触るな、あたしに、もうこれ以上、近付くな。 気が触れそう。 それと嫌悪。 あのひと蝋で出来ているのよ、そうならいいのに。 醜いわ。
うたはうたえない。 うたったけれど、あたしは。 あんなふうに、強く弱く生きれるかな。 あたしはどんな、ひとになって生きることをするだろう。 少し先が見えない。 8時間先の目覚めさえ見えない。 16時間先の憂鬱はみえるのに。 48時間先の楽しみは見えない。
はぁ、寝る時間だ。
またみた。 妹を殺す夢。 もう何度目か。 大きな鎌で首を掻き切った。 垣根の向こうへ鎌を投げ捨てて、あたしは逃げた。 そしてその殺した記憶まで失くして、平然と御飯を食べてた。 結局あたしは捕まって、連れて行かれて、そこまでしか憶えてない。 狭い部屋に入った気がしたけれど、今度こそ現実だと思って恐かった。 半分は恐くなかった、こんなもんかと思った。 でもきっと、現実であたしは殺される方な気がする。 じゃなければ自分で死ぬひと。
また鬱かも知れない。 死ぬことと、死ぬ方法しか考えれない。 起き上がれないし、眠れないくらい怠い。 今朝は久々、二足歩行が出来た。 最近ずっと立てなくて四つん這いになって歩いてた。 外にも出れない。 起きていることが怠い。 何を考えてても、最後には死にたくなる。 疲れた。
安定剤をのむ癖に、安定なんてハナから望んでいなくて、 不安定さに魅力を感じてるあたしは、君が大嫌いな自分が好き。 人数を数えたり、順番をつけたり、捨てたり、殴ったりしてた、 ひと同士だからひとをどんな風に扱ってもいいと思ってるんだよ。 名前を呼び間違えたり、それを誤魔化してさえ、自分が一番でいたいか。 寂しいなら死んじゃえよ。
あたしは無口な方で、それでも其処にいることを認められてるから居る。 喋っても喋らなくても、そうすることは強制ではなく、自然で、 饒舌なひとが居るように、あたしは無口で秘密ばっかり連れている。 聞き上手だとかそんな器用な存在でもなく。 ただただ黙って、楽しそうに話しているひと達を見ているのが好き。 他人じゃなくて、友達に限って。 それでもいいと、あたしを隣において、遊んでくれる友達が居る。 テンションを望むなら、勝手に選べばいいじゃない。 あたしは変わらない。 変わるのなら、自分の意志で。 あたしは選ばない。 あのこもあたしを選ぶ訳じゃなく、一緒に遊ぶ。 喋りたいだけなら、他に行けよ。 あたしはあいつの望み通りに生きてない。 そして、とてもつまらないひとだ、と何時も思って仕舞う。 本当につまらないひと。 自分の言葉も、考えもない、外身だけの塊ね。
海に行きたい、でも潮の匂いは好きじゃない。 どっか行きたい、 そのまま帰って来たくない。 堪らなく眠い。 なんであのひとは挨拶もお礼も出来ないひとなんだろう? 親しき中にも礼儀あり。 あたしのルールってなんだろう。 不細工。 馬鹿みたい、ただの自信過剰。 誰かに会いたいけど、誰にも会いたくない。 醜い。 何でみんなと同じことしてるだけなのに、こんなに疲れるんだろう。 瞼が重たい。 お薬のもうかな。 たくさん眠りたい。 眠りたい、なんだか少し疲れた。 眠りたい眠りたい。 そのまま帰って来たくない。
良い思い出なんて要らない。 最後の思い出にしなきゃいけない絶望なんて。 自惚れさせないで。 生きてくあたしに今として、境界のような壁に過ぎない。 夢なんてみさせないで。 現実でさえ堪えれないのに。 生きてくのに最後なんて言葉はまだ要らない。 馬鹿らしい。 やってやる。
誰か、と思って、何時か自分の中に在た誰かを、探して。 消えて仕舞ったけれど、出て来て欲しくて、自分の姿しか映らない鏡を掻きむしった。 けれど、結局はひとりで、少しだけまた寂しくなって、鏡から指を離してた。
首の後ろに出来た蕁麻疹だか汗疹だかは、アトピー症のあたしにはイライラの種。 酷い時は耳朶の付け根が裂けてしまう時もあった。 バイトが終わってからずっと考え事をしてたら眠れなくなった。 ああ、切羽詰まる、お腹が気持ち悪い。 弱小め。 無理しない程度に頑張って、ってメールが来た。 適度に気を抜くなんて、難しいんだよ。
木曜日にまた想いの芯がぼやけて、うたうことさえ出来なくなった。 自信過剰ぶって誰にも負けないと信じ切ってたけれど、家に帰ると自分の総てが馬鹿らしくて腹が立つ。 学校へ行って、バイトをして、っていう生きて往く現実としての現実。 に、何だか嫌気がさして、そんなんじゃ生きていけないのに、嫌気がさして。 バイトへ行く電車を待ちながら、線路ばかり見て、心の中で助走をつけそうになってた。
三年ぶりにまともにやれてるバイトだけに、頑張って気合い入れて、立ち続けてたけれど。 少しだけ疲れちゃった。
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