三文役者
やす



 頃安組撮影4日目

都内の某学校にてロケ。
陽光差し込む体育館の中での撮影。
体育館に来ると無性にバスケがやりたくなる。
そして妙に居心地良くて落ち着くのは何故だろう。

スタッフの人達はみなさん学生なので若いのは当たり前だが、
自分が出演するシーンに関しては、共演者の人達も若い人が多い。
こうして学校の中で若い人達に囲まれてると、
もはや立派なおっさんである自分も若返ったような気持ちになれる。
まぁ精神年齢に関しては10代の頃から進歩してないのだが。
ちなみに体脂肪計が弾き出した数値によると、肉体年齢は60代だ。

自分の出番もあとワンシーンを残すのみ。
毎度の事ながらこれぐらいの辺りになると、ちょっと寂しいものがある。
出会いに恵まれているからこそ、こんな気持ちになれるんだろうな。

2006年08月30日(水)



 頃安組撮影3日目

引き続き頃安組の撮影。
真夏の撮影は暑さや日差しも厄介だが、
セミの馬鹿でかい鳴き声にも苦しめられる。
日中の屋外の撮影では近くの木に沢山居たみたいで、
ミンミンジージーシュワシュワジューとやかましい事このうえなし。
スタッフの人達が水鉄砲を撃って追い払っている姿が、
なんかちょっと楽しそうでうらやましかった。

日が落ちた後は屋内へと移動し夜まで撮影。
またひとつ良い作品に巡り会えたという手応えを感じた一日。
自分が出演するシーンの撮影日も残り僅か。
ひとつひとつ悔いの残らぬように大事に演じていきたい。

2006年08月27日(日)



 頃安組撮影2日目

横浜の某高校にて撮影。
夏休みなので生徒は殆ど居ないんだろうなと思ってたら、
吹奏楽部かブラスバンドの文化祭に向けての練習だろうか。
校舎からは終始賑やかな歌声や演奏が聞こえ、
窓からは興味深そうな顔がちらほら覗く。

その後和泉多摩川に移動し夜まで撮影は続く。
この作品にはオーディションで一緒だった石川さんや石上さんをはじめ、
過去に共演したり繋がりのある人達が何人か出演している。
鬼城でもキヲクドロボウで共演した人達と再開出来たし、
共通の知人が結構多い事も判ったりなんかして。
広いようで狭い世界だとあらためて実感。

それにしても昨日の日焼けが痛い。
会う人ほぼ全員に「焼けてますね」と言われた。

2006年08月21日(月)



 首狩り鬼

鬼城撮影8日目。
早朝より箱根にてロケ敢行。
背丈ほども生えた草の中を掻き分けながらの撮影。

風通しは良いものの日陰が全く無い場所だったので、
かなり日に焼けて腕とか真っ赤になってしまった。
日焼け止めを塗り忘れたのは痛恨のミス。
炎天下の中でのかなり過酷な撮影だったけど、
キャストよりもスタッフの人達の方が大変だ。
鬼城は作品の規模に比べてスタッフは少人数なので、
撮影日以外の準備や制作も含め本当大変だと思う。

終了後は小田原にて皆で軽く飲み、東海道線にて帰宅。
家に着く頃には日焼けの痛みも最高潮に達す。

2006年08月20日(日)



 頃安組クランクイン

昨日はB-FLATのクリスマス会、久々にボス宅にお邪魔。
何故夏なのにクリスマスなのか。
例えるならば冬なのにさまぁ〜ずみたいなものだ。
ちちちやルパーンなど昔の作品を観てるうちに爆睡し明け方に帰宅。
電車に乗ってたらいわゆる秋葉系の人達が、
突然大量に乗り込んできて押しつぶされそうになる。
どこぞでイベントでもあるのかと思ったら、
東京ビックサイトでコミケがあったのね。

夜は登戸にて頃安監督の日大卒制作品の撮影。
ワンシーンワンカットのみだったので即終了。
思いのほか早く終わったので漫画喫茶で時間を潰す。
最近北斗の拳にはまっている。
ジャンプの連載当時は真剣に読んでいたが、
今読み返してみると爆笑シーンの宝庫だ。
もしB-FLATで実写版を撮る機会があれば是非ゲイラを演じたい。

2006年08月13日(日)



 ゆれる

西川美和監督の新作。
平日の昼間にも関わらず劇場は満員だった。
最前列で観る。

性格も立場も対照的な兄弟の愛憎。
法廷シーンでの香川照之さんの演技が印象的だった。
西川監督曰く自分のイメージを俳優が超えたのだそうな。
この作品には明確な答えは必要ないと思うけど、
委ねられた結末に僅かながら物足りなさを感じてしまうのは、
前作蛇イチゴが見事に決まりすぎていたからかもしれない。

http://www.yureru.com/splash.html

あと上映中に携帯を鳴らす人。
寝るのは構わないがいびきをかく人。
洒落にならないのでマジで勘弁してくれ。

2006年08月07日(月)



 判別の門

鬼城撮影7日目。
早朝より町田に集合し鎌倉へ向かう。
観光名所として有名な場所でありながら、
なかなか危険な場所でもあるようで。
「通行禁止」 「あぶない」 「落石注意」
などの看板を横目に見つつ現場へ向かう。
名所になるのも頷ける壮観な場所だった。

今回から通常メイクに加えて顔にペイントが施される。
自分の場合は両頬の目の下あたり。
撮影中に落ちてしまっては大変なので、
うっかり顔を触ったり出来ないし汗もかけない。
デブにとって汗をかけないというのは致命的だ。
動きを封じられた江頭2:50のようなもので成す術が無い。
とりあえず撮影以外ではじっと動かず、
必要最低限の行動しか取らない事を心がけた。
幸い現場は日陰だったので暑さには悩まされる事なく無事終了。

町田駅にて解散後幡ヶ谷へ、B-FLATへ顔を出し帰宅。
帰りの山手線で疲れから何度か落ちそうになるが、
目の前の酔っ払いの親父が「おぅっ」とか「あ… は」とか、
奇声をあげつつ時折こちらを睨んできたりするので、
目を閉じたらやられると思い眠れなかった。

家に着くと同時に意識を失い爆睡。
本日蚊に刺された箇所は5箇所なり。


2006年08月05日(土)
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