三文役者
やす



 今年も終わり

忘年会ラッシュも落ち着き、仕事納めも完了。
今の職場は家から近いのと、シフトにもある程度融通が効く。
今年はあちこち短期バイトを転々としてたけど、
とりあえずは腰を据える場所が決まって年を越せそう。

大掃除にとりかかるも、毎年恒例だがはかどらない。
気晴らしに映画を観に行く事にする。
クリント・イーストウッド監督、硫黄島からの手紙。
気晴らしに観るには重すぎる内容だった。

http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/

結局片付かないまま、PCに向かい現在に至る。
今年も一年、色々な方にお世話になりました。
有り難うございます。皆さま良いお年を。


2006年12月30日(土)



 ごみ

怒りに身体を震わせながらも、呑み込んだ言葉がある。
もはや人として向き合う価値すらない。
そんな気持ちが言葉を失くした。

あの選択は今でも正しかったと思える。
ただ例え間違った選択であったとしても、
言葉にするべきだった、という思いは今でもある。
あの時発せられるべきであった言葉は、
この先一生宙ブラリンのままだ。

ゴミにかける言葉などない。
それでも「あんたゴミだよ」と言ってやるべきだった。

もうだいぶ昔の事。もう終わった事。
それでも思い返すたび、言いようのない虚無感に包まれる。

そしてなんだかんだこんな経験こそが、
自分にとっての大きな原動力になっていたりする。

2006年12月26日(火)



 1224

今年も残すところあと一週間。
M-1グランプリを観てたらクリスマスが終わった。
ふたり揃ったカンニングの漫才がもう一度観たかった。
岸田今日子さんや青島幸男さんも亡くなられてしまった。
ここ最近TVで見知った人達の訃報が続く。
なんともいえない気持ちになる。

キネマ旬報で知って驚いたが、
ジャック・パランスも先月他界していたとは。
シェーン、 バクダッド・カフェ、 シティスリッカーズ。
大好きな名バイプレーヤーのひとりだった。

ご冥福をお祈りします。

2006年12月24日(日)



 BEST OF KENFIL ARTS 2006

八丁堀リトルシアターにて KENFIL ARTS の上映会。
小野寺監督が今までに手がけた殆どの作品が、
ジャンルを問わずまとめて一挙に上映されるという一大イベント。

思えば「白鳥の湖」を初めて観たのは、このリトルシアターだった。
あれからもう一年以上経つとは、時の流れは早いもの。
上映会の最後を飾ったのは再編集版の「SWAN LAKE」
出発点であるこの場所で、再び観れた事が感慨深かった。

上映後は居酒屋に繰り出し、関係者や来場者の方々と祝杯をあげる。
そしてこの日は監督の誕生日という事でバースデーパーティー!
おめでとうございます、小野寺監督。

終電間際に監督宅へ移動し3次会。
出迎えてくれたのは大量の新鮮な毛蟹。
すっかりご馳走になり、明け方まで長居してしまった。
珍しく飲みすぎたのと眠気とで、朦朧とする意識の中帰宅。

2006年12月18日(月)



 乗り換え

早朝より都内某所にて撮影。
いつも思うが朝4時とか5時に出発するような撮影は、
電車の乗換えがまさに命懸けだ。
本数が少ないだけに僅かなミスが致命傷(遅刻)となる。

駆け込み乗車は危険だなんて、
甘っちょろいアナウンスは無しだぜ、坊や。
こちとら命を懸けて山手線に乗っているのだ。
寝不足だから居眠りだなんてもってのほかだぜ。
交番では警官にうざがられながら道筋を何度も確認するぜ。
これがプロの仕事ってものさ。

8時前には無事終了、予想外に早く終わってしまった。
バイトは休みを取っていたが、眠気を堪えてそのまま出勤。
本業で休みを取る事が多いぶん、出れる時は極力出なければ。

2006年12月15日(金)



 あしあと

久々に会った友人に「HP見てるよ」と言われ、
予想外の不意打ちに動揺しまくる。
役者やってるのは知ってるが、HPの存在は教えてなかった筈。
偶然見つけたんだとか。なかなかやるじゃないか。
別に隠してた訳じゃないがちと恥ずかしい。

役者活動の足跡、また自己表現のひとつとして、
WEBで日記をつけ始めて3年以上経つ。
飽きっぽい自分にしては、わりと長く続いているが、
たまに過去のを読み返してみたりすると、自己嫌悪に陥る事も多々。
日記というのは本来そういうものだが、人様に公開してるだけにタチが悪い。

いっそ全て消してしまおうかという気にもなるが、
こんなしょうもない日記でも、気にかけて読んでくれてる人達は居るみたいで。
感謝しつつ今日もこうして雑文乱文をしたためる。

ヤフーで三文役者を検索すると3万件ほどヒットするわけだが、
自分のHPがトップに表示される事に最近気付いた。
竹中直人さん主演、新藤兼人監督の同名の映画を差し置いて。
ほんとにそれでいいのか、ヤフー。

2006年12月12日(火)



 プレミア試写会

キヲクドロボウの関係者試写会。
雨にシトシト降られながら電車とバスを乗り継ぎ向かった先は、
出演シーンのロケ地でもあった懐かしき川口SKIPシティ。
監督や関係者の皆さんとひとしきり挨拶を交わしたあと、
ずっと楽しみにしていた、待ちに待った本編を観賞。

感想はうまく言葉に出来ないが、なんていうかもう、感動のひと言。
率直に言って驚いた。

すごい作品になるというのは判っていたけど、
こうしていざ完成した作品を目の当たりにするともう言葉もない。
この作品に関わった人たちみんな、
きっと同じような気持ちなのではないだろうか。

出演できた事への喜びは常々感じていたけれど。
参加出来て良かったと、あらためて心から思う。

翌日は渋谷にて打ち上げ。
時間の都合で自分が参加出来たのは3次会から。
すでに開始から6時間経過しており、それはもうすごい事になっていた。
全員大フィーバーグニャグニャメロメロ(探偵物語予告編風)
作品についてじっくり語り合いたかった気もするけど、
それはまたいつか次の機会があれば。
励みになる言葉も沢山かけていただき嬉しかった。

お世話になった全ての人達に最大級の敬意と感謝を。
そして沢山の人達に観てもらえる事を願うのみ。

キヲクドロボウ、是非観てください!

2006年12月09日(土)
初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加