スイッチ。
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先週の土曜日久しぶりにあゆに会った。
リョウちゃんとのこととかいっぱい話して
あゆはあゆで彼氏サンのことで悩んどるみたいで
「真剣にね、結婚のこととか考えるんよ。この人私と結婚する気あるのかなあって・・。」
あゆと彼氏サンは付き合って3年目で、
あゆとしてはそろそろ・・って感じらしい。
彼氏サンは男は30すぎてからとかで、
いまいち結婚をどう考えてるんかわからんのって。
でも、あたしにはわかる。
彼氏サンはあゆのことを本当に大切に想ってくれとる。
さとみには止められとったけど、
中村サンのことこ全部リョウちゃんに話した。
それが、リョウちゃんと出会うきっかけになったから・・。
リョウちゃんにはありのままのあたしを知って欲しかった。
リョウちゃんと出会ってからあたしは必死やった。
こんなこと言うとひどいかもしれんけど、
リョウちゃんに好かれなきゃ中村サンから離れられないって
すがるような想いで好かれようとしよった。
「別れよう?こんな子でごめんね。」
泣きながら全部話し終わって口から勝手にこぼれてきた。
「もう終わったことなんやろ?なら大丈夫。俺は別れる気ないばい。みずきちゃんお腹減った〜!なんか食べに行こうやあ。笑」
リョウちゃんのマイペースさに笑ってしまった。
リョウちゃんの優しさが、全部嬉しかった。
「本当に不器用な子やねえ。でも話してくれて嬉しかったよ。隠し事とかしきらん子ってのがわかったし。(^_^)」
その日、中村サンを消しました。
遠回りしたけどリョウちゃんに出会えたけん
中村サンと出会ったことも中村サンとのこともいい思い出になると思う。
確かにあの頃のあたしを救ってくれたのは中村サンで
そのことに変わりはない。
中村サンの不器用な優しさがすきだった。
いつかまた笑って話せる日が来たらいいね。
あの頃はお互い若かくてばかばっかしよったよねって。
ねえ、中村サン。
あたしと中村サンとの2年半には確かに意味があったよね。
リョウちゃんは避妊してくれる人。
あたしは今まで自ら避妊してくれる人と出会ったことがなかった。苦笑
「普通するやろ・・。俺できちゃった結婚とか絶対嫌なんちゃ。」
大事にされとるってここで感じれたのは間違っとらんよね。
リョウちゃんはゴムがないと絶対しない人でそれだけで安心感は大きい。
やき、車の中でとかは絶対あり得ない。
本当は付き合って半年過ぎて初エッチが理想やったけど
2週間に1回のペースでしか会えよらんき仕方ないんかなあ・・。何
この間は初めてお泊まりして
「みずきちゃん、ズボンとってー♪」
ポケットの中からなぜかゴムがでてきた。笑
しかもいっぱい。笑
思わず笑った。
前のあたしなら引いてたかもしれんけど、
リョウちゃんのやる気満々さが可愛くて憎めんやった。
明日と明後日2連休。
親知らずが痛むけんが明日は歯医者に行ってこようと思います・・。
日曜日は久しぶりにちかたちと九州組のランチ♪
いっぱい食べるぞ!
こんなんやきコレステロール値が高くなるんかいなあ。
もう体がおっさん。
リョウちゃんとはケンカしながらも仲良くやってけてる。
メールばっかやったけど、最近電話もするようになった。
声が聞きたくなるくらい、リョウちゃんが恋しくなる日が増えてきた。
リョウちゃんはいっつも10分前には迎えに来てくれとる。
「おれ、待つの好きっちゃんねえ〜♪やきギリギリに来ても大丈夫なんばい。」
リョウちゃんの車を見つけて
ちょっと急ぎ足で車に駆け寄ってドアを開けると、
リョウちゃんはいっつもニコッて笑ってくれる。
その笑顔がたまらなく好き。
リョウちゃんとは食べ物の好みが似とって
いいタイミングで同じものを食べたいって思いよることが多い。
まあ、リョウちゃんがあたしのマネをしよるだけかもしれんけどネ。笑
二人で一緒のきのこ雑炊を注文して
「熱いねぇー!」
って言いながら食べて幸せやなあって思った。
リョウちゃんと会っても二人ともふざけてばっかで
どんなに近くにいてもなかなかキスとかできんくて
お互い恥ずかしいのもあるんかいな。
もどかしくなるくらい時間がかかってしまうけど
でも、そのキスまでの距離と時間がとっても心地いい。
リョウちゃんとおるとちゃんと大事にされてることがわかる。
気づいたらリョウちゃんの腕枕で眠っとった。
リョウちゃんも眠ってて、起きても今度は一人ぼっちやなかった。