stray notes

氷砂糖

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受験の記憶・高校編
2003年01月21日(火)

心ひそかに応援している、WEB上の知人さん(中3女子)が、第二志望に合格したようです。よかったよかった。ひとごとながら一安心です(?)。彼女の日記を読んでいたら、記憶の倉庫後方で眠っていた、自分の受験期を思い出しました。

小学校も中学校も最寄の公立校に通っていたので、中学3年で、はじめての受験となりました。第1志望は、公立の女子校でした。春か夏の休みに、高校見学を母としました。親と一緒にいったほうが、友人と行くより扱いがいい、というのをうわさで聞いて。実際、教頭先生に案内していただいたような記憶があります。校舎も綺麗で、あーここに行きたいーと思ったのを覚えています。

私立も女子校を2つ受けました。滑り止めと第2志望。この第2志望は、当時とても仲のよかった子の第1志望でもあり、いけるならそこでも楽しいかな、とは思えたのですが。同じクラスになれるかはわからないし、親は(家が裕福ではなかったので)できれば公立に行ってほしいとのことだったので、なるべく頑張って、できるだけ公立に行かなきゃ、と思ってました。

しかし私立単願とか、推薦で決まる人はいいなぁ、と思ってました。どんなに勉強しても不安の消えないタイプだったので、受験期は落ち着かなかったです。偏差値的には楽勝のはずの滑り止めも、まるで受かる気がしなかったし。ひとりだけ高校浪人とかになったらどうしよう、と恐怖に怯えていました。

最初に1校受かったときは、家中がほーっと肩の荷をおろした感じでした。わたしは長女だったので、家にとってもはじめての受験だったこともあるのでしょうが、弟のときは、そんなに家中が緊張しているようなことはありませんでした。弟は頭も成績も要領もよかったので、あまり心配する必要がなかった、というのもあるかもしれません。

とにかくそのときにかなりほっとしてしまったので、第1志望の合格時、感動がゼロではないものの、あまり激しくなかったです。ただ母親が、「ああこれでやっとコーヒーが飲めるわ」と言ったのに驚いて、「なに、コーヒー断ちしてたの?」と聞き、「そう、一応願かけてね」と言われたときには、あー、一応わーわー勉強しろって言うだけじゃなくて、娘のために大好きなコーヒーもやめ、ひそかに祈っててくれたんだなぁ……というのは、しみじみ感慨深かったです。

WEB上の知人さんは、まだ受験が残ってるんですよね。さすがにコーヒー断ったりはしてませんが、引き続き、幸運を祈ろう、と思っています。


パクりよりもこわいこと
2003年01月15日(水)

自分のサイトTOPに、「無断複写・転載はご遠慮ください」みたいなことは一応書いているのだけれども。どちらかといえばプライヴェートに、ひっそりと運営している、少数の知り合いしかいないようなサイトなので、そういうことをするひとはあんまりいないだろうなぁ、と思う。

そして一応自分で、つたないとはいえあれこれ自己流に書いて楽しんでいるので、他人の言葉をパクろうとは思わない。ただ、オフラインでもオンラインでも、人の文を読むことはそれなりにあるので、そして好きになることも多々あるので、読んでるうちに影響を受けていたり、似てしまったりしていることもあるのかもしれないなぁ、と思う。

自分で自分の、詩や小説やエッセイや日記を読んでも、これは誰某の影響を受けているな、とか、誰某に似ているな、というのはわからないので。他の人が見て、そう思われたら恥ずかしいし、知らず知らずそういうことを書いていたらこわいなぁと思う。意識がない分、余計よくない気がする。

また、常に自分の口調で自分の語彙で、自分の思いや考えを書いているつもりであっても、もとがあまり個性的だとも独創的だとも思えないので、これくらい誰でも思いつくよなぁとか、どこにでもありそうな発想だなぁ、と思うこともたまにある。小説は設定が突飛だったり主題が変だったりすることもあるし、日記やエッセイなどはほとんど実体験で書くので大丈夫かもしれないが、詩や呟きは心情吐露なので、どこかの誰かとかぶっていてもおかしくない気がするのだ。

