スイッチ。
登場人物|目次|跡|先|写真日記
2004年08月30日(月) |
どうしてキスしちゃうんだろう。 |
台風接近中で風が強いバイト帰り、
あたしはさとみに電話した。
自分の中じゃ整理しきれない今の気持ち、
さとみに聞いて欲しかった。
「友達なのにそーいう関係になるのっておかしくない?」
「いゃ、ただ欲求不満でやりたいだけっしょ。(苦笑」
「でもそれなら誰でもいいやん?智香とは二人きりでも何もなかったんやろ?」
「うんー。(悩」
「みずきはそれでも中村サンのこと好きにはなれんのやろ?」
「ウン‥好きになれたら楽なっちゃけど、ね。中村サンもあたしと付き合いたいとかは思っちょらんち思うよ。」
「そーかね??」
「そーだよお。(苦笑」
「でもみずき的に今の関係に疑問もっちょるんやん?このままずるずるいくと余計傷が増えるだけだよ。」
「ウン、わかっちょる‥。」
さとみに話を聞いてもらってすこしスッキリした。
あたしと中村サンは何度考えてもただの友達で
こんな関係だけど、やっぱり友達以外考えられない。
「なんでちゅーしてくれんの?」
いつか中村サンに聞かれた。
だって中村サンがちゅーしてって言うから。
言われたら、しちゃうやん。
それだけ、なんかな‥?
あたしはキスが好き。
恥ずかしくて照れてしまう、軽いキスが好き。
初めてキスしたのは‥
むしろされたのは中2の時で相手は好きでもない幼なじみやった。
それがトラウマになって
男の人が苦手になった。
そんなあたしをキス好きにしたのは元彼で
初めてキスするときも、したいの我慢してあたしができるまで待ってくれた。
彼はあたしが「ちゅーしたい!!」って思ったとき
ちゅーしてくれる人やった。
ホント絶妙なタイミングで。
やき、あたしからもいっぱいちゅーできた。
彼とのちゅーは頭がおかしくなるくらい気持ちよかった。
とろんとろんになる感覚。
どうしてキスしちゃうんだろう。
どうしてキスできちゃうんだろう。
好きでもない男の人と。
ただひとつわかるのは、
どれだけ中村サンとキスしてもとろんとろんになれないこと。
さっき中村サンと会ってきた。
昨日も会ってこの一週間中村サンの顔見ない日の方が少ない。(苦笑
朝からちかの自虐的なメールの相手して
すごい疲れたあたし。
でもあのちかが中村サンにメール送ってっることからも
彼女はまんざらでもないことがわかった。
中村サンは中村サンで
欲求不満で爆発寸前だ‥
一番会いたくない中村サン。
一番嫌いな中村サン。
頭をなでることならできる。
抱きしめることならできる。
「夏休み終了記念によかろーも。」
あたしはまだ明日も夏休みやもん。
「んじゃその前夜祭って事で。」
意味わからんっっ
それ以上は「嫌」だってば!!
あたしは元彼と別れる原因になったのが
中村サンと浮気したから。
好きでもない人と気持ちのないえっちして、大切な人を失った。
世界で一番最低な女。
あたしはあたしが世界で一番大嫌い。
元彼のこと好きという気持ちがなくなってたにしろ、
やってはいけないことをやってしまったのには変わらない。
今でも元彼のことが頭から離れない。
彼には申し訳ない気持ちがただいっぱいで
今更許してもらえるはずないのに、
でも許して欲しくて‥
そしたら楽になれるのに、なんて結局あたし自己中なんだ‥
結局あたし、自分さえ楽になれたらそれでいいんだ‥
誰より苦しんだのは彼なのに‥
誰より傷ついたのは彼なのに‥
あたしはもう2度と好きでもない人とえっちしないって決めたんだ。
中村サンにえっちしようみたいなこと言われたけど、
嫌だって断った。
でも、結果的に変わらないコトしてしまって
いっぱいちゅーして
なにやってんやろって、感じ‥
それで中村サンのこと好きになれたら楽なのかもしれない。
でも、ドキドキとか全くなくて
ただ「こと」が終わるのを冷静に待つあたしがいた。
ただの都合のいい女をこんな思いまでして演じる必要があるんやろうか‥
あたし何がしたいんやろ。
自分が嫌いだ、本当に大嫌い。
好きになりたいのに、なれない。
ちかと中村サン今頃会ってるんやろなあ〜
と考えながらあたしは夕食を食べてた。
7時半くらいに電話。
中村サンだ。
「お前なあ!!(なにやらかなり爆笑中。」
「ん、もうちかと会い終わったん??」
「ウン。どーせオレ7時半には帰る予定やったし、あらかじめむこうにもそー伝えとったし。」
「あーそーなんや??んで、どーでした??(ドキドキ」
「まず時間に遅れてきたやん?そこからやる気なくなったし、しかも何なんか あれ!?オレはお前を恨むの通りこして笑いがでたぞ!!(笑)可愛けりゃ『なんで遅れたんー?』っちわざと言っていじめたくもなるけどねー。そんな気力もないくらいただ失笑よ。(笑)は?●●●を●?似ちょーはずねーし!!どーみても高麗人参ぞ、あれは!!かろうじで人間ぽいだけ。(爆笑)1〜10で判断するなら3やね。お前がさとみちゃんの方がいいっち言いよる意味がやっとわかった!!さとみちゃんは4〜5やもん。(笑いまくり)お前の言いよったこともたまにはあたるんやねー。しかも、聞けちゃ!!オレの車に猫のぬいぐるみあるやん?あれ、元カノ(たぶん一番大好きやった子)にもらったんね。キナコっち名前まで付けて大事にしてきたんにさあ、『ください。』やきね!!まじシャレにならんし『大事なもんやきあげれん。』っち言ってもしつこく持って帰るフリとかするしまじキレそーになった。( ´△`)」
すみません、あまりの言い方に伏せました‥
中村サン、鬼です。
というより悪魔
あの、あれなんだ。
ちかが中村サンのタイプじゃなかっただけ。
性格的にもあわない、それが中村サンの答えやった。
つまり、「ナシ」なんだ。
ジモに帰り着いてから集合がかかった。
中村サンがお腹減っちょったき、ファミレスに行くことになった。
あたしも適当に甘い物を頼んだ。
そこのウエイトレスさんがあたしのオーダーしたの
運んできてくれたとき
「ココ、6月に制服変わったんちゃねー?^^」
さっそくウエイトレスさんを軽くナンパ。(笑
ウエイトレスさんは中村サンの方も向かずあたしの顔をじーっと見ている。
な、なんなんだ??
