Schooners Lewis R. French and the Stephen Taber to Race June 17th http://www.oldsaltblog.com/2011/06/15/historic-schooners-lewis-r-french-and-the-stephen-tabor-to-race-june-17th/#more-18607
Historic Schoonerと言いますが、1870年代のものです。 読み慣れている小説の世界から言うと、100年くらい新しい(笑)。
私は何故か、日本丸やカティサークやサプライズ号のような横帆船よりも、縦帆の船が好きで。 だから現役帆船の中ではチリのエスメラルダ号がいちばんお気に入りなのだけれども。 これ、いつか行ってみたいなぁ、100年ほど新しいと言っても、19世紀のスクーナーを見る機会はなかなかないでしょうし。
この時期のメイン州(ニューイングランド)って綺麗だと思うんですよ。 このスクーナーの母港はここカムデンだそうなので、旅行の目的地としては老後の夢にいいかなぁと思う(働いている限りこの時期に休みをとるのは難しいから)。 海洋小説ファン的には、ハリファックスとボストンをくっつけて、ブルーノーズ号にも乗って、コンスティテューション号を見学するとか、
まぁそういう余裕のある老後をおくれるかどうかはわからない昨今ではありますが(私たち何歳まで働かなければならないんでしょうね? 65歳でリタイアできるかあやしいもんですよね。) でもまぁ夢だけはあったほうがいいと思うので、老後の希望のひとつとして…ね。
2011年06月19日(日)
エジンバラ公、Lord High Admiralに
エリザベス女王のご夫君エジンバラ公フィリップ殿下がこのたび90才のお誕生日をむかえられ、女王陛下から「Lord High Admiral of the Navy」の称号を与えられた、とパトリック・オブライアン・フォーラム情報で知りました。
New title for Duke of Edinburgh as he turns 90 http://www.bbc.co.uk/news/uk-13730067
Lord High Admiral of Navyは、名誉職ですがAdmiraltyのトップ。 これまではエリザベス女王陛下ご自身が務めてこられましたが、このたび、かつて海軍士官だったご夫君フィリップ殿下にこの職をゆずられたとのこと。 エジンバラ公は18才でRoyal Naval Collegeに入学し、エリザベス王女との結婚後も1951年まで海軍に勤務しておられました。
その記憶があったので、先日のロイヤル・ウェディングの時、エジンバラ公はなぜ陸軍の赤軍服なのか納得がいかなかったのですが、上の記事でわかりました。 あれはやはりGrenadier Guards uniformだったそうです。
女王陛下よりお年上なので、80代後半だとはお見受けしておりましたが、90才におなりとは、「矍鑠(かくしゃく)とした」という形容詞はまさにエジンバラ公のためにあるのでは?と思います。
2011年06月12日(日)
プリマスで海賊イベント
「パイレーツ・オブ・カリビアン生命の泉」は全世界で絶賛ヒット中のようですが(私はまだ見に行けておりません)、 この公開にあわせて、先々週、英国デヴォン州のプリマスでは、レプリカ船のH.M.S.Bountyが入港し、海賊関連のイベントが行われたもようです。
Pirate Days Plymouth England http://www.plymouthbuzz.com/pirate-days-plymouth-england/
なぜブライ艦長の反乱船バウンティ号で海賊イベントかと言うと、このバウンティ号は1960年マーロン・ブランド主演のハリウッド映画「バウンティ号の反乱」のために建造されたレプリカ船ではあるものの、「パイレーツ・オブ・カリビアン2」のロケにも使われた経緯があるからなのだそうです。 このレプリカ船の本来の母港はアメリカですが、現在はヨーロッパ・ツァーと称してヨーロッパ各国を歴訪中、来週(6/10-12)はリチャード・ボライソーの故郷コーンウォール州のファルマスに入港するようです。 いぃなぁ、見たいなぁ、ファルマス港に入港するH.M.S.Bounty。
上記の記事によると、プリマスではバービカン埠頭に入港したとのこと。 バービカンはプリマス海峡を入って行くと、ホーの丘を正面とした場合丘の東側(右手)、プリマス要塞のある岬をまわって入っていく、エリザベス朝時代の面影の残る埠頭です(現代のプリマス海軍基地はホーの丘の西側のテイマー河口側)。 まぁプリマスで海賊と言ったらドレイクでしょうから、海賊イベントをやるなら当時の面影を残すバービカン埠頭でしょうね。 歴史上のH.M.S.Bountyは18世紀末の建造ですから、エリザベス朝とはちょっと時代が違いますけれど。 それに海賊船だの反乱船だのが海軍基地側に入港するのもどうかと(笑)。
この海賊イベントでは、カトラスによる立会い(うーん、立会いは日本刀にはいいんだけど、カトラスに使うとちょっと変かも)とかマスケット銃の実演なども行われたようで、なかなか面白そうなイベントだったようです。
でもプリマスにバウンティ号と言うだけで、私などはわくわくしてしまって、プリマス港に帆船! あー見に行きたかった! 次の週末なんてファルマスですって、あぁぁ見に行きたい!ファルマス入港に際してペンデニス城は礼砲を打ったりは…しませんよね、たぶん。 なんだかちょっと私、盛り上がり方がずれてますね。 ジャック・スパロウのファンの方>ごめんなさい。私はキホン的に海軍寄りなので。
2011年06月05日(日)
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