太れ!たつのふ

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2002年11月29日(金) みかん日記

ご主人様の家には 立派なみかんの木が植わっています

毎年 今頃の季節になると重たいオレンジ色の実が 枝にたくさんぶら下がります

もちろん今年もたくさんのみかんが食べごろを迎えようとしていました



しかし先日 事件は起こりました


朝 木を見ると みかんの実は一つ残らずなくなっていたのです

みかん泥棒が根こそぎ持っていってしまったのです



・楽しみにしていたみかんが食べられなくなってしまったこと

・みかんを盗むなんて悲しい事をする人がいるっていう落胆

・自分の家に他人が侵入したという怖さ


ご主人様をはじめ ご家族の方も落胆しています


実はその夜 私は どこからとも無く聞こえる物音には気が付いていたんです

でも「どうせ ネコかなにかがいたずらしているのだろう」ぐらいにしか思っていませんでした。まさか そんな・・・



平和でゆるみきっている自分に 冷や水をかけられた思いでした

でも 仮に気が付いたとしても 私にはご家族に知らせる術がないんです

自分の無力さにも腹が立ちます


無念です



2002年11月28日(木) おっちょこちょい

ご主人様は異常におっちょこちょいのようです

だってヘルメットをかぶり忘れるんですもの

「ヘルメット面倒くさい」とかではなく 単純にかぶり忘れちゃうんです


ヘルメットって車で言えばシートベルトでしょうか 要するに命を守るためのものな訳で・・・


ありえないです




私はご主人様が ヘルメットをかぶり忘れていることに気づきはするのですが、伝えるすべが無いわけでやむなく 発進するわけです。そしてスピードが40キロ位になると ご主人様は気が付くわけです。


「ずいぶん頭が涼しいと思ったら ヘルメットかぶり忘れてた〜」とご主人様はつぶやき ヘルメットをかぶるわけです。


ありえないです


おっちょこちょいで死んじゃったら どうするんですか!!!!!



こんな事が年に何回もあります・・・・





2002年11月27日(水) 免許



ご主人様が 本格的に自動二輪の免許を取ろうともくろんでいるようです


これは一大事です。


所詮 原動機付き自転車の私です。本家のオートバイにはかないっこありません。相手が悪すぎます。
そもそもご主人様は「本当はバイクに乗りたいけど 免許取るお金も時間も無いから原チャにしとこう」っていう妥協から 私が選ばれたわけです。


大ピンチです。


もしかしたら中古屋さんに売られちゃうかもしれません。そうでなくても ご主人様の家族か友人の手かに渡るのかもしれません。



新しいご主人様に仕えるなんて・・・絶対 嫌です。壊れちゃったほうがましです。


朝が来て夜が来て
一日一日が過ぎていくのが怖くて仕方がありません。



2002年11月26日(火) 季節

冬突入です

9月 10月は汗ばむほどの気候でしたのに 11月に入ったらとたんに凍るほどの寒さ

秋が短すぎます


春   冬


今年はそんな感覚です


地球温暖化の影響なんでしょうかね。地球は色々な方法で悲鳴を上げているのではないか。そう感じてなりません。



今日はそんな事を考えながら走っていました。





2002年11月20日(水) 寒空

昨夜もご主人様は帰ってこず
駅の駐輪場で待ちぼうけです

よくあることです
いいかげん馴れそうなものですが そうはいきません
さみしさに包まれてしまいました


朝になって 隣にサル介さんが来たので 愚痴りました


「私は毎日 ご主人様の為に走っているのに。暑い日も寒い日も 朝早くたって 夜遅くたって 一生懸命走っているの。でもどうしてなの。あたしばっかり頑張って、ご主人様は私のためには何もしてくれない。どうしてなの?」