「あのー前某ショッピングセンターでレジのバイトしてましたよね?」
「あぁ、はい。」
ウエイトレスさんの名札には「藤」の名前が。
あぁ、藤ちゃんだっっ!!
去年の夏休み一緒にレジ打ちのバイトしよった子。
こんなとこでしかも中村サンとおるときに会うとは、、
「ココでバイトしよるんや??」
「ウン。アリ子もいますよ〜(笑」
藤ちゃんのことを中村サンに説明した。
「しかし、あれね。絶対付き合いよーち思われよるやろね。」
「たぶんねー。ちゃんと付き合ってないち藤ちゃんに言ってよっっ!!」
「それこっちのセリフ。(笑」
中村サンがオーダーしたのを藤ちゃんが持ってきた。
「ごゆっくりどーぞー。(なぜか笑う藤ちゃん。」
「ちょっと待って!!彼氏やないけんっっ(笑」
「誰かイイコおらんかねー?」
「ほら、こーいうこと言うくらいなんやき!学校の先輩なんっ」
「二人が付き合えばいいやん。(笑」
あり得ないから!!
あたし全否定、中村サン笑う。
ジモで会うとこーなることもあるから嫌なんだよなあ‥
できれば中村サンとおるとき知り合いに会いたくないよ。
こうなると気になるのがちかの気持ち。
紹介した建前二人がうまくいくことを祈っちょったけど、
中村サンの気持ちが「ナシ」な今、
ちかがアリだと微妙に困る‥
ちかには中村サンと連絡しよること、内緒にしとるけん、
『今日実家から帰ってきたんよね?中村サンと最近どーですか?^^』
と、メールしてみよう、っち事になった。
『ただいま☆今日少し会ったよ。』
ウチのパパ、どーやった?
『全然嫌じゃなかった。^^でも、むこうはあたしのことよく思ってないと思うよ。』
アリ、なんじゃん‥
「まじでー?あ、そーいやちかちゃんに
『明日遊んでって言ったら怒りますか?』っち聞かれた。明日はまじ予定あるき無理っち言っといたけど。」
あ、あのちかが誘ったんですか!?
あたしは信じられんかった‥
だってちかはいつも受け身で
自分から誘うよーな事する子じゃないち思いよったんに‥
確かに中村サンは世間一般的に見るとカッコイイらしいし、
服装もセンスがいい。
ちかのもろタイプだ‥
ちか、本気になりつつあるんかな??
結果知ってるんに、それでもちかのこと応援せざる終えなくなった。
ちかに本当のこと言えばいいのに、今更言えなくて
ちかに嫌われたくなくて、結果的に傷つけるかもしれないのに
中村サンのことは隠し通したくて
自分が悪者になりたくない、偽善者 あたし。
胸が痛くなって胃がキリキリした。
あたしはさとみに誘われて学校へ行くことにした。
今日、中村サンとちか 会うんだなあとか思いながら。
お互いの顔ハッキリ覚えていないままの対面、
最悪の事態にだけはならなんことをただ祈った。
今日いよいよちかと中村サン会うんだよー、さとみに話す。
さとみにはすべて話してある。
中村サンとやっちゃったことも、
ちかに内緒で連絡取り合っていることも。
なんでも自分の中でため込む性格のあたしとしては、
さとみがいてくれ救われた。
さとみにだけは、なぜか全部隠さず話すことができた。
「みずきが中村サンと連絡とりよることちかに言った方がよくない?」
「え‥今更言えんちゃ、、。」
「でも、あとあとちかにバレたら大変なことになるやん?」
「そーやけど、中村サンさえいわなけりゃこれからもバレるはずないし‥」
「でもさあ、それを弱みにしてみずきを都合よく利用していくつもりかもしれんやん?」
「えぇっ、、それはないち思うけど。(^_^;)」
「そーかなあ。まぁみずき、あんま一人で悩まんようにね。^^」
「ウン、ありがとう。」
夕方あたしは帰った。
駅に着いた頃中村サンから電話。
「ちょっとちかちゃん最初4時半に待ち合わせとか言いよったんに、6時とか言い出したっちゃけどー。(▼▼)」
うわ‥
中村サンは時間にルーズな人が一番嫌いな人間。
待たせるのが嫌でいつも5分前行動主義だ。
「そーなんや?(汁」
「まじ会う気うせてくるし‥。」
「でも、あと1時間半くらいやん??」
「まあねー。5時半まで友達ん家におれるきいーけど。」
「6時には会えるんやろ?ちかによろしくね。^^」
ジモに帰り着いてあたしはふと思い出した。
昼、図書館に行ったとき図書館のお姉さんに会った。
というよりも、あたしが本返しに行ったらお姉さんがなぜか出てきたんだ。
それで、羽鳥サンのこととか少し話して
今更意外な展開になったんだ‥
(この話はまた後日。)
んでそのことをメールで報告した。
帰りがけ近所の本屋でブラブラしよったらまた中村サンから電話。
「6時すぎたけどちかちゃん来んのやけどー!(怒」
「えっ、絶対来ると思うよ。約束破るような子やないけん。^^;」
「連絡もねーし‥」
と、ちか遅れるなら連絡くらいしとこーよ。(汁
連絡ないしに遅れるとか中村サン的に許されない行為ですからっっ
図書館のお姉さんお話をしばらくしたら、
「んじゃ、また連絡するわ。」
「あぃ。」
ちか、ついに来たな?
ドキドキ。
うまくいきますようにー。
1時頃中村サンの課題終了。
二人ともお腹が減ってシヌとこやったけん、
前々から中村サンが気になっちょったお好み焼き屋へ行くことに。
やっぱりチャリはあたしがこぐ。
お店に到着!
