蕩尽日記...OG-Love

 

 

34歳のハローワーク - 2010年10月26日(火)

雇用保険を宛てにする程、僕の生存への執着は濃くないとは思うのだけれども、とりあえず、失業給付の手続の第一歩へ。職業安定所慣れしたようなひとが節介してくれるので。労働を人生において肯定的に捉えられない僕が、こうゆう場所に下心を抱きつつ通うのも、気が咎めるものです。


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ピーマコバクハツ - 2010年10月25日(月)

□犬島精錬所
小川ちゃん出演回の『田舎に泊まろう!』(2009/11/15放送回)で、「映画やテレビドラマの舞台になった田舎に行きたい!」との要望に、じつに心無ーく選定されたであろうロケ地、視ていて切なかった。犬島は、番組内での紹介によれば、かの『西部警察 PART-III』最終話の爆破シーンロケ地だそうなんですけれど、放映時(1984/10/22)に小川ちゃん生まれてないよ。この最終話は三時間スペシャルだったそうなんで、再放送もあったのか疑わしいよ。

経済産業省認定の近代化産業遺産のうち、ストーリー30「瀬戸内銅」の「犬島精錬所関連遺産」。認定リストでは「犬島精錬所」ですが、現状から言えば当然ながら「犬島精錬所跡」。
旧岡山藩の士族で同志社出身の坂本金弥(1865-1923)が、明治24年(1891)に弱冠26才にして三菱から廉価で銅山を買収し、帯江鉱山(倉敷市中庄)を経営。銅山は機械化により生産性が向上し国内有数の産出高を誇ったものの、結果、精錬所周辺の煙害問題から、明治42年(1909)に精錬施設を移したのが、犬島だそうです。銅山は、大正2年(1913)に藤田組に売却され、銅価の暴落などにより大正8年(1919)には操業停止。銅の採掘が停止したことに伴い、犬島精錬所も僅か十年で休業となった、ということらしい。銅山は戦後にすぐに正式に閉山され、現在は倒壊した煉瓦製煙突などの遺址が僅かに残るようです。



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蜘蛛の巣島 - 2010年10月24日(日)

1200高松港出航の雌雄島海運フェリーで男木島へ。所要時間40分。
男木港から約2kmの距離にある島の北端トウガ鼻に向かう。
季節柄なのか、木立の間など至る所に上臈蜘蛛が巣を張り巡らしている。平穏な島暮らしの紹介文なぞで屡々「某甲島は猫の島」というような一節が目にとまるけれども、今回、最も多く遭遇した生物は上臈蜘蛛であることは全然 疑い得ぬ。

□男木島灯台
海上保安庁指定の保存灯台のうち、Aランク(23基)のひとつ。
初点灯は明治28年(1895)。庵治石を用いた総石造で表面には塗色が施されていない。昭和62年に無人化されるまで使用された吏員退息所が、内部を改装して資料館として公開されている。



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観戦者数489人(公式発表) - 2010年10月23日(土)

西京極陸上競技場で行われたJFL後期第12節、佐川印刷SCvsFC琉球の試合を観てきました。
FC琉球のトルシエ総監督の姿は見えず。双眼鏡を忘れてきてしまったし、まぁ、いいか。
試合開始前とHTイベントに、U治市立M島小学校マーチングバンドが演奏を披露。双眼鏡を持参しなかったことを悔やむ・・。
39才の永井秀樹選手が中盤で攻撃を指揮してフル出場した上に、残り試合時間10分をきった後半に、ゴール正面でパスを受けたあと、右に抜けるフェイントで対面のDFを釣って、反対の左足で見事な先制点を決めたのには驚きました。その後、意外にも佐川印刷SCが終了間際に同点・逆転の連続ゴールを決めて勝利してしまうあたりが、如何にもフットボールの醍醐味な展開で、心地よかったですね。


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嗣永二等兵 - 2010年10月19日(火)

写真集フラゲなんて、いつ以来かしら。

嗣永桃子写真集『ももち図鑑』--東京:ワニブックス,2010.11.1--;A4.
ISBN 978-4-8470-4322-2 C0072:2940円

桃子が、「せみ」をやって(やらされて?)いる。
柱にしがみついて蝉の鳴き真似をさせる、という、旧日本軍の古兵が内務班において新兵をいたぶった私刑の代表的なひとつです。週末に、『真空地帯』(山本薩夫監督 1952 配給:北星)のDVDを借りてきて、久しぶりにじっくり視返えしていたりしたので、尚更に。僕は、旧海軍や海兵団における私刑について書かれたものを読んだことが無いので、水兵がこうゆう目に遭っていたのかは知らないです。


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僕には約束がある - 2010年10月15日(金)

ももプロのイベントに惹かれて、大垣書店 京都駅前店に予約しに行く。
手に入れた整理券は360番台。

この一片の参加券と月々に返済義務が逼る借財とが、僕と現世との繋留索である。それは無職となったいまも変わらない。


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空砲 - 2010年10月14日(木)

凄まじい程、ひさしぶりに、本屋で予約する。メガネの女性店員(前出)もそうだけれども、この本屋は何年間も同じ顔触ればかりだよなぁ。
こうゆうのは、損得抜きにしてやるのが男らしさ、てモンなんだよ、なんて強がってみる。本当は、大垣書店でイベントあるなんてことを知らなかったのです。うぅ。


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生きてゐる廃村 - 2010年10月13日(水)

最初、内々に「麦の丘」聖地探訪も申し出ていたのだけれども、現地人に言わせると「味噌拉麺なぞ、拉麺に非ず」とまで断言されてしまうほど笑止の沙汰であったようで、これはどうも一般人と同道ではいけないな、と断念する。

□小林酒造旧事務所(蔵元北の錦記念館)ほか関連施設
国の登録有形文化財。写真資料の展示のみで内部非公開であるが、垣根越しに眺める小林家住宅主家も、敷地内に並び立つ酒蔵群の煉瓦造りの近代的な外観とは好対照な、和風の存在感を示している。

□旧北海道炭礦汽船株式会社鹿ノ谷倶楽部
経済産業省認定の近代化産業遺産のうち、ストーリー06「北海道石炭」の「夕張炭田関連遺産」のひとつ。一見したところ明らかであるように、復元保存とはいえない。旧状の解説などがもっと詳しくされていれば。
一通行人の放言で不謹慎であることは承知の上だけれども、夕張の幽霊街っぷりは震えるほどに素敵だ。日本も本来はこうゆう残酷さと背中合わせの国だったんだよなぁ、と感銘する。


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北の軍都 - 2010年10月11日(月)

□旧陸軍第七師団騎兵第七聯隊覆馬場(あさでん春光整備工場)
国の登録有形文化財。積雪時に調馬が可能なようにつくられた施設。以前に、浜田市の旧歩兵第二十一聯隊雨覆練兵場を外部から眺めたことがあるけれども、馬場として建てられたものは北国に特有であると記述する資料もある。

□旧第七師団偕行社
国指定の重要文化財。正確な用途など門外漢には詳しくは判らないけれども、左右対称に煙突状の構造物が屋根から突き出ているのが、暖房設備の一部分であれば、いかにも北国らしい。


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廃生活 - 2010年10月01日(金)

S/m新盤(初回ABC)、購入。

接客婦、とでもゆう設定ならば、と自分に念じ聞かせて聴く。


無職になって、午過ぎに起きて、夕方あたりになって、そぞろに身体一杯に力が漲ってくるのを感じる。けれども、立ち上がってみたら、かるく眩暈を覚えたりして、あっさり沮喪する。そうゆうことが、言い様も無く、素晴らしい。


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