ツッキーの戯言
人間の本性,ルーム係りは見た!

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2003年09月30日(火) うめき声

ドアの前に立った時、私の背筋は凍りつきました。

この世の声とも、あの世の声とも、その世の声ともつかぬ
恐ろしい声が聞こえたのでございます。

時折、断末魔のような声がフロア一帯に広がり、私は走り出し
内線でフロントにこう告げました。


「お客様が苦しんでおいでです!すぐ、こちらにいらして下さい!!」
  
その電話の声と私の慌てふためいた態度に、Bダッシュで支配人と
チーフがエレベーターで駆けつけてくださいました。



コンコン、コンコン・・・・お客様の返事はありません。


コンコン、ゴンゴン「お客様!フロントの者です!」
       
 まだ、返事はありません・・・。

意を決した支配人が「失礼します!」と、鍵を開けドアを開きました。






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後にこっぴどく叱られたのは言うまでもありません。



2003年09月29日(月) 愛の掃除婦

ルーム係も若い方からそうでない人もいます。
その中の若い方のなんとも純情な恋・・・いや、イライラする恋・・
 
えっ、いや、その・・切ない片思いもどうやら進行中です。

彼女は23歳、手に職を持ってるのですが、
それだけでは収入が寂しいという事で一緒に働いてます。

彼女は身体に似合わず、とても控えめな方で
全ての方にとても気を使う(いまどきの若い方にしては)優しい方です。
 
どうもその彼女・・・・ややこしいのでKといたしましょう。
ホテルのチーフに恋をしてしまったようです。

ふふふ。本人は周りにきずかれてないと思っているようですが、
本人以外、皆気づいております。   ふふふ。

 
朝礼時、ミーティング時、チーフと目が合う度に大きな身体を小さくまとめ、
真っ赤な顔して口ごもり下を向いてしまいます。

Kは少し、皆よりも仕事が遅く 
1時間〜2時間オーバーしてしまい、愛しいチーフから
「もう少し早くしてもらえませんか?!」と叱咤され
超ブルーになり、はては超ウエットで、どよよよん〜と

まるで、妖怪湿気おばばが頭上に乗っているかの如く
生気のない顔で仕事をしておりました。
  
そうそう、今日はツインを受け持ち、掃除道具一式を
持ち運び、いざノックしようとすると
なにやら、うめき声が・・・・・・・・・


長くなりましたので、続きは明日にしたいと思います。
明日の日記は皆様、恐ろしい事になりますので、
心して読んでくださいませ。

           ふふふ。


2003年09月28日(日) うんこまみれ

ホテルのルーム係になり、早2年。
色々なお客様がいます。

十人十色と言いますが、まさにその通り!
人間の本性を垣間見た気がいたします。

掃除を始める時、まずお部屋のノックから始まります。
返事がなければそのまま鍵を開け、部屋に入るんですが、
ドアを開けた途端ものすごい異臭が・・・

最初はトイレで用をたした後、流してないのか???
と思ったのですが、それにしては臭いが強く、
ドアの前にしているのか?!と、思ったほどです。

恐る恐る、部屋に入ったまさにその時!!!!
私はひっくり返るのを何とか体制を建て直し、息を止め、
ただでさえ細い目を刺激臭でもっと細くし、

そして、見てしまったのです!

ベットシーツ、壁、絨毯、デスク全てうんこまみれ。
しかも、下痢・・・・下痢・・・・下痢。

コナン風に推理すると、泥酔したお客様がもよおし、
トイレに行こうとするが、身体がいう事をきかず、
しかし、お腹をくだるような激痛は容赦なく彼の下腹部を
こ〜れ〜で〜も〜か〜と痛めつけ、彼は這ってでもトイレを目指すが
肛門が「お父ちゃん、ごめん!自然現象には逆らえん!
      許して、あ、あ、あ、あぁぁぁぁ!!」

・・・・と、悲鳴を上げたのではないのかと・・。
彼は垂れ流しながら、泣く泣くバスに向かったと思われます。


悲惨なのは掃除する私たちルーム係です。
タオルを顔に巻き、目だけを出し、相変わらずの刺激臭にも負けず、
心の中では(特別手当てよこせ〜)と恨み辛みでいっぱいでした。



そのお客様は永遠にうちのホテルに足を踏み入れる事はないでしょう。

っていうか、顔出せるものなら拝ませて下さいませ。


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