なんと夕方からしか営業しちょらんやった‥
‥珍しい店だ。
仕方ないけんそのままあたしは家に帰ってチャリを置いてくることに。
あたしが到着次第また合流することになった。
暑い中必死でチャリをこいで家を目指すあたし。
一分でも一秒でもいいから早く着きたかった。
でないと、中村サン待たせたらコロされる。
家について荷物おいて、中村サンに電話。
「お、お前もう大丈夫なん?出れるん?」
「ウン、だいじょーぶ。。(息切れ。」
「お前、家におるん?」
「ウン、そーばぃ。」
「んぢゃ家の近くまで行くわ。」
「ほーぃ!」
冷蔵庫にちょうどあった
中村サンの大好きなカルピスを片手に
ウーロン茶を飲みながら家を出た。
タイミングよく中村サンの車。
「えー車乗らんでくれーん?(笑」
どうでもいい意地悪なことを言ったと思う。
それに反応するほど元気やないし‥バテバテよ。
「あぃ、カルピス!」
「おーっ!サンキュサンキュ。^^」
「あつぃねー。(´△`)」
「わざわざ買ってきてくれたん?」
「いや、買う暇とかないやん?」
「はぁ!?買う気とかない??」
「違う、買う時間とかあるはずないやん?家にあったけん持ってきたよ。」
「ありがとね。^^んめー。オレ カルピスと原液さえあれば生きていけるねー。(笑」
「うわ‥(笑」
「将来確実に病気になりそうやけど、、(笑」
目指すは津屋崎!
地理感覚のないあたしにはいまいち津屋崎がどこかわからんやったけど
久しぶりに海に行けるだけでワクワクしちょった。
他愛のない話しよったらあっという間に津屋崎に到着。
そこから羽鳥サンのおすすめの絶景ポイントへと向かった。
しばらく歩くと、
海だ、海だ、海だー!!!!!!
高台から眺めるその景色は本当に美しかった。
とにかく感動しまくった。
帰りは行ききた道と違う道から帰った。
そこは木のトンネルみたいになっちょって
トトロとか出てきそうな勢いやった。
「トトロとかでそうやね。^^こーいうところすごぃスキ!!」
無邪気に喜んでしまった‥
これでもハタチです。(汁
「おー、そうやねー。^^」
「絶対免許とったらまた来る!」
「お前、道確実に覚えてなかろーが。(笑」
「う゛ぅ‥でも来たいもんー。」
「そんときはオレがナビしてやるよ。^^」
「おぉー、いいねぇ。^^」
「そういう点ではオレA型の子があうんちゃね。」
「ん?」
「こーいうとこに連れてきたら素直に喜んでくれるっつーか。^^」
あたしA型。
中村サンO型です。
中村サン的にA型の子かB型の子があうらしい。
「そーかなあ?中村サンにはB型の子のがあいそー。ちかとか。」
少なからずあたしは中村サンに普段気を遣っとるんよ!!(苦笑
あわせてる部分って多い。
というか、未だに中村サンのこと少し怖い‥
そのあとまんが倉庫?とかドンキホーテとか行った。
びっくりドンキーで遅い昼食を食べた。
ドンキー初体験です。
ハンバーグおいしかった。
親子水入らずの海への旅はこーして終わりました。
「みずきチャンが図書館につきあってくれたのがよかったねー。」
「でも、べつに何もしちょらんよ?」
「いや、オレが誘ったとき断らんでくれたきさあ。^^断られちょったらやる気なくして絶対勉強とかせんやったしね。」
「そーなんやあ?」
「おぅ、まじありがとーね。^^」
「いや、こっちこそ素敵なところに連れて行ってくれてありがとう。^^」
7時半過ぎ解散。
あたしと中村サンの関係は「友達」ではないらしい。
友達に言われた、、
どっちかというと、やっぱあたしは下僕なんやろなー。
ふぅ。
とりあえず、明日 ちかと中村サンが会うみたいです。
こっちもドキドキ。
昨日中村サンと図書館で勉強する約束やったけど
ドタキャンされた。
まあ、仕方ないけどさぁ。(なんでだ。
あたしにも予定っちものがあるのにさあ。(T_T)
夕方何度か電話鳴ってたみたい。
気づかなかったし、めんどかったけんかけ直さなかった。
中村お父さんへ反抗期到来です。
夜バイト終わったときメールが来てた。
しばらくシカトしてみた。(鬼。
んで、メールした。
何回かメールして今日、勉強会をすることに決定。
中村サンのために朝10時から図書館の席を確保。
今日は窓際だ。
あたしは自分の課題やりつつ羽鳥サンを待った。
11時頃中村サン到着。
来るなり、
「おぃ、ちょっと下降りるぞ。」
え、アンタ勉強は??
「ばりきちーんね、ホント!!(笑 ちょっとつきあえよ。」
「ん、いいけど。(やっぱりNoと言えない日本人代表」
昨日はお姉ちゃんとダイヤモンドシティに行ったらしい。
荷物持ち中村サン。(ぷ。
退屈で仕方なくてあたしに電話したらしい。
あたしでなかったしね。( ´−`)
「お前、電話くらいでろちゃ。(キレ。」
悪いけど、あたしは中村サンが思ってるより暇人じゃないですから!!
