stray notes

氷砂糖

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一人旅の記憶がない
2005年05月20日(金)

同僚達が一人旅についてあつく語っているとき、自分も何かないかなーと記憶の中を検索したが、どうにもこうにも思い出せない。べつだん泊まりと限らず日替わりでもよく、遠くでなくてもかまわない、という話でも。たしか友人の結婚式で、山梨まで行ったはずだが…何も覚えていない。きれいさっぱり。

家族で田舎へ遊びに行き、わたしだけ用があって、早めにひとりで帰ったこともあったが、弟が時刻を調べてくれて、電車の乗り継ぎも考えてくれて、駅まで付き添ってくれた記憶しかない。大学の卒業式、普段使わない校舎まで行かなくてはならなかったときは、なぜか夫(当時はまだ結婚しておらずBFだった)が送ってくれた。わたしの晴れ姿が拝めるからいいでしょ、とでも頼んだのか、どーしよー行き方わからないーと泣きついたのかは覚えていないが。また結婚後、ひとりでビジネスホテルにとまったこともあるのだが、フロントの手続きは夫がしてくれていたように思うし、なんというか大人としてどーよ、という気もしないでもない。

子供のころ乗り物酔いがひどく、旅行のときは大抵誰かに頼っていたせいか、ひとりできちんと目的地まで行った記憶、というのがまるで出てこない。結婚直前に母と旅行したときのことや、夫とあちこち遊びに行ったことは朧気ながらも忘れておらず、ぼんやりとは思い出せるのだが。

そして今、一人旅ができるとしても、あまりしたいとは思わない。ということは、一人旅の記憶、というのはこの先もできないのかもしれない。



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