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「レビュ?」
本日は公休。自宅にて、映画天国なり。今頃!?という作品もわたしにとっては新作扱い。寧ろ常に新作扱い。 「キルビル」:(▼∀▼) 「あずみ」:(▼∀▼) 「陰陽師�供�:(▼∀▼) 一応は全部、面白かったという評価です。視撃を伴う異世界見物を渇望していたからかも知れないんだけど。 「キルビル」のユマ・サーマンはとても好きな女優の一人で、わたしのユマ好き歴は彼是14年ほどにもなります。出逢いは映画「ヘンリー&ジューン 私が愛した男と女」で惚れてしまったとです(突然九州)。 「あずみ」は、原作は見てませんけども想像していたより楽しめた感じします。もしもの世界。出てみたい、演ってみたい役はありますかと訊かれたら「あずみ役」と答えようと思った。びじょまる役のオダギリジョーに少し見惚れました。そして某知人を思い出し、少し笑いました。 「陰陽師�供廚鰐緩轢啝瓩量_茵9イ�歴も結構長いです。清明役が野村萬斎でよかったとみんな言ってますね。あの役はきっとその方面に少しでも携わった方じゃないと難しいとつくづく思いました。 観ずに残っているのが座頭市とDolls(共に北野作品)。邦画はとても好きですね。外れも多いけど当たると何時までも心に残る。邦画の深さは日本語の難しさに通じるものがあるように思えて。 |
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「博愛の眼に映らないもの」
イラク日本人人質事件の3人に中傷や嫌がらせが続いている模様。そういうのは勿論、卑劣極まりなく感心しないが、その気持ちはわからないでもない。 「それでもイラクに居させて欲しいんです。」という会見を見た時、単に博愛バカなんじゃないかと思った。その盲目さというか、浅さというか、無神経さというか、単に呆れた。解放の為にどれだけの人が力を尽くし、家族や関係者にどれほどの心労をかけたのか。それを知った上での言葉だったなら国籍を日本に置く必要もないよな。 貧困に喘ぐ国民を見て、彼等は何を救う気か。同じ人間としてというなら、その前に同じ人間へ償うべきだとは思わないか。帰国した3人を見て思う。動物愛護者が人間の子供を虐待しているようなものだと。 |
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「再春」
春が来てしまったのだと思った。 霧雨のやみ上がる頃、宵闇。 逝き残された空の青が惑い、墨を滲ませながら隠れるような、 不自然な、不可思議な、宵闇。 春は過去しか思い出させない。 弛緩む温度が記憶を融かして、今を不確かにする。 足取りを止める刹那、桜花のように散りかかる、あと何cmかが重ならない面影。 春は途切れたものばかり見せて、今を見せない。 今、の積み重なりが未来になるのだとしたら、未来は来ない。 そんな憂鬱を連れて来る。 でも、もう、春の後ろ姿。 でも、また、春は来る。 わたしが春に今を見るのは何時になるだろう。 |
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「在原業平」
本日は歌人、在原業平について語るのよ。 なぜなら、わたしが最もラヴな歌人だからよ。 たまには資料に埋もれ綴る、かういうのもよいでせう。 和歌は未だ恐る恐る触れる程度なのだが、業平の歌はさういうわたしにも風を魅せ、花を薫らせ、雪を降らせ、月を掬わせる。其の時代にもし生まれていれば浮名のみにも心馳せ、恋してしまったやもしれませぬ。 有名な歌を挙げると、 月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身一つはもとの身にして *意訳詩* 見上げれば、月は昔のままなのに、春は昔と同じ春なのに 行き失せた君も何もかもが変わりゆき、 僕だけが変わらず此処に立ち尽くしている。 わたしが最初に巡り合った業平の歌で、かなりグっときた。この時はとりたてて在原業平という歌人を意識もせず通り過ぎたのだが、わたし的にグッとくる歌を辿れば必ず彼の作品であったので、単なる偶然の合致ではないと。同じプレイボーイの大伴家持の堂々とした才気あふるる歌も佳いが、何処か壊れそうに繊細で透明なくせに、己すら焼き尽くしそうな情熱。その在処に惹かれる。 