「携帯が家で行方不明になったんちゃ。(大嘘。」
「はぁ!?んで携帯どこにあったんよ?」
「机の下?(適当。 あたし家におるときは携帯気にせんとちゃ。」
しばらく図書館前のイスでおしゃべり。
今日に限って二人とも紫のポロシャツ着ちょったし‥
なにかぶってんだっち感じ。(苦笑
かろうじであたしがボーダーやったのが救いだ。
にしても恥ずかしかった、、
「スタンスミスのそれ、古いモデル?」
あたしの靴を見て中村サンが言った。
羽鳥サンはかなりのスニーカー好きで
たいていのスニーカーの種類はわかっちゃうんだ。
中でもナイキに関してはかなり詳しい。
スニーカーはほとんどナイキのバッシュにこだわってるほどだ。
あたしもスニーカー大好き人間。
どこのメーカーが好きとかは特にないけど
女の子らしいパンプスよりも年中スニーカーをこよなく愛する。
んで、今日はいちょったんはアディダスのスタンスミス。
スタンスミスといえばシンプルなデザインが印象的やけど、
珍しくサイドにあのチューリップ?アディダスマークが入ってるん。
「そーそー。^^」
「よねー。スタンスミスにしては珍しいち思った。^^」
外ではキャッチボールして遊んでいる人がいる。
「こんないい天気なのに、図書館におるとか勿体ないねぇ。。」
「でも、遊びほうけよう奴らより絶対とくしちょるねー。」
「かなあ?」
まじいい天気だ‥
あたし、何やってるんやろ。
毎日毎日中村サンに振り回されて‥
そりゃ自分の課題もそこそこ片づけられるけど、、
「よし、勉強終わったら海行くか?^^天気いいしね。図書館にいつもつきあってくれたお礼。」
「まじで!?海行きたい!!」
夏の最後、中村サンからとっても嬉しいプレゼント。
しばらく一人になりたい。
そっとしておいて欲しい。
中村サンに振り回されるのも疲れる。
女友達のいざこざに巻き込まれるのもツライ。
元彼のこと考えるのもツライ。
時間が欲しい。
2004年08月21日(土) |
二人乗りして自転車をこいだ。 |
金曜日、中村サンと図書館で一緒に勉強した。
まさか中村サンと勉強する日がくるとは思っても見んかったよ‥(笑
中村サンも勉強しながら
「今日のオレ、まじめやねぇ?^^」
元カノのナナコ嬢がまとめてくれたプリント見ながら黙々とレポートを書く。
とても大人っぽいきれいな字が並んでいた。
「しかし、よく宿題手伝ってくれたよねー。」
「いや、オレがやったら教科書丸写しになるやん?元カノ看護学校行きよったき、そんときの教科書なら丸写しでもバレんやん?」
「あぁ、ねぇ。でもこれだけまとめるのにどんだけかかったんやろ?」
「2週間くらい?」
「2週間で!?すごいねー。なんてイイコなんだ。」
「うるせー。」
「愛を感じずにはいられんよね。(* ´−`*)」
「うるせんちゃ!」
ほっぺをつままれそーなったけん、慌ててかわした。
そんだけ好かれてるんじゃん、ナナコに。
ナナコ、中村サンのことすごい好きなんやん。
中村サンは何やら携帯片手に学習室を出て行った。
数分後戻ってきた。
「元カノやった‥病院行ったけど思ったより大丈夫らしい。」
「そっかぁ、ヨカッタね。^^」
「これから遊べるか聞かれた。」
「そーなんや?」
「勉強しよるき断った。」
「‥いいん?」
「勉強せないけんし今勉強しよるのは事実やん。」
そーやけど、今ナナコを放っておいていいんやろか‥
「んー‥でもなぁ、本当にいいん??」
「いいっち言いよるやん!!」
腕をつねられた。
い、痛い‥!!
中村のあほっっ
こっちは心配してんのに‥。
お昼は二人で近くの定食屋で食べた。
二人とも行ったことない店。
雰囲気とかばり家庭的で、穴場発見したかもねーっとか話した。
夕方頃、中村サンの勉強が一段落して、
雲行きも怪しくなったけん解散することになった。
あたしはチャリで図書館まで来てた。
「雨降りそうばい?お前なんでチャリで来たん?送ってやるのに。」
「だってウチから歩いてくるよりチャリのが近いやん?」
「そーかあ?」
駐輪場に着くととうとう雨が降ってきた。
「土手(駐車場)まで乗せて行け。」
え、アンタ雨降ってんのに何言い出すの?
「いいけどー。(Noと言えない日本人代表。」
「オレこぐばぃ。」
「ダメ、あたし後ろ乗りきらんけん。あたしこぐよ。」
「オレ、二人乗りで前こぎきらんっちゃんね。(笑」
んなことだろーよ。(ばきゅ。
フラフラ運転で駐車場を目指す。
「あー、いいねぇ。青春っち感じやねぇ?」
「あぁ、そーかも?(笑」
「オレこーいう経験ないきねー♪^^」
そう。軽そうに見える中村サンが初めて女の子と付き合ったのは
18歳、短大の頃らしい。
それまですごぃシャイで(ホントかなあ。笑)
女の子とあまり縁がなく、告られても付き合うことはなかったらしい。
あたしも男の人乗せてチャリ乗ったの初めてやったかも。
中村サンはちかとメールしてる。
ちかはあたしがまた中村サンと連絡を取りだしたこと知らない。
ってか、事態をややこしくしないためにも報告するつもりはないんやけど‥
あたしとしては、中村サンと連絡をとりよることに後ろめたさを感じる。
べつにやましいことがあるわけやないけど。
中村サン的に
「お前は友達なんやき関係ねーよ。」
らしいし‥
帰って電話があった。
「図書館で勉強したりたまに遊んだりするくらいよかろーも?」
いいよね、友達なんやし。
ちかと中村サンが上手くいけば嬉しいんやし。
いいよね。
明日も図書館で一緒に勉強する約束した。
2004年08月20日(金) |
彼女が彼をフッた理由。 |
昨日の7時くらい、中村サンから電話があった。
「もしもしー?」
「これから元カノに呼び出されて会ってくるん!!逃げたくねぇき会ってくるよ。」
「そーなんや?」
「おぅ。んでさ、元カノと話し終わったらお前呼び出していい?」
「ん、べついいけど??」
「お前ん家の近くのコンビニがあるやん?あの駐車場で話すけん、終わったらすぐ行けると思うきさ。悪いけど出て来て。」
「あぁ、うん、いいよ。^^わかった。」
「また連絡するー。んじゃねー。」
「行ってらっしゃい。」
元カノ、今更話ってなんやろう?
