三文役者
やす



 ジャックランタン

クラウス・キンスキーみたいな顔した外人がカボチャを小脇に抱えて電車に乗っていた。
スーツでびしっと決めている姿とカボチャのアンバランスさがおかしかった。
カボチャは顔の形に刳り貫かれていた。そういやハロウィンだね。

久々のB-FLAT。
ガキの使いのチキチキ七変化の真似事の様なものをやる。
あのシリーズは結構好きなのだが実際にやってみると、
笑わせるのも、笑いをこらえるのもなかなか難しい。
自分はギター侍の物真似で何とか辛勝。

2004年10月30日(土)



 CINE VIS CINEMA

東京国際フォーラムにて CINE VIS CINEMA 2004 ショートフィルム上映会。
数日間でいくつかのプログラムに分かれ様々な作品が上映される。
今日は「モートラ物産音楽隊」が上映される為、西谷組が有楽町に集う。
モートラはもちろんの事、他の作品も全体的にクオリティが高くて、とても楽しめた。
海外からの出品が多かったのも印象深い。いくつか字幕がついてなかったのには凹んだけど。
その点モートラはサイレンス映画なので、言葉の壁というものがない。
テーマも普遍的なものだし、国境を越えて沢山の人達に楽しんで貰える作品なのではないかと改めて実感。
友人のS君が観に来てくれたのも嬉しかった、楽しんでくれたみたいでなにより。

終了後近くの居酒屋で皆で飲む。
西谷さんと色々な映画の話が出来たのが楽しかった。
帰り道また電車が停まっていた、いい加減にしろとか思うが、おかげで終電に間に合う。
帰宅してから新潟の地震のニュースを知る、愕然とした。

2004年10月23日(土)



 シネマスパークライブ

仕事帰りに吉祥寺の Star Pines Cafe へ。
東京プレイヤーズクラブ「シネマスパークライブ vol.5」を観る。
終演後だいちゃんに挨拶しようとするも、他のお客さんと話してたのでトイレに行く。
戻ってきたら居なかったので、わざわざ探すのもあれかと思い劇場を出る。
その後だいちゃんから電話やらメールやらでお礼と侘びの連絡が。
終演後に挨拶を交わせなかったことをしきりに気にしていた。

そんな事気使わなくてもいいのにと思いつつも、自分が逆の立場だったら絶対同じ事をしたに違いない。
昔舞台をやった時、観に来てくれたバイト先の友人と話していたら、別の学生時代の友人達が来て、
さらにまた別の知人が来て、パニックに陥った経験がある。
せっかく来てくれたのだから感謝の気持ちを最大限伝えたいのだけど、
誰と話をしたらいいか判らなくなったのだ。
あっちを立てればこっちが立たぬ、くだらない事で悩んでしまう。
帰り道。線路が陥没したという凄い理由で電車が停まっていた。
待つ事1時間半、やっと動いて帰宅は24時過ぎ。疲れた。

2004年10月22日(金)



 アメリカ

台風直撃の中、ENBUゼミ赤堀クラス公演「アメリカ」を観に大塚まで。
作・演出はTHE SHAMPOO HAT の赤堀雅秋さん。
凄まじい雨に家を出てからしばし行くのを躊躇うが、
観るには今日しかないし、延滞中のビデオもあったので、意を決し向かう。
大雨の中道に迷い、駅から5分の劇場を探し30分彷徨う。
来たのを後悔したが、芝居が始まるとその思いも払拭された。
初演は3年前で、シャンプーハットの存在を知るきっかけとなった作品。
アメリカ旅行中に命を落とした男(今回は女)のアパートのボロ部屋に、
家族や友人や隣人や引越し業者等様々な人達が訪れるという物語。
センチメンタルな内容だけど、随所に笑いが盛り込まれ、
ボロ部屋の過去と現在が交互に描かれていく。
ラスト涙が止まらなかったのを今でも覚えてる。
今回も最後はやはり泣いてしまった。
それにしても隣人役の高橋理恵子さんはおいしすぎる。
ああいう痛い系というか微妙な役を生み出すのが赤堀さんは本当に上手い。

劇場を出ると雨がとんでもない事になっていた。
ビデオ返却は断念し帰宅。

2004年10月20日(水)



 撮影

先週に引き続き、上石神井にて撮影。
今回あらすじや設定等は聞いているものの、
自分が出演するシーンのシナリオしか貰ってないので、
どんな作品なのかというのがボンヤリとしか掴めない。
だから余計に完成が楽しみ。

今回の作品に参加する事が出来たのは、
監督のるいさんが自分のホームページを観て連絡してきてくれたのがきっかけ。
やはり拙いながらもホームページを作って良かったと思う。
それによって出会える人達というのが居る訳だから。

2004年10月16日(土)



 誰も知らない

新宿武蔵野館のレイトショーで「誰も知らない」を観る。
物語的にはやりきれない内容、実話を基にしているというから尚更。
感じ方は人それぞれだろうが、それでも生きる希望が湧いてくる映画だと自分は思った。
自らを守る術も知らないか弱き存在が懸命に生きようとする姿に心を奪われる。
子供達の表情のひとつひとつが脳裏に焼き付いて離れない。
何の武装もしていないという事はかくも自由に動けるという事なのか。

2004年10月11日(月)



 模索

台風一過、上石神井にて撮影。
撮影の為にずっとヒゲを伸ばしていた。
鏡を見るとあまりの悪人面に自分でも笑ってしまう。

今回演じた役についてはかなり悩んだ。
現場に行くまで悩んでいたが、撮影を終える頃にやっと役をある程度掴めた様な気がした。
正直それでは遅いのだが、やはり実際に現場で動いてみないと気付けない事もある。
芝居で悩んでいる時はいつも狭量とした空間でもがいている感がある。
まぁもがかなくなれば役者なんておしまいなのだろうけど。

2004年10月10日(日)



 ダイハード

TVのチャンネルを何気なく替えていたらダイハードがやっていた。
何度も観た筈なれど、結局最後まで観てしまう。
面白いものは何度観ても面白いのだ。
頭空っぽにして何も考えずに楽しめる作品だけに、
本当に細部まで徹底的に緻密に作られてるなぁと実感。
アラン・リックマンかっこ良すぎ。

2004年10月01日(金)
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