stray notes

氷砂糖

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ばいばい。長い間、どうもありがとう。
2007年02月15日(木)

中学生の頃から使っていて、ぼろぼろになったペンケースと、今年度でお別れすることにした。当時は校則が厳しくて、ワンポイントも禁止だったため、その部分だけカッターで切って外したので、布を縫い付けてあった糸の跡がある。全体に最初は白かったはずだけれど、だいぶ灰色っぽくなっていて、部分的に赤く色移りしている部分もある。薄っすらフルネームが(旧姓で)書いてあるのは読める。ピンクのファスナー部分も一部塗装が落ち、端は綻びかけている。ずいぶん無理をさせたんだなぁ…。

中・高・大の授業。試験。就職のときの書類書き。仕事。色々な場面を一緒に過ごした。途中、あまり見栄えがよくないかな、と他のペンケースに変えようとしたこともあったのに、いつのまにかこれに戻ってしまっていた。サイズや質感が馴染みよかったのかもしれない。でも、今回引退させたら、さすがにもう戻らない気がする。どうにも捨て辛く、今は本棚の隙間に、横にしてしまっているけれど。

捨てることを踏み切れるまで、そこでしばらく休んでいてね。
ばいばい。長い間、どうもありがとう。





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