しかし 今日のサル介さんは厳しかった


「ジョルちゃん。そりゃぁ違う。頑張っているのはご主人様に気に入られたいからだろ。だから頑張ってるのは「ご主人様のため」じゃなくて、自分が気に入られるためだ。それに 友情にしたって 恋愛にしたって 相手に見返りを求めるなんてダメだ。損得考えてるようじゃダメだ。そうだろ?」



くやしかったです。くやしかったですけど、何にも言い返せませんでした。





大人になりきれていない自分がいます



寒さがさらに身に凍みます 



2002年11月18日(月) 流れ星

今夜はきれいな満月です

本当にきれいです

でも 今宵の満月は 天文ファンには嫌われています

今宵 獅子座流星群なのです

お月様ごめんなさい 今夜のあなたは少し輝きすぎている まぶしすぎますわ



今日 サル介さんに聞くまでは 「獅子座から流星が飛び出すイベント」なんだと思って 勘違いしていましたの

なんでも テンペルタット彗星の残した塵に 地球の大気が摩擦し 光り輝くそうです
それがたまたま獅子座を中心として飛び出すから獅子座流星群っていうらしいです

まぁ 私としては きれいならばそれで良いんですけど・・・



日本では今年はあまり条件がよくないらしいのですが 「明け方東の空を眺める」のがベストな選択なようです。


ひがし ひがしっと・・・



ひ〜 私の駐輪スペースからは北しか見えない







明け方お願い事だけしようっと(タイミングとか勘ね)



2002年11月15日(金) だからこそ

私は ご主人様と一緒にお出かけすることが出来ます

私は なかなか人前では見せないご主人様の表情をよく知っています

私は ご主人様の鼻歌を聴くことが出来ます

私は ご主人様がものすごく寒がりだって事を知っています

私は ご主人様は機嫌がいいと ついついスピードを出してしまう事を知っています



その事を 私は自慢に思っていました

『みんなの知らないご主人様の事を知っている』



でもそれは 私がバイクだから叶ったことです

自然体のご主人様・・・

一人でいるときのご主人様・・・

私が人間だったらそれを知ることは出来なかったでしょう

でも私は それを知ることの引き換えとして

ご主人様と結ばれる可能性を失っているのです



私がもし人間で ご主人様と出会っていたら・・・


考えても無駄なことですね


歴史に「if」が禁物のように 恋愛にも「if」は禁物でしたね





2002年11月14日(木) 生命

夕焼けの空に まっすぐ突き抜ける飛行機雲を見ました


真っ赤な空を 真っ二つに分ける一筋の白い雲



飛行機雲はほんの数分で 消えてなくなりました




桜の花であり


蛍の光であり


真夏の夜空の花火であり



そんな 一瞬の輝き と すぐに消え行くはかなさを持ったものに惹かれるようになりました




2002年11月09日(土) 帰宅

ご主人様の プチ家出は終了し いつもの家に帰って来ました

一週間 走りました

だいたい100kmくらいは走りましたね

さすがに疲れました

くたくたです



でも昔のことを考えると

3年前の静岡旅では 500kmを二泊三日で走破・・・


2年前の琵琶湖一周旅は 200kmを半日で走破・・・



ありえないスケジュールです

馬鹿元気としか言いようがありませんが

当時はそれが普通でしたからね



「青春」とは老いてから気が付くものだというのが よくわかります



ーお詫びー

かっしーさんちの「ひよこ4号さん」は 『ハーレーダビッドソン スポーツスター』が正しいです。
ジョル子失敗!(てへっ)



2002年11月08日(金) →←↑

おじぃさま家周辺は

一方通行がとても多いです

どうも遠回りになってしまいがちなんです

昔からの街であるため 狭い道が多く 安全上しょうがないのでしょう



しかし ご主人様はひるみません

最近は 一方通行の道路でも侵入します

もうなりふりかまいません



っていっても 違反してるわけではないんですよ

エンジンを切って 私を押します

私を押して 走ります

タッタッタッタと走ります

周囲の人はこっちを見ています

それでも お構い無しに走ります




ご主人様は 他人の視線とかあまり気にならないようです

私は 超恥ずかしいのに・・・





2002年11月07日(木)