この業平は六歌仙(正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大伴黒主)の一人で、右近衛権中将。阿保(あぼ)親王の王子。『古今和歌集』に三十首収録。歌物語『伊勢物語』の主人公として知られている。 その歌は「その心余りて、詞たらず。しぼめる花の色なくて匂ひ残れるがごとし」とあり、「情感があり過ぎてそれを表現する言葉が足らず、しぼんだ花が色はあせたのに香りだけが残っているようだ」 と紀貫之の古今和歌集仮名序で評されている。 眉目秀麗な美だんすぃでプレイボーイ。しかもその恋色は、清和天皇の后・藤原高子との悲恋や斎宮との密通、常人の触るべからざる禁断の女性に恐れもなく挑んでいるではないか。敢えて禁忌に挑むその姿を冒険と取るか、純粋と取るか。或いはそのどちらともか。 多くの人の書いた各各の業平の姿の記述の一つに「藤原摂関体制から疎外された代償行為として、狂おしいまでに好色と和歌とに逃避し、風流の道にその生涯を蕩尽したと云うべきであろうか。」とある。だが、わたしが感じている業平像を正に感覚的に伸べてしまえば、其のやうに不遇さをただ嘆いていたとも思えない。 「そんな世の基準など、他人に任せてやればよいではないか。」 其れこそが彼の本質をかいまみる糸口のやうな気がした。 初心者にとっては異国語にも見ゆる和歌の上で、業平の歌だけは何処か心に直接響き渡らせるものがある。美しさに形づくられた美しさでは薫らない花が其処に薫り、ドラマティックに心と美が繊細に交差している。業平でなくては歌えないもの。わたしが惹かれるものの多くを持ってしまっている稀有なる歌人であると確信してしまった。 在原業平卿作の和歌いろいろ ↑こういうのであれば和歌も親しみ易いです。 |
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「呼吸一間のまほろば」
わたしは結局、日本を愛している。国政に於ける不甲斐無さや曖昧さ。国民性の陰険さ。幾ら理想で現実を美しく彩ろうとしても、腐敗したこの国に自由など無い。精神で幾らかのそれを思うくらいしか無いと、繰り返す日々の隙間に感じている。勿論、自由に生きていられる人も居るのだと思う。けれどそんなものほんの砂粒の数に過ぎない。 心が荒んで息が詰まりそうになると、何処というでもなく見慣れた景色を見渡してみる。独り途方も無く。アスファルトを裂いて生えた足元のタンポポ。眼を上げれば、原色の躑躅が今を疑わず路傍に咲く。カフェの店先に絡まる薔薇のアーチ。汐の芳りを孕み、密かに夏を潜ませた風が背中を追い越してゆく。言葉にはならず、やがて記憶に埋もれてゆくだろう碧瑠璃の空の閉じられゆく様を記憶する。そうして、呼吸の仕方を思い出す。 大丈夫。未だ、日本は美しい。想いの中だけではなく、ちゃんと現実に美しい。ほんの一呼吸の瞬きで全てを感じる事も出来る。世界は無条件に祝福されている。そしてわたしたちは其処に棲む事を許されている。 |
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「幸いあれ」
わたしにとってはあなたこそが、 稀有なるえにしのあたたかさを教えてくれたのでした。 あなたの過去の一欠片を少しだけ知るわたしは此処でエールを送ります。 未来なんて、何が起こるか解らないし、 確証など確信など何時でも吹き飛んでしまう不安定な今の世情。 だからこそ、やっていかねばなりません。 己の力でじっくりと時間をかけて固めていかねばなりません。 変貌する世とヒトの心に順応し、耐えうる精神力を。願望を貫く意思を。 どんな事があっても、自分さえ見失わなければ、よいのだと。 ああ、そうだな。出来るだけあなたの道行きに幸い多くありますように。 けれど、ただ簡単なものならば磨く事なんて出来ないからね。 死ぬまで降りる事の出来ない、人生という舞台の上で。 その一角より、小さなエールを。 |
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「花のように」
最近の邦楽では、ラルクの「瞳の住人」と、エブリリトルシングの「ソラアイ」とあゆの新曲「Moments」が気に入っている。 「あゆわぁ〜。」という爆裂低脳お喋りがお馴染みのアイドルなんぞにはちっとも憧れないのだが、奴は時折、心の真っ向から真摯な詩を書く。パクって継ぎ接ぎの歌詞なんて言われているし、それはわたしにも鸚鵡みたいに摸ね専門の、言葉や思いを巧みに掠め取っていく存在があるので軽蔑に値するものかも知れないが。それでも誰かがつけた「華麗な詩人」というキャッチフレーズだけは羨ましいと思っていたり。 曲調より歌詞に重点を置いてしまうのはずっと幼い頃からの癖。洋楽のそのままですか歌詞もクレイジーで嫌いじゃないけれど、より邦楽を好むのはやはり日本人が創った詞があるからかな。たまに「こんな詞ならわたしのがましな詞書きますぜ。」というのも多々あるのだがね。でも「これは書けないな。」という詞も多々存在するわけで。 「Moments」の世界は存在という眼に見えるものではなくて、例えば魂とか希いとか祈りとか。大好きなひとの傍で揺蕩う、或いは遠くから見つめる。そんな感覚。視線の先の唯一点を愛する。犠牲的な掌は無心の笑顔に救われるのだと。その笑顔の為になら、何に背いても。 わたしは全く犠牲的な想い方は出来ない性質なので、この詞の主人公にはなれない筈なんだけど、稀にこうして重なるという事は、自他共に認めるこのエゴイストにもそういう部分が少しは息衝くのかな。 華麗な詩人らしく密かに潜ませた「花鳥風月」に少し笑いながら。 |
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「ペ」
「冬のソナタ」がものすごくうけていると知ったのは、少し前、お客の執拗な問い合わせからだったのさ。 すぐにソウルに行きたいの。「冬のソナタ」のツアーにどんなことをしてでも行きたいの。そういうのありますか? は??スケートですか? わたしは真面目にそう訊いてしまった。だってスケート観賞っぽかったんだもん。 今時知らないなんて、面白いからあなたも見るべきよ、などとせせら笑われながらネットで調べた「冬のソナタ」。なんだ韓国ドラマか。韓国人自体すきじゃないし、無論好みのはずもないわたしはどうすればいいのでせう。 初来日の韓国俳優ペ・ヨンジュン(31)略さなくてもペ。 ああ、歯並び綺麗ね。笑顔も屈託がないね。でも、この笑顔のまま女の人とか裏切りそうでこわいね(ひねくれマンモス。 |
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「宙の私生児」
帰る途中で振り返ると、月に見つかった。 真正面で月はわたしをじっと見据えていて、 いつもより大きくて仄朱い、それはまるで、少し血の滲んだ母胎のように見えた。 今宵、だれがあの月をやさしいなどと思うだろう。 引潮で間引いた死者の魂を詰め込んで、来たる夜の幕間に浮かんでいる。 おかしいなぁ。今度はうまく逃げ切れると思ったのにな。 特別な月がまたぼくらを見張っているよ。 |
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「鸚鵡お断り」
堂々と来るなって。 此処に「来るな」と直接言われてるのに。 その視線にぞっとするね。 相も変わらず卑小な盗人。なにもかもが白々しく無意味。 他人の言葉を振り回して、この世界で何を凌駕したいの。 なに、それは現実で抑圧されているから? ちっせえな。 |
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「親知らず抜きました」
わたしは親知らず、上下左右、完璧に生え揃っています。生え始めたのは十九の時で、親知らずとのお付き合いも割と長く。抜きましたよ。取り敢えず先に右上だけ。 最近の日本の特に女性は顎の細さに比べ、歯が完璧に生え揃い過ぎていると聞いた。疲れた時は特に歯の軋む、あのぎしぎしした違和感がとても厭で、前から気になっていたので、思い立って何年かぶりに歯科へ。歯を抜くのは午前中の方がいいのでと言われたけれど、我慢ならなかったわたしは直ぐに抜いて貰う事に。相変わらず嫌なあの音にドキビクしながら。 すぐに終わればよかったのだけど、幼少期に毎日摂取していたカルシウムが見事に行き渡っているのか、頑丈な親知らずに悪戦苦闘。先生も次第にイラつき、抜く作業よりも唇の端が切れていく方の痛みに耐えていたのだった。 抜けた時は本当に「おつかれさま」という感じで、先生に申し訳なく思った。お陰様でスキーリ。まだ少し歯茎が腫れてはいるのだけどスキーリ。抜こうかどうしようか迷っている人は抜いた方がいいです。全然痛くないし。なによりもこうしてスキーリ。 |