中村サンの言い方的にいい話ではないやろうなって、なんとなくわかった。
9時半、また中村サンから電話があった。
「おぅおぅ。」
鼻声だ。
「ウン。」
「あー、ホントまじ泣いた泣いた!!今から大丈夫?」
「あぁ、10分くらい待ってくれる?」
「10分とか長げぇよ。( ´−`)とりあえず準備できたら電話してねー。」
あたし、めちゃくちゃ急いで用意した。
スッピンでいつもの木の下に猛ダッシュ。
いつもメイクというメイクはせんけん、なんも変わらんのやけど、
一応腐っても女の子でありたいと思う。
中村サンに何度も電話したけど、繋がらない。
このとき彼はのんきにコンビニで牛乳を買って飲んでたらしい‥
ようやく中村サンの車が来た。
後部座席に乗り込もうとしたら、
「前に乗れちゃ。お前なん後ろ乗ろーとしよるん。(笑」」
「いや、後ろの方が寝心地居心地いいんやもんー。」
「そーなんか?」
「んで?どーした?」
それから元カノと話したことを聞いた。
あたしは涙目の中村サンを初めて見た気がする。
いつも勝ち気な性格の羽鳥サンでも、泣くんだって思った。
この日記にはすべて正直に綴っきた。
唯一のはけ口やけん。
でも、元カノと中村サンの事は、あたしは書けないです。
ただ中村サンはよりを戻すことはない。
戻したくても、戻せない。
彼女がどんなに中村サンとよりを戻したがったとしても‥
「オレ、何度も言いそうになったよ。もう一回付き合おうっち‥でも、やっぱ言えんかったし‥」
「うん、うん。」
「こればっかはどーしよーもない‥元カノのこと考えるとこれ以上傷つける前に別れてヨカッタち思うし。」
「頑張ったね。」
あたしは、中村サンの頭をなでた。
自分からなでたことなんかあっただろーか?
自然に身体が動いてた。
「まじ、頑張ったよ‥オレ。」
中村サンが抱きついてきた。
あたしは頭をなでながら抱きしめた。
初めて、本当の中村サンを知った気がした。
中村サンは自分の弱さとかすべて隠して明るい自分を演じてんだと思う。
本人も、そう言ってた。
外人占いでは情熱の「ブラジル人」やったらしいし。(謎
「ねー。付き合ってよ。」
鼻声の中村サンがぽつっと言った。
「何言ってんの?早く、イイコまた見つけなよ。^^」
「でもさぁ、結婚するならお前みたいなのがいい。」
「そーなんや?(笑」
「おぅ。なんかはちゃめちゃで楽しそう。」
「はちゃめちゃ?そっれっちっ誉めよるん?けなしよるん?(笑」
「結婚したいっち言いよるくらいやけん、誉めよるに決まっちょるやん。」
あたしと知り合えてヨカッタ、そう中村サンは言った。
少なくともこの状況で一人じゃなくて
こうやって話を聞いてくれる人がいてヨカッタ、
それだけで救われる‥って。
あたしは就職はジモでするか博多でするか、
はたまた県外でするか決めちょらん。
自分のつきたい職業につけるなら遠くでも行こうち思っちょる。
中村サンはジモか博多で探すみたい。
「妹分のお前がおらんくなるのは淋しいねー。」
「そー?^^」
「おぅ。そんときは盛大に送別会しような!」
「いいねぇ♪」
「しかし、二人で送別会とか淋しいな。(笑」
「確かに。(笑」
11時頃、中村サンと別れた。
少しは元気になってくれたみたいで本当によかった。
家について中村サンからメールがきた。
「今日はありがとうね☆」
あたしは健康優良児なので用がない限り12時には就寝する。
布団に入ろうとしたその瞬間、携帯がブルブル鳴った。
メールなら5回で鳴りやむけど、まだ鳴ってる。
‥電話かぁ、、誰だ。。
番号のみ。
‥中村サンみたいだ。
「‥もしもしー。」
「いやぁ、お疲れー。」
「‥お疲れー。」
「オレさぁ、今すげーへこんでて。こういうときはauの人に電話するっち決めちょって。」
あぁ、学割なら通話料半額やもんね。( ´−`)
でもなんであたしなんだ。。
「あー、そうなんや?」
「おぅ。つーか元カノ(ナナコ嬢)から電話あって、すげー悲しくて。あー、ため息めっちゃ出るし。」
「うん?」
「言葉じゃ上手く言えん。」
「‥大丈夫?」
「オレはわりと大丈夫やけど、あっちがどーなんかねーっち感じ。ちかちゃんもあんまメールくれんし。」
「よくわからんけど、元気出してね。ちかは忙しいけんねー。」
「まーねー。」
いや、ホントよくわからんかった。
途中途中電話切れるし。(汁
中村サンの住んどるとこ、ちょっとのどかなところで
家の中でも電波が圏外のときが多々あるらしい。
「お前、何しよったん?」
「寝るとこよ。」
「あー、そーなん?」
「ウン。(寝せてくれ!!!!!」
それから30分以上話した。
サッカーのこととか日常のこととか。
中村サンも結構サッカー好きな人でよくサッカーの話をする。
サッカー大好き人間のあたしとしては
こうやってサッカーのこと話せるのはすごぃ嬉しいし、
そういう男の人と知り合いになりたかった。
「とりあえず、お前連絡ちょーだい。淋しいけん。」
「あぁ、別いいけど。あたし中村サンのメアドわからんくなった。」
「はぁ?!お前登録してなかったな?((▼▼)」
「登録しちょったよ!でないと電話出れんやんー。(汁」
登録してたよ、消したけど!!
とは言えんかったあたし。小心者。(涙
とりあえず、今から中村サンがナナコに呼び出されて
会ってくるらしい。
なぜかそのあとあたしに呼び出しがかかった!!!
ばかやけんOKしてしまったし‥(>_<)
これからどーなるんだ、、、
2004年08月18日(水) |
好きな人の傍にいたい。 |
元彼とやり直すかも知れない、今そんな話が出ている。
別れて1ヶ月ちょい。
あたしが初めて付き合った人。
3年半付き合ってきたけん情はあるし、
きっと元彼に彼女ができたら嫉妬すると思う。
「お前、最近どーよ?」
「‥元彼とやり直すかも。」
「はぁ?!まじでー???」
「‥わからんけど。そういう話がでてて。」
「そんなだっせーことすんなよ。」
やり直す事ってださいことなんかなあ?
あたしは本当に好きだって思える人の傍にずっといたいだけだけど。
それが元彼だとしたら、やり直すのもいいと思う。
中村サンは過去を振り返らない主義らしいけど、
短大時代の元カノと一緒に買ったネックレスを今でも大事に身につけちょるし‥
一回なんかの拍子であたしにくれようとして困った。(汁
その元カノのことを本当に大好きやったんやと思う。
彼女は結婚して子供産んだらしい。
(プリクラ見たことあるけど、めちゃくちゃ可愛かったんよー!!)