おじぃさまの家での生活が続いています

何がうれしいかっていうと



雨が降っても星子でお出かけって事はないんです




独り占めなんです



うひ〜



2002年11月06日(水) ひよこ

今日はご主人様のご学友のカッシーさんちへ行きました

そしてカッシーさんちの「ひよこ4号」さんにお会いしました

ひよこ4号さんはなんと ハーレーダビッドソン スポーツスターです
排気量は883ccです

もうかっこ良すぎでしたわ

エンジンの音も「ぼぼぼぼぼぼぼ」って重低音。だって50ccの私18台分のエンジンですもの すごい迫力でしたわ


でも話を聞いてみると 4号さんは生まれてから11ヶ月 走行距離も数千キロだそうです

つまり 私が先輩なのです(へへん)





まもなくして
ご主人様達は 4号さんに乗って お台場に向かいました


4号さんは「あなたのご主人様を しばらくお預かりします 行って参ります」



いまどき珍しい 律儀で しっかりした若バイクだな と思いました



そして「お台場うらやましいよ〜〜〜〜〜レインボーブリッヂ 見たいよ〜〜〜〜〜」って思いました






2002年11月05日(火) 萎縮

今日はご主人様と一緒におしゃれスポット代官山へ行きました

おじぃさまの家からは15分ほど あっという間の到着でした


「おしゃれな街には おしゃれなバイクが多い」の法則はこの街にも当てはまりました


私の周りには ベスパさん トモスさん オリジナルのペイントを施されたカブさん・・・ などなど 素敵バイクがずらりでした


庶民派バイクの私は かなりびびって 場違い感が高かったです



どうやらご主人様も同じような印象を受けたらしく 対して買い物もせずに 戻ってきました



おしゃれすぎる街 代官山



どうやら私たちには 敷居が高すぎたようです





2002年11月04日(月) 道程

9999.9

そして

0000.0



今日 私はついに10000キロを達成しました



走行メーターは0に戻ったけれど何も変わりませんでした


いままでの記憶もすべて残されていましたし


ご主人様に対する気持ち


自分に対する気持ち



すべて今までどおりです




なんにも変わらないジョル子がそこにいました


私は心の中でつぶやきました



ご主人様 今までありがとう そして これからもお願いします







2002年11月03日(日) 予感


たいして減ってもいないガソリンが補充されました


今日はエンジンの調子をはかるかのように走行しました




これは旅の予感です。



ご主人様が11月初めに少しの間 おじいさまの面倒をみるために住まいを移す という噂は本当だったようです

そして それにお供できそうです




きっと私にとっても 新しい何かが待っている そんな気がします





2002年11月02日(土) ガックシ

私が一番嬉しい瞬間は

ご主人様がシートをあげて ヘルメットを取り出し かぶった瞬間です

それは ご主人様とのお出かけが決定した瞬間なんです


ご主人様がお出かけの用意をして出てきたときもまだ 私と一緒に出かけるかはわかりません

たとえシートをあげても オイルの補充かもしれません

鍵を差して 移動し始めても ただ洗車をしようしているだけかもしれません




すぐに「お出かけだ」って期待はしちゃいけないんです

期待した分 がっかりも大きくなってしまうからです




ヘルメットのアゴ紐をしたときの「カチッ」っていう音


それが 出発の合図なんです


楽しいお散歩の始まりの合図なんです



2002年11月01日(金) 固執

原宿のアパートが無くなって寂しいという話を書きました

でも少し考えました



変わることは悪いことではないと思います

過去の遺物にすがるより 新しい未来を切り開く

必要な考えかたです



変化に対する抵抗感・・・
旧態依然・・・

新しいことに対する面倒くささ
変わることへの恐怖



私も老けたなぁと実感しています


世代交代の時期なのかな〜




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