そういえば昔、大学で、「皆さんのなかには、無闇矢鱈に沢山の論文を読みすぎて、どこからがひとの考えで、どこからが自分の考えかわからない論文を書いてしまうかたがいるので、気をつけましょうね」みたいなことを言っている教授がいた。そうはならないよう気をつけなきゃなぁ、と、ときどき思い出したりする。


「これ、これ、これなのよーっっっ」
2003年01月10日(金)

少し前の話。冬物のセール会場で。表題の科白を、30代前半くらいの女性が叫んでいました。隣には、やはり30代前半くらいの女性が、仕様がないわねぇ、という感じで苦笑いしてました。どうやら、なにかとてもほしかったもので、どこの売り場に移ったかわからなかったのが、特設会場にあるのがわかり、ほっとしたのと嬉しかったのとで、思いっきり叫んでしまったようでした。うーん凄いなぁ、と、思わずそちらを見てしまい、彼女達の話を聞いてしまった感じでは。

わたしは結局その後も、服を眺めるだけ眺め、その日は何も買わなかったのですが。ああいう、ほしいものを追求する気持ちの強い人は、明確なビジョンも、またそれを実現させるだけのエネルギーもあり、見つけるまで探すのだろうな。手に入れるまで落ち着かないかわり、手に入ると本当に嬉しいのだろうな、と、帰る道々ぼーっと考えていました。どうもわたしはそこまで気持ちやビジョンが強くないし、またそれらを持続させたり実行にうつしたりするエネルギーも弱いし、というわけで、あまりものを手に入れることに感動を覚えてないような気がするんですね。それはいいとか悪いとかでなく、単純に性格とか気質の問題なので、彼女は彼女でいいし、わたしはわたしでいいのだとは思いますが。

ただ、ああやって、「これ、これ、これなのよーっっ」と叫べるほどに強く、何かをほしいと思ったり、手に入って嬉しいと思ったりできるのは、多少羨ましい気がしないでもないな、と思いました。わたしは薄ぼんやりと、「これ、わりといいかなー」とか、「これ、けっこういいかも」程度にしか、服を選べていないので。


彼女の受験が、うまくいきますように。
2003年01月07日(火)

こことは別のレンタル日記サイトに、詩のような呟きを書き留めている。秋頃、その日記のアクセスログを見たら、どうもどこかのサイトに、リンクされていることがわかった。うーわー、さらされてたらどおしよお・・と思いながら飛んでみると、それは中学3年生の女の子が作ったサイトだった。わたしの詩日記は、”素敵な場所ばかりなのでぜひ行ってみてください”という詞書とともに、彼女のリンク集の中に並んでいた。「管理人不明」で、彼女の仲よくしている人たちのサイトとともに。

以前enpitu内で詩を書いていたときは、メールフォームをつけていたのだが、どうも詩から受ける印象とわたし個人の印象はかなり違うらしかったので、今回はプロフィールもつけず、メールフォームもおかず、ただただつらつらと思うままに綴っていたのだが。さて、どうしよう..挨拶したほうがいいのか、それともしないほうがいいのか。でも、機会があったらお礼くらい言いたいかな..。あれこれと考えながら、彼女の可愛い(とか言ったら怒られるだろうか、でもわたしから見たら可愛い)サイトをブックマークし、ときどき見に行っていた。

しばらく時間がたって、冬。わたしは風邪をひいて寝込んだ。そういう状態で詩を書けるほど、頭がまわらなかったので、詩日記には「いつも見てくれてる人にはごめんね。風邪ひいたので更新停滞します」的な書き込みをした。そしてこんなときに書くのも何かな、と思いながらも、リンクのお礼と、受験うまくいくといいですね、的なことを書き添えた。数日後の彼女の日記に、嬉しかったとupされていたので、よかったなーと思い、心のつかえがとれた。

