憂色透明
憂々とし 夢現 筒抜で ウェア アム アイ 強引

2002年08月26日(月) ウミウ

輪郭を 6つだけ越える と ウミウたちの群れ が ユラユラ  
     
     遠足で行ったあの小町も唄に出てくる岬も すっ飛ばして風を炒める。
     
           山を越えると 頭が ユラユラ

               聞いたことない 「ウミウ」 が ユラユラ



             



                    

                  





























2002年08月14日(水) 天高くとも 重力で地下に往く

人様の畑を横切り、独りでフェンスをよじ登る。




ボロボロに破られた全ての窓ガラスは、暗い病棟の中身を消化しきれない。
朽ちた天井からは、誰かが眠ったであろう2階のベッドの足が2本、突き出している。

年月に歯を食いしばれなくなって、床を突き破って堕ちてきたんだ。








真昼間なのに真っ暗で 建物のなかって こんなにくらい。不思議なくらい


もう一度最上階まで見上げていたら、明らかに誰かが階段を登る音がキンキン響いてきた。誰かおれの他にいたのかもしれない。


























「こっからはダメだよ」って、謂い得てる。
生感なんかわからないから、赤い血の検査受けたり泥みたく眠薬で忘れ去る。
そのばしのぎの蝉の鳴き声 この夏 それはなにも謂い得ない僕
死者は想像からの使者 生者は想像上の聖者
なんならベッドが沈んだよう この足2本放り出し 床突き破って 

いつかどこかの地上 で 眠りこける滑稽な自分を笑って よ。





2002年08月11日(日) アリフ ライラ ワ ライラ

こうして引っ掻いて








出てきた液を
潰して舐めてかじりつきたい






千とひとつの夜越えて

ボクラ其々引っ掻いた 浅い傷ども交差する






6日・文学座アリフ ライラ ワ ライラ@青山円形劇場
途中まで入り込んでいたのに、休憩10分前くらいに始まった意味のわからないミュージカル形式に泣きぅ。

 








2002年08月09日(金) 2丁目で過す明け方

9時に仕事終ってから、その足で向うACEでイベントがあったので 明け方まで居た。
うわいうわい「 まっち 」と発見されて波に乗ったような畸声を上げる。








2002年08月07日(水) 机の中

このまま行って

息吸って






机の中 引っ掻き回す

2月に書いた失踪書 眺める

「しばらく消えるから 探したら死ぬから」



「おたくに入れて」の3日まえ


3日たって おれは銅像の許で「石ころについて」論文をキチンと書いていた
教場の机の中はわけのわからない本で一杯





あー
そうだ
ボブディランだよ
ディランのCD聴こう





こっから抜け出せる道はあるはず
ジョーカーが盗賊に謂う
こんないっぱい混乱することが死ぬほどあって
手に入れられる一息は皆無




机の中

机の中

紙切れだらけ 詰まってる


机の中

机の中








学校に行き始めた
小学一年生のわたし 
ピカピカのブラウスを着て ひらひらのレースを光らせた

大嫌いな蒸しパンを 机の右横の奥に隠した
夏は特に腐って いやな顔をされて

・・・ごめん、したのはおれだ


蒸しパンが腐って おれも腐って
ゴムとびばっかの毎日を 机の中 葬った








































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