少年
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誰にも逢いたくない。
そぅ思ってから何日過ぎたんだろう??
いつも部屋に敷いた布団から出ないで サイドの硝子テーブルにアロマキャンドルを燈した。
床に転がる悪戯書き帳に 赤いペンで絶望と希望だけ吐き出した。
朝に成ると窓の隙間から灰色の光が入ってくるから 如何仕様もなく悲しくて 魂が抜けちゃったみたいに成って ただ声を出さずに泣き続けた。
本当はそんな日々1日で終わりにしたくて 最初の日にカミソリを使った。
戒める為に。
3ヶ月振りに切ったけんだど 切れ味はまだまだ良くて太い血管まで切れて だらんと垂らした手の平に血が溜まった。
こんなに血が出たのっていつ振りだっけな??とか 馬鹿らしい事しか考えられなかった。
結局現実からの逃避行は今でも続いてて だからと言って毎日カミソリに頼っても面白くなくて 薬を沢山飲んでみたりしたけど 頭がぼーっとするのは直らないに決まってた。
「明日は行こう。」 何で思っても体が言う事きかないんだろう?? これじゃただの登校拒否の小学生だよ。
訳も無く流れる涙を見せられる人がほしいだけなんです。
意味を求める事は駄目な事でしょうか??
居場所と言う名の人間を求めるんです。
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2003年10月09日(木)
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