一体何処へ流されているんだろう。波間に漂う一艘の船で。この小さな壊れ苅テけの船は陸に着く前に壊れるのではないか??不安だらけの航海。遠く臨んでも見渡す限りの海。
幸せな日常はいつもどこにでも在るのに気付かないから幸せなのです。幸せな日常はいつもどこにでも在るからだから不安なのです。あたしは幸せを見付けてしまった。それは見付けてはならないものであたしはいつも恐れている。見付けてはならないものを見た。生きてはいけない道を生きる。
友達って何処から??時々凄く気になってしまって線を引きたく成る。でもその線はとても難しい。入り組んでいてそして巧妙にバランスを保っている。分かってる人なんて居ないんじゃないかな。でもあたしの中には『嫌い』ってボーダーラインは無いから。皆の事好きで皆に愛されたくて皆に必要とされていたい。利用でも邪な気持ちでもそれは何でも良いから独りにしないで。一緒に居て。
気持ちと身体がバラバラだから不安で心配で恐複テで押し潰されそうだから出発式を開きましょうか??もしかしたら元に戻るかも知れない。心と体を繋ぎ合わせて。糸と意図をたぐり寄せて。戻しましょう??出発式を開いて寝台に身体を横たえて胸を切り開いて。心を其所に入れましょう。気持ちは良く成りまして??
洗って切って水の中に入れて。切って切って切って。助けて。理由も訳も無い恐複テに押し潰される。複テい複テい複テい。叫び声が出ない程。あたしの喉が押し潰される。洗って切って??水に浸して。切って切って切って。
あたしが生きてる事それ自体が間違ってるんだ。そう言ったら何でそんな事言うの??って責める様にそれでいて呆れた様な哀しい様な顔で言うでしょう。だからあたしは言わない。演じて笑顔作って強がって生きる。生きてる事に罪悪感を感じて。
何と無くあたしとあなたで一線越えちゃった気がする。本当はしてはいけない事。越えたら溺れる以外の道は無い事。本当は気付いてた。ちょっとした好奇心だった。縄の張られた沼。あたし達の目の前に広がっていた。それはとても魅力的で足を踏み入れるのは時間の問題だった。やばい。泥沼に嵌った。あたし達はもう抜け出せない。足を取られてもがき苦しんで溺れてそれでも求めるんでしょ??あぁごめんなさい。
壊れた機械。螺子が外れて金属製の中身が剥き出しに成る。その侭放置してだんだんと黒と茶に侵食されて錆びてきて歯車が廻らなく成る。もぅ治らない。あたしはもう治らない。
「かさぶた」刃物を持って線を引く。彫刻の様な白に傷を作って流血させる。人と話して嘘を吐く。赤い紅い心臓に言葉達が突き刺さる。塞いで塞いで塞ぎ込んで白血球で固めて固めて固め込んで祈る祈り祈る。傷が残りません様に。戒めだけが残ります様に。
分解が出来無く成ったので計算処理はは不可。エラー表示。あなたの心もあたしの心も理解出来無く成ったので判断停止。エラー表示。機械的電子音がひっきりなしに鳴り響く。
苦しさに身悶えする。震えて使い物に成らない腕を必死に押さえてそれでも苛々は収まらない。空気が上手く吸えないんだ。大きく息をすると苦しくなる肺。気管がキュっと締まってあぁ,あたしはあたしに絞め殺される。溺れた様に空気を求めてもがく。沈む。