「アイツと今でも付き合ってれば絶対結婚してたやろーね。」
そんなことも言ってた。
あぁー。。あたしは誰を好きなんやろう。
今、誰かのこと好きなんやろうか。
恋してるんやろうか。
わかんない‥。
2004年08月17日(火) |
ターゲットは一人暮らし。 |
昨日の集合で中村サンは言った。
「また、ちかちゃんとメールしてもいい?」
ちか?
アナタ、彼女ができた瞬間メールやめるっち言ってたよね?
「今誰もメールする相手おらんし。」
はぁ、そうですか。(苦笑
「‥いいんじゃない?別に。」
「まじでー?」
「ウン。ってかあたしに言う必要ないやん?(笑」
「いや、一応お前が紹介してくれたし報告はしとかんとねー。」
「べつ、事前に報告とかいらんし。事後報告で十分よ(笑」
「んじゃ、もう何も言わん!!(笑」
ってなわけで、二人はメール再開しました。
ちかからその報告はない。(´Д`)
ちかには白鳥サンと連絡とってないってだいぶ前に話した。
やきかねえ?
あたしに話したらまた中村サンと連絡とるんじゃって、思っちょるんかなあ?
ちかは自分が一番じゃないと嫌な子。
優しくされるのも
甘えられるのも、全部自分が一番じゃないと相手を好きになれないタイプ。
つまり、自分のことを好きになってくれた人しか好きにならない。
「ブスの典型的タイプやん。」
‥なんてこと言う男だ。(汁
中村サンにはちかのことを詳しく話しているあたしが悪いんです。
でも、話さずにはいられない。
ちかが扱いにくいタイプやから‥。
一つ間違えると取り返しのつかないことになるかもしれんけん、。
ちかを絶対傷つけないでね。
二人がメールするようになったときから、
何度も何度も言ったセリフ。
ある日ちかとメールするのがめんどくなった中村サンは
メールをやめようと思ったらしい。
その瞬間あたしの顔が浮かんで、メールを続けることにしたんち。
「アンタとはずっと友達でおりたいけんね。^^」
中村サンは変わったと思う。
たぶん出会った頃よりあたしのこと信用してくれてるのもあるし、
友達として大切に思ってくれちょるんがわかる。(たぶん。
前は彼女ができても報告とかせんとか言いよったけど、
結局報告してくれたし、
なによりあたしの話を聞いてくれるようになった!!(ばきゅ。
あたしもこれからも友達でおりたいよ、中村サン。
お互いに恋愛対象外やし、
いいのか悪いのか恋愛対象としてお互いを見れないんだなあ。
なんたって父と娘やしねー。(笑
やき、友達でおれるんやと思う。
これからも、きっと。
今は中村サンとちかが上手くいけばいいと思う。
頑張れ、中村お父さん☆
元彼とよりを戻すかどうか、
そんな話がでて悩んでたとき電話が鳴った。
番号だけ。
登録してない人かあ、と無視しよっても鳴り続ける。
しつこい!誰だー!!
‥もしかして中村サン!?
「‥はぃ。」
「おー。お疲れお疲れ!久しぶり〜♪」
やっぱ、中村サンやった‥
「‥はぁ。」
「んぁ?お前今なんしよるん?」
「んー、家におるけど?」
「んじゃぁ、今から出てこい!!」
いまからって、アンタもう夜の10時ですよ!?
(我が家の門限は暗黙の了解で12時となっていマス。)
「今から!?」
「おぅ、重要な話があるけん。ってかオレがお前に連絡しよーっち事はどういう事かわかるやろ?」
‥ナナコにフラれたんですね。(苦笑
「‥わかったあ。」
「おぅ。あと5分くらいで着くけん。^^んじゃねー。」
あたしは急いで服に着替えた。
お風呂から上がったばっかで髪ぬれちょったけど、乾かす暇なかったけん
そのまんま走っていつもの木の下へ向かった。
後ろからライトが光る。
中村サンだ。
「おぅおぅ、久しぶりー。」
後部座席に乗り込む。
「ウン。」
あたしはさとみとレオ君のこととか4人で遊んだこととか近況報告した。
中村サンとは割と恋愛話する方だ。
あたしは恋愛に関して人に話さないほうなんやけど、
なぜか中村サンには話せるん。
たぶん中村サンがあたしにすべてオープンやからやと思う。
むっ君と話してても絶対恋愛とか深い話はできない。
いや、まだ2回しか会ったことないきかもしれんけど、
人見知りが激しいあたしにとっては心を開くのに何ヶ月もかかる。
現にさとみと仲良くなるのも2ヶ月くらいかかったし。
でも、中村サンは一週間もかからないでうち解けられた。
人にオープンな中村サンにすごい憧れる。
「‥いつ別れたん?」
「最近ー。オレ実習とかお盆とかで忙しかったやん?フラれたきねー。(笑」
「そうなんやぁ!?なんでー?????」
「理由は聞くな!!悲しくなる。(笑」
「ウン。後悔してないなら、いいんじゃない?」
「後悔はないねー。ただ、今淋しい。」
「んー。彼女おらんき淋しいってのがあたしには理解できないなあ。」
「淋しいもんは淋しいっち言いよるやん!(`´)」
「やき、あたしには理解できんっち言いよるんやん。(笑」
「(笑) まぁ、そういう人もおるっち事よ。」
んー、まぁそれはそーかもしれんけど。。
あたしが淋しい時は
「好きな人に会えなくて淋しい。」
誰でもいいわけやなく、いて欲しい人がいない、
それがとても淋しい。
「オレまじ今すぐにでも結婚してーんちゃ。結婚願望強いからかもしれんけどさあ。奥さん探したい。」
「あたし結婚願望ないけんようわからんや‥」
「もー!結婚してよーv」
あたし、真顔で低い声で
「え‥絶対ヤダ。」
「お前、ハッキリ言うなや!!(笑」
「だって嫌やもん。(ばきゅ。 まぁ、中村サンはいいお父さんにはなりそうやけどね。^^(意味のないフォロー。」
中村サンは時々試すように
「お前、オレのこと好き?」
「付き合おうっち言ったらどーする?」
とか聞いてくる。
あたしは冗談っちわかっちょるけど
「好き」とか「付き合う」とか言わない。
冗談でも嘘はつけない、つきたくない!!
中村サンにはいつでも正直に思ったことを言う。
たぶん、そんなあたしの反応がおもろいだけなんやと思う。( ´−`)
そのあとお互いの将来の夢について話したりした。
たまに学校のことや将来のことについて真剣に話し合ったりします。
そういう事も話せるトコは、中村サン好きだなあ。
そんなこんなで、
またあたしの生活に中村サンが関わってきそうで憂鬱デス。
早く彼女見つけてよ、お父さん!!
2004年08月12日(木) |
オーバードライブ。2 |
やばい‥
さとみたちが二人きりっちことは、
あたしとむっ君も二人きりやん!!
あたしはしばらく座り込んで考えた。
波打ち際にうずくまってるむっ君の姿が見える。
むっ君とこに行くべきなんか、行かないべきか‥
しばらくしたらむっ君の姿は暗闇に消えた。
おるんかおらんのか、見えんくなった。
とりあえず、近くまで行ってみることにした。
むっ君らしき人がおった。
でも、確信もてんくて話しかけきらんかったあたし。(汁
むっ君は、あたしの気配に気づいたらしく立ち上がった。
「寒ぃ‥( ´△`)」
「え、あたしは涼しいけど‥風邪引いたんやない?」
「かもー‥少し頭いてぇし。さらにねみぃ。」
むっ君は最近遊びまくってるらしくほとんど寝てないらしい。
タフやなあ。。
「ありゃ‥大丈夫?」
「うむ‥とりあえず花火片づけようかね。」
「うん。」
花火を片づけよると、まだやってない花火を発見。
「まだ、やってないのがあったみたい。」
「ん、どんなん?」
「あのボンボン打ち上がるやつ。^^」
確かコレも手持ち花火やなかったはず。
ちょうど2本あったけん、二人でやることに。
10連発くらいする花火で、夜空に向かって二人で打ちまくった。
めちゃくちゃキレイ。
花火を終えて、むっ君はやっぱりきつそう。
テンションかなり低い。
こんな状態で何話したらいいかわからんかった‥(苦
「あたしレオ君たち探してこようかなあ。」
むっ君は何も言わない。
さとみとレオ君とのこと知らないらしいけど、絶対感づいてるよね‥
「レオ君、携帯持ってるよね?連絡したら?」
「うむ。」
トゥルトゥル‥
「レオ?まじ限界‥家帰る。」
「うん、じゃぁ駐車場んトコで。うん、うん。はーい。」
「駐車場のトコで待ち合わせた。」
「そかぁ、んじゃ行こうか。^^」
さとみたちの靴やバッグ、花火のカス?を持って歩く。
「花火持つよ?」
「ううん、大丈夫。^^」
むっ君はさりげなく優しい人だって思った。
二人とも靴はいていけばいいのになぜか裸足で駐車場を目指す。
むっ君は足の裏怪我しちょるらしく、歩きにくそう。
「足、大丈夫?」
「うん、大丈夫。足の皮分厚いけん。痛くない。」
「いいねー。あたし痛い。とくにアスファルト!(×_×)」
何話したかよく覚えちょらんけど、
無言になったりはせんやった気がする。
それだけは、ヨカッタ。
駐車場についてもさとみたちの姿はない。
「あれー。あいつらのが先ち思ったんに。鍵オレが持っとけばよかったー。」
「あたしはウチらのが早いち思いよったけど。(笑」
「だってレオが持ってる鍵の鈴の音聞こえたやんか?」
「まーそーやけど。(笑」
「レオ、ごめん。」
そういうとむっ君はレオ君の上着敷いてアスファルトに寝ころんだ。
かなりキツそうだ‥
あたしもとりあえず寝ころんでみた。(ミラーリング?(何
すると、めちゃくちゃ星がキレイに見える。
「うわっ!!めっちゃ星キレイやし!!!」
一人興奮するあたし。
「んぁ、オレんとこからは見えん。」
「むっ君とこはちょうど木で覆いかぶさっちょるけんねぇ。^^まじキレイよー。」
「ここ、流れ星流れるよ。」
「そーなん!?」
「しらんけど、これだけ星が見えたら流れてもおかしくなさそーやん?」
「まぁねぇ。(笑 天の川とか見えるんかなあ?」
「見えるんやねーの?」
「まぢで!?アレ7月7日限定やないん??」
「そりゃ違うやろ。(笑」
途中、車にひかれそうになりながらも
寝っ転がって天体観測。
「小さい頃さぁ、寝ころんで白いチョークで身体の周り囲いよらんやった?^^」
「は?どういう遊び?」
「なんか死体みたいな感じよー!」
「んははっ!!したことねーし。(笑 なんちゅー遊びしよったんよ。(笑」
結局ロマンティックな話とかできないあたし。(苦笑
さとみとレオ君が到着して、死体のように寝転がってるあたしたちを見て
本気でしたいと思ったらしい。(おぃおぃ。笑
帰りは赤信号でも青と間違えて進んでしまうというレオ君の運転で
さとみん家まで送ってもらった。
「ありがとう。気をつけて帰ってね。^^」
「おぅ。^^」
「今度こそレオに部屋片づけさしておくけん☆」
「なんで俺が!?Σ(´△`)」
「「レオ君頑張ってねー。(笑 楽しみにしとくよ。^^」」
「やけん、なんで俺!?Σ(´△`)(笑」
そうやって、4人で遊ぶ2回目は終わった。
まだまだむっ君は「レオ君の友達」っち感覚やけど
あの重低音の声とか優しそうな目元はとても好きなのです。。
普通に、タイプなんだよね。
さすがあたしの好みにあわせて紹介してくれただけあって。(笑汁
もっとむっ君と仲良くなりたいなぁ。
ってか、友達になりたいっ!!
