stray notes

氷砂糖

My追加

mapping
2008年11月15日(土)

あまり道を覚えるのは得手でなく、頭の中には、泥沼に目的地がぷかぷかと浮いているような状態。自分が日常で使う、なんとか行ける場所も、人に説明することはうまくできない。そんな内容を以前書いた。が、最近、頭の別な部分で、勝手な地図を作っていることに気づいた。その地図は、自分が歩いて見つけたところ、気に入っているところを好きなように図式化したもので、やはり他の人がみてわかる、使えるというものではないのだけれど、自分の中でうまくつながっており、たまに役立つととても楽しい。

ほとんどが仕事帰りに開拓されたもので、今年は××区に縁があったなぁ、とか、この駅とこの駅のあいだにこれがあって、こう行けるのだなぁ、とか、増えるほどに面白くなる。もちろん時間がたつと変わる店などもあり、実用には有効期限に注意が要るのだが、あまりに古いのは自然と消えてしまうし、印象が強ければ、心だけの地図にとどめ、記憶に浸るのも可能だ。役に立つから、という理由以外でも、思い出は存在してよいのだ。

必ずしも使えるとは限らなくても…自分にとって思い入れのある景色を、整理できる機能が発達してきたことは、なんとなく嬉しい。



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