10日後には、彼女の最初の試験があるらしい。その日は、うまくいくよう祈ろうと思う。何のちからもないわたしだけれど。直接関わりがあるわけではないし、顔も本名もわからないけれど。わたしの綴る言葉を気に入ってくれて、何度となく訪れてくれた、彼女に。今まで学んだ力が最大限発揮され、結果に現れるように。彼女の受験がよい状態で終わるよう、幸運に恵まれるよう、祈っていようと思う。


成長してないかもしれない
2003年01月04日(土)

高校生の頃、他に楽しみはなかったのか、漫画雑誌の立ち読みをかなり楽しみにしていた記憶がある。ひとつきのうち、5日にでるものとか10日前後に出るものとか20日に出るものとか23・4日にでるものとか、間に出る増刊とか、はっきりは覚えていないけれど、シリーズ物の続きを読むために大型書店にほぼ日参していた(買えよ、と思われるかもしれません、ごめんなさい。でも、当時あまりお金がなかったし、家で読んでると怒られたので。あと、読みたいけど買うほどでないとか、場所がないというのもあって..)。

家に帰ると予習や復習をしなくてはならないので、制服姿で本屋にいた。時間が許すなら、立っていても重い鞄を持っていても、いくらでも読みつづけることができた。しばらく頭の中は、今後のストーリー展開で一杯だった。外向的な性格ではないので、それらの感想をひとと話したりすることは少なかったように思う。どうもわたしの読むジャンルが広かったりこだわりがずれていたりしたらしく、漫画好きのひととも、うまく話題が合わなかったような記憶がある。ひたすら内向的に、お話だけを追いかけていた。

高校を卒業して10年くらいたつが、根底はあまり変わっていないのだなぁ、と最近気付いた。昔より多少は読む量が減っているし、普通の雑誌も買って読むし、漫画喫茶で読む場合は座っているし、私服だけれど、頭や心のなかみ自体はほとんど違わないのではないだろうか。高校のときよりは他に楽しみも増えた気もするけれど、勉強のかわりに仕事や家事があるだけで、話の続きが気になり、頭が一杯になってしまうのは同じだ。普通はどこかで卒業してるんじゃないかなぁとも思うのだが、まあいいかこれがわたしだし、とも思う。


たまには主婦感覚?
2003年01月02日(木)

前回の書き込みからだいぶたってしまったので、昨年を振り返る、今年の目標をたてる、皆様にご挨拶する、というのを今回は端折ります、すみません。年末年始に書きたいネタもあったんですが、年末は寝込んでて、年始は年始回りで終わってしまったので、気持ちはあっても更新できず。今年はそういう年になるのかも(困ったもんだ)。

さて。年末に掃除をしたとき、「あーこれは漫画ケースとか新書ケースとか買わないと収納がどうにもならないなー」ということに気付き、スーパーやホームセンターで、収納ケースや収納袋をあれこれ見て回りました。が。なかなか思ったようなのがないんですね。よーく思い出してみると、今家で使っているもの、というのは通信販売で買ったもので。デザインや材質も、外で売っているものより、家にあるもののほうが優れているように思えました。というわけで、帰宅後カタログをばーっと見て、注文葉書を書いて投函することにしました。

あとで値段を見たら、通販のほうが安かったので、そうか、もしかしたらこれだけは主婦感覚(ここではほしいものを安く買う能力みたいなものをさしています)についていけるのかも、と思いました。えーと、普段わたしは、食材の値段でどこが安いかとか、あんまり覚えてないんです。服とかがいつ安くなるかとか、そういうのにも疎いし。ポイント集めるのとかも、途中で飽きてしまうので苦手だし。ただ、通販だけは(たぶんカタログを眺めるのが好きなせいでしょう)ちゃんと低価格でほしいものを買えるようなので。



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