2004年08月11日(水) |
オーバードライブ。1 |
むっ君家で飲みの予定やったけど、
部屋の片づけが終わってないらしく海で花火することになった。
芦屋の海です。
7時にさとみん家に行って、
実習のこととか中村サンのこと、レオ君のことを話しよった。
むっ君は仕事が9時過ぎに終わるらしく、
集合は10時半になった。
10時半から海に行くって
むっ君仕事のあとやしキツイよね‥
そして10時頃レオ君合流。
相変わらず明るい人です。
10時半むっ君合流、芦屋に向けてドライブ開始☆
運転者はむっ君。
あたしはさとみと後部座席に乗り込んだ。
スペースワールドのイルミネーションがすごぃキレイで
さとみと見とれちょったら、
「夏にスペースアイ(観覧車)に男6人で乗ったっちゃねー。ばり暑っちぃし!(笑」
とレオ君。
「あー。あれいつやったっけな?部活終わった後やったっけ?」
「そーそー!大ちゃんとかオクティとかと!^^」
むっ君とレオ君は元サッカー部。
二人とも運動神経抜群らしい。
レオ君は確かに逃げ足は速い。(ばきゅ。
「「へー男ばっかでぇ?(笑」」
「おぅ。会話は一切ナシ!(笑」
「「うわ、きついねぇ。(笑」」
「んなはずねーやん。話よったやんか。」
「こう、話を面白くしようとだねぇ。^^(笑」
「する必要ねーし。(バサッとレオ斬り。」
二人の会話はむっ君がつっこみでレオ君がボケのいじられキャラ。
そんな二人の間に愛を感じずにいられなかったあたしです。
近くのコンビニで花火を買い込んだ。
海岸近くには夜中なのに結構 車が止まっちょった。
みんな花火やりにきたっぽぃ。
芦屋は砂の美術館といって毎年砂でいろいろな物を作りよるんやけど、
ちょうどその準備段階みたいで警備員の人がいっぱぃおった。
海岸の端の方で花火開始!
サンダルを履いてきた雅美チャンは靴に砂が入ってイライラ。
結局素足になった彼女。
「うわ、ここの砂浜めっちゃ気持ちいいし!!」
みんなもつられて裸足になる。
確かにかなり気持ちいい!!
砂がめちゃくちゃサラサラしちょります!!
むっ君は豪快に打ち上げ花火を連発する。
手で持ったらいけん花火でも彼は手持ち花火にしてしまいます。(汁
音にビビリまくるあたしとさとみ。(滝汁
でもめちゃくちゃキレイで感動した!!
前やったときのコンビニ花火しょぼかったんちゃね‥
でも今回は当たりやった!^^
九州のコンビニはやっぱり●゜●゜●デス。
ウチとさとみが七色に光る花火に夢中なとき、
むっ君はロケット花火もってレオ君を果てしなく追い続ける。
レオ君の足下にキレイに当たりよったし。(笑
むっ君コントロールいいわぁ。
レオ君軽く本気で熱かったみたいデス‥(笑
最後は線香花火でしめる。
さとみ線香花火上手いんです。(誉めてるのよー♪
波打ち際まで行って少し海に入る。
海なんて何年ぶりだー?
さとみとレオ君は付き合っちょらんけど、
結局最後の一線超えちゃってからは形は付き合ってるそのもので
「家で会ってばっかで、外でたの久しぶりなんよー。^^」
って言いよったけん、
せっかくやし二人きりにしてあげたいなあっち思いよった。
タイミングよく二人きりにしてあげられるよーな場面になったけん、
あたしはこっそり荷物のとこへ戻った。
やばい‥
さとみたちが二人きりっちことは、
あたしとむっ君も二人きりやん!!
一週間の実習も無事終了して
あとは宿題片づけながら夏休みを満喫する予定です。
中村サンから昨日集合かかって、
ナナコ嬢のこと色々聞かされた。
二人、付き合うことになったそうです。
本当によかったなぁって嬉しかったよ!!
おめでとう、お父さん。
中村サンは結構深刻みたいで
ちょっと彼女色々事情のある人でね‥
あたしとしては中村サンに頑張ってもらいたいんやけど、
どうなんやっかぁ‥
メールしても電話しても楽しくないとか言いよったし。(苦
それでも、今日は久しぶりのデートらしく楽しみのよーだ。
これを機会にあたしは中村サンと二人で会うのはやめることにしました。
彼女に悪いし‥
だってナナコ嬢初めて男の人と付き合うらしいんよー。
変に疑いとかかけたくないし
できれば長く付き合って欲しいしさぁ。
中村サンはせっかくあたし友達になれたき、
たまに会って話すくらいいやんっち言いよったけど、
あたしの中では許されない行為だと言って理解してもらった。
これからも友達は友達やし、
学校で会えば今まで通り話すやろうし
話があれば聞くし、悩みがあれば相談にものるつもり。
なんたって、あたし娘ですから。(エッヘン(笑
そんなこと言ってメモリはとっくに削除してしまっちょるけど、、
あたしから連絡することはないからネ。
やっと中村サンから解放されたわけやし。
さて、11日はさとみとレオ君たちと飲みです。
なんでさとみはあたしとむっ君をくっつくたがるんだろ‥
ちびっと迷惑、だ。。。
2004年08月01日(日) |
ただそれだけなのに。 |
結局中村サンにメールしてしまったボクです。
心配30%、やじうま心70%でした。
結果的にナナコ嬢に告ってないらしく、
今はお友達として仲をはぐくんでいるみたい。
心配損だ!!中村サンのあほ!!(何ギレ?
あたしが思うに、長い目で見れば
落ちる女と判断されてしまったんやろな‥(苦笑
今日もデートだってさあ。
このまま上手くいって二人が付き合うようになればいいなあ。
でも、付き合っても長く続かないらしいけど‥
ナナコ嬢性格悪いとか言ってた。。
中村サンも十分性格悪いじゃん‥
しっかし、なんやろねー、この気持ち。
なんかモヤモヤする。
ナナコ嬢に恋したことなんかとっくの前に知ってるし
連絡ないのだって慣れてるはずなのに。
ナナコ嬢が現れる前は暇なとき遊ぶのはあたしのオシゴトで
メールだって電話だって毎日しよったんにっっ!!
なんかあたし、ものすごぃ悔しいみたいデス。
大好きなお兄ちゃんに彼女ができた、そんな心境に似ちょるかも。
決して大好きではない、もしろ苦手な中村サンに好きな人ができた、
ただそれだけなのに。
ただ、それだけなのに‥
もーなんか自分にイライラするしっっ!!
なんじゃぁ!!
でも、感情は恋愛感情ではない。
それだけは、確信できます。
確信したいです。
さとみから連絡。
むっ君との飲み、早ければ来週になりそうだって。
こうなったら、やけ酒しよう。グビグビ。