三文役者
やす



 リンダリンダリンダ

ブルーハーツと山下敦弘作品を愛する自分にとって、
まさに夢のような映画だった。

心地良いノスタルジックな世界。
山下映画特有の絶妙な笑いの数々。
そしてクライマックスの疾走感。

ゆったりと流れる時間と等身大の日常が、
優しくリアルに紡がれていて、
これぞまさに青春映画。

エンドロールの終わらない歌に、
あやうく泣きそうになった。

http://www.linda3.com/

2005年08月28日(日)



 オフビート360cc

オフビート360cc制作の長編作品。
因縁出航屋形船の撮影の為、早朝より新宿にて待ち合わせ。
オフビートの皆さんと合流し撮影開始。
今日1日で自分の出演するシーンは全て撮り終える。

オフビートの石田さんとは互いのサイトを通して、
何度か交流していたものの実際にお会いするのは初めて。
こうして作品に参加出来る機会を作っていただけたのが嬉しい限り。
撮影中はメンバーの方々のチームワークの良さに感心する事しきり。
笑いの絶えない和やかな雰囲気の中にも、
妥協せず真摯に作品へと取り組む想いが満ちた素敵な現場だった。

ちなみに今回演じた役名は海老沢ジョニ夫。
ものすごい名前です。

2005年08月22日(月)



 TRADE

先日に引き続き小野寺監督の新作CFの撮影。
キャストは自分を含め、初海さん、YUKIYAさん、光さん。
そして助監督の関さんに長澤さん。
白鳥の湖のメンバーが再結集。

ロケ場所は都内の建設中の橋の上。
真夏にスーツ姿での撮影だったけど、
周りに何も無いだけに常にかなりの強風で、
(オールバックで固めた髪が爆発してしまう程の)
幸い暑さは全く気にならず。眺めも壮観で気持ち良かった。

湘南ではメロンだったが今回は蟹。
撮影後は新鮮な最高級のタラバ蟹と毛蟹をご馳走になる。
その後も皆でいろいろと話したりしているうちに日が落ちる。
レインボーブリッジや観覧車のネオンが綺麗だった。
良い現場や仲間に恵まれている幸せを感じたひと時でした。

2005年08月21日(日)



 湘南ロケ

湘南にて小野寺監督の新作CF「Captain of the Ship」の撮影。
去年に一昨年と夏の撮影では日焼けで酷い目にあった。
今年は生まれて初めて日焼けサロンなるものに通い肌を慣らし、
全身に日焼け止めをしっかりと塗り万全の態勢を整える。

現場にて監督やキャストスタッフの方々と合流。
今回はB-FLATの伊藤さんもキャストとして参加。
もう長い付き合いになるけどB-FLAT以外で一緒になるのは初めてだ。
全員で海へと移動し準備を整えいざ撮影開始。
照りつける真夏の日差しの下かなり過酷な撮影となった。
まず当たり前だが砂浜が熱い。寝転がったり転げまわったりもしたが、
なんだかんだいって移動時の足裏が1番熱かった。
全体重が狭い範囲に集中するからだろうか。火傷するかと思う程の熱さ。
じっとしているとだんだん慣れてくるが別の場所に足を踏み出して、
歩いたり走ったりするともうやばい。役者全員文字通り狂喜乱舞。
表面の砂を掘り返せば熱くない等の学習もし始めた頃には、
太陽が雲にかくれたりして然程気にならなくなった。

それにしても今日は自分の体力の無さを痛感した。
日頃の運動不足もあってかちょっと走っただけで息があがる始末。
砂が何度も目に入って視界がぼやけ、日差しと暑さと疲労でだんだん息苦しくなり、
冗談抜きでこのままぶっ倒れるんじゃないかと思ったりした。
現場で死ねるのは役者として本望だが海パン一丁なのが間抜けだ。
幸い監督が用意してくれたアイスボックスから水分補給をマメに行えたのと、
途中何度も休憩をはさんでくれたので、なんとか撮影終了まで持ちこたえた。

ハードな撮影だったぶんとても思い出深い1日になりそうだ。
惜しむべきは日焼け止めを塗りきれてない箇所があった事。
背中が面白いかたちに焼けてしまった。

2005年08月17日(水)



 今後の予定

今月中旬から後半にかけて撮影予定の作品が数本。
既に決定済みなのが3本と未定が1本。

短期間にここまで複数の撮影が重なったのは初めてで、
ここ数日予定の調整で混乱していたけどやっと落ち着いた。
なるべく誰にも迷惑をかけない様なかたちで進めようとしたが、
結果としてその方がより迷惑をかけてしまう事に気付いた。
フリーで動いている身にとってスケジュール管理も大事な仕事。
迅速かつ的確な対応が取れる様今後の課題としなければ。

役者にとって出演して欲しいという言葉をいただけるほど嬉しい事はない。
しばらくは忙しい日々を送れそうな事がこのうえなく幸せです。



2005年08月15日(月)



 亡国のイージス

坂本順治監督「亡国のイージス」を観る。
福井晴敏さんの原作は未読。
劇中印象的な台詞が幾つも有り、
あれらは原作のままなのか映画のオリジナルなのか。
いずれにしても国だとか平和だとか戦争だとか、
観た人それぞれに様々な受け取り方があるとしても、
自分は純粋に一級品のエンターテイメントとして楽しめた。

キャストが皆素晴らしい。
特に真田広之さんは今の邦画界において、
代わる存在の無い唯一無二の俳優ではないだろうか。
敵役の中井貴一さんも良かった。

2005年08